私たちは人の話を聞きたいように聞いてしまい、受け止めたいように受け止めてしまうもの。~潜在意識の話~



人から何かを指摘されたときに無価値感が強い方は「ああ、やっぱり私は力不足なんだ」と落ち込み、罪悪感が強い方は「ああ、自分のせいだ。自分が悪いんだ」と反応するか、「そんなことない!自分は間違ってない!」と反発します。
そんな風に私たちはフラットに人の話を聞いているつもりでも、潜在意識にある感情(罪悪感とか)に基づいて反応してしまうのです。

例1)取引先から「先日頂いた資料。社内で検討させていただいたのですが、予算の都合もあって今回は見送らせていただきたいと思います。」という残念な連絡。

自分なりに一生懸命作った営業資料なのですが、相手にはいまいち響かなかったようです。

さて、そのときあなたはどうその現実を受け止めるでしょうか。

A.自分という人間が否定されたように感じてしまう。
B.自分の努力が無駄になってしまった、と感じてしまう。
C.自分の何がいけなかったのか?何が足りなかったのか?を考えてしまう。
D.今回はご縁がなかったんだな。残念!
E.何とかもう一度チャンスをもらえないかを真剣に考える。

例2)パートナーから「言いにくいんだけど、ちょっと束縛されてるように感じて、少し重たいんだよね」と言われてしまいました。

全然そんな風にしてるつもりはなかったのに・・・。

さて、そのときあなたはどうその言葉を受け止めますか?

A.やっぱり私は重たい女なんだ。私じゃダメなんだ。
B.どこが重たかったのかな?具体的に教えてくれなきゃ改善できない。
C.どうせ、私は重い女ですよ。そんな女がイヤなら別れたらいいと思う。
D.ふつうにしてるのにそれを束縛と受け取るなんてありえない。ムカつく。
E.そっかー。じゃあ、もうちょっと自由にしてあげたらいいのね。

心理テストみたいな書き出しですけれど、Aを選んだあなたは○○だ!みたいな判定をしたいわけじゃありません。

けど、それが気になって先が読めない!という方のために簡単に解釈をお伝えしておきます。

例1)
A.自己否定が強いかも。
B.無力感を感じやすいかも。
C.罪悪感が強いのかも。
D.男性性が優位かも。
E.粘り強い? or 執着しやすい?

例2)
A.自己否定が強いかも。無価値感も。
B.前向き。だけど、罪悪感系かも。
C.完璧主義?
D.競争心強め?
E.男性性が強めかも。

これだけでは判断できないので、この解釈を読んでまた二重に凹んだりしないでね。(はあと)

で、今日の本題は何か?というと、ひとつのできごとでも人によって受け取り方が全然違う!ということです。

「え、そんなの当たり前じゃね?」

と思われるかもしれません。そうです、当たり前のことです。笑

が、こう並べられると「人によって違うのは当たり前だよね」と思うんですけど、自分の受け止め方って場面が違っても同じような傾向になってると思いませんか?

それが「パターン」という奴なんですね。

無価値感が強い人は、無価値感で受け止めます。

「最近ちょっとマンネリしてると思わない?」と彼氏に言われたら、「もしかして、飽きられちゃった?やっぱり私みたいに魅力がない女と一緒にいたら退屈しちゃうんだわ。」みたいに無価値感で反応します。

一方、罪悪感が強い人は罪悪感で受け止めるので、「最近ちょっとマンネリしてると思わない?」という彼氏の言葉に「わー、私のせいだ。私がちゃんと彼を楽しませてあげられてないからそう思わせちゃうんだ」と反応するか、逆に正当化して「じゃあ、私が悪いっていうの?あなたにも責任があるんじゃない?」と反発を覚えます。

※正当化も罪悪感が作る行動です。

だから、こうしたやり取りって

「いやいやそういうつもりじゃなくて」
「じゃあ、どういうつもりなの?」
「何か楽しいことを一緒にしたいと思って」
「じゃあ、はじめからそう言ってよ」

みたいな感じで険悪な空気が生まれるのですが、相手がどういうつもりでそれを言ったかを確認する前に、自分が勝手にあれこれ判断しちゃうんですね。

その判断基準が無価値感だったり、罪悪感だったり、競争心だったり、完璧主義・理想主義だったりするんです。

だから、自分がそう解釈してしまったときに「あれ?それは相手の意図通りの解釈なのかな?」と一考するのが対処法なんですけど、そんなリアルタイムに考えられないですよね。

もちろん、相手だって聖人じゃないですから、相手も罪悪感なり無価値感なり完璧主義なり競争心なりであなたの反応を受け止めます。

自分が罪悪感で、相手が無価値感なら、自分は「私のせい」と思うし、相手は「自分じゃだめなんだ」と思うし、で、会話がかみ合わなくなります。

いわゆる「すれ違い」がそこに生まれるわけですが、お互い自分の解釈が正しいと思っているので、なかなか折り合いが付かないこともいっぱいあります。

だから「いやいやそういうつもりで言ったんじゃないって」って彼に言われても、その言葉が信じられず、「私が悪いって言いたいんでしょ?」と自分の主張を通そうとしてしまうわけです。

これは自分に向けられた言葉じゃなくても同じです。

朝礼で社員全員に向かって社長が「業績が良いからって最近気を抜いてる奴がいるぞ!」って言ったときに罪悪感が強い人は「ああ、私のこと言ってるんじゃないか?確かに最近サボり気味だし」と受け止めてしまうように。

また、罪悪感で聞いてしまう人が常にそうなのか?というと、それもケースバイケースのことがあります。

仕事に関しては罪悪感で聞くけど、恋愛では無価値感で聞いちゃうってこともあります。
仕事のこの部分については罪悪感で、あの部分は無価値感ということもあります。

おおむね罪悪感が強い人は罪悪感で聞きやすいのですが、その中でも無価値感が影響するケースってのがあるものです。

みなさんは日常生活ではどういう受け止め方、聞き方をしていると思いますか?

それを「知る」ということがとても大切だと思うのです。「直す」前にね。

日常のいろいろな場面を思い出しながら、「こういう時は罪悪感で聞いてるかー」とか「こういうシーンでは競争心が疼くなあ」みたいな感じで。

筆者自身はそもそも罪悪感が強いタイプなので、なんでも「自分が悪い」or「自分が正しい」という受け止め方をしちゃうことが多いんですよね。

でも、その癖を知っているので、「罪悪感で受け止めたけど、それが相手の意図かどうかは分からないので、相手に確認する」ということをやろうとしています。やろうとしているということはできないときも大いにあるってことです!笑

具体的には、何か問題点を指摘されたときは「うわー、自分のせいだわー」とか「いや、こっちは間違ってない」などの反応がすぐに起きてしまうのですが、その反応をすぐに出さずに一旦受け止めて「相手の意図は何だろう?自分を責める気があったのか?」と考え直すようにしています。できないときももちろんあるけど。

そうして「自分を知る」ということができれば、相手の言葉にすぐに反応することなく、「一旦停止」して考えることができるようになります。できないときももちろんあるけど。

その上で、その自分をより深く癒していく、私の場合であれば罪悪感をより深く癒していく、ということを日常のテーマにすればいいんです。

<罪悪感>
「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
*セミナー動画:『私の幸せを阻む「罪悪感」を「愛」で癒して「私」を自由に解放するワークショップ』
*心理学講座動画:『罪悪感と癒着の心理』
光の瞑想~疲れや罪悪感などを癒すイメージワーク~

<無価値感>
◎セミナー動画「無価値感を癒して今の自分に自信を持つためのワークショップ」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/45220
◎セミナー動画:応用心理学講座「ワーカホリックもプレイボーイも無価値感が強くて自分に自信がないの!?」
https://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/46474

「自分の反応の仕方を知っておく」というのは、人間関係を円滑にするための大切な“マナー”みたいなものですし、それ以上にいたずらに「自分いじめをしない」という大変大切な“心掛け”になります。

それくらい自分を知るってことはやはり大切なことなんですよね。

ということで、最後にいくつかの受け止め方についてご紹介するので自分を知る参考にしてくださいませ。

●罪悪感・無力感
「私のせいだ」「私が悪い」「私は正しい、相手が間違ってる」「私が何かしたから?
」「それは相手が悪い」「喧嘩売ってる?」「自分はいないほうがいい」

自分のせいにする。もしくは、自分を正当化して相手のせいにする。
相手から距離を取ろうとする。相手の話を打ち切ろうとする(シャッターを降ろす)。
開き直る。

●無価値感
「私が○○だからいけないんだ」「私に魅力・価値がないからだ」「やっぱり私なんて大切にされない」「きっと嫌われた」

自分を低く扱う(相手を見上げる)。自分を落とす。
愛されるわけがない、という思い込み。

●競争心
「どうせ私の負けですよ」「私が悪いって言うの?」「あんただってこうだったじゃない」「いつでもあなたは正しいのよね?」「どうせ私が間違ってますよ」

何かと張り合ってしまう。正しさの争いを生みやすい。
勝ち負けにこだわる。

ただ、この競争心も背後には罪悪感や無価値感が潜んでいることが多い。

●理想主義
「本来こうすべきなのにできてない」「それくらいできてないとおかしいのに」「ほんとはこう反応すべてきなのに」

理想を掲げてそれができていない自分を責める図。

●完璧主義
「もっとちゃんとしなきゃ」「全然自分はダメだ。できてない。」

完璧であることを求める図。

そうして「自分を知る」ことがまずは大事で、そのあと、その問題を少しずつ癒していこうぜ!というのが課題です。

そして、その癒しのためには「なぜそんな罪悪感をたんまり抱えることになったのか?」というテーマで自分を掘り下げていきます。

たいてい両親との関係に行きつくわけですが。

それは長期的な課題ですから、それに取り組みつつ、日常では、自分の反応を「一旦停止」して一考するのがお勧めです!

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