女性性が豊かな人は男性性の強い人と合うって言われてますが、感情型と思考型でまったく相容れないような気がするんです。

＊

ま、頭で考えるとそうなるんですけど、現実は全然違うことになっておりまして、女性性が豊かな人って受容力、適応力、順応性がものすごく高いんですね。
だから、性格や価値観が合わなくてもたいていは受け入れてしまい、その元で幸せを見出すことができる能力があるのです。

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根本先生、こんにちは。「自己肯定感が、上がると勘違い女になっちゃう?」ではネタの採用と大変ためになるお話しありがとうございました！
最近バズった待つ女シリーズを読んでいて気になることがあり、男性性・女性性の男女間におけるバランスと性格の相性についてお伺いさせてください！

私は待つ女の中の待つ女でして、女性性がかなり優位なタイプだと自覚しています。
先生のメルマガでは男性性が豊かな男性は女性性豊かな女性とバランスが良い、女性性を開けば男性性豊かな男性を引き寄せる、等書かれていたかと思いますが、そういう男女の性格の相性はどうなのでしょうか？
そのような男性は思考型で私は感情型なので、全く相容れない気がしてしまい、よくわからなくなっております。

ここ最近趣味のバレエを通して本来の自分を取り戻し、自己肯定感も上がってきたところで、男性性豊かと思われる方から頻繁に連絡が来るようになりました。

商社勤務でモーレツに働いていらっしゃるようで、そんな忙しい中でも毎日連絡をしてくれるのがうれしくなってきました。その反面、物事に対する考え方や感じ方が違うので、どうも噛み合わないなぁと思うことがあります。(あちらは海外赴任中のため、連絡はLINEのみ)

ぜひ根本先生の言葉で、男性性・女性性のバランスが取れている男女の組み合わせでの価値観の違いや性格の相性についてご解説頂きたく、よろしくお願いいたします！！

※ご参考までにその方との経緯はこんな感じです。

2年前にアプリで知り合い積極的にアプローチされ一度だけお茶する
(※外見がタイプでなくスルーしようとしたら手が滑ってマッチングしてしまいました、、本当です)
↓
特に盛り上がらず30分で解散
↓
あちらは盛り上がっていたようでさらにアプローチ、私はやる気なしでいつも返事が遅れる
↓
やり取りが難しいなら削除するという謎の宣言が来たので、私は即削除
↓
1年以上経ってまた連絡あり。(すでに海外赴任中)やり取りしてみようという気になり、返信
↓
数ヶ月に一回程度、様子伺いの連絡がくる
↓
今月になってほぼ毎日やり取り（ただの雑談）、今ここです

（Ｓさん）

えーっと、こんどこんなセミナーをするんですけれど、

◎東京／オンライン：11/10（日）13:00-17:00 心理学ワークショップ「『待つ女』が幸せを引き寄せる方法～女性性をさらに活用せよ！～」

やはり「待つ女」のみなさまだけに行くべきかどうか今、まさに迷い中ってこと？

◎東京／オンライン：11/10（日）13:00-17:00 心理学ワークショップ「『待つ女』が幸せを引き寄せる方法～女性性をさらに活用せよ！～」

それともやっぱり動画として販売されるのを待ってるの？

◎東京／オンライン：11/10（日）13:00-17:00 心理学ワークショップ「『待つ女』が幸せを引き寄せる方法～女性性をさらに活用せよ！～」

で、迷っている間に締め切り（11/8（金）15:00）が過ぎちゃって、いつものように「あーあ、間に合わなかったー」て感じになる予定？

◎東京／オンライン：11/10（日）13:00-17:00 心理学ワークショップ「『待つ女』が幸せを引き寄せる方法～女性性をさらに活用せよ！～」

という感じでＳさんのネタに乗っかってみたんですけど。

＊

さて、

＞先生のメルマガでは男性性が豊かな男性は女性性豊かな女性とバランスが良い、女性性を開けば男性性豊かな男性を引き寄せる、等書かれていたかと思いますが、そういう男女の性格の相性はどうなのでしょうか？

という至極もっともなご質問でございますけれど、性格の相性という意味ではあんまり合ってるとは言えないことも多いでしょうなあ、と思うわけです。

待つ女中の待つ女としては大いに悶々としてしまうところだと思うのですけれど、ここを説明すると余計にわけが分からなくなるかもしれないのですが、まあ、聞いてくだされ。

そもそも「そういう男女の性格の相性はどうなのでしょうか？」という疑問は「思考」によって生まれるものですよね？

「根本先生は女性性が豊かなあたしには男性性が強い人が合うって言ってるんだけどー、そういう男性性が強い人ってー、あんまり得意じゃないっていうか、正直、苦手なんだけど、それでもその方がいいってことなのかなあ？」と“考えて”いらっしゃるわけです。

ところが、現実というのはそうした「思考」をあっさりぶっ飛ばす「感情」に支配されているのが女性性が豊かな方でして、つい数日前も「またそういう男に手を出して。ほんまにしゃあない奴やなあ」というカウンセリングをしたところです。

「頭ではこの人はだめだって思うんですけど、なんか一緒にいたら何かしてあげたいって気持ちになっちゃって。助けるなんておこがましいですけど、あたしにも何かしてあげられることがあるんじゃないかなあ、て思っちゃったんです。」

また、その少し前にも常連様が

「やっぱり会うと好きだな、って思っちゃうんです。向こうにその気がないのは分かっているから先に進むためにはもうあきらめなきゃって思うんですけど、都合のいい女は嫌だけど、でも、誘われるとほいほい行っちゃうんです」

と嘆いていらっしゃいましたので、「まあ、あんたはそういう女なんやからしゃあないわなあ」と渋茶をすすりながらお答えしたものです。もちろん、それに対してはかなり食い気味に「えー、そんなこと言わないでくださいよー。なんとかしてくださいよー」とおっしゃるので、「茶菓子でも食う？おいしいよ」とお返事しておきました。（やさしいよね？）

女性性が豊かな方で、かつ、待つ女は、待っている間はとにかく暇なものですから、あれやこれやと考えるんです。

でも、そうして考えて「こうしよう！」って方針が決まったとて、思考の言うことなんて聞かないものですから、その直後に「でもー」という思いが出てきて、ひたすらぐるぐるぐるぐると頭の中がめぐるようになっているわけです。

だから、女性性が豊かな方にとっては「好きになる」「なんか気になる」「なんか好きかも」「放っておけない」「なにかしてあげたい」「一緒にいたい」「会いたい」等の感情が動けば、頭で考えたことなんて「そんなの関係ねぇ」になっちゃうんです。

Ｓさんも毎日ＬＩＮＥはしているとはいえ、向こうは海外にいるわけですから、考える時間はいっぱいありますよねー。

けど、そんな頭で考えたことなんてあまり関係ないことになっていると思いませんか？

積極的にアプローチされてお茶をして、盛り上がらず、タイプでもないので、これはないなと思ったけど、また連絡があったらやりとしてみようかという気になり、なんだかんだ今は毎日やり取りしている、わけですよね？

タイプじゃないけど連絡があったら（返信が遅れがちになったとしても）ちゃんと返事をするし、積極的に来られたら受け入れてしまうし、やり取りしてみようかという気になったらやり取りが続いているんですもんね。

思考ではなく「気持ち」で動いていらっしゃることがよくお分かりになると思います。

＊

この流れで行きますと、彼が帰国した際などに「会おう！会おう！」と積極的に言われ、あんまり乗り気じゃないけど「せっかくだから」という感じで会いに行き、やっぱり違うなあ、と思うんだけど、その勢いに押されてなんとなく付き合う雰囲気になり、「え？これでいいの？」と思うんだけど、「まあ、悪い人ではないな」とも思うので、「まあ、いいか。あたしも暇だし」と付き合うことになるんだけど、やっぱり納得がいかなくて「ほんとうにこの人でいいんでしょうか？」というネタを根本先生に送る、という感じじゃないでしょうか。

なお、この流れを突撃部隊所属の某Ｓ氏に当てはめてみますと、こんな感じになります。

「アプリで知り合い積極的にアプローチされた時点で、キモっと思いブロックする。以上。」

「1年以上経ってまた連絡があったが、ウザっと思い、即ブロックする。以上。」

「外見がタイプじゃないので、なし。以上。」

たいへん潔いものです。

むしろ、「アプリで知り合った人がタイプだったので積極的にアプローチし、なんとかお茶の約束を取り付けることに成功。気合を入れて出陣し、茶をシバきながら口説き落とし、とりあえずその夜は我慢したけど、次の約束を半ば脅迫気味に取り付け、その日に向けて念入りに武器の手入れをする」感じになります。

それゆえ、彼女たちの相談は「また逃げられたー。やっぱ最後の詰めが甘かったのかな？」「こういうタイプを落としたんだけど、その後、ちょっと間違えたっぽいんだけど、切ってもいいんかな？」「なんか向こうが何かしら自己主張してくるからめんどくさくなってきた」「このあたしにマウント取ろうとしてくるんだけど、何とかつぶさずに帰してあげたよ。偉いでしょ？ほめて」というところです。

＊

話題がそれてしまいました。てへ。

女性性が豊かな人って、受容力、適応力がものすごく高いんですね。

だから、この人は思考的な人でお話がとてもつまらないわ、と思っても、ちゃんと合わせられるし、楽しそうな演技もできるし、「悪い人ではなさそう」とか思っちゃって、受け入れちゃうんです。

そんな自分に嫌悪する人もいるんですけど、ほんとそんな必要ないですからね。
それがみなさまの長所、価値、魅力ですから。

だから、「彼はあたしのことが好きみたいだけど、あたしはまだ分からなくて、でも、付き合ってみたら好きになるかもしれないから、とりあえず付き合うことにした」みたいなことがありますし、「あたしって押しに弱いから積極的にアプローチしてくれたらとりあえずＯＫしちゃうみたいな。断るのが悪いような気がするんです。」ということになりますし、「あたしってすごく流されやすくて、嫌じゃない人から誘われたら、とりあえずＯＫしちゃうっていうか。」みたいなことになるのです。

でも、それも価値であり、魅力なんです。

だから

＞そのような男性は思考型で私は感情型なので、全く相容れない気がしてしまい、よくわからなくなっております。

という考えはたぶんあまり関係ないんですよね。

好きになったらほんとそれは無視できますし、求められることが喜びになるなら、合わないって分かってても押されるままに付き合っちゃうものです。

もちろん、実際に付き合った後にあれこれと不満が噴出するんですけど、だからって別れるってことにはならず、その受容力と適応力をフルに活かしてなんだかんだ関係を続けることができちゃうんですよね。

それで某先生のカウンセリングを受けても「どうせ別れられないでしょ？」とかひどいこと言われて傷ついちゃうんです！ひどい！

＊

パートナーシップってけっこう「ないものねだり」になるんですよね。

なんなら「自己成長のために、自分と一番合わない人をパートナーにする！」なんて説もあります。

だから、女性性が豊かな人は、男性性が豊かな人に惹かれ、その逆も成り立つわけです。

仮に女性性が豊かな男性と知り合ったとしても、とてもいい友達になるんだけど色恋にはなかなか発展しません。