苦しいときに・・・



お客さまからたくさんメールを頂いているのですが、なかなかお返事できずに申し訳ありません。
頂いたメールには出来るだけすぐに目を通させていただいています。
「読んでいただけるだけでホッとします」
って書いてくださっているのを見ると、気を遣わせちゃってるなあ~と反省してみたり。

大きな変化の流れ(潮流)がしばらく続いているようですね。
最近頂くメールは「やったー!!」という喜びのご報告と「最近しんどいんです・・・」というヘルプメールの両方が目立ちます。

特にネガティブな時の過ごし方について、こちらでサポートさせていただこうかと思います。


良い変化が現れているのに、
「自分の変化に付いていけないんです」
って戸惑うことも少なくないようです。

自分が思う以上に成長したり、状況が好転したり、良いことが立て続けに起きてきたり。
私達は皆、心のどこかでこうした良い変化を怖れているようです。
だから、その変化をコントロールしたい気持ちが出てくるんですね。

そういう方はカウンセリングを続けていても、なかなか変化が実感できなかった方が多いような気がします。
「駄目かなあ・・・」
とか
「効果ないのかなあ・・・」
とか
「あたしってどこか変わったんやろかあ???」
という疑問を抱いていたところに、急激に変化がやってくるんですね。

今まで滞っていた流れが、急に動き出すような感じです。

「あたしは変わらない」
って思ってしまっていた分だけ、この変化には自分自身が一番びっくりして、強い恐れを感じてしまいます。

僕も昔、なかなか自分が成長できなくて焦ったり、諦めかけていたりした時がありました。
状況は好転するどころか悪化していくように見えて、もがこうにも手が無いような時代が・・・。

ところが「んー、最近、なんか楽になったんかなー、開きなおったんか?」って気が付いた途端に、望んでいたことがそれ以上の形になってやってきたことがありました。
気が付けば当時の仕事にも前向きに取り組めるようになり、周りの評価も好転し、また、新しい良い出会いや、嬉しい知らせなどが立て続けにやってきたんです。

それはそれは恐ろしい時でしたよ、本当に。
「このままこの状況が続いたら、どうにかなってしまうかもしれない」って。
何も変わらないと思っていたときの方が遥かに楽だったと思える状況の変化でした。

このときはもう一度腹を括りなおして、その流れに身を任せることに一生懸命になってました。
僕は特定の神様を信仰しているわけではないんですが、本当に
「神様、もう、好きにして・・・」
って気持ちで毎日を過ごしてました。

気が付けばそうした好循環ループも穏やかな流れを向かえ、半年前を振り返った時に
「ああ、俺って随分変わったんだなあ・・・」
と実感したものです。
急激に生まれ変わるような、そんな実感を伴った経験でした。

また、その一方で、過去の痛みが噴出してきて辛い時もあります。
これは本当に大きな嵐や地震が来たような感覚で、何をしてもうまくいかない悪循環にはまり込むこともあります。

こういう時はじーっと嵐が過ぎるのを待つのが得策です。
でも、何か悪あがきしたくなるんですよねー。
また、誰かのせいにしたくもなります。

でも、こういう流れは往々にしてやってくるものでして、人生に最低でも1度や2度は、そうしたどん底を味わうものかもしれません。

それは忍耐を学び、自分を見つめなおし、新しい自分に生まれ変わる時期なんですね。

その産みの苦しみ(陣痛)を味わっている、そんな感覚かもしれません。

そうした苦しい時期は、大きく次のようなネガティブな感情に襲われることが多いと思います。

○怖れ、不安

強い強い恐怖心。何をしていても震えが来るときもあるくらいです。
これは新しい自分を生み出そうとする最初に起こる変化で、特に感性が敏感な方ほど強く現れます。
そうした相談を頂くときには「うん、これは良い兆候ですよ」と思います。
もちろん、震えるくらいですから、良い兆しになんて感じられないんですけどね。

また、こうしたときは体調に変化を感じることが多いようです。
胃腸系が特にやられやすいですし、女性の場合は生理不順や子宮に違和感を覚えるときもあるようです。

○嫌悪感

怖れを過ぎるとやってくるんですけど、強い吐き気を伴う嫌悪感です。
「生理的嫌悪」って感じですね。
実はこれも怖れの一種なのですが、怖れとしてではなく、こうした吐き気や嫌悪感といった形で感じられることも多いようです。

船酔いしたような感覚が続くこともありますね。

僕はここで「つわりのようなものですね・・・」なんて解釈します。

自分の心の中に新しい自分が芽生え始めた目印です。

○罪悪感

罪悪感として感じられるよりも、自己破壊的な欲求として現れることが多いようです。
仕事を辞めたくなったり、関係性を壊したくなったり、自暴自棄になりやすい時です。

嫌悪感のように吐き気が伴うこともあります。
・・・というか、ここで紹介する感情は全て「怖れ」に繋がるので、解説するとみんな同じです。

きちんと足元を見つめることが大切な時期ですが、対人関係に問題を作りやすいので、周りがみんな敵に見えて、引きこもりやすいこともあります。
「誰に助けを求めるか?」を勇気もって選択すると、抜け出せます。

○寂しさ(分離感、孤独感)

まるで自分はこの世の中に一人ぼっちで生きているような感覚です。
「宇宙空間に一人で漂っているような感じ」
と表現される方もいらっしゃいます。

すべてのつながりが切れてしまい、何も感じなかったり、ただ胸の辺りがつーんと違和感を感じるだけの場合もあります。

誰との繋がりを求めたらいいのか?がテーマです。

○怒り

寂しさは「冷たさ」として感じ、怒りは「熱く」感じます。
些細なことで切れやすくなったり、常にイライラしていたり、自暴自棄になりやすい場合もあります。

火山が噴火するように(あるいはマグマが上ってくるように)、自分ではコントロールできない何物かを感じます。

怒りは多くの場合、他者と自分の両方に向けられます。
特定の誰かに攻撃が向く場合も多いですが、同時にそれ以上に自分を激しく責めていることが少なくありません。

その怒りのエネルギーを上手に解放してあげることがテーマです。

ネガティブな感情は多彩なので、上にご紹介した他にもたくさんあります。

こうした状況は無意識・潜在意識的なものですので、自分でもさっぱり訳が分からない時も多く、それだけで意識(頭)はパニックに陥ります。

こうした状況に気付くことがまずは大事なのですが、その時は、とにかくじっとしていることが一番です。
どんな感情も感じてあげればやがては解放されていきます。
得体の知れない感情がやってきても、時期を得れば必ず解放されて行きます。

苦しい時は何かしらもがいてしまうものですが、そうした中でする選択は後々後悔することが多いと思います。
もちろん、それが「卒業」(転職や別れ)を促す出来事であることも無いわけではないのですが、早急な判断は危険です。
(嵐の日に、買い物に出かけようとするようなもんですね)

因みにこれらの感情は僕自身も今まで経験してきまして、自分を見失って痛い目に合ったことも少なくありません。
大切な人を失ったり、傷つけてしまったり、あるいは、目の前にあった成功を逃してしまったり。

ただ、そうした辛い経験をしたとしても、そこには必ず何らかの学びがあり、自分を成長させてくれる何かが必ず得られます。

辛い思いをした分、必ず後でそれに見合う幸せや成功がやってきます。

もちろん、嵐の渦中に居るときは、これが一生続くんじゃないかと感じてしまうものですが、それは真実ではありません。

沖縄の方に聞いたことがあるんですが、台風がやってくると、ある島の住民はみんなさっさと家に帰り、屋外に置いてあるものを避難させて、後は酒盛りをして嵐が去るのを待つそうです。
風速50メートルの凄まじい嵐の中で宴会するなんてのは信じられないような気もしますが、この話を思い出すたびに、自分もそうありたいなあ・・・と思うのです。

苦しみを楽しみに変化させるのは、本当に勇気の要る選択で、絶望感の中をひたすら何かを信じて突き進む強さが求められるのですが、ぜひ、そんな人間になってみたいと思うのです。

苦しい時は何かを生み出すとき。
そう思えたときに、きっと一筋の光明が差してくると思います。

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