「誰にも頼れないとき」



*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

私達は一人で頑張りすぎて、背負いすぎて行き詰ってしまうことが少なくありません。
何か問題があっても一人で解決して当たり前、誰かに頼るなんてもっての外、ということ、それこそが“普通で当たり前”と思っているのかもしれません。
プライドや意地がそれを許さないこともあるし、誰かに頼ること、そのものが発想に浮かばないこともあるでしょう。


辛いなあ、しんどいなあ、と思い、いざ誰かを頼ろうとしても、今までそんなことをして来なかった分、途方に暮れてしまいます。

「だれが、自分なんかの話、聞いてくれるだろう?」
「どうやって頼ったらいいんだろう?」

友達に電話しようと思っても、呼び出し音と共に怖くなって躊躇してしまうかもしれません。
そして、「どうしたん?」ってかけ直してくれた、その友人には「何でもない」と言って何気ない世間話をしてしまいます。
その存在にちょっと救われる・・・と感じながら、でも、いったい自分は何してるんだろう?と思いながら。

そして、自分を受け入れてくれる存在なんて何もない、結局は一人で頑張らなければならないんだ、と自分に言い聞かせ、無理やり明日を迎えようとするかもしれません。

でも、もし、そこで、本当に頼れる人がいたとしたら・・・、
友達に何でも打ち明けられるとしたら・・・、
あなたは何て言いたいでしょう?
何をぶちまけ、どんな自分を受け入れてもらいたいのでしょう?

思い切り愚痴を言いたいでしょうか?
自己嫌悪、ネガティブな自分をさらけ出したいでしょうか?

もし、許されるなら・・・?

もし、今あなたがそれをイメージできたとしたら、それが「頼ること」になっています。
直接友達に伝えられなくても、あなたの意識の中でそれがイメージできたとしたら、あなたは頼る事を自分に許し始めています。
きっとその時、あなたの心で、凝り固まっていた何かがほぐれ、固く結ばれていた何かが解かれるのを感じられるかもしれません。

それは時にダムが結果するかのように感じられ、強い怖れを感じるかもしれません。
もし、そうだとしたら、そこでイメージにフタをしてしまうのではなく、思い切りそのダムを破壊してみてください。
轟音を立ててあふれ出す水が流れる様を、ただ想像してみてください。
イメージの世界なのだから、大丈夫。

誰かに頼りたいけれど、頼れないとき。
まずは「if」から始めてみると良いでしょう。
「もし、友達に言うとしたら・・・」
「もし、カウンセラーに話すとしたら・・・」
それだけで、心は誰かを頼り始めています。

心の処方箋

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