「女」って何?「女を楽しむ」ってどういうこと?~封印してきた「女」はどうしたら解放できる!?~



自立系だったり、男らしく生きてきたり、要するに女性性を封印せざるを得ない環境に居続けたことで自分が女であることを忘れちゃうことがあります。
何か問題が起きて女を取り戻そうとするんですけれど、そもそもそれが何なのか分からず途方に暮れてしまうことも珍しくないものです。

先生!今現在、本物の女性になるべく過渡期にいるんじゃないかと、ついつい先生に多めのメールを送っています。毎日、先生のYouTubeをずっと聞き流し、ブログを読み漁り、ここ何年も同じブログを読んでいて、やっと先生の言っている事を理解し始めた遅咲きです。勿論、武闘派。

以前、中折れ母息子レス野良猫逃げられる。で、ずっとお世話になっております。
彼を研究しているうちに彼はロックマン寄りの野良猫かと感づいた矢先、破局原因を知る過程に自分の問題に気づき、カウンセリングを受けまくり女性性の解放を始めた所、今まで先生が何度も唱える女性性の意味がガーっと入り込んでくるようになりました。
はい、器用貧乏でした。頑固でした。受け取れず自立しまくってました。婦人科の病気にはなっていませんが、燃え尽き皮膚疾患を患いお酒が飲めなくなりました。

男性性を発揮していた職場でモヤモヤするようになり、担がれる体験をしながら変にマウントを取ってみたりと自分でもそうじゃねぇ!と切り替えにもモヤモヤし、夜中に目が覚め泣く。と言う感情不安定。
鎧が脱げてきたんだなぁ。と思いきや、先生のブログに出てくる女を楽しむ。と言うワードに、女を楽しむ?何ぞや?女とは?
セックスや付き合うことで自分が女なんだと言う感覚は外側にあったものの、改めて向き合うと女ってどういう感覚なのか、パンツの中を覗き込む始末。

幼少期、家の中は父親の不倫からの喧嘩の嵐で、母親を守る立場、女性になっていく身体に違和感、女を出しちゃいけないような空気で育ち、母親も女のような振る舞いはしてない家庭でした。妹は旦那のモラハラで精神疾患スイッチが発動。私はバツイチ子持ち。

女子っぽい振る舞いをしている人を探してみようか、真似してみようかとかスカート履いてみるが女を楽しむ。がいまいちわかりません。男の先生に聞くのは違う?

ロックマンの彼は同じ職場。女性性を上げ、奴が近づきたくなるような女になってやる。でも、私が鎧を脱いで彼がどうなるかは彼の問題。とか、女としての本当幸せがどんなものなのか?ぐちゃぐちゃしています。
別れた彼の存在で本気の女を自覚し始めた私に、しょーもないなぁ。何わけのわからん事言っているのを承知で、暑い最中、夏の放牧は北海道をやめ、秋のレースに向けトレーニングのプログラムを伝授下さい。
ここへきて、先生にも実際にお会いしたくなってきており、セミナー日程も調整中です。
(Mさん)

この時期、一流のお馬さんは放牧に出て秋の大レースに向けて英気を養うわけですが、さすが成長期に入られたMさんは夏もトレセンで坂路トレーニングに勤しむ覚悟ということですね!素晴らしい!

そういえば以前、夫との関係(レス、浮気、モラハラ等)に悩む奥様が「ああ、女でいることを忘れてた!」と思い出し、スカートを履いてカウンセリングに来られたことがありました。

彼女にとってはものすごく久しぶりのスカートで、かつ、膝を出すなんてこたぁ30代後半の女子がしていいのか?という葛藤を抱えつつご来場されたわけですが、彼女曰く、
「男子が女装するってこんな感じなのか?」
「おまたがスース―してすごく不安定」
「電車で座ってきたのですがパンツが見えないか気にして筋肉痛になりそう」
と男らしい感想をいくつも述べておられました。

あらためて自分が女を封印して生きてきたことをカウンセリングが始まる前に実感されたそうなのですが、まあ、形じゃなくて中身なんですけど、形は分かりやすいから形から入るのも悪かぁねえよね、という話です。

Mさんもカウンセリングやブログ等々でずいぶんと変化されてきたようで、たぶん、その途上にいらっしゃると思うのですね。

女になってきたんだけどまだしっくりこなくて違和感を覚えたり、ふと立ち止まって「女とは何ぞや?」と哲学してしまったり、ついパンツの中のモノを確認しちまったり。

だからこの調子で女性性にエネルギーを向け、鎧を脱ぎ続けていくと、だんだん「感覚的に」女であることを実感できるようになると思います。

感情が不安定になるのも女性性が解放されてきた証拠のひとつですし、右往左往しながらも少しずつ変わっていくはずです。

そうするとふとしたときに「ああ、女で良かった~」と思えるようになるでしょう。

それまでの過渡期にいらっしゃるのであれこれ考えたり、さ迷ったり、不安になったり、男に戻ってみたりしてしまうのだと思います。

なのでとても順調に来られてると思いますよ。

>幼少期、家の中は父親の不倫からの喧嘩の嵐で、母親を守る立場、女性になっていく身体に違和感、女を出しちゃいけないような空気で育ち、母親も女のような振る舞いはしてない家庭でした。

まったく同じじゃなくても似たような家庭環境、すなわち「女を出しちゃいけない空気」を覚えながら育って来られた方も少なくないと思います。

また、親の育て方によって男の子っぽく、あるいは、中世的に育てられた方も少なからずいらっしゃいますよね。

今の常連様にも小学生のときにお父さんに髪を短く借り上げられて号泣した記憶をお持ちの方や親がスカートを一切履かせてくれなかった方がいらっしゃるのですが、それって自分の女を禁止する原因になってしまいます。

しかも、父親の不倫ということが家族が乱れる原因となるならば、「女」というものを敵視してしまうことにもなりかねませんね。

そうすると仮に家庭を持つことになった場合、「妻」や「母」の役割に没頭することになって、母が抱えた問題を心ならずも自分も継承してしまうことになるわけです。

そして、Mさんのように「女性になっていく身体に違和感を覚える」という方もカウンセリングやセミナーでちょくちょく耳にします。

ただ、ここで言えるのはそういう思いを感じるほど、内側に持っている女性性のエネルギーは膨大だということです。

ちょくちょくお話していますが、女性性が豊かな人は、与えられた環境の中で切磋琢磨し、女性性のエネルギーを男性性に転化して立派な自立系武闘派女子として逞しく生きられるわけです。

本来はめちゃくちゃ女なんだけど、女として生きられなかったから、鎧で女を隠して男として生きる、という流れです。

そういう方々は仕事はけっこううまく行くことが多いのですが、恋愛となりますとどうしたって女に戻らざるを得ず、そこで違和感を覚えたり、男を拒絶したりしてなんだかんだひとりで生きることになるわけです。

それで「ヤバい!このままではボロアパートの一室で白骨化して見つかることになる!」と謎の焦燥感を覚えた方々がネットを検索しまくって私のブログにたどり着かれるわけですね。ようこそっ!!

さて、カウンセラー陣の踏ん張りに加え、個人でのトレーニングにも余念がないMさんはだいぶ鎧が脱げて来られて過渡期に入られたわけですが、さて、この先どうしたらいいのか?といういいタイミングでご相談いただいたのかな、と思うわけです。

ここでよく皆様にお伝えする方法として「モデル探し」というのがあります。
自分から見て「女らしいな。女性として素敵だな。」と思う人を探すのですが、ここでのポイントは「ああなりたい」と思える人を選ぶことです。

「かわいい!素敵!」と思う女性がいても「別にああなりたいわけじゃない」とか「あんな風になれるイメージが湧かない」という場合があり、それが抵抗の可能性もあるのですが、実際は路線が異なる場合も多いものです。

だから、何となくあんな風になれたらいいなあ、と感じる方を複数名モデルとして指名することが良いんですね。

で、とりあえず何となくモデルを選んだら、その方々のまねごとをしてみるのがいいんです。はじめは違和感ありありですし、全然似合わんような気もするのですが、服からメイクから髪型からアイテムから「形」だけでいいので真似ていきます。

やはりどんな芸術もはじめは模倣から入るじゃないですか!それと同じですね。

そこで「内面的にも惹かれる女性」がいれば、その方の内面を研究して、それもまた真似ていきます。それはライフスタイル、価値観、考え方、行動などを真似てみるってことです。

幸い最近はSNS等でその方の情報がオープンになってることも多いので真似しやすい環境だと思われます。

もちろん、そういう方がリアルに会える身近な方であれば「憧れてます!真似させてください!」と宣言してみるのもいいと思いますし、何かと相談してその方の価値観をインストールさせていただくことはすごくお勧めです。

そうしたモデルを作ることと同時に自分と向き合い続けることも進めていきます。
カウンセリングで実際に取り組むのはこっちですね。

「鎧を脱ぐ」という話をされていましたが、まさにそれですね。

そのまんま鎧を脱ぐイメージワークをしていくこともよくあります。
たぶん、この動画にも収められてると思います。

〇セミナー動画:ワークショップ「親密感への怖れを徹底的に癒すワーク集」
https://nemotohiroyuki.jp/manwoman-psychology/49020

自分の感覚とつながって「素の自分」を見つけていく心の旅に出るわけです。

それはとても感覚的なものですから、すっきり腑に落ちることばかりではありませんが、要するに「自分の感覚を感じて受け入れて信じる」ということをやっていくんです。

カウンセリングではイメージワーク的なアプローチをすることが多いのですが、自分の心地よいこと、好きなもの、喜びを感じることにフォーカスをしていきます。

ものすごくシンプルに言えば「自分が今、心地よいと思う座り方を探してみてください」なんてことをやります。だらーんと背もたれに体重を預けてもいいし、あぐらをかいてもいいし、床に寝っ転がってもいいし、そこは感覚のおもむくままに好きにしていきます。

え?そんなことで?と思われるかもしれませんが、私たちは無意識に自分が楽な姿勢を取ってるものですが、それを意識してやろうと思うとなかなか難しく感じるものなんです。

ちなみにこのセッションをしてみると意外とあぐらをかくのが好きな女子が多いことに気づかされました。

ちなみにあぐらをかくのは女の子らしくないとかそんなのは関係ありませぬ。

また、「今、自分が触れてほしいところ」をイメージしてもらいます。

それで「肩」だったら、肩にそっと手を置かれる感覚を想像してもらい、それで自分がどんな感じがするのかを感じていきます。

心地よいのかなんか緊張するのか安心するのか気持ち悪いのか。

そしてまた次に触れてほしいところをイメージしていって自分の感覚を見ていきます。

そうして心地よい感覚を探して行くのですね。
頭をなでてもらいたくなったり、手をギュッと握ってほしくなったり、そっと抱きしめて欲しかったり、ちょっと恥ずかしいところに触れてほしかったり、感じるまま思い付いたままやってみるのが効果的です。

さらにイメージを広げて、自分が最高に気持ちいい場所に立ってるシーンを想像していくこともよくやります。

草原のイメージが出てくる方が多いですが、海辺とか森の中とか都会のビルの最上階とか空の上とか出てくるシーンは様々ですね。

そこにいる感覚を想像しながら感じていくんです。

どれも非常にシンプルで、みなさまもこの文章を読むだけでできる簡単なエクササイズみたいなものなので、自分の感覚とつながりたいとき、あるいは気分を解放したいときなどにやってみたらいかがでしょうか?

こういう取り組みを続けてみると「自分」というものを感覚的につかむことができるようになっていくものです。

「女」という部分ではセクシャリティの解放も非常に役立つことが多いです。

どういう角度でそこを扱うかはケースバイケースですが、要するに親密感を感じられるようになっていくことを目指す感じですね。

Mさんにとっては非常に役立つアプローチだと思われます。

◎女性性とセクシャリティとサレンダーとコミットメント~実習メインのグループセッション~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/43397

〇セミナー動画:ワークショップ「親密感への怖れを徹底的に癒すワーク集」
https://nemotohiroyuki.jp/manwoman-psychology/49020

実は体のラインがでる服を着たり、セクシーな下着をつけたり、濃いめのメイクをしたりするのも「女」であることを実感する方法ではあるんですけど、男性性が強いタイプの方は男性性でこれをやっちまいがちなんですよね。

例えば、夜の商売をされてる方は「衣装」というか「戦闘服」としてセクシーな服を着てるわけですが、カウンセリングに来られるときはTシャツにジーンズといういで立ちが圧倒的に多いんですね。(出勤前に来られるときは別として)

男性性で短いスカートを履いてるから仕事のときは平気なんだけど、プライベートではとても恥ずかしくて履けん!とおっしゃる方も多いものです。

だから案外ファッションから入る方法は扱いが難しいものだったりします。

さて、「女」というものがどういうことか分からないという主張は私の読者でいらっしゃるわけですから、共感されるかたも多いものですが、結局のところ何が女なのかは人それぞれ違います。

女性性を解放していくと「フェミニン」「肝っ玉母ちゃん」「セクシー」「かっこいい」「女神様」などの要素が出てくるのですが、それも人それぞれ異なるわけです。

だから、自分に合ったモデルを追いかけてそういう風になろうとしても、だんだん自分の個性が出てきてそれをミックスされたオリジナルな姿になっていくんです。

でも、それって最初から分かってることではなく、結果的にこれが自分らしい自分でした!という風になるのが一般的。

だから、私がMさんにお伝えしたいことは上記のことに取り組んでもいいし、それをやりながら日々「自分の心地よさ」を探して行く意識を持つことです。

言い換えれば自分をご機嫌にしてあげることをヤリ続ける、ということです。

結局はここにたどり着くんだよなあ、と思うんですな。

どうしたら自分が笑顔になれるのか?
どうしたらご機嫌な自分でいられるのか?
どうしたら気分が良くなるのか?

そういうことに取り組んでいくほどに「自分らしさ」が出てくるものです。

それが女らしいかどうかなんて人の判断ですから気にしなくてもいいわけです。

なので、自然な自分、ありのままの自分を目指して日々邁進していただくのが一番いいのかなあ、というのが今の私の見解です。

ま、宣伝になりますけれど、こういう感覚的なアプローチはリトリートセミナーが一番得意ですから、興味を持っていただけるとうれしいなあ、と思う次第です。

◎自分らしい自分に出会い、自分らしい生き方を探る3日間。

9/16,17,18 ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/49905

●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)
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