問題探しよりも価値・魅力探しの方がよほど大事だし、効果的じゃね？

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私のカウンセリングは特に初回の場合、「ここが問題だからここを癒しましょう」みたいな問題探しよりも、「あなたにはこんな魅力や価値、成功体験があるから大丈夫」という点を重視しています。
そうして自分の価値や魅力、そして成功体験を受け入れることで、問題と向き合うことがマイナススタートではなく、プラススタートに転じられるのです。

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問題に気付くよりも価値魅力に気付く方がはるかに大事だと思うのだよね。
問題を解決していくにも気力が必要でしょ？
その気力を作るものが自分の魅力や価値だと思うんだよね。
「自分にはこんな価値がある」と思えて「できないことじゃない」と分かるだけでも全然向き合い方が違うと思うんだよね。

— 根本裕幸｜カウンセラー・作家・講師 (@nemotohiroyuki) May 31, 2024

何か問題があったり、うまく行かなかったり、行き詰まっていたりすると「何が悪いのか？何が原因なのか？」ということを考えるかと思います。

もちろんそれは悪いことではないですし、大事なことには違いないのですが、そこには「自分の何かが間違っている」「自分が悪い」という“自己否定”“自己嫌悪”なるものが必ずセット販売されているかと思うのです。

でも、それってふつうに痛いですよね？
自分で自分を傷つけてますよね？

もちろん、自己肯定感が高い人は自分を責めずに原因探しができるかと思いますが、問題が起きてるところでそれができる人ってかなり悟った人だと思うのでなかなかできることじゃないと思います。

しかも！

そういうときの原因探しってあくまで「自分基準」なんですよね。

そうするとその分析が間違ってることだって多くあるわけです。

よくこういう言い方をするんです。

「頑張りすぎが問題な人って、その問題を解決するためにもっと頑張ろうとする」
「考えすぎることが問題な人って、その問題についてもっと考えようとする」

たいていの問題は「パターン」と呼ばれる「心の癖」が作ります。

その癖を持ったまま、自分で解決しようとするものですから余計にこんがらがってしまうんですよね。

「考えすぎる癖があって、それで動けなくなって問題が起きているのに、それをさらに考えることによって解決しようとして、でも、やっぱり答えが出ないから動けないまま時間が過ぎていく」

そんな経験をしたことがある方って多いんじゃないでしょうか？

さらに！

「根本さんのブログで、考え過ぎちゃダメだって書いてあった。なるほど。たしかにあたしは考えすぎる癖があるからダメなんだ。直感が大事らしい。でも、直感って何なんだろう？どれが直感なんだろう？ちゃんと直感が何かを考えてみよう。」

なんてことをしちゃっている人はいませんか？笑

自分で仕掛けた罠に自分でハマる。

心の世界ではほんとうによくあるものなのです。

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さて、そういうわけで自己分析はあまりお勧めしておりませんし、また、そういう自分の癖に気付くのも難しいわけでして、「さっさと専門家に相談した方が早いよ」とお伝えしたいわけですが、その専門家がどういう風に問題を見ていくか？という話をするのが今日の本題なんです。（忘れてた）

何かうまく行かないことがあると気分は落ち込むものです。
深刻になって暗くなって考え込む、悩むという状態になりますよね。

これは誰でもそういうもんです。

そのときに焦ったり、不安になったり、恐ろしくなったりすると同時に、自分の何がいけないのか？何が悪いのか？何が問題なのか？ということを分析し始めると思います。

そうして「自分の悪いところを見つけてそれを直して問題を解決しよう」とするわけですね。

もちろんそのやり方が間違ってるわけではありません。

「スマホの調子が悪い。なんかのアプリが悪さをしているのかもしれない。ネットで調べてみよう。なるほど最近入れたゲームが重すぎるのか。一度それを削除してみよう。あ、サクサク動くようになった。このアプリと相性が悪いんだな。」

という風にうまく行くこともあるでしょう。

しかし、自分の内面的な問題にそのやり方を当てはめてみても、アプリを削除するように簡単に取り除けるものじゃないですから厄介なわけです。

そして、自分なりに解決しようとしてみてもうまくいかなかったりするとさらに気分は落ち込み、焦り、不安も怖れも増していくと思います。

その間、けっこうな確率で「自分責め」が起きているんですね。

そうした自分責めをしながら原因探しと解決をしようとするのはなかなかハードじゃないでしょうか？

みなさんは責められて成長するタイプ？
それとも褒められて伸びるタイプ？

一部の苦行系武闘派女子は「あっしは根っからのドＭですから責められると興奮してやる気になるんです。」とおっしゃるので、まあ、自分責めをするのも性癖なんでしょうがないですけれど、後者の方であれば、自分を責めれば責めるほど成長しないんじゃないでしょうか？

だから、カウンセラー（というか私は）「褒める」ということを大事にするのですね。

すなわち「価値・魅力」を見つけ出すことを最優先にするし、「過去の成功体験」を探し出そうとするし、その人の「本質」に迫ろうとするのですね。

例えば昨日、こんなカウンセリングをしていました。

「元々は気が強くて負けず嫌いな性格なんでしょう？だったらオレ様な男の人とはすぐに喧嘩になって倒しちゃうじゃない？どっちかというと『姐さんについていきます』的な子分のような男の人の方がうまく行くと思うのだよね。だから前は長くお付き合いができたわけでね。それが７年前の失恋を境に気を遣う、相手に合わせるって恋をするようになったみたいだけど、それじゃあ匕首を隠し持ちながらお付き合いするようなものだからうまく行かないよね。」

気が強くて負けず嫌い、というのもその人の個性だし、長所なんですよね。

え？短所だと思ってた？直さなきゃいけないと思ってた？笑

気が強いんだったら、その気の強さを出せる恋が本来の自分らしい恋なわけで、それを出せる相手じゃないと我慢・犠牲になっちゃうからうまく行かないんです。

だから、気が強くていいんだ、それが自分なんだ、そういう自分を出せばいいんだ、という風に思っていただけたらＯＫなんです。

まあ、それを隠して付き合っていてもやがてそれが出ちゃうもんですからね。
だったら最初っから出してた方が楽でしょ？

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価値・魅力、そして、本来の自分らしさを見つけ出して、それをまずは承認する。
そういう自分でいいんだ、という風に思う。（思い込む）

そうすると土台ができます。つまりは自信が持てます。

先の例で言えば、７年前の失恋がトラウマになって自分を出せなくなっていて、じゃあ、その傷を癒しましょう、と考えることもできます。

でも、それは土台ができてからやった方が圧倒的に早いわけで、自信を失い、自分を責めたり否定したりしている状態で癒そうとしても時間がかかるのです。

まず自信を取り戻し、「今の自分でいいんだ！」と思えるようになれば、その癒しもスムーズに進むものです。

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「確かに過干渉なおかんに荒らされて自分を見失ってしまったのは確かだし、そこは何とかしなきゃいけないと思うんだけど、でも、そこで頑張ることができたらいい大学に入って今の会社にいられるわけじゃん？頑張ったのは自分自身なんだし、別に受験でカンニングしたわけじゃないよね？難関校に入って就活だって成功させたってことはちゃんと認めてあげたほうがよくない？」

つまり「やればできる子」ということを知りなさい！！というわけですね。

以後、私は彼女のことを「成功者」として扱うことになります！

その「成功体験」をきちんと受け入れることで「できる」という思いがより強くなりますからそれが土台になるんです。

そして、その土台を持っておかんと向き合っていく方がいいと思いません？
マイナススタートよりも、プラススタートの方がやる気にならない？

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まずは自分の価値や魅力、そして、成功体験に目を向けること。

それだけで乗り越えられる問題ってたくさんあります。

ネガティブな問題（感情）に気を取られそうになるけれど、自分にはこういう魅力がある、こんな価値を持っている、こういう風に成功してきた、という意識が自信を作り、自己肯定感を回復させてくれます。

つまり、自分を信じられるようになるのですね。

「自分はいざとなればめちゃくちゃ力を発揮して問題に向き合うことができるから、きっと今回も大丈夫だ。」

「根本先生から女性性がとても豊かでコミュ力が高いって言われてるし、女性としての自分に磨きをかけてきたんだからきっとうまくいく。」

「自分はコツコツとひとつのことに取り組むことが得意だし、そうやって今までもうまくやってきたじゃない。だから、今もできることをひとつひとつやっていけば道が拓けるに決まってる！」

そんな風に思うところがスタートってことですね。

そして、こういう意識を持てると自分軸にもなれるし、何より冷静に今の状況を見つめることができます。

そうすると感情に振り回されてパニックになることなく、自分軸で行動できるようにもなっていきます。

つまり、こちらの記事に書いたように自ら降りて相手を見上げることもなくなっていくわけです。

自ら一段下がって彼を見上げるポジションに入ると自分を責めるばかりになってお互いの関係を客観的に見ることができなくなるから自爆テロだってしたくなるよね。

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もちろん自分の魅力や価値が具体的に分かったら最高ですけれど、私たちは謙遜が過ぎるので自分の魅力や価値をすべて網羅して知っておくなんてことは難しいことですし、恥ずかしすぎるわけです。

だから「あたしには魅力や価値がある」という意識だけでも十分っちゃ十分なんですね。

そして、そうした価値や魅力に目を向けられるようになったらいざ問題と向き合えばいいかと言えば、もうひとつ段階を踏むことがお勧めです。

それは「支援者」を思い浮かべてみるってことです。

友達やパートナー、家族、仲間たち。自分の味方になってくれる人たち。
そして、課金は必要だけど（笑）、カウンセラーとかコーチとか。

問題が勃発すると「ひとりぼっち」を感じます。
そして、周りの人たちがみんな幸せで、自分だけが取り残されたようにも感じてしまいます。

いやいやそんなことはないでしょ？

よくよく見てみれば「支援者」はきっといるはずです。

その人たちの存在を感じるだけで安心感や勇気が湧いてくるでしょう。

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そうした「環境を整備」した上で、おもむろに問題に向き合うのです。

ラスボスおかんとの関係改善にじっくり取り組んでいく。
元カレの執着を手放して行く。
壁をぶちやぶるべくコミットする。
自分に休むことを許可し、緩むことを目指していく。
女性性やセクシャリティを解放し、より魅力的な自分になる。
怖れと向き合い、乗り越えることで新たな扉を開ける。
罪悪感を手放して、自分を無罪放免にしてあげる。

でも、思ったよりもこのプロセスはしんどくならないものです。
その土台ができてる分だけ。

そして、そのプロセスはより自分の魅力や価値に磨きをかけてくれるものですから、上昇気流にも乗りやすいのです。

「自分のここが問題だから、その問題を解決しなきゃいけない。その痛みを癒さなきゃいけない。」と思う前に、ぜひとも自らの価値や魅力、そして、過去の成功体験に目を向けてみてください。

そうすることで「何とかなるかも」という希望が見えてくることでしょう。

◎セルフカウンセリングにも使える根本式アクティベーション・カウンセリング講座
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◎オンライン：6/22（土）14:00-17:00 本気の手放しワーク・オンライン
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/52830

◎ザ・リトリートセミナー in 神楽坂～生き方が、人生が、自分自身が変わる３日間～
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51398

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