「誰かに寄り掛かりたい時」



*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

誰かに寄りかかりたいときは・・・あなたにとってどのような気持ちの時でしょう。

寂しくて一人でいるのが辛いとき?
頑張ってるのに疲れて、ほっと一息つきたいとき?
もう自分が嫌で嫌でたまらなくて、暴れだしたいとき?
傷ついて自信を失って、どうしていいのか分からなくなったとき?
それとも、とても幸せな気分の中で、それを大切な人と分かち合いとき?


寄りかかりたい、というのは、あなたの心の声は

「もう自立を手放そうよ。一人でやるのはしんどいよ。大変だよ」

というメッセージなのかもしれません。
そこで「誰もいないじゃない!」と思うかもしれません。
でも、そう思うと、余計に惨めになって、ますます辛くなりませんか?
そうすると、まるで自分をいじめているみたいになってしまいます。

「誰もいない」ではなく「きっと誰かいる」ともう一度希望を持ってみてください。

カウンセリングで、初めてお会いして、すごく喜んでくださって、
「こういう場所があったんだ。もっと早く気が付いていれば良かった」
と、メッセージを残された方もいます。

ふっと何気なく入った小料理屋で、そこのおかみさんに寄りかからせてもらった・・・。
そういう人もいます。

部下の女の子の何気ない優しい気遣いにすごく心が癒されて、ただお茶を出してくれただけなのにすっかり寄りかからせてもらった気持ちになった人もいます。

誰かいるはず・・・この希望を、捨てないでおいてください。
あなたを生まれたばかりの赤ちゃんのように、ずーっと面倒見てくれる人が欲しいわけではないですよね?
本当に辛いとき、しんどいときに、心が安らぐまで、すーっと眠りに入れるまで、涙を十分流せるだけで良いのですよね?

そしたら、きっといます。あなたが寄りかかってくれるのを歓迎してくれる人が。
もしかしたら、すぐ、近くにいるかもしれませんよ。
顔を上げて、周りを見てみてはいかがでしょうか。

心の処方箋


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