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頑張って成果をあげ、幸せであろう人生を実現したとしても、なぜか心は満たされず、むしろ、虚しさが募るようになってしまいます。
だから、その子ども時代に抱え込んだ不安を解消していくことを目指したいですし、そうして「自分の人生を取り戻す」というプロセスをたどりたいのです。
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自立系武闘派女子たるもの、人のためにものすごく頑張るクセがあるものでして、つい先日お会いした“燃え尽きかけてる自武女”様も、仕事でも家族に対してでも子育てでもパートナーにはもちろんセックスでもとことん相手のために頑張りすぎて疲れちゃってるご様子でした。
自分でもなんでそんな頑張っちゃうのか分からず、社長からも取引先からも部下からも「○○さん、少しは休んでください」「頑張りすぎとちゃうか?」「ありがたいことなんだけど、体が心配だよ」という声を昨今頻繁にかけられるようになっていたそうです。
もちろん、自立系武闘派女子たるもの、そのような言葉は表面上は受け止めつつ、心の中では華麗にスルーするのがマナーと心得ているものですから、相変わらず馬車馬のごとく東奔西走されてるわけです。
そして、気が付けば体にちょっとした異変が出始めるんです。
朝起きたときに鉛のように体が重たい、とか、なんか寝付きが悪くね?とか、あれ?前回の生理っていつ来たんだっけ?とか、胃腸が重たくてステーキも1kgしか食べれない、とか、2階に上がるのにエレベータを使うようになってる、とか、寝たいけどパートナーのためにと2回戦を頑張っちゃったり、とか。(一部フィクションを含みます。)
それでも「休めねーよー!」なんて思いながら、重たい体を引きずって今日も頑張っちゃってる方、(声を大にして)いらっしゃいますよねー??
まあ、その気持ちもわかるので「休んだ方がいいんだけど無理だよねえ?」と私は言ってしまうのですが、今日はそうなってしまう背景についてお話していきたいと思います。
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先ほどの自武女様もそうなんですけれど、この事例ってかなり多いよなあ、と実感しています。
「幼少期に強い不安や怖れの中で生きてきた」というケース。
本来、幼い生き物は親や周りの大人から守られ、安心感の中で成長していくことが望ましいわけです。
体も弱いですし、社会の中で生きていく知識もまだありません。
育ててくれる誰かが必要ですし、そこには愛が必要です。
安全・安心な空間で、すくすくと育っていく、というのが理想なんですよね。
しかし、すべてがそんな家庭であるはずもなく、特に“筋金入り”と言われるリアルな自武女の場合、むしろ、真逆の環境で育つことが多いわけです。
ただ、それには様々なパターンがあるものです。
・両親が不仲で日々喧嘩を繰り返し、心が怖れと不安と悲しみでいっぱいの幼少期を過ごしてきた。
・親が多忙だったり、子どもに関心がなかったりで物理的にも精神的にも放置されて孤独に育ってきた。
・親が精神的に弱かったため、感情のサンドバックにされて振り回される幼少期を生きてきた。
・父親が暴力的な人で、常に荒れていたので、その存在に常に怖れを抱きながら過ごしてきた。
具体的に書けばキリがないのでざっくりまとめさせていただいたのですが、「幼少期に不安や怖れを強く抱きながら育ってきた」という経歴の持ち主は、自分の外側が荒れてるわけですから、精神的に不安定になるのも仕方がありませんよね。
逃げ場もなく、そこで何とか生き抜くしかないものですから、必死に耐えるしかありません。
マッチ売りの少女みたいにファンタジーを描いて自分を慰めたり、一人遊びが得意になって親から関心を外そうとしたり、でも、喧嘩が始まってしまえば布団をかぶってひたすら恐怖に耐えてた、という方も少なくないでしょう。
また、両親の喧嘩を止めようと仲裁に入っていた方も、親の愚痴をずっと聞いて育った方も多いですよね。
そうすると外側の世界が安全な場所じゃないわけですから、常に外側の世界に警戒心を持っていなければいけないし、誰も守ってくれないのだから自分の身は自分で守らねば!という思いを抱くようになるんですね。
それで「平和主義」になることも多いですし、「安心・安全・安定」を強く求めるようにもなりやすいものです。
それと同時に、やはり「他人軸」になってしまうものです。
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外側が安全じゃないから常に警戒を怠ってはならないわけで、そうすると意識は自分の内側より外側に目が向くようになります。
傍にいる人が安全な人なのかを常にチェックし、その人が自分を傷つけないように監視し、何なら安全な人になるように“教育”を施す場合もあります。つまり身近な人をコントロールするようになるわけです。
もちろん、自らの防御を固めなければなりませんから、堅固な「自立の鎧」を纏うようになり、右手には矛を、左手には盾を持つようになります。
この場合の矛は「優等生」「美しさ」「愛嬌の良さ」「面白さ」「頭の良さ」などであり、それに対して矛は「我慢・犠牲」「傍観者」「頑張り」「平和主義」などに当たるでしょう。
そういう風に自分を防御しているのですが、そこで自分の思いは後回しになりますね。
つまりは「他人軸」になりやすいのです。
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で、とはいえ、残念なことにそんな親でも決して嫌いになれなかったんです。
思春期に入れば表面上は嫌いになるんですけれど(それは親から自立するためね)、それまでは何とか親を助けたい、救いたい、笑顔になってほしい、という「愛」も確かに存在するわけです。しかも、ものすごくその愛は豊かで強いものなのです。
だから、それだけの恐怖の中にいながらも、親を助けようと頑張った自分もほんとうはいるのです。
もちろん、その頑張りは報われず、無力感、罪悪感に苛まれることになってしまいます。
そして、その罪悪感の強さの分だけ親を悪者にしてしまうこともあります。
ただ、その親を助けるためにあらゆる方法をつかって頑張った!という経験が、その後の生き方にもなるんです。
つまり、「誰かのために一生懸命頑張る!」というパターンはそこから生まれてくるのですね。
親を安心させたくて親のためにお手伝いや家事を頑張ったり、勉強を頑張ってエリートコースに乗ったり、スポーツや芸術の世界で優秀な成績を収めたり、親の話を一生懸命聞いたりしたことがその後の「誰かのために頑張る方法」になるわけです。
その誰かのために頑張るのも自らの安心・安全を得るためのものではあります。
が、その人を喜ばせたい、愛したい、という気持ちだって相当強いんですね。
だから、その2つの意味や目的の中で、燃え尽きるまで頑張っちゃうパターンは生まれるのです。
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それで、自分の身を犠牲にしながらも、というか、自分の身が犠牲になってることにも気づかずに、人のためにめちゃくちゃ頑張るんです。
親の愚痴を聞き続け、励まし続け、優等生になり、立派な自武女となって「誰からも信頼される姉貴」になります。
周りからの信頼は厚く、よく相談もされるし、非常に頼りになる存在で「あいつに任せとか何とかするだろ」と言われ、その期待に応えるように猛烈に仕事を頑張って実績を上げ、上層部からも一目置かれる存在になるんです。
しかし、それは愛からの行動でもあった一方で、心の内側(鎧の内側)にある不安や恐れは解消されていなかったので常に他人軸だったんです。
だから、あるとき燃え尽きてしまって何もやる気が起きなくなってしまう、という問題がやってきちゃうわけです。
それに、「虚しさ」という感情がいつしか友達になってしまいました。
頑張って成果を上げても、周りから賞賛を浴びても、パートナーと幸せな時間を過ごしていても、ふと「虚しさ」が忍び寄っています。
30を過ぎる頃からなぜかため息が増えていきます。
お金もあって、友達もでき、何ならパートナーだっているのに、なんか虚しいんです。
酒に酔った日など、悲しいことなど何もないはずなのに、勝手に涙が出てくることもあるんです。
表向きは成功者であっても、内側は未だに失敗者みたいな感じです。
自分は何がほしいんだろう?
自分が望むものって何だろう?
自分はどうしたいんだろう?
どんな未来を生きたいんだろう?
頭で考えればいろいろと答えは浮かぶのですが、いまいちピンときません。
どうすることが正解なのか?をすごく考えてしまうクセも出てくるでしょう。
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そこでパートナーを得ると、パートナーに「親役」を任命し、子ども時代の不安や怖れを解消しようとします。
つまり、安心・安定・安全を求めるんですけれど、そうするとこんな問題につながったり、夫もいるけど彼氏もいる問題を作り出したりするものです。
※夫は母!?~母からもらえなかったものを女性性が豊かな夫からもらおうとする心理~
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他人軸になって外側の世界は美しく飾り付けたのだけど、内側が不安や怖れ、虚しさ、寂しさに支配されているというのはやはり辛いものです。
心の中に未だに不安で怖くて震えている小さな子どもがいるんです。
その子は逃げることもできるじっと耐えるだけしかできず、ただただみんな仲良くして!と祈り続けています。
その子はずーっと見捨てられたまま心の中に留まっているんですよね。
どんだけ素晴らしい成績を上げても、その子は笑わないんです。
その子が、鎧の中にまだいるんですね。
その子が望むのは笑顔のパパとママであり、そのパパとママの間に挟まって眠ることだし、パパとママと一緒に遊ぶことです。
パートナーを使ってその不安を鎮めようとしてもある程度までは満たされますが、でも、パートナーは親じゃないのでどうしてもその部分が残りますし、そこで矛盾も生まれます。(だってパートナーとはセックスするしね)(だからセックスレスになりやすいんだけどね)
だから、その子を自分が癒してあげる、満たしてあげるんです。
この意識の切り替えは難しいですよね。
パパとママが欲しいのに、自分でそれをやるってのは“子ども”にはなかなか難しいです。
それに加えて、自分が求めているパパやママの欠片をいろいろな人から受け取るんです。
自分を優しく受け止めてくれるパートナーもそのひとり。
けれど、パートナーにすべてを求めるのは違いますね。
温かい目で見守ってくれる恩師とかメンター。
自分を引っ張ってくれる仲の良い友達。
自分をかわいがってくれる上司の上司。
いろんな人からちょっとずつ受け取って、バラバラに壊れちゃったハートを作り直していくんです。
でも、そうすると「受け取る」ってことが求められるんですよね。
これが苦手な方はものすごく多いですね。
ただ、これはほんと「自分が自分に与える」ということができて初めて受け取れるものだと思ってください。
だから、自分でその震えてる子を抱きしめてあげることが第一歩なのは違いありません。
少しでも自分の腕の中でその子を安心させてあげることが必要です。
そうすることで少しずつ他の人からの愛も受け取れるようになるのです。
そしたら自分軸も確立できるようになっていきます。
ずーっと他人軸で、誰かのために頑張ってきた方は、それくらい自分軸に移行するのが難しいんです。
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でも、それだけ誰かのために頑張ってきたならば、あなたに愛を贈ってくれてる人はひとりやふたりじゃありません。
ちょっと想像してみてください。
自分に感謝してくれてる人ってどれくらいいるのだろう?
そのみんなから愛を受け取って、そして、内なるその子に与えてあげるんです。
そして、それまでやってきたことは決して間違いではありませんよね。
悪いことは何一つしていないはずです。(ま、それは言い過ぎか・・・)
そこにも大きな価値や才能は隠れているはずです。
その内なる不安でいっぱいの子が癒され、笑顔になったとき、それまでのしんどさが報われたような気持ちになるものです。
そして、ようやく「自分自身を生きられてる」という実感が得られます。
誰かのためだけでなく、自分のために人生の選択ができるようになるんです。
そしたら、ヴィジョンや夢も見えてくるようになるでしょう。
さらに、震えていた子の中にあるポジティブなパワーも使えるようになっていきます。
とても生きやすくなるわけです。
もしかしたら、そのとき、表向きの人生は何も変わらないかもしれません。
けれど、内側が大きく変わり、安心・安全・安定を自らが作り出せるので、メンタルもとても安定します。ブレなくなります。
そんな未来はどうでしょうか?
鎧を脱いで、その中にずっと隠しておいた内なる不安でいっぱいの子どもと向き合ってみませんか?
◎東京:11/23(日祝)11:00-18:00 1DAYリトリートセミナー~1日かけて自分と向き合い、自分を癒し、自分自身と出会う~
◎大阪:12/13(土)12:00-17:00 パートナーシップ・グループカウンセリング【定員4名】
◎大阪:12/14(日)「自己探求ラボ in 千里山」を開講します!
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/57074
●3人の自立系武闘派女子が自分と向き合って幸せになっていく物語。
「ひとりで生きちゃう武闘派女子が頼って甘えて幸せになる50のトレーニング: 「頑張らないこと」を頑張りたいあなたへ」(小学館)
●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)
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