「強がってしまうとき」



*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

強がってしまうとき。私達は心に不安、怖れ、緊張、怒り、嫉妬、寂しさ、悲しみ、罪悪感、無価値感など様々な感情を抱えています。

それを認めたくないとき、それに素直になれないときに、私達は強がってしまうのです。
どうして素直になれないのでしょうか?
負けたような気がするからでしょうか?
競争してしまうのはなぜなんでしょうか?


もし、強がらなかったら、あなたはそこに居られないと感じているのかもしれません。
もし、強がらなかったら、あなたは馬鹿にされ、屈辱にまみれてしまうと感じているのかもしれません。

そして、同時に、強がっている自分(意地を張っていたり、プライドが高い自分)を嫌ってもいるでしょう。
息が詰まりそうになり、でも、どうすることもできずに足掻いているのではないでしょうか。

そんな時、匿名でも偽名でもいいです。誰かに話を聞いてもらってください。
ありのままの気持ち、正直な気持ちを全て吐き出せる場所を探してください。
そんな場所がないと諦める必要はありません。
そんな人がいないと絶望するのはまだ早いのです。

話を聞いてもらう勇気がないときには、ぜひ、自分あてに手紙を書いてみて下さい。
「本当の私はこう思っている」
ということを綴った手紙。
書き終えて、改めて一読したらすぐに破り捨てて構いませんから。

どんな方法でも構いません。素の自分、ありのままの気持ちを表現してみてください。
その時できるベストで良いのです。
かっこつけなくても良いのです。

強がっている自分から解放されたとき(それは素直さを手に入れたとき)、体から力がすーっと抜け、トンネルから出たときのように視野が広がります。

また、強がりを手放せたとき、実はちょっとした快感を手に入れる場合もあります。
オープンさは恥ずかしさを伴う一方で、とても、開放的な気持ちよさも与えてくれるのです。

心の処方箋


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