「勝者は敗者の気持ちが分からないんです。だから、彼は・・・



一発逆転を狙って、こんなことをしたのかもしれません」

カウンセリングで自立側の女性にこんな話をしたりします。
浮気、離婚、別れ話・・・など、青天の霹靂、あるいは、飼い犬に腕を噛まれた方へ。


長い間、知らず知らずのうちの自立側を握っていたんです。
そう、自分では知らないうちに、彼はすごく気を使っていたのかも。

依存側は相手の顔色を伺ったり、不安になったり、怖れがあったり、感情に敏感です。

でも、自立側はその辺が鈍感になって愛情に胡坐をかいてしまうこともあるんですが、一方で、自覚の無い自立というのもあるんです。

「決め事は何やかんやあるけど、私の案が最終的に通る」
「彼の愛情にはほとんど疑いを持たない」
「今の二人の関係を客観的に見つめられていると思う」
「けんかにはならず、一方的に私の意見をぶつけるだけ」
「彼にとって私は扱いづらい女だと思う」
「気を使わないことはないけれど、比較的好きに振舞っている」

そんな風に思ったこと、ありませんでした?

投影っていうんですが、自分が相手に気を使っていないと、相手も自分に気を使っていないように見えるんです。

あなたが自立側にいて、「あ、私達、お互い尊重しあっていい関係よね」と思っていると、それを彼に投影して、彼も同じように思っているように感じてしまうんですね。

でも、本当に彼もそう感じているか・・・案外見過ごしてしまうことがあります。

ええ、もちろん、あなたが自立側だとは気付かなかったかもしれません。
特に付き合い始めの頃、依存だったりすると、いつの間にか逆転してることに気付きにくいですから。

自立と依存の読み違え、けっこう危険なことなんです。

もしかすると、その時彼は、すごくあなたの顔色伺って、気を使っているからかもしれないからです。

勝者(自立)は敗者(依存)の気持ちが分からない・・・というか、勝者であるが故に、余裕があるんですよね。
だから、敗者がどう思ってるか、あまり気を回そうとしないんです。その気持ちが十分分からないんです。甘く見たり、大したことないと思ってみたり。

一方、敗者は屈辱にまみれていますから、感情には敏感です。恨み辛み、怒りなどの感情はもちろん、惨めさ、恥ずかしさ、無力感、絶望など、様々な感情がてんこ盛りです。

すると、知らないうちに二人の心はものすごく距離が離れ、ずいぶんと見方が変わってしまっていることもあるのです。

だから、彼が別れ話を持ち出したとき、しかも、そこに新しい女の影があったとき、晴天の霹靂のようにびっくりしてしまうんですよね。

注意深く見ていれば、いろんなサインがあったはず。
だって依存の彼は、ちょっと前まではあなたに愛されたくて仕方が無かったはずですから。
それが満たされなくて、こんな手段に出たわけですから。

今、すごく惨めな感じ、不安な感じ、しませんか?
それはきっと、ちょっと前までの彼の感情。
そこで彼と繋がってます。

「ああ、彼はこんな気持ちでいたのか・・・気付いてあげられなくてごめん・・・」そんな謙虚な気持ちで、その感情を燃やし尽くしてあげましょう。

しかし、確かに彼は酷いかもしれません。
浮気相手とぐるになって、あなたに勝とうとするわけですから。
2対1では分が悪いですよね。
でも、悲しいかな、それが現実なんですよね。
そして、2対1じゃなきゃ、勝てないと、彼は思ってしまったみたいです。
(もちろん、無意識的に、ですよ。意識なんてしてないと思いますよ)

だから、今はその感情。感じていきましょう。
そして、これからどうしたらいいのか、見つめなおしましょう。

反省点、色々ありますよね。
気付いてあげられなかったこと、見過ごしてしまったこと、甘く見てしまったこと、ありますよね。
でも、自分を責めないでくださいね。それは後でできることだから。

今は、その気付いた気持ち、本当は彼のことが大好きだったんだな、というその気持ちを大事にしましょう。
自分を責めてる暇はないですよ。

今を受け入れて、さあ、これからどうしようか、考えて行きましょう。

さて、何となくいや~な予感のした方。
ああ、そのとおり、と思われた方。

パートナーが今、あなたに対してどんな気持ちでいるのか・・・
・相手の性格
・最近の発言
・最近の行動
などからちょっと見つめなおしてみましょう。

彼の気持ちを理解し、受け入れてあげるためにね。

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