処女を早く失いたくて焦る気持ちと自分はまだまだ子どもだと思ってしまう気持ちについて。~自分を14歳として扱うことのメリットやデメリットがあるんだよね~



セックスをするから大人ってわけでもなく、やっぱ内面なんですよね。
なぜ自分を子どもだと思ってしまうのか?ほんとうに子どもなのか?大人な部分はないのか?
そんな見方をすることも大切ですし、それは恋愛だけでなく、仕事、お金、人間関係全般に影響を及ぼすものでもあるんですよね。

根本先生 はじめまして。
26歳 一人暮らし独身女子です。
相談は、彼氏との関係の進み具合についてです。
初めてできた彼氏で、職場の転勤で同じ店舗に配属になり、ご飯に行くようになり、正式にお付き合いするようになってからは1年が経ちました。
彼は33歳です。
まだセックスをしたことがありません。
私も処女ですし、彼も経験がないそうです。
お店にも行ったことがないと言っていました。
旅行の時や、LINEも含め してみない?と私から言ったのが3回あります。
どうしたらいいか分からない、もう少し待ってね。と言われている状況です。

自分の精神年齢は体感14歳くらいで自分は幼いと反省する材料をいつも生活の中で探しています。
そしてとても焦っています。
最近では、彼とのセックスもしてみたいと思わなくなりました。
処女がどうやって彼の初体験を受け入れればいいのか、わかりません。

大人の女性になりたいけれど、セックスをする勇気がありません。
それなのに、早くしなきゃと焦ってしまい苦しいです。

長くなり、すみません。
私はどんな心の持ち方をしたらよいのでしょうか?
(Kさん)

意外な話じゃないかもしれないですけれど、Kさんと同様のご相談ってちょくちょくいただくんです。
20代の方もそうですし、アラフォーの方からもいただきます。
また「セカンドバージン」のご相談もね。

ちなみにレスのケースでも同じような質問、見方をすることがありますので、今日のネタはさんこうになるかもしれません。

けっこうバージンブレイクって「勢い」でしちゃうことが多いものでして、大人になってからはいろいろと考えてしまって結果的に「奥手」になっちゃうことも少なくないと思います。

また、「早く経験しなきゃ」という焦りが強くなって、行き当たりばったりの男性やプレイボーイの知人と済ませた方もいれば、最近は女風を利用して、という方もいらっしゃるようです。

中には「安易にバージンを捨ててしまった」と後悔されている方や「好きじゃない人としたことがトラウマで」と告白される方もいらっしゃるわけです。

>それなのに、早くしなきゃと焦ってしまい苦しいです。

そう感じるのはなぜだと思いますか?

経験がないことが「恥」ととらえられているのでしょうか?
それともそれが「未熟さ」「幼さ」「子ども」という風に感じられているのでしょうか?

「セックスの経験がある」というのは「大人女子」の象徴的なことかもしれないのですけれど、じゃあ、経験があるから大人なのか?というのは大いに疑問の残るところですね。

実は以前のクライアントさんに「夜職だけどバージンなんだ」と明るく話される女子がいらっしゃいまして、見た目も雰囲気も全然大人だし、頭の中身もかなり大人(エリート)で、「ええー?マジ?」と驚いてしまったことがあります。

まあ、彼女は一流のオナニストを自負されてる方なのですけれど、性的なトラウマがあって最後までする勇気がないまま20代前半を過ごし、その後は、「この仕事をする上でバージンであることは強みなんじゃね?」と考え方を変えまして、以後は「大好きで、大切な人に捧げるもの」と決めているそうです。

そして、年々その株は上がっており、「あたしの初体験は1億くらい払う価値はあると思う!」なんて笑いながら話しておられました。

「とらえ方の違い」ということですよね。

もし「恥」として感じていらっしゃるならば、あるいは、もし「子ども」と感じていらっしゃるのであれば、「それがなんでダメなのか?」と改めて深堀してみるのがいいと思います。

「恥」としてとらえられているのは「他人軸」ですよね。

周りの目を気にして、世間体を気にして(同じことか)、人と比較して、「ああ、バージンであることは恥ずかしいことなんだ」と思ってしまいます。

じゃあ、「自分軸」に戻してみて、「ほんとうに経験してみたいの?」と自分に問うてみると全然違う答えが返ってくるかもしれません。

また、「子ども」「未熟」という風にとらえられているのであれば、なぜ「性体験=大人女子」と自分が解釈しているのかを掘り下げてみましょう。

確かにセックスって大人の嗜みのひとつですけれど、大人だからするもんでもなし、しなきゃいけないものというわけでもありません。

むしろ、「内的(心理的)な未熟さを隠す根拠」になってしまうこともあるわけです。

Kさんの場合も

>自分の精神年齢は体感14歳くらいで自分は幼いと反省する材料をいつも生活の中で探しています。

という風に実感されてるわけですから、仮にセックスを経験したとしてもその思いは変わらないんじゃないかと推測されるのです。

つまり「バージンではなくなったけど、全然あたしは子どもだ!」と自分を責める新たなネタを作り出してしまうかもしれません。

そうするとカウンセラーとしては「まあ、バージンの話はちょっと横に置いといて」と前置きしたうえで、「なんで自分を14歳だと感じるの?」という方向に話を転じていくと思います。

どんなところで自分は幼いと感じるのか?
果たしてそれはほんとうに幼さなのか?
そしてそれはダメなことなのか?

この問いってものすごく重要でして、ほんとうにすっごく大切なわけでして、

「ああ、それ、自分が勝手にそう判断してるだけで、案外そうでもないよ」

という事例が履いて捨てるほどあるんです。

「ほんとうは十分大人な心を持っているのだけど、それを子どもっぽいと自分で判断してしまっているがゆえに、この問題が起きてる」

ということだってめちゃくちゃよくあるんです。

でも、実際はそうじゃなかったとしても「自分は14歳だ」と思い込むことで、それが真実になっちゃって、いろいろなところに弊害が出てくることもよくあります。

例えば、人間関係で、例えば、仕事の中で、そして、恋愛でももちろん。

確かに14歳なところもあるかもしれないけれど、26歳の部分だって当然あるでしょうし、何なら30歳くらいのところだってあるかもしれません。

大人な部分もあるのに、自分の全部が子どもだと決めつけてしまうと、やっぱりどこかで問題が起きちゃうんですよね。

それに私自身、「14歳のところがあるのってそんなヤバいことなの?」と思ってしまうたちでして、ほら、女子たちの中には「男の人にはどこか少年のようなキラキラした部分を持っていてほしい」と思う人だっているじゃないですか。

だから、そうした部分が魅力になることだってあるんですよね。

とはいえ、、、、それで「うんこー!」とか「おっぱい!!」とか叫ぶと「は?何言ってんの?バカじゃないの?」とか言うのはなんで?少年の心が欲しいんじゃないの?え?そういうことじゃないの???

まあ、愚痴はおいといてですね。よく「自己判断って危険だぜ?」って話をしているのですが、Kさんの中に今もある「大人女子な部分」というのをちゃんと探してほしいな、と思うんです。

Kさんと同年代の方をカウンセリングしていて、彼女もやはり「自分はまだまだ子どもだー」とおっしゃってたんですけど、話をしてたら「いやー、あんたのそこはめっちゃ大人やで」という部分がたくさん見つかるんです。

親元離れてちゃんと自活しているし、将来のことも考えられているし、何なら「年上のメンタル弱めな男子の面倒を見ている」し。

もちろん、20代半ばだからまだまだ社会人経験としては浅いところもあるんですけど、それは当然のことじゃないですか。

むしろ、逆に経験が浅いからこそできることだがいっぱいあって、何かにチャレンジするとか、自分の可能性を広げるとか、夢を目指してみる、とか。

よくよく思えば、私自身がカウンセラーを目指しはじめたのも20代半ばでした。

Kさんも今からできることってめちゃくちゃたくさんあります。

まあ、ほんとうのことを言えば年齢なんてほんとうに関係なくて、何歳からでもチャレンジできるんですけど、やっぱり経験が増えれば増えるほど知識も増えて腰が重たくなるんですよね。

だから、今だからできること、ってのは年齢に関係なくたくさんあって、そこに目を向けてみることをお勧めしたいのです。

彼って33歳でしょう?
年上だからちゃんとしなきゃ、リードしなきゃって思い、すごくあると思うのです。

でも、自分だって未経験だから、どうしていいのか分からない、勇気が出ない、と思ってらっしゃるのかもしれないですよね。

7つも年下の彼女の前で恥ずかしい思いはしたくない、ということで、彼の方がかなりビビってしまってるのかもしれません。

>最近では、彼とのセックスもしてみたいと思わなくなりました。

焦っているのに、したいと思わなくなった、ということは、ほんとうにしてみたいってわけじゃなさそうですよね。

セックスってすりゃいいもんじゃないですもんね。

特に最初の経験って長らく印象に残るものですし、心理的に見てもそこにトラウマが生まれる可能性が高い行為です。

だから、「自分を大切にする」という意味でも、その経験は大事にしてほしいですし、「この人となら!」という思いが出てきてからでも遅くないと思うのです。

今の時代って処女、童貞そのものが恥ずかしい時代でもなくなってきましたし、昔に比べればだいぶ多いですし、セックスにさほど興味を持たない男女も増えてますしね。

それはそれで大切な行為なのですけれど、無理にするものでもないと思っています。

「自分はどうしたいか?」というのがここでも重要なわけです。

さて、とはいえ「大人女子」という名目で「セクシャリティ」なるものをよく扱っている私のブログでありカウンセリングなのですけれど、ここで問題となるのは「自分を14歳だと扱ってしまうことによって生まれている影響」についてです。

この話題は過去にもちょくちょく触れてきてると思います。

自分のことをまだまだ子どもだと思っていることで生まれてしまう問題があるんです。

・お金や仕事の問題→自分は子どもだからお金を稼がなくてもいいし、仕事だってちゃんとしなくてもいい。それはまだまだ先のこと。→仕事が続かなかったり、本気になれなかったり、お金がなかったりする問題を作る。

・結婚の問題→いずれは結婚したいけど、まだ自分は14歳だから全然早い。→結婚したいけどできない問題。

・人間関係の問題→自分はまだ14歳だから自分から与えなくてもいい。みんなに面倒を見てもらう立場で良い。→与えることができないから人間関係がうまくいかない。

だから、「子どもの部分があるのはいいけど、ちゃんと自分を大人として扱おうね!」という風にお話をします。

Kさんもファッションやメイクに関しては年相応のものを選ばれてると思うのです。

中身が14歳だからってJCの制服で街に出たりしないでしょう?

でも、アウターじゃなく、インナーはどうでしょう?
見えるところは大人にしてるけど、見えないところは自分を子どもとして扱っていませんか?

また、人間関係はどうでしょうか?
お仕事はどうでしょうか?

たぶん、「ああ、それに関しては大人!」という部分もあるでしょうし、「いや、それを言われるとちょいときつい」というところもあるかもしれません。

じゃあ、その部分を大人にしてあげましょう!というのが今の課題だと思ってください。

そもそも論としては、なんで自分を14歳だと思い、そういう風に扱ってしまうのか?という点も聞いてみたいですね。

一般論ですけど、親が過干渉・過保護だといつまでも親から子ども扱いされてしまうので、大人になることができない、というケースが多いものです。

とすれば、親から精神的に自立することが今の課題となるでしょう。

心理学やカウンセリングってKさんがバージンであることから、その内面を見ていくものです。

それによっては「経験すりゃいいってもんじゃないよね」というケースもありますし、「それだったらもう経験してもいいかもね」という結論を出すこともあります。
(基本は「好きにしていいよ」ですけどね。)

あまりそうした表面的な事象を扱うことってしないんですよね。

今はその気がなくなっちゃってるかもしれませんが、今の彼氏とセックスするならば、お互い初心者どうし、手探りでやってみましょ、一緒に勉強しましょ、というスタイルがお勧めなのですけどどうでしょうか?

相手が経験豊富な人であれば「お任せコース」でいいけど、相手も未経験なら「一緒に研究しよう」ってことでより絆を深めるチャンスになります。

「お互い初めてキャンプに出かける」みたいな感じで、研究してみればいいと思うんですよね。
うまくいかなくてもそれはそれでいい経験、思い出になるし、「次」だってもちろんありますし。

そういう「一緒に」という意識はパートナーシップにおける重要な「対等性」を築くことにもなりますから、お勧めなんですけど、どうでしょうか?

◎12/22(日)東京:1DAYリトリートセミナー~ライフワークやパートナーシップと向き合い、自分を深く知る1日を~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/50757

根本のセッション
お弟子を検索する!

◎東京/大阪:ロックマン対策会議~ロックマン愛好家のみなさまがいかにして幸せになるかを会議する~
東京:1/13(月祝)12:00-17:00
東京:1/25(土)12:00-17:00
大阪:2/2(日)12:00-17:00
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/54372

★自分らしい生き方を模索し、実践していくリトリートセミナーへようこそ!。

◎ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51398

●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)

問い合わせフォームから「根本裕幸へのリクエスト(ネタ提供)」をお選びください。

また、お弟子さんたちのオンラインカウンセリング無料相談「ココロノマルシェ」でも随時ご相談を募集しています。


無料で読める根本のメールマガジン「予約の取れないカウンセラーが送る“毎日使えるココロの講座”」
より深く学びたい方のためのオンラインスクール「根本裕幸のメルマガ&動画で学ぶ、めっちゃ使えるココロの法則」


今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!

『(準備中)』


★Youtubeの公式チャンネルでも同じ内容を公開してます!(チャンネル登録よろしくお願いしますー!)

(準備中)


★voicy/youtubeで配信した話を文字起こしして公開してます!テキストで読みたい方はこちらからどうぞ!

『(準備中)』

★自宅で、カフェで、移動中に、どこでも学べる根本の心理学。
根本の著作一覧
根本裕幸のサイン本屋さん
セミナーセミナー動画・DVD販売・音声配信サービス販売サイト

あわせて読みたい