私の周りには、とても魅力的なのに、なぜか恋に恵まれない、そんな女の子がお客様、セミナー仲間、友人・・・たくさんいるんです。
雰囲気がオトナっぽく魅惑的なファッションで現れたので、「お!雰囲気めっちゃ変わったなあ。彼氏でもできたん???」と聞くと、キッとにらまれて、「できてません!」と返されることもしばし・・・。
「うーん。なんでできないんだろうねー。いつ彼ができてもおかしくないのに・・・」と“素直で率直な気持ち”を伝えると、「ほんとにそう思ってます???口がうまいだけじゃないですか?」と鋭く返されることも少なくありません。
いや、私がそう伝えるときには、本気でそう思ってます、もちろん(^^)
「でも、そのワンピースだってかわいいし、メイクだって雰囲気だってオトナっぽいよね」と負けずに褒め称えると、「そう言ってくれる人なんて誰もいないんですよ。女の子にはかわいいとか、きれいとか言われても、男性からはさっぱりで・・・」。
そう彼女が言い放ったとき、ピンッ!と来たんです。
女性って二つの目線を意識しないといけないですよね。
同性からと異性からの。
感情表現が上手なのは圧倒的に女性の方。
だから、かわいい服を着ていれば、必ずと言っていいほど「それ、かわいいよねー。どこで買ったの?」とか言われます。
「いいな、いいな。似合うじゃん、それ!」と持ち上げてくれます。
一方、その頃、男性達は「お、かわいい」と思っても、恥ずかしい上にボキャブラリが足りなくて何も言えません。良くて「いいじゃん」と言うだけだったり、結果的に無視してしまうことが多かったり。
(もちろん、それに気付かない男性だって多数います)
男性全員がそんなんじゃないし、最近は褒め上手な男性も増えてはいますが、でも、やっぱり、女性から浴びる賞賛の声の方が大きいですよね。
しかも、女性目線はこれまた厳しいですよね。ファッション誌やドラマなどで目が肥えていますから、ちょっとでも外すと「あの子はセンスない」みたいに見られてしまいます。故に、必死になって服を合わせる方も少なくないんじゃないでしょうか?
そうすると、自然と服選びも「同性の目線」を意識したものになりがちだと思うんです。
「Aちゃんは結構厳しいからな。この服だと、ちょっと地味すぎるとか言われないかな」
「Bちゃんはボーっとしてるようで、けっこうセンスいいからな。一緒に歩いていて恥ずかしくない服選ばなきゃ」
みたいなこと、ありませんか?
先日艶やかな赤というか濃いピンクのワンピースでカウンセリングに来てくれたNちゃん。
似合っている上に、とても目を引くファッションだったので、あえてこう聞いてみたんです。
「ここに来る間に、何人くらいの男性に意識して見られたと思う?」
「ええっ????3人・・・くらい?全然意識してなかったわ・・・」
「・・・。そりゃあ、男、できひんわな・・・。くくく」
「ええーっ!なんでよー!」
別に男性の目線を意識しろ、とか、ましてや男性に媚びるような服を着ろ、というわけではありません・・・。
でも、やっぱり女性目線を意識して選ぶと、すれ違う人の波でも女性の目が気になるはず。(もちろん、すれ違う女の子のファッションチェックもしなきゃいけませんし)
もちろん、ナンパ狙いじゃないわけですから、それはそれでいいのでは?と思うでしょう?
でも、カウンセラーとして気になるのは、「それって服だけ?」ということなんです。
服やアクセ、髪型、メイクなどのファッションだけでなく、心の中でも女子目線が意識の中心になってないかな?と。
私達は行動や思考のパターンを見ていきます。
だから、服選びで女子目線中心な女の子は、やっぱり他の場面でも女子目線を意識してることが多いんじゃないかと見てしまうんです。
そうすると、男性の存在は意識の隅に追いやられますから、いざ、コンパで、いざ、紹介で、ということになっても、急には切り替えられないと思うんです。
いや、むしろ、どうしていいのか分からなくなると思うんですね。
「根本さん、今度、初デートなんですけど、何着て行ったら、彼、喜びますかね?」
ファッションには疎い私に聞く質問ではないと思うんですけど・・・、意外によく聞かれます。
だから、そのパターンをちょっと変えてみることを提案していきたいんです。
基本は女子目線中心で構いません。魅力的でキラキラ輝いているためには、女子目線、とっても大切なものですから。
でも、その中に1部、男子目線を意識して選んだ服やアイテムも用意して欲しいんです。クローゼットの右端くらいに。
そこだけ違和感感じるかもしれませんが、その分、あなたの心に男性が入ってくるスペースができたんじゃないかな、と思うわけです。
じゃあ、男子目線の服をどう選んだらいいのか?
これは友だち、あるいは、ショップ店員に聞いてみるのがいいと思います。
「男の子ってどんな感じのが好きなんですか?」って話題で盛り上がってみるのもいいかも。
さて、なかなか恋ができない、うまくいかない、という皆さん。
どこか思い当たるところはありませんか?
あと昔、心理学講座で「220 出会いを感じられるようになるために~心の人口比率を見つめてみよう~」という記事を書いたことがあるんですね。
良かったら、参考にしてみてください。