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カウンセリングでも夫婦間でのモラハラ問題を扱うことはとても多いのですが、緊急性がなさそうであれば、そもそもなんでそんなキレてしまうのか?とじっくり背景から探っていくものです。
そのキレてしまう要因を緩和させることで、徐々に落ち着きを取り戻していくからです。
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私に対してももちろんありますが そこはもう諦めました。
何とか子供に対しては ヤクザになってほしくない!
号泣・慟哭の娘(8歳)には非常に胸が心が痛みます。
傷害事件における加害者は圧倒的に男性が多く、女性の約7~10倍に上るそうです。
自分の夫が(いれば息子が)…なんて考えたくないですが、可能性は ゼロではないわけです。
人生を棒にふってしまう傷害事件。
人を傷つけてはいけないという正論なんて誰でもわかっていることなので、それを超えたなにか、どうでもよくなったなにか、などがあるのかと思うのですが、傷害事件を起こさないためには男性自身も女性自身も、妻も夫も、そして娘や息子へどのように子育てしていけば良いと考えておりますか?
根本さんの考えを是非お聞きしたいです!
本人に改善したい意欲はあるようです。
夫婦カウンセリングは半年に1回ほど受けています。
ただ、私が向き合うことを希望しても、 トラウマや 心に向き合って改善するのは 気休め程度で 、それよりも 夫が 全体を見て向き合って行く方がよっぽど効率が良いということで、必ずそっちの方に話が進んでしまい、あまり進展がないまま5年経ちそうなことに先ほど気付きました・・・!
この方向性に納得しておりますが、私にもできることはないのだろうか?とも思っていて、そのあたりの思いも是非お伺いしたいです!
(Cさん)
つい最近も家庭での暴力事件が世間を騒がせたところですが、なぜそんなことになってしまうのか?について心理の面から考えてみましょう。
ジェンダー問題をぶっ飛ばしてお話をすれば、古来から男性は肉体(力)、女性は精神(心)という風に得意分野が分かれるでして、それゆえ、子どもの頃から男の子には「あんたは力が強いんだから他人にその力を使っちゃいけないよ」と教育されて育てられるものです。
そのあたりは親や祖父母だけでなく、幼稚園・保育園あたりで先生方からも教えられることが多く、「その力は女性や子どもなどの力の弱い人たちを守るために使うんだよ」という風に学んでくるのが一般的です。
ただ、それならば同時に「男性を言葉(感情)で追い詰めると暴力で返されるから気を付けてね!」ということを女の子にも教育した方がいいかと思います。窮鼠猫を噛むってね。
もちろん、そんな正論なんて十分分かっているのに、何らかの事情で制御が効かなくなってしまうと、それまで抑えていた力を他人に向けて出してしまうと傷害事件になり、DVになり、モラハラになってしまうわけですね。
Cさんもおっしゃるように
>人を傷つけてはいけないという正論なんて誰でもわかっていること
なのに、なぜ、夫氏はそんなキレてしまうのでしょう?
例えば、夫婦でカウンセリングを受けるのはとっても素晴らしいことかと思うのですが、男性はなかなか「心の問題」と向き合うのが苦手ですよね。
>ただ、私が向き合うことを希望しても、 トラウマや 心に向き合って改善するのは 気休め程度で 、それよりも 夫が 全体を見て向き合って行く方がよっぽど効率が良いということ
だから、自分の心と向き合って行くのは難しいんです。
この「全体を見て向き合っていく」というのがどういうことかは分からないのですが、そもそも論として「なぜキレてしまうのか?」について掘り下げていくことが私の場合は多いです。
一般的に年に1,2度キレるのであれば、そもそも怒りっぽいキャラではなさそうです。
一度、スイッチが入ると止まらなくなるほどキレてしまうのであれば、その間にどんなストレスを溜め込んでいるのか?というのが重要かと考えます。
よくあるのが「ストレス」で、仕事だけでなく、家庭の中でのストレスにも目を向けます。
例えば、よく耳にするのが「言葉では妻に敵わないので、言いたいことがあっても黙ってしまう。それによってその不満が心に蓄積されて行く」というケースです。
精神(心)担当の女性の方が、一般的ではありますが、コミュニケーション能力が高く、そうと知らずに妻が夫を追い詰めてしまっていることもよくあることです。
男性側はそこで「理屈」で対抗し、正論で応戦する方法もありますが、相当頭の切れる人じゃないと、さらなる感情論で押し切られてしまいます。
また、単に「仕事のストレス」と言っても、そこはたいへんフクザツであって、本人もすでにあきらめ気味になっており、「それを改善するならば転職しかない」みたいに思い込んでる場合もあります。
じゃあ、そこで内面と向き合えばいいじゃない?と多くの女性は思うのですが、男性からするとその「内面」というものが「よく分からない」ということがたいへん多いわけです。
そうすると「よく分からない内面とやらに向き合うこと自体がストレス」という風になってしまいますし、なかなか強制するわけにもいかないので、カウンセリングの現場では「じゃあ、内面と向き合うために○○をしてみます」と言っても、家に帰ったらすでに忘れてしまい、また妻を怒らせる、みたいな悪循環もよくあるものです。
それで私の場合はとりあえず「あなたにとって最高のストレス解消って何ですか?」というところから、なるべく溜まるストレスを解消させる方向に持って行くことが多いものです。
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昔からとかく「日本人は遊ぶのが下手だ」と言われています。
これは特に仕事人間に言えることで、「趣味は仕事です。」なんて思っている方もすごく多いわけで、それは裏を返せば、ストレス解消が上手じゃないってことなのです。
もちろん、「仕事が遊びみたいに楽しくて、だから趣味は仕事です!」とおっしゃってるならいいんですけど、プレッシャーを強く感じながら仕事をするのは、たとえ、好きな仕事であったとしてもストレスは溜まります。
それをどこでどうやって解消するか?がほんとうに重要なテーマなのですが、その方法をあまり持っていないんですよね。
Cさんのご主人の場合はどうでしょうか?
そうするとストレスを解消する場がなくて、溜めるだけ溜めて、良くない形で爆発させてしまうことになるのです。
それはそうしたモラハラ、DV的な行動だけでなく、酒を飲みすぎる、お金使いすぎる、食べ過ぎる、等々の過剰な行動に出るものです。
また、私の専門外ですけれど「食事の質」が与える影響も少なくないようですから、キレやすさを軽減するために「食事療法」に取り組むこともあります。
もし、Cさんが家族の食事を作っていらっしゃるなら、そうした面から改善を進めることもできるでしょう。
さらに、運動療法もまた効果的ですから、本人に改善の気があるならば、ここに取り組んでもらえるようにするのも手だと思います。
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これは「教育」に含まれるものかもしれませんが、「感情の扱い方」について学ぶことは自分の感情が暴走しないようにするためにも効果的です。
感情に慣れてないから、カッとなったときに押さえが利かないと考えられるからです。
最近はアンガーマネジメントを学ぶ男性も増えているそうですが、アンガー(怒り)だけでなく、感情そのものと上手に付き合えるようになりたいものです。
このあたりは女性がプロフェッショナルな領域ですね。
よく自立系な男性陣に私がよくお勧めしているのが「感情体験をできるだけ多く日常に採り入れること」です。
特にまずは「笑い」と「泣き」を重視します。
ちゃんと笑う、ということ。
ちゃんと涙を流せる、ということ。
本を読むでもいいし、Youtubeを見るでもいいし、喜劇を見るのもいいし、泣ける映画を見るのもいいし、感動する動画を見てもいいし。
ライブとかも感情が動きますよねー。
舞台もそうですが、ナマ観戦はやっぱりいいです。
言ってみれば「頭で考えずに、感情を感じることに慣れる」ということをやっていくんですね。
ちなみにサウナで「ととのう」なんて言いますが、それもまた感情を感じてる状態と言えます。
だから、そうした場にせっせと送り出すことが妻として夫にしてあげられることなんじゃないかな?と思います。
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さて、夫氏がどんな性格なのかが分からないので一般論含みになってしまうのですが、娘を慟哭・号泣させるほどキレてしまうとすれば、夫氏は相当な罪悪感を抱えると思います。
もちろん、相当強い罪悪感なので、傍目からは罪悪感を感じてるとは思えないことも多いものです。
で、そうすると「もう二度とこんなことをしないように」と心に決めるのですが、それは同時にストレスをどんどん溜め込むぞ!という宣言に等しいものです。
先ほどお話したようにストレスを上手に解消できる人であれば、そもそもそんなキレて暴れまわったりしないはずですので、その宣言はどんどん感情を溜め込むことになってしまいます。
それで、抑えに抑えてもういっぱいいっぱいになったときにまた些細なことでキレてしまい、以前と同じことをしてしまいます。
そして、そこでまた猛烈な罪悪感を持ち・・・というループが続きます。
それがそうした暴言、モラハラ、DVがどんどん悪化していく心理です。
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さらに、そうした抑圧するパターンはどこから来たのか?というところに目を向ければ、やはり生い立ちに意識が向くわけで、例えば、親から抑え込まれて育ってきたとか、きちんと真面目に勉強を頑張ってきたとか、あまり感情のコミュニケーションがない家庭で育ったとか、何かしらそうした経緯があるようです。
特に最近は家族で話をするよりもゲームや動画などの画面と接している時間の方が長いこともあって、そういう場合も感情のコミュニケーションは苦手になります。
よく「喧嘩慣れしていない人は手加減が分からない」と言いますよね。
良いか悪いかは別として、人を殴ったり、殴られたりって経験がないと、どれくらいの強さで殴ったらヤバいか、ということが分からないんです。
それは言葉の暴力にしても同じことで、親子・兄弟げんか、友達との口喧嘩などでの“スキル”が備わってないと、自分の言葉がどれくらい相手の傷つけるかも分からないんです。
格闘技などの経験があれば、その辺も理解できるようになるのですが、そうでもなければ学習機会そのものがありません。
だからある意味、大人になって格闘技を習うのもお勧めでもあるんです。
そうした、子ども時代からの「感情の付き合い方」について夫婦で話し合えたら素晴らしいな、と思います。
そもそも「心を開いて人と会話したことなんてない」とおっしゃる男性陣も意外と多いものです。(女性でもいらっしゃいますが)
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そういう流れからそもそも定期的にキレる体質を改善していく、という方法を見ていくことが私の場合は多いかな、と思います。
とはいえ、こうしたアプローチって日常的に取り組んでいないと習慣化させるのは難しいと思います。
だから、私はそうした妻たちに「次同じことをしたら離婚する、と決めてください」とお願いすることもあります。
はっきりと「No!」を突き付けないと人ってなかなか刺さらないんです。
だから、それくらいの覚悟でお子さんを守る、家庭を守る、という意識を持つことも重要なことだと思います。
そういう意味では「諦める」というのは増長させちゃったり、カサブランカ症候群になっちゃったりとっても危険なことなので、そこはCさんも真剣に向き合ってみてもいいかもです。
◎大阪:6/13(土)スタート!自己探求ラボ in 千里山 ~自分自身を様々な角度から深く知ることができる半年間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/58359
◎大阪:6/14(日)11:00-18:00 大阪1DAYリトリートセミナー~「がんばる私」を脱ぎ捨てて、本当の私に還る1日~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/58353
◎新しい学び「どうしたらいい?」が解決する 自分と他人の心理学(池田書店)
◎11/21,22,23 ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51398
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