過労マン島から脱出するためにはまず意識を変えるところから~意識が先、現実が後~



過労マンばかりが生息する島で生きていれば、周りは過労マンばかりだし、売ってる仕事も過労しなきゃいけないものばかりです。
その島から脱出しようと思えば、まず、じゃない世界があることを知り、じゃない人たちがいることを知る必要があるんです。
そのために「意識を変える」という作業が必要になってくるのです。

こんにちは。
仕事を決めたいけど決まらない自分の周囲に、体酷使過労マンがちらほらいて、近くにいるだけで罪悪感、冷や汗が出たりストレスに感じるのですが、これはバランスの法則が働いているのか?と最近感じるのですがどうなのでしょうか?
その人たちに休んで少しは人生を緩み楽しんでほしいと思うのですが、そういう過労マンを見ていて、かたや自分は燃え尽き退職後、心掘り下げたり感じたりリラックスの旅に出たりしつづけたけど、まだまだ平均的な社会イメージへの恐怖の緩和と心の回復が必要じゃない?
でもいいとこ(リラックスして自分らしく働けるとこ)だったら働きたいよ早く。と感じています。
過労マンを見せられるのは、ダラダラ感ある数年働いていない自分に対して「もっと行動せよ、過労マンを見習って少しは頑張れ」的なメッセージでしょうか?
しかし過労マンを見ると「昔のひどい働き方を再開しないといけない?絶対無理。」と、本当にますます働きたくなくなるので意識しないようにしたいのですが。。。
『バランスの法則』と何か関係しているのでしょうか?
前向きな流れや動きを作るために私ができることって何かありますか?取り上げていただけたら幸いです。
(Nさん)

前向きな流れを作るには前向きな解釈を「受け入れる」ということが大切なのかな、と思いまして、Nさんもそろそろそこにメスを入れるときなんすかね?などと思っている今日この頃です。

それにしても過労マンって面白い表現っすね。
うちの読者にもそういうパートナーを持つ彼女・妻も少なくなく、それ以上に、「あ、それ、あたしだ」と思われた自立系武闘派過労ウーマンも多数いらっしゃるわけです。

そもそもかつてのNさんももれなく過労ウーマンだったんでしょうか?

さて、いきなり本題ですが(たまには前戯なしってのも刺激的でいいでしょ?笑)、自分はリラックスして働きたいのに周りは過労マンばっかりってときの解釈ですが、

>「もっと行動せよ、過労マンを見習って少しは頑張れ」的なメッセージ

という受け取り方もありますけれど、他にはないでしょうか?

「ああなってはならんぞ!」と“悪い”見本を見せてくれている、とか、「昔のお前もああだったんだぞ?」と警鐘を鳴らしてくれている、とか、「彼らを反面教師にした生き方を選択するとよいぞ!」というメッセージという風にも受け取れますよね。

確かに「バランスの法則」という解釈もありですけれど、だとしたら、彼らとバランスを取るために「もっとゆるゆるゆるゆるせなあかんなあ」という風に受け取るのもいいでしょう。

まあ、心理学っつうのは「ああ言えばこう言う学」と揶揄されておりまして、それゆえ、カウンセラーってのはある意味、口八丁な部分もあるわけでございます。

同じような内容に対しても人によっては「もうちょっとゆっくりしたらええがな」と言い、別の人には「そろそろ動き出しましょか」と伝えるわけですから。

で、

>かたや自分は燃え尽き退職後、心掘り下げたり感じたりリラックスの旅に出たりしつづけたけど、まだまだ平均的な社会イメージへの恐怖の緩和と心の回復が必要じゃない?

ということであれば、まさに転換期でございまして、過労マン島から、じゃない島へと引っ越しの最中といったところでしょうか。

で、その恐怖心があり、まだまだ心が疲れているということであれば、その燃え尽きるほどのハードワーク時代が「トラウマ」になっているのだろうと推測されます。

ここ、ちょっと難しいところなので慎重に読み進めてもらえるとありがたいです。

燃え尽き症候群になって心を回復していくプロセスにおいては、2つの大きなテーマが与えられるものです。

ひとつめはその疲れそのものを癒していくプロセスです。
長年過酷な使用によりぶっ壊れてしまったエンジンをオーバーホールするようなイメージですね。

温泉に漬かったり、海に向かって叫んだり、予定のない日々を過ごしたり、映画を見て泣き笑いしたり、友達と平日ランチをしたり、ひとりでぼけーっと家で過ごしたり、根本さんのブログを熟読したり、根本さんの動画を見まくったり、根本さんの本をコレクションしたりして心を癒すステージです。(特に最後の3つが重要!)

もうひとつは、燃え尽きるほど頑張ってしまう「心の癖」を直していくプロセスです。
これは心の仕組み自体を変えていくもので、人生の棚卸であり、新しい世界の扉を開けて「今までとは全然違う」考え方などに出会う道です。

で、心の疲れは取れてきましたー、そろそろ働くかなー、という段階でたいてい壁にぶつかるんですね。

「また前みたいに燃え尽きてしまったらどうしよう?」って。

疲れは取れたけど「あり方」は変わっていないのでそういう発想になりますし、「もっとリラックスして自分らしく働きたいなあ」と思っても、そのやり方を知らないし、何なら過労マンに囲まれて生きてる通り、そんな働き方をしている人も周りにいないんですよね。

>過労マンを見せられるのは、ダラダラ感ある数年働いていない自分に対して「もっと行動せよ、過労マンを見習って少しは頑張れ」的なメッセージでしょうか?

こういう風に解釈してしまうのが、その働くことへのイメージが変わってないことを意味するわけです。

シンプルに見ればNさんにとっては

「働く=燃え尽きるまで猛烈に走り続ける行為」

という図式が成り立っているのかもしれず、それが周りの人に投影されて「自分の周りは過労マンばかり」という状況になっているのかもしれません。

つまり、その図式を崩して作り直す時期に来てるってことですね。

「働く=○○」

どんな言葉を入れたいですか?

「働く=遊びながらお金をいただける行為」

「働く=めちゃくちゃ楽しくて面白いゲーム」

「働く=うぇーい!!」

なんでもいいっすけどね。

お好きな言葉、イメージを入れちゃってください。

具体的にはまず「過労マン」たちと距離を置くなり横目に見るなりして「じゃない人たち」を探してみる必要があります。

楽しんで仕事してる人、働くのが好きで幸せそうな人、楽にゆるゆると仕事している人、自分のペースで生きてる人、忙しそうなのに苦しそうじゃない人などなど。

そういう人はスーパーのレジにもいるかもしれないし、駅員さんがそうかもしれないし、カフェのスタッフかもしれないし、いつも髪を切ってもらってる美容師さんがそうかもしれないし、案外、身近にいるものです。

「仕事=苦しいもの」

という図式を持っていると、それを社会に投影しますから、苦しそうに仕事している人しか目に入りません。

その人の隣に笑顔で楽しそうに仕事してる人がいたとしても目に入らないか、目に入ったとしても「あの人は変な人」とレッテルを張って除外しているか、です。

つまり、

「仕事=うぇーい!」

という図式をインストールできると、どこに行っても「うぇーい!」な人ばかりが目に付くようになるってわけですし、「うぇーい!」な人がいるところに自然と足が向くようになるものです。

例えば、私自身、10年くらい前にフリーランスになって一番変わったことは、出会う人たちです。今までと全然変わりました。

「何しているのかよくわからない人」
「たぶん忙しそうなんだけど、そんな気配を見せなくて楽しそうな人」
「ゆるゆると仕事をしているのだけど、よくよく聞けばビッグチャレンジしてる人」

きっちり仕事されてる方もいれば、ほんとうにフリーで仕事している人もいるのですが、当初は「こういう生き方をしている人ってほんとうにいるんだ」と思いました。

いるところにはいる、ってほんとに思いましたね。

だから過労マンに囲まれているNさんは過労マンが住む島にいて、そこから脱出しようとしているところなんだろうな、と思うのです。

だとしたら、過労マンじゃない生き方をしている人たちを探してみましょう、そこを手本にしてみましょう、ということなのです。

仕事が決まらないのもこの島に住むのはもう嫌だと思っているからかもしれません。

そして、もしかすると今のNさんは過労マン島で仕事を探しているからなかなかピンと来ないのかもしれませんね。

過労マン島では過労マンになる仕事ばかりを売ってるわけですからね。

「意識が先、現実が後」という表現をよくするんです。

まず意識を変える、そうすると、現実が変わる、というほどの意味です。

仕事に対する意識を変え、「あ、過労しなくてもいいんだ。」という当たり前の事実を受け入れると、過労しなくてもいい仕事が見つかる、ということです。

意識を変えずに現実だけ変えようとするから同じことを繰り返してしまうのです。

仕事に対する意識を変えることで、現実が変わります。

けど、私たちはなかなか頑固なので意識を変えることに抵抗を示し、むしろ今持っている意識が正しいとすら思っています。

だから、手っ取り早く「じゃない人たち」つまり、過労マン島の住民じゃない人たちを探してみましょうか?という話になるのです。

で、実はこの世はパラレルワールドです。

わざわざ場所を変えなくても、視線を少しずらすだけで「じゃない人たち」と出会えます。

そして、「あ、過労しなくてもいい世界があるんだ」とか「過労しなくても幸せそうに仕事している人もいるんだ」という風に思えたら、意識は変わり始めています。

私は10年前、フリーランスになるときに「自由に仕事をしたい」「やりたいときにやりたいことができるようになりたい」という思いを持っていました。

それまでも比較的自由にさせてもらっていたのですが、欲深い私はそれでは満足できなくなったんですよね。

でも、そういう意識に切り替えると、そういう意識を持った人たちばかりに出会うようになり、やがて初めて会う方から「根本さんって何してる方なんですか?全然想像できません」なんて言われるようになっていきました。

心の疲れが取れてきた今、いよいよその意識を変えるときが来たのだな、と悟っていただければ幸いです。

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