すぐ泣いてしまって困ってます。どうしたら涙が出なくなりますか?



必要なことしか起こりませんから涙が出るならそれは正しい現象です。
でも、なんで涙が出てくるのかと言えば「自分では感じられない」潜在意識の中にその理由があるのかもしれません。
なので自分の基準ではなく、客観的な視野を持つことが役に立つかもしれません。
そんな話を今日は上品な例えを交えながらお届けしたいと思います。

すぐ泣いてしまうのを辞めたいのですが、なかなか治りません。
いまも泣いてしまった直後で、少し感情的に記載していることをお許しください。

相手が自分のためを思って(自分に向けて)コメントしてくると、受け止められず涙が出てしまいます。
怒られていても、ありがたいお話(アドバイス的な)でも、口調が優しくとも、なにをされても、相手が自分のためとコメントしてもらうと、勝手に涙が出ます。
(酷い時は、「何か困ってることある?大丈夫?」という温度感の上司との面談で涙が出ました)

泣いている時に悲しい気持ちや辛い気持ちはなく、ポロポロ涙が出てきます。
あとで振り返ってみると、「できない自分が嫌だった」というオチが殆どです。
泣いてしまうので、周りの人にも心配をかけてしまい、声をかけてくださるのですが、
困っていること・わからないことがわからない(人に伝えられない)のです。
(振り返っても、何に困っていたのかわからないのです。自分がスキル不足だったから、以外の回答がわからず、結局、出来ない自分を責めてしまうのです。)

気にかけてくれた相手も困ってしまい、なにも解決しません。助けてあげたいのに助けてあげられない、と言ったコメントもよく言われます。それを聞いて、自分の不甲斐なさ・出来なささに更に嫌な気持ちになります。

心当たりがあるとすると、中学生の時に親が離婚し、一時期父親と2人暮らしをしていました。
父は、塾を経営しており、40℃の熱でも仕事に行く・体調を崩すのは努力と根性が足りないからだ、というタイプです。
そんな父と2人で暮らし、面接スタイルでリビングに座り、毎週勉強の進捗や親族の愚痴を聞かされたり、進路について詰められたりしていたのが、嫌だったのかなぁと感じています。
あれも父の愛情だったと思う反面、よくブログでみるような「助けてあげられなかった」という気持ちもあるのだと思います。

ネットで泣かない方法を調べてみても、なかなか効果が出ません。それでも、泣かないようになりたいのです。
仕事中にも泣いてしまい、本当に嫌になります。
根本的な部分が直っていないからかと思い、投稿しました。ネタにしていただけますと幸いです。

私は、20代後半・女・4人兄弟の1番上です。
(Hさん)

予想外に涙が出てくるのは困りますよねー。
特に感情が動いているわけじゃないとしたら、自分でも理由が分からないですし、基本的に日本人って涙に弱いので周りもあたふたしちゃいますしね。

とはいえ、涙が出てくるってことは何かしら「正しい理由」ってのがあるのです。

ちなみに涙は両目から出てきますか?それともどちらか一方だったり、「どっちかというと左かなあ?」みたいな違いってありますか?

一応、右と左で意味が違ったりしますので。

基本的に「起きることはすべて正しい」という前提で物事を見ていきます。

何に対してもそうなんですけれど、涙が出るってことはそれが正しく、そして、涙が出るだけの事情があるってことを表しています。

つまり、涙が悪いわけじゃないんです。
もちろん、Hさんが悪いわけじゃないのです。

例えば、皆さんもよく「なんでこんなときに・・・」という便意に悩まされることが多いと思います。

恋する人とのロマンスの真っ最中でも、30分間止まらない快速に乗ったときでも、大事な商談の最中でも、風呂にはいってふぁーあったけぇと感動したときでも、宅急便屋さんがピンポンを鳴らしたときでも遠慮なくやってきますよね?

そこで「ああ、昨日、チー牛特盛を2杯も食うんじゃないかった・・・」とか「やっぱりハイボール10杯がぶのみすんじゃなかった・・・」と後悔したところでうんこは猛烈な勢いで肛門を目指して侵攻してきてるわけです。

そこで後悔しようが反省しようが神様に謝ろうが「気合で踏ん張ってもあと5分が限度」という状態は変わらず、頭の中で「最寄りの便器への経路」を猛スピードでシミュレーションするほかありません。

ということで、基本的にはHさんの涙もそれと同じ現象だと受け止める必要があるのです。

涙がすぐに出ちゃう、というのは「すんません。このところ冷たいもんを牛飲してまして、お腹がゆるゆるなんすよ」という状態と同じってことだとまずは認識する必要があります。

まあ、目から出すか、ケツから出すかの違いってことっすかね。

言い方を変えれば「コントロールできるもんじゃねえ」というわけです。

それが前提です。

で、こうした現象というのは意識レベルというよりも、潜在意識の領域で起きてることなので意識レベルではコントロールできることは少ないです。

だから「泣かない方法」を実践しようにもなかなかうまくいかないと思います。

もっと深く、心の中の問題として捉えていく必要があるんです。

元々Hさんは感情表現は得意?苦手?

ムカつくことがあったときに、あるいは、嬉しいことがあったとき、どれくらい気持ちを表現されますか?

むきーっ!とすぐに鼻息荒く、火炎放射器をぶっ放せるタイプでしょうか?
それとも、地下に眠るマグマのようにじわじわと溜めこんでいくタイプでしょうか?

4人兄弟の1番目というと、ふつうは我慢しがちでクールな性格になることが多いのですけれど。

「兄弟姉妹の心理学 弟がいる姉はなぜ幸せになれないのか」(WAVE出版)

また、その現状に感情が伴わなかったり、原因がよく分からなかったりするってことは、自分が意識できる世界の外側に何かしら理由があるのかなあ?という風に解釈していきます。

私たちは自分の育った家庭が「普通」であり、そこで起こることが「普通」なので、自分でもそれがストレスになっているって気づかないのですよね。

それで人の話を聞いたり、私のブログやココロノマルシェ等で他の人の事例を見たりして「あれ?うちって?え?」と気づくんです。

だから、客観的に見れば「それって虎の穴で育ったってことだよね?」と思えても、ご本人からすれば「普通の家庭だと思ってましたー!」ってことが多いものです。

もちろんそれに加えてHさん自身のキャラもありますよねー。

元々その場のエネルギーに反応しやすかったり、人の感情を吸い込むのが上手なヒーラー体質だったりすると自分にとっては普通でも客観的には「あんたは空気清浄機か!」みたいなこともあるものです。

この辺は人と比べるものでもないですし、自分がそうだからそう!という姿勢でいかないと余計に自分のことを傷つけちゃうものです。

特にこういうときって「予期せぬ涙が出る」→「そんな自分を責める」→「自分が悪いと思う」→「それが余計にストレスになる」→「より涙が出やすくなる」という悪循環に陥りやすいものですから。

文面を見ても、Hさんが自分を責めることが趣味になってる様子がうかがえます。

という点で見れば、

>心当たりがあるとすると、中学生の時に親が離婚し、一時期父親と2人暮らしをしていました。

ここでHさんのメンタルが相当負担を抱えたことも想定できますよね。

お父さんの教育方針がまさに「虎の穴レベル」だったこと、どれくらい自覚されてるでしょうか?

渦中にいますと「ちょっと厳しいお父さん」くらいかもしれませんが、客観的に見れば「鬼軍曹のお父さん」なことも少なくありません。

また、そもそも「親と離婚」というのも長女としてダメージを受けるところであったでしょうし、離婚に至るプロセスにおいてもストレスを溜める理由になったかと思うのです。

それに「中学生のときに父と二人暮らし」というのは一時期とはいえ、どうでしょう?

その間に溜まるストレスも想像以上かもしれません。

起きてることは正しいわけですから、涙が出てくるのも必要で必然ということです。

そして、涙というのは一般的に「浄化」や「解放」を表します。

心の中の痛みが解放されたときに涙として出てきたり、罪悪感が許されていく過程で涙が出てきたりします。
悲しみも涙を流すことで解放されていきます。

そして、その涙には必ず感情が付いてくるものですけれど、その感情があまりに強くて麻痺してしまってるなら、なんで泣いてるのかが分からないのも当然かと思います。

例えば、冷え冷えとして寂しい環境に長らく身を置いていたのであれば、自分を気遣ってくれる言葉がものすごく温かく、嬉しく、安心するもので思わず涙があふれてくるでしょう。

でも、それだけ自分の心が冷え固まっているとは思わないですから、流れ出る涙に気付いてびっくりしたり、どんな感情で涙が出てきてるのか分からなかったりするものです。

カウンセリング中にも「え?あたし泣いてます!」とビックリされる方や「なんであたし泣いてるんでしょう?」とティッシュで鼻をかみながら質問される方もいます。

「まー、意味なんて考えずに涙が出てくるっちゅうことはそういうことだからただ泣いとけやボケ!」と優しくお伝えすることにしています。

Hさんが「できない自分が嫌だった」とおっしゃってるように、泣いてしまってうまく言葉にできなかったり、迷惑や心配をかけちゃってると思ったりすると、自分のことがふがいなく思えてますます涙が出ちゃいますよね。

だから、そういう意味では自分では理由が分かんないし、別に理由が分からなくてもいい、ということなんですね。

感情ってあとからやってくるもの、です。

渦中にいるときは感じられなくて、安全な場所にきたときに涙が出てきます。

迷子になっている子どもはその間はあまり涙が出ません。しかし、お母さんの姿を認めた瞬間、わーーーーって泣き出します。

それと同じでHさんが虎の穴で修業を積まれていた間に溜まっていた涙が、今、安心できる環境になって初めて流れ出してきてると思った方が現実的です。

だから、「溜まっている涙が全部流れたら泣かなくなりますよ」とお伝えしたいと思います。
逆に言えば、涙が出るってことはまだまだ涙が溜まってるって思ってください。

なので、逆にどんどん泣いて、溜まっているものを流しちゃった方がいいくらい。

それと同時に、ぜひ周りの人たちに「あたし、めっちゃ泣き虫なんで」とアナウンスしといてください。

さらに、ふだんからできるだけ「感情を解放する」ということをやってみてください。

カラオケで歌いまくるもよし、吐き気を催すほど筋トレしてもいいですし、映画を見て泣きじゃくるもよし、吉本新喜劇を見て大笑いするもよし、定期的にカウンセリングを受けるもよし。

Hさんと似た状況の方もカウンセリングを何度かするうちに涙が止まる方も珍しくありません。

別に止めようと思ってたわけでなく、ふつうにカウンセラーにあれやこれやと話しているだけであまり泣かないで済むようになったらしいです。

ご両親にしてほしかったけど、満たされなかった気持ちってなんでしょうか?

自分を丸ごと受け入れてもらえる。
優しく話を聞いてくれる。
褒めてくれる。たくさん承認してくれる。

そうした分かりやすい愛を示してほしかったのに、それができない両親だったら、やっぱり心は冷えてしまうと思うのです。

>あれも父の愛情だったと思う反面、よくブログでみるような「助けてあげられなかった」という気持ちもあるのだと思います。

こういう風に思えるのはHさんが大人な証拠ですし、その解釈も素晴らしいものですし、大切なもんだと思いますが、その一方で、寂しかった、辛かった、分かってほしかった、受け止めてほしかった、頭をなでなでしてほしかった、等々の思いはまだ迷子になってるのかもしれません。

そうした「心の中の自分」を自分自身が優しく受け止めてあげることも大切ですね。

つい自分に厳しくしちゃうみたいですから。

自分に優しくすることも今の課題かな、と思います。

「感情とウンコは同じ」と偉い先生が言ってました。
感情がウンコだとすると、涙はウ○汁ってことですかね?それともオ○ッコですかね?

こんど涙が出てきたら「ああ、また○ン汁流してるわー」「きゃー、○シッコ漏れちゃったー」と思ってみると意外に涙が止まるかもしれん・・・と思ったんですけど、、、みなさん、共感・納得・理解・賞賛してくださいます??

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