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業界の大先輩から執拗かつ的外れな攻撃を受けることも珍しいことではないようです。
そんなすごい人がなぜ?と思われるわけですが、やっぱりそれは「嫉妬」なわけでして、つまりは、価値を見られてる、ということなのです。
じゃあ、それをどう解決していけばいいのか?について考えてみたいと思います。
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根本さんのお陰でライフワークに目覚め(芸術関係です)グループに飛び込み今まで封印していたパワーを全解放し活動を始めました。
が、批評会で私の作品を執拗にけなす(しかも的外れ)人が現れました。
最初は「あんなベテランで賞をいくつも貰っている人が、こんな初心者のことをどうして?」と思っていましたが。これは嫉妬なのでは?と思い始めた次第です。
事を荒立てたくないので、スルーしてきましたが「(私の)全作品を把握しているから作品を見ただけで(私のだと)わかるよ」と言われ、正直「キモっ!」と思いその批評会に出るのをやめ、そのグループの別の会に参加することにしました。
これで解決するであろうと思っていたら、年1回行われる大きな会でまた別の人が絡んできまして…。これはわたしの中でどういう意味なのでしょうか?
ちなみに執着してくる人はみなわたしの父親くらいの年代です。年配者が不得意な訳ではなく、昔から偉い人には可愛がられて目をかけてもらえます。パワーを解放してから「オーラがある」とか「明るくて華やか」と言われます。
よかったらご回答よろしくお願いします。
(Mさん)
定期的にいただいてる気がする「嫉妬される話」。
「する」側は自分が何とかすりゃいいと思えるんですけど、「される」側ってのは「ほな、うちは何をしたらええねん!」と思ってしまうものだと思います。
いろんな解釈・対策があるんですけど、そのあたりをぽつぽつとお話していきましょうか。
こちらも役立ちまっせ!
*「つい他人と比べてしまうあなたが嫉妬心とうまく付き合う本」(学研プラス)
*嫉妬する人も嫉妬される人も嫉妬心と徹底的に向き合って仲良くなるワークショップ~嫉妬は敵じゃない!あなたの魅力を教えてくれる味方なんだ!~
*心理学講座「嫉妬はあなたの魅力を教えてくれる素敵なサイン」
*セミナー動画:「嫉妬って何?嫉妬ってどうしたらなくなるの?嫉妬とどうしたらうまく付き合えるの?」講演会&質問会
*ドロドロ系人間関係をスカッと解消するために知っておきたい心理学講座
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さて、嫉妬される話ってのは職場、習い事、学会、音楽界、スポーツ業界、家庭内等々、様々な方面から寄せられておりまして、Mさんのようにご自身で気づかれるケースもあれば、カウンセリングで「それって嫉妬されてるんちゃう?」と指摘されて気づくこともあります。
まあ、他者からの理不尽な攻撃は嫉妬だと思ってよいものですので、みなさまも「なんかあの人から最近理不尽なことをよう言われるなあ」と思ったら「もしかして?」と思われた方が良いかと思います。
しかも、この嫉妬されるって問題も自分のどこに嫉妬されてるのかが分からないケースも多いものですし、またそもそもその相手も上司、先生、親等、「え?この人が?ありえない!」と思ってしまう場合も多いんです。
ということでMさんのお話なのですけれど、賞も受賞しているような先輩から執拗に絡まれるということはふつうに考えればおかしいことなのですが、そんなおかしいことが起こるのが人間界ですのでやっぱりよくある話なのです。
で、その絡んでくる先輩って男性なのでしょうか?女性なのでしょうか?
もし、男性だとするとこんな可能性もあるよ、というキモい話をしておきたいと思います。
すなわち「女性であるMさんに惹かれている」という可能性も否定してはなりません。
「うら若き美しい芸術家であるMさんの気を引きたい」
老人ホーム内の恋愛模様についてみなさまも耳にされたことがあるかと思いますけれど、老人だからと言って恋愛を卒業したとは限りません。
そして、そのおじいちゃんからすれば、Mさんは十分「うら若き」に相当するでしょうし、その上、おじいちゃんから見れば美しい女性に見えたとしても全然不思議なことはありません。
さらに、その年代の方々は女性を口説く方法を知らない方がほとんどでして、家庭でもお姉ちゃんに対しても上から目線でしか会話できない場合も多いでしょう。
となると、Mさんの作品を否定して気を引き、「先生、どうしたらいいのでしょう?」と自分の前で跪かせ、「じゃあ、わしが直接じっくり指導してやろう」という流れを想定していたとしてもおかしくありません。
もちろん、Mさんを手籠めにするほどの腕力はすでに失われているでしょう。
まあ、彼が全盛期であってもMさんに敵わないだろうと思われますが、「あの才能ある子はわしの愛弟子でなあ」と他人に自慢することはできるわけで、そうして自らの配下に収めたいのかもしれません。
キモいでしょ?
まさか!?と思うでしょう?
Mさんの全作品に目を通すほどのファンなわけですから、女としてMさんを見ていたとしても不思議ではないと思いません?
一応、こうした話は各業界にて伺っておりますので「なくもない話」という程度で受け止めていただければと思います。
で、嫉妬に関しても同様の話になります。
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何に嫉妬してるか?と言えばMさんの場合は分かりやすく、その“才能”ですよね。
作品の出来もさることならば、その才能に対して嫉妬するってのはよくあるものです。
また、その「若さ」についても、嫉妬の対象となります。
年配者の、しかも、受賞歴がある先生・先輩なのに?と一見、不思議に思うものですが、Mさんの作品を見て「この発想は今の自分にはないものだ。若さゆえに生まれるものだ。」と感じれば、Mさんの才能に加え、若さにも嫉妬するものです。
そして、その嫉妬ゆえに、攻撃が生まれ、自分の方が選んだぞ!すごいんだぞ!ということを示したくなるものです。
さらに、先ほどと話が被りますが、そんな才能豊かなMさんを自分の配下に入れたい、という欲が出てくることだって想定できます。
たいていそうした嫉妬からの攻撃というのは「執拗」かつ「的外れ」なものですからバレちゃうのですが、要するにMさんの才能に価値を見て、だからこそ、自分の権威を示しておきたい、という心理が働くわけですね。
思い切り逆効果なのですけれど、人はよくその罠にハマってしまうものでもあります。
そもそも熟練のベテランであれば、作品の表面だけを見るわけではありません。
その作品からにじみ出る感性やパワー、才能などを見るものです。
例えば、私もお弟子たちの“作品”に目を通すことも多いのですが、粗削りだったり、表現が拙かったり、内容として不完全だと感じたりしたとしても、その視点や表現力、感性などに感心することは少なからずあります。
つまり、その弟子の成長分まで見越せるので「ああ、こいつは才能豊かだな。今のうちにつぶしておかなければ!」と思うわけですね。笑
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さて、そうした嫉妬を向けられると大人であるみなさまは、
>事を荒立てたくないので、スルーしてきました
という対応を取ることが多いと思います。
そして、たいていそれは間違っていないもので、そのうち勝手に嫉妬が収まっていくこともあるものですが、中には余計に悪化していくケースも意外と多いんです。
例えば、とある方のお話ですが、学会発表でやたら絡んでくる先生がいたのですが、その人はその分野ではたいへん権威がある方なんですよね。
だから、その分野で今後も活動していくにはその先生に目を付けられている状態ではいろいろと面倒なんです。
周りの人たちは同情してくれるんですけど、だからと言ってその先生にたてつくことはできないので彼女は孤立してしまったんです。
それで自分の指導教官のつてをたどってその先生に直談判することにしたんです。
わざわざ先方の大学まで出向き、時間をいただいてその真意を問おうとしたのですが、なかなか会ってはくれませんでした。
忙しいのもあるでしょうけど、逃げ回っていたのかもしれません。
それで仕方なく、論文、資料並びに追加の説明などを加えたお手紙を送りつけたのです。
その手紙が手元に届いたかどうかも分かりません。
返事は当然のようにありませんでした。
しかし、次の学会でその先生の元に挨拶に伺うと「誰だ、君は?」みたいなことを言われたのですが、まあ、目が泳いでいたのですよね。
明らかに自分のことを認識していて、後ろめたい気持ちがあるのでしょう。
その学会での発表はつつがなく終わったそうです。
「やっちまいましたか・・・」
「ええ、手加減したつもりでしたが、つい」
「まあでも、それはしゃあないですね。良かったです。」
「ありがとうございます。」
その報告をいただいたカウンセリングでそのような会話をいたしました。
自武女のみなさまはつい「目で殺す」ということをやられるのですけれど、その武器はちゃんと意図して使ってくださいね!
「そんなつもりはなかったんですけどぉ、ついやっちゃいましたぁ~!」とか怖すぎるので。
そんな風に可能であれば、嫉妬してくる相手と対峙してみるのも悪くはありません。
嫉妬してくるというのは自分に価値を見てくれている証拠なわけですから、「いつもありがとうございます。勉強させていただいています。」という風に感謝の意を敬意をもって伝えれば、相手は何も言えなくなるものです。
「君には素晴らしい才能を感じるよ」
「ありがとうございます。これからも精進させていただきます。」
「おお、頑張れよ」
「はい。今後ともよろしくお願いいたします。」
という会話と同等ということです。
とはいえ、そういう風に対峙したものの、相手が想定以上にこじれた性格をしていて、それでまた良くない噂を流されたり、さらに攻撃が悪化したりするリスクもありますから、その覚悟は必要です。
けど、案外、腹をくくって真摯に相手と向き合おうとすれば、罪悪感があるのは向こう側ですから、意外とすんなり収まることも多いのです。
だから、Mさんや同志のみなさまもカードの一枚として手元に置いておくと良いでしょう。
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で、一般的には「嫉妬される」ということについては「まだまだ自分の価値を受け取り切れていないんだなあ」という風に解釈するのが良いものです。
まだまだ初心者だから、自分は実力がまだないから、と本気で思っていたとしても、才能というものは見る人が見れば分かるものですから、ちゃんと自分のその価値を受け取る必要があります。
その自分の才能に気づくのが「相手からの嫉妬」であるケースも少なくないので、ああ、あれだけの権威者に嫉妬されるってことは、実は自分、めっちゃ能力高いんじゃね?くらいは思った方がいいんです。
ここで変に「いやいや、そんな実力なんてないわ。先生があたしを過大評価してるだけだわ。」なんて思ってしまうと大変です。
自分の価値を受け取らないばかりか、先生の視点・意見まで否定しちゃってます。
謙遜もほどほどに、ということですね。
この「見る人が見れば分かる」というのもそうですが、「相手の価値観に照らし合わせればとても価値がある」ということだってあるものです。
つまり、自分の価値観で見れば70点の作品が、別の人の価値観で見ると95点ということだってあり得るってことです。
そこで、競争心を発揮して「いやいやこの作品は70点だよ!」と主張すると、95点の評価をしてくれた相手を否定することになっちゃいます。
そうすると相手も嫌な気分がするわけで、それが攻撃につながることもあります。
となれば、「95点もつけてくださってありがとうございます!」と受け取ると同時に、自分では70点なんだけど、それに95点を付けてくれる方もいらっしゃるんだ、としっかりと受け止める必要があります。
あくまで「その人にとっては」という前置きを付けたほうが受け取りやすいんじゃないかと思いますが、とにかく頑張って受け取ろうとしてください!!
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ここでは「自己評価」と「他者評価」というのを区別して考えてみるといいと思います。
あの人はこういう風に自分の価値を見てくださっている、という風な受け止め方をするってことです。
自分がどう思うかは横に置きましょう。
また、それが正しいかどうかなんてのは意味のないことですから議論しないようにしましょう。
正しさで言えば、そんなものは無数にありますね。
自分の正しさもあれば、相手の正しさもあるし、第三者の正しさもあって、どれがほんとうに正しいかなんて決められないものです。
それぞれが正しいという風に受け止めたほうがいいかもしれませんね。
そうして、自分の価値を認めれば認めるほど、いわゆる「貫禄」というものが備わっていきます。
つまり、堂々としていられるわけです。
そしたら、他者もわざわざあの人を攻撃しようと思わないでしょう。
Mさんにおいてはまだまだ初心者ということで批評会にもデビューしてまもないと思われます。
いわば、新しい世界での洗礼を受けたようなものとして受け止めると同時に、その自らの才能に自信を持つ機会にしてみてはいかがでしょうか?
いわゆる「出る杭は打たれる」ってことで、パワー全開で挑んだら、予想外の方から打たれたわけで、それって才能があるってことだよね?うふふふとニヤニヤしながらさらにパワー全開で挑んでみられると良いと思うのです。
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