カウンセリングを受けたり心理学を学んだりしてもイマイチ抜け出せた感じがしないのなら、いよいよ才能を開いて「与える側」に回る時期が来たというサイン。



「受ける側半分、与える側半分」という格言が癒しの世界にはありまして、カウンセリングやセラピーを受ける側だけでは半分までしか癒せないってことを表しています。
つまり、与える側(癒す側)に回りなさいって時期なのですが、それは才能を開き、リーダーシップをとっていきましょう!という話でもあるのです。

根本先生、はじめまして。
6月頃よりブログを読みあさりまして、ご著書3冊とセミナー3本課金させていただきました(はーと)

物心ついた頃から生きづらさと寂しさを抱え、母と戦を続け、セラピーを受けたり心理学を学んだりしてきましたが、改善せず、幸せって何?とわからないまま知命を迎えました。マジで、喜びとか幸せとか感じないわけではないですが不感症傾向です。

幼少期に父が病気となり、生まれたばかりの弟とともに親戚に預けられたりしながら過ごしましたが父は他界。経済的にすぐに困るわけではなかったようで、母は家にいてくれましたが、ある時、妻子持ちから略奪婚すると突き進み、相手妻から嫌がらせの電話が鳴り響き泣きわめく様を見ているしかなかったこと等、とても嫌でした。
結局別れ、その後、母は別の方と再婚しまして、育ての父はいろいろな面でサポートしてくれ、一人暮らしで自立することもできました。育ての父も母ももう他界しています。

弟は、ほぼ父を知らないからかわいそう、男の子、長男だからと親戚ともども大切に自由に育てられました。わたしは父の愛を知っている、女の子、お姉ちゃんだから我慢と慎ましく良きところへ嫁げるようにと厳しい躾で育ちました。

そんなわたしは、借金(返金済)、目の前で彼が亡くなる、性的被害や痴漢は幼少期から両手までいかないまでもあり、婚活の末にやっと結婚できると思えば「甘えていてごめんなさい、結婚できません」と去っていくetcという人生。
内観、思考の書き出しなど自分と向き合い、セッション等も受けてきましたが、気づきがあっても、なんかよくなったかも?で一向に変わらないまま時間だけが過ぎています。

武闘派女子、女性性・セクシャリティ豊か強めですよね?!依存癒着母問題、ラスボスおかんと思いましたが、ラスボス弟だった模様。相当恨んでいたことに気づけましたし、書き出しても今の段階では感謝は数個しか出てきません。嫌いじゃないのに!

ずっと依存先を求め、寂しさを埋めるための結婚を目指してきたのでしょう。結婚後のヴィジョンは見えていませんでしたが、今は、あたたかく穏やかな家庭を持ち、お互いを尊重し、できれば姫として何もせず大切にしてもらって生きていきたいとヴィジョンも浮かぶようになってきました。しかし、「トンネルを抜けたような」感覚はやってきません。
自己肯定感を上げる、緩める、(喜びと幸せを感じることが麻痺っていて問いかけてもわからないまま)自分のご機嫌を取る、怒りや絶望と向き合う、家族との感情と向き合うことをこのまま続けているだけでは突き抜けられないような気がしまして。でももう、本当に疲れた、むりーーーーー!。

削っても削っても長文となったため採用されないか~と思いましたが、自分を整理する意味でも、そして頼るをしようと決断し送信いたします。
根本先生の見解や助言をいただけますと幸いです。
(Mさん)

厳しく躾けられたとあるように文面も丁寧で上品な感じが漂ってきますよね。
それはそれで大きなメリットですよね。

またご自身のこともよく理解されているようで、女性性・セクシャリティ強めってのはまさにその通りだと思いますし、弟がラスボスってのもよい読みだと思います。

それから依存先を求めて結婚を求めてきたことに気付かれたことも大きいですね。
結婚って親探しじゃないですもんね。

で、ご自身でもいろいろと取り組まれているようでして、それも素晴らしいことなのですけれど、その辺はさすがは自立系というべきか「自分ひとりで」という意識がすっかり染みついてしまっているようなんです。

ひとりで取り組むことも大事なんですけど、やっぱどうしたって「癖」が出ちゃうんですよね。

過日、うちのパーソナルトレーナーさんがこんな話をされてました。

「この間ね、長らく自分でトレーニングされてきたって方が来られたんすよ。Youtube見たり、某24時間ジムに定期的に通ったりしてそれなりに筋肉は付いてるんすけど、やっぱ無駄なところに力が入っていたり、フォームが崩れたりするから怪我しやすい状態だったんすよね。それで、正しいフォームでやってもらったらやっぱ今までみたいに(重量が)上がらないんすよ。だから、『正しく効かせるって大事っすよ、たまには来てもらったほうがいいっすよ』って言っといたんすよね」

それを聞いて「ああ、心の世界もまったく同じっすね」と思ったんですよね(言わなかったけどさ)(え?めんどくさいじゃん?笑)。

むりーーーーー!ってなるくらいひとりで何とかしようと頑張ってきたんだから、自分でできることってある程度はやり切ったと思うのですよね。

そういうときこそ、外の目を入れたほうがいいと思うのですよね。

◎9/14(土)オンライン:1DAYリトリートセミナー~ライフワークやパートナーシップと向き合い、自分を深く知る1日を~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/50757

◎10/12,13,14 ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51398

で、そうして第三者の目を入れると視界がぱーっと広がるわけでして、今までやってきたことに意味や価値を改めて感じられるし、新たな取り組み方が見つかったり、今までとは違う視野を手に入れられたりするんです。

あとセミナーだと他の人とのつながりも生まれるしね。
1日だとあれだけど、3日間だとその後も連絡撮り合って深い話ができる友達ができたりするわけでね。同志ができればまたモチベーションも維持しやすいってわけですよ。

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さて、華麗なるステマをキメたところで本題に入るのですけれど、Mさん自身はセラピーを受けたり、心理学を学んだりされてきたけど生き辛さと寂しさがまだまだ改善されないってことですよね。

なんで改善されないのでしょうか。(お前が聞くな!という話はおいときましょう)

生き辛くなくなって寂しさがなくなるってのが理想ですか?

寂しさってなくならないものですしね。
寂しさがなくなったらヤバいですしね。

でも、それが依存心から来るものであれば、「誰かに依存したいのにそういう相手がいない。寂しい。」ということになりますので、これは辛いと思います。

また、生き辛さっていろんな感じ方があるので、私はいつも「どんなときに生き辛さを覚えるんでしょう?」という質問をすることにしています。

どこに行っても人間関係がうまく築けないとか、誰かと親密になってくると関係を壊しちゃうとか、自分の有り余る情熱を持て余しているとか。

ちなみにそれらの思いは改善されたとまではいかないけど、前よりマシになった感じでしょうか?

それもない?

癒しの世界ではこういう表現がよくされます。

「受ける側で半分、与える側で半分、癒される」

つまり、「カウンセリングやセラピーを受けるだけだと50%までしか癒されない。そこから先は自分が癒す側(与える側)にまわることで癒される。」ということです。

実際なんでもそうですけど「与える側」になって初めて理解し、定着するもので、「受ける側」だけですと足りないことが多いのですよね。

これは少なからずみなさんも経験されてると思います。

後輩に業務の引継ぎをしたときに初めてその業務の意味ややり方が理解できた、とか、家庭教師で生徒に公式を教えたときにその公式の意味が理解できた、とか、他人から聞いた話を人に伝えたときにちゃんと意味を理解した、とか。

つまり、それだけセラピーを受けて、心理学を学んでこられたMさんはいよいよ「与える側」に来てるんじゃないっすかね?ということを言いたいわけですな。

で、この与える側ってのは「カウンセラーになる!」というのがたいへん分かりやすく、もちろんそれもひとつの手ではあるのですけれど、そこまでしなくても周りの人の話を聞いてあげたり、心理学の知識や経験を誰かに伝えたり、与えたりすることでもいいでしょう。

SNSなどで発信したり、ノートにまとめたりすることも「与える」ということになります。

つまりは何らかのアウトプットをしてみてはどうでしょうか?という話です。

まあ、具体的にどうするか?ってのはなかなか浮かびにくいと思うのですが、この「与える側」という話をされると途端に抵抗が強く出て、重たくなり、ええー、なんかやだ、という反応が出てくることがあります。

これはまさに依存心のなせる業でして、「ああ、その依存心が足を引っ張ってんだね」ということになろうかと思います。

だからこそ、意識的に与える側に立った方がよいわけでして、私の場合、ここで出すワークや宿題はけっこうヘビーなものになります。

何かしら「前に立つ」ということを課題にするので過酷なのですな。

けど、この「与える側」というのは非常に重要な意味を持っていまして、つまり、自らの才能を開くための必須科目なんです。

しかも、ある面では自立しているわけですから、自立心がないわけじゃないんです。

なぜそこでだけ依存心が出てくるのかってところが問題でして、結局のところ、それは親へのニーズが隠れていて、いまだに親という存在に縛られていることを意味します。

そこで改めて親と向き合うのもひとつの手です。
ただし、ひとりではなく、またセラピーを受ける形で。

そして、もう一つ違うやり方ってのが私がよくお話している「才能を使う」という方法なのです。

さて、Mさんの生い立ちから改めてチェックしてみると、

・幼少期に親戚に預けられた
・父が病死
・母が略奪婚を試みる
・母が別の人と再婚

となかなかハードモードな幼少期を過ごされたようですね。

そうなると「寂しさ」はもちろんですけれど、「見捨てられる怖れ」とか「居場所がない」とか「どこに行っても浮いてしまう」みたいなパターンも生まれそうですけどどうでしょうか?

そして、そうした自分の身がどうなるか分からない環境で育ちますと、必然的に生命力が鍛えられることになり、それゆえ情熱的になり、そして、セクシャリティが豊かに育ちます。

性的な目覚めが早くなり、それ故に、痴漢や性的に被害に遭いやすくなったりもします。

また、有り余る情熱から勢い余って借金を作ることになったり、ブラックな会社で仕事をしたり、そうでなくてもハードワークして「経済的には問題ないけど、心は砂漠状態」になったりします。

それにしても目の前で彼が亡くなるって相当ヘビーなできごとですよね。

そんな目に遭い続けていたら誰かと親密な関係を築くことが怖くてできなくなるのも無理はないかもしれません。

で、そういう方はたいてい「ホームメイカー」という才能を持つものです。

家を作るって才能ですが、別に大工に向いてるって話じゃありません。

「人が心地よく過ごせる場所を作る」

例えば、ホームパーティを開く、人が集まるお店を作る、何かのグループをまとめる、といった類のものです。

それが「温かい家庭」でもよいのですが、Mさんのようにエネルギーが強すぎる方はえてして「家庭」だけでは飽き足らず、勢い余って「スナック」を開業しちゃったりするんですけど、要するに自分のエネルギーに見合った「場」を作り、多くの人にそこを居場所にいsてもらうって才能なんですね。

つまりはリーダーシップを取ることであり、与えることなのです。

また、こういう表現は誤解を招くものなんですが「セックスの才能」というものを持つことも多いものです。

床上手なこともあるのですけれど、男性を心から癒してあげる才能であり、「あげまん」と言ってもいいですし、ときには「巫女」のように神様とつながる才能でもあります。

だからヤリまくれ!というわけではなく、むしろ逆で、自分自身とのつながりをより強固にし、スピリチュアルな才能を開いていくプロセスを意味することが多いものです。

そうするとヒーラーとしての才能が開花して癒し人になったり、占い師になったり、人に道を示す人になったりするのですが、中には経営コンサルタントとして花開く場合もあります。

また、これが重要なのですが、キラキラと美しい存在になりますから、女子たちからの尊敬の念を受け、「憧れの人」になります。

オーガニズムと関係するからセックスの才能と呼んでるんです。

だから、セクシャリティを徹底的に開いていくのもひとつの方法となります。

Mさんがほんとうに生き易くなったと感じるのはそうした「自分の世界」を築いたときだと思います。

ぶっちゃけて言えば勤め人じゃなく商売人になったほうが早いと思いますし、人目を気にするのではなく独自路線でやりたいように生きたほうがたぶん支持者が増えますし、もっと「大胆さ」や「オープンさ」というものを意識した方が自由を感じられるでしょう。

あ、そうそう、「自由」ってのがMさんにとってのキーワードになると思います。

自由な生き方、自由なファッション、自由な旅、自由な仕事、自由なお金使い、自由な家、等々。

だから、もう少し気まぐれにわがままに生きてみるとそれだけで楽になると違いますかね?

ということで、癒しの方はけっこうやってきたし、とりあえずライフワークの方に意識を向けたほうがいいんじゃないかと思いました。

母との癒着やラスボス弟問題とか彼の死や幼少期の親戚たらいまわし事件なども問題として見れば問題ですけれど、とりあえずは才能の方に目を向けて、そこで「やっぱ弟のことをやったほうがいいなあ」というタイミングで向き合えばよいと思います。

リトリートセミナーで扱うなら「才能」を軸に、人とのつながりを「中心」で感じるようなセッションを作りたいかなあ、と思います。

個人セッションなら自分を自由にするためにセクシャリティ関連のトラウマや才能から入るかなあ、と思います。

いろいろと学んでこられたわけですから、これからは「与える側」に立つべく、その才能を活かしていきましょ!という話でした。

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