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バランスの法則で読み解いてみるとタイトルみたいなことが言えるのですね。
ということは、ずっと「助ける人」だった人が「助けてもらう」ためには、新たな人脈を開拓する必要があるんですよね。
ちょっと面倒かもしれないけれどね。
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夫の姫になりたかったのに、自ら望んで夫を我が姫に仕立て上げている自分がいることに気付いてしまいました。
機能不全家庭の中で長女として、ドケチで器の小さい父や、金銭トラブルの絶えない親族たちから母や妹を守りたい一心で生きてきた騎士です。
幼少期はお姫様に憧れる普通の女の子でした。
結婚4年目になる夫とは仲良しですが・・・
同棲・引越し・婚姻の手続き・新婚旅行・結婚式・転職など、全てのライフステージにおいて私が主導権を握ってやり遂げてきました。
彼の思い描いたビジョンを私が行動に落とし込んで実現してきた事も多々。
そんな私も、先生の女性性解放グルコンなどの影響もありかなり弱くなれて、1年前に体調を崩して仕事を減らしました。
これでやっと夫に甘えられる、頼れる。
そう思った矢先に夫が病んで仕事辞めました(!)
今は二人で無職。
諸手続きも、今後の計画も、お金の計算するのも、社会保障を調べ上げるのも、全部私。
夫はこれからの事を話すと「働きたくねぇ~」としょんぼりしてしまうのがテンプレ化。口では私に無理させたくないと言いますが。
これまで安心して心から頼れる人に出会ったことがないです。
夫の分の荷物まで食い気味に背負いにいっている自覚があり、私が周りを無力化していると捉えた方が辻褄が合います。
「誰も助けてくれない」「私がやらなきゃ」という信念がまだこんなに強いんだと実感しています。
周囲を弱くして都合が良い理由があるとしたら、「助けてと頼ったのに結局助けてもらえなかった時の絶望を味わうくらいなら、最初から自分でやった方が傷つかずに済む」と言ったところでしょうか。それと癒着。
このままだと無職の姫(夫)を養う系騎士に昇格してしまうのでしょうか。私だって姫として生きたい。
まずは夫に荷物をお返ししてもっと自分軸、でしょうか。
(Nさん)
おそらくスマホの向こうで何万人という同志たちが首がもげんばかりに頷いており、「同志よ!!」との叫びをあげていらっしゃることと思いますが、そういうの、騒音になるんでやめてもらえます?
ってくらい「分かりみしかない」と共感の嵐を呼んでいらっしゃることと思います。
「強い女って損よね」とため息をつかれた武闘派女子の方にも数多くお会いしてきました。
「誰に甘えたらいいの?」「誰ならあたしを受け止めてくれるの?」という切実な問いかけに丁寧にかつ親切に「抱き枕。」「屋久杉。」とお答えしたらネクタイを引きちぎらんばかりに引っ張られたので以後は発言に気を付けるようになりました。
さて、Nさんや同志のみなさまが私が何を発言するか目を皿のように注目していらっしゃると思うのですが、もしかするとあまりご期待に添える発言はできないかもしれません。(先手を打ちましたっ!)
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いつも助けるばかりだから、たまには助けてもらいたい。
いつもあたしがリードしてるから、たまにはリードしてもらいたい。
いつも甘えさせてあげてるんだから、たまにはあたしも甘えたい。
いつも安心させてあげてるんだから、たまにはあたしを安心させてほしい。
いつもあたしが動いてばっかりだから、たまにはあなたが動いてほしい。
いつもあたしが荷物を持ってあげてるんだから、たまにはあなたが持ってほしい。
っていうか、男らしさを見せろや、コラ!その股に付いてるもんは飾りなんか?ボケ!という叫びを各方面の武闘派女子からお伺いしております。
ちょっと話題を変えたいと思います。
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「いつもあたしから誘ってばかりなんです。あたしが誘うとみんな来てくれるんだけど、みんなから誘ってくれることってほとんどなく疲れるんですよね。」
「みんなあたしに相談してくれるのは嬉しいんだけど、あたしが相談しようとするとみんな引いちゃうのよね。あたしは誰に相談したらいいの?っていつも思うんです。」
そんな話をお聞きすることも少なくありませんし、「分かるー」とスマホを握りしめていらっしゃる方も多いと思います。
Nさんのお話も、この事例にしても「バランスの法則」から読み解くことができるものです。
「誘う人」と「誘われる人」
「相談される人」と「相談する人」
「助ける人」と「助けられる人」
「動く人」と「動かない人」
ここは絶妙なバランスで関係性が作られ、固定していきます。
そして、これはまさに「パターン」でして、その状態になると「勝手知ったる我が家」になるのですね。
つまりはこれもまた「習慣化」による問題とも言えるのです。
潜在意識の話をしますね。
「助ける人」は「助けられる人」がいて初めてその目的・役目を果たせます。
だから「助けたい人」は「助けられたい人」を探します。
もちろん、「助けられたい人」は「助けたい人」を探しています。
そうして“お互いのニーズが合致して”「助ける人」と「助けられる人」がマッチングするわけですし、「助けたい人」の周りには、そのキャパ分だけの「助けられたい人」が集まってくる、という仕組みになっているのです。
だから、「助ける人」が「助けられる人」に助けを求めるってのはそもそも目的に合致していませんから、そこはうまくいかないんです。
それで、
>「助けてと頼ったのに結局助けてもらえなかった時の絶望を味わうくらいなら、最初から自分でやった方が傷つかずに済む」と言ったところでしょうか。
という風になるわけですね。
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で、いきなり話がシモに飛ぶんですけど分かりやすい例なのでご賞味くださいませ。
とある武闘派女子は彼氏とのセックスで「いつも一方的に自分が奉仕をしてばかり!」と愚痴ってました。
ご奉仕するのは嫌いじゃないどころかむしろ好きなのですが、彼はゴロンとマグロになるだけで彼女が全部してあげるんですね。
クンニだってほとんどしてくれず、その何十倍の時間をフェラに費やすんです。
「じゃあ、今日はあたしがマグロになる!」と宣言して彼にしてもらうことを提案したんですよね。
で、自武女の彼女はカウンセリングの夜に早速実践してくれたのですが、
・なんか落ち着かない。ざわざわする。
・なんだか手持無沙汰で動きたくなる。
・彼の行動が気になってしょうがない。
・大丈夫かな?イヤじゃないかな?と思って集中できない。
・彼もなんかイヤイヤやってるような気がする。
・なんだかとても恥ずかしい。
・新鮮っちゃ新鮮だけど、なんか物足りない。
等々の感想を漏らしておりました。
そして、「やっぱあたしも動きたいし、その中でたまに奉仕してもらえたらいい」という結論に至っておられました。
ちなみにこの「宿題」、けっこう出しますけど、みなさん、似たような感想を得られてます。
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つまり、長年「奉仕する」ということを習慣づけてきた結果、「奉仕される」というのは何とも落ち着かなくなるってのはセックスに限らず、あらゆることで言えるんです。
みなさん、もうお気づきかと思います。。。が、
「うん、分かってる。自分が動きたい人だと知ってる。だけど、たまには動いてほしいと思っちゃう。たまに、でいいから。」
という
稼ぎで言えば「うん、分かってる。あたしが頑張って稼がないといけないとは思ってる。でも、ヒモはいや!だから非正規でもバイトでもいいから少しは稼いでほしい」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
まあ、どちらにせよ「姫」からは遠ざかってしまうわけですが。
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昨日も「かわいらしい見かけによらず、内側に武士を飼ってるからなあ」というカウンセリングをしていたわけですが、やっぱ「武士は武士らしく」というのが基本です。
すんません!
でも、やっぱその方が幸せだと思うんす!
お察しの通り、Nさんのような方って珍しくないわけで、そうした「願望」「妄想」「希望」等をあれこれ話をしていくうちに
「自分が稼いで、自分から動くのが自分らしいし、その方が気兼ねなくお金も使えるし、自由だし、やっぱそっちの方があたしは好きなのかもしれん」
という結論を導き出される方が多いのです。
もちろんレアケースとして「あんたは姫なんだから姫に戻りなさい!」という方もいらっしゃいますが、そして、この一文に期待を持った読者もいらっしゃるかと思いますが、「姫」ってのは隠していても「姫」っぽさが出てしまうものなのですな。
すなわち、
>同棲・引越し・婚姻の手続き・新婚旅行・結婚式・転職など、全てのライフステージにおいて私が主導権を握ってやり遂げてきました。
というのが「Nさんらしさ」であり、「好きなこと」であるんです。
でも、「たまには動いてほしい」と思ったり、「なんであたしばっかり!」と思ったりするのは「どちらが動くか?」というのとは別の問題があるってことなのです。
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Nさん、何にストレス溜めてるの?
「夫の分の荷物まで食い気味に背負いにいっている」からもう疲れたの?
そのことで感謝が足りないから不満なの?
「私が周りを無力化している」から孤独で寂しいの?
「頼れる人」に頼りたいくらい、メンタルが弱ってるの?
ちゃんと「休む」ということができてる?むしろ、休むことも苦手じゃない?
注目すべきはこっちだと思うのです。
荷物は背負ってあげたい人だし、そういう愛し方をする人だから、それ自体はたぶんほんとうの問題じゃありません。
けど、そんな自分が人に頼りたくなるようなメンタルになってるってことはきっと何かしらの不安や怖れがあるんだろうと思うんです。
そして、それは案外自分でも気づいてないことも多いんですけどね。
まあ、その辺をスパッと吐いちまいなよ!
ということで、Nさんの同志の方の中には「せんせー、聞いてよー」と泣きつきに来る方もいらっしゃるわけでして、「会社でもそういう風に振舞えばいいじゃん」「できるわけないじゃん、そんなこと」「彼氏にもそうやって泣き付けば可愛いがられるのに」「それができるならとっくにやってますー!」「・・・。」「あー、もうやだー」と駄々をこねる筋金入りのお姉さま方もいらっしゃるわけでして、そういうお話を鼻くそをほじり(花粉も飛び始める)、お尻をかき(冬は感想する)、あくびをしながら(前夜は飲み過ぎた)聞かせてもらっています。
*
で、「しょうがねえなあ」と薄々諦めモードになってきてるかと思いますので、
『だから、「助ける人」が「助けられる人」に助けを求めるってのはそもそも目的に合致していませんから、そこはうまくいかないんです。』
という話の続きをしたいと思います。
助ける人は助けられる人を求めるので、自分の周りには気が付けば助けられる人ばかりが集まるようになります。
そこにあなたを助けてくれる人はいないんです。
だから、もし助けてほしいと思ったら違う方向に目を向ける必要があるんです。
もちろん、それは慣れてないことですからうまくいはいかないし、助けてもらうつもりが助けるハメになるって場合もありますね。
そっちは初心者マークだし、処女なんだからすぐにうまくできるわけがないのです。
だから目線を変えて「あたしを助けられる人ってどこにいるのだろう?」という意識を新たに作らなきゃいけないのです。これはNEWです。
帝拳ジムや新日本プロレスだったらいるかな?
大峰山で修験道やってる人だったら大丈夫かな?
やっぱ海外に目を向けるべきかな?
意外と湘南のサーファーとかがいいんかな?
やっぱ二丁目のお姉さまがベストか?
なんて風に。
しかも、助ける人は助けられることに慣れてませんから、頼れる人に出会ってもついテストしてしまったり、自分が助ける側に入ろうとしちゃったりするものです。
例えば、たまにですけど「以前、別のカウンセラーさんにお世話になってたんですけど、だんだんあたしの方が話を聴くっていうか、お金払ってカウンセリングしてるような感じになっちゃって」という話も耳にしますので、相手がカウンセラーだからって油断はなりませんよね!根本さんってすごいって聞いてたけどがっかりだわ!とか思うかもしれませんよね!(涙)
ということで、ね、自分から動くのがたぶん好きなんです。
だけど、動きすぎて疲れたら「休む」ということが必要だし、「頼る」ということもそろそろ学習した方がいいってことなんだな、という風に思っていただければ幸いです。
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●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)
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