姐御系武闘派女子が「女」ではなく「母」になってしまう理由とその対策について。



面倒見がいい姐御肌の武闘派女子は面倒を見ることが得意なので気が付けば「女」ではなく「母」になってしまうことが多いものです。
職場では周りから頼られていい感じなんですけど、恋愛でそうなってしまうとレスや浮気の問題を作り出してしまうのでちゃんと男の前では女になれるように意識することが大事なんですけど・・・。

またお世話になります。まだまだ学習中な、根本教信者、先生に泣きつきます。
ロックマン嫌気→めでたく彼氏が出来る→中折れ→レス→別れに繋がりました。過干渉の母親持ちのシングルマザー武闘派の王道展開です。
そして確信はしてなかったけど、相手は野良猫でした。もう、ロックマンは懲り懲りで、今度は野良猫かい!
結婚指輪まで作り外堀を埋めていざ!で逃げられる。逃してやったのか、こちらが逃げたか。
彼は罪悪感野良猫。逃げられても納得の所ありで、恨み辛みは出てきません。

彼は別れてからストレス、メンタルからくる病気になり、私へは、信頼、尊敬はあるが、恋愛感情は無くなった。と、自分から逃げたのに後からつかず離れずの距離で色々頼ってくる。
こちらは気持ちが残っていて非常に苦しく、体目当てじゃない都合のいい存在?!これじゃ付き合ってる時と変わらんじゃ!と最後には突き放す様な形に。

根本流棚卸しで自己肯定感はだいぶ上がり、欲しい物は欲しい!と言え、自己価値も認められる様になりました。仕事も頼られ症ですが、そこでの存在価値も受け取ってます。
私は野良猫やロックマンを愛する器があるのだと思っているのですが、最後には嫌になってしまう。どちらかと言えば、姐御肌。助けたい症候群。よしよしする事が上手くなくて、よしよしされたい方だとわかりました。

彼と母、息子となった癒着を切り離し、それでも恋愛感情がアッサリ無くなったと言い放ったヤツに、やっぱいい女だったと言わせられるような私になるには何が必要でしょう?自分の足で立つ?やっぱりセクシャリティの開放?

もう武闘派辞めたい…私は結婚したいのに、したくないのでしょうか?彼が欲しいのに欲しくない都合があるのでしょうか?
(Mさん)

だいぶ息が詰まってません?呼吸はちゃんとできています?
それともずっとそんな感じなんでしょうか。

危うく自己完結しそうでしたけど、何とか質問形式に持って行きましたねー。

でも、だいぶ自分ひとりで抱え込む癖があるみたいで。それが一番の問題かもしれません。

Mさんの文章って女性的な内容を男性的に書いてる感じなんです。
思いを吐き出すような、でも、うまく出せないような。

文章が単語で終わっていたり、副詞で終わっていたりするじゃないですか。
だから、なんか息が詰まってる感じがしちゃうんですよね。
自衛官とか警察官じゃないですよね?

たぶん、自分で何とかせねば。自分が頑張らねば。という意識が強すぎるのかもしれません。だから、やっぱそこかな?

というわけで本文に入る前にもいろいろと分かるところがあるわけで。
カウンセリングでもその人の話し方や癖、表情の動き方などから色々と推測するところがあるんですよね。

そういう風に言われると怖い?え?キモい?・・・まあ、そうだよねえ、キモいよねえ?笑

>自分から逃げたのに後からつかず離れずの距離で色々頼ってくる。

ま、それが野良猫君の本領発揮というところなんですけどね。
でも、別れていても頼っていいって思わせるだけのことをMさんはしてきたんですよね。
それくらい面倒見のいい姐御なんだろうと思いますし、それくらい自立して一人で頑張って来られたんだと思うんです。

ただ、何にせよ「ひとりで何でもできる」になっちまうと「オナニーでいいんだよ。セックスなんていらんのだよ」ということになるわけです。

もちろん意識的なもんじゃないですけど、二人の関係がそうなってしまうということです。

>仕事も頼られ症ですが、そこでの存在価値も受け取ってます。

ということが仕事に限られていればまだいいんですけれど、そんなことはないですよね?笑
ていうか、仕事でもそればっかりだとやっぱり問題なんですけどね。

「頼られることで自分の存在価値を感じる」となると、やっぱり人との接し方が「頼られるように仕向ける」となるわけです。

飲み会では積極的に幹事を務め、サラダを取り分けるだけでなく、オーダーも参加者の好みをうまく調整し、グラスが空になりそうなら「次、何にする?」と声をかけ、場が盛り上がっていれば聞き役になり、場が静まってきたら新たな話題を投入し、お会計も上手に割り勘します。(そのとき自分だけ多めに払っているとしたらそれもまた問題になることもあります。)

そう言えばある武闘派クライアントさんが「上司も交えた飲み会なのに、いつも店員さんがあたしのところに会計を持ってくる」という方がいらっしゃいましたけど、何もしてないつもりだけど中心人物に見えちゃうんでしょうねー。

で、そうするとやっぱ彼氏に対しても手取り足取り転ばぬ先の杖を“無意識に”やっちまうんだと思うわけです。

でも、根本さんのブログとか読むと「それを変えなきゃあかんねんな」と気づき、自分としては今までに比べれば大人しく、引き気味で、あまり面倒を見ないようにしてるつもりになるんですけど、そして、若干その効果も表れるんですけど、でも“無意識”だからね。今まで100やっちまってたところを90くらいにしたってあんまり状況は変わらないわけです。

そして、何よりも「面倒見がいい姐御」は面倒を見る側に立つとその威力を発揮するわけで、受身側に慣れてないし、苦手だし、何よりも恥ずかしいので、つい面倒見を発揮しやすいのです。

「与え上手な人ほど受け取り下手」ということなんです。

再びシモの話になるんですけど、彼氏ありのそういう姐御にこういう課題を出すことがあります。

「あんな、次に彼と致すときはマグロになれ」と。

その時点では「了解!そんなことでいいんすか?」とウキウキしていた姐御も次にお会いしたときは指でも詰める覚悟で「すいやせん!うまくできませんでした!」と報告なさいます。

恥ずかしい、くすぐったい、手持無沙汰、どうしていいか分からん、緊張する、無理、あかん、ダメ、という葛藤を抱くようで、そんな報告をお聴きしたら「ね?受け取ることって苦手でしょ?だから、そこを頑張ろうね」と優しくお伝えする次第です。(笑いをこらえながら)

※ちなみに普段は姐御でもセックスは受身という女子もけっこういらっしゃいますので、そういう方にはそんな宿題は出しません。

面倒を見ること(与えること)で自分の存在価値を感じる(=それが役割になっている)ので、面倒を見られること(受け取ること)が苦手になっちゃうんです。

だから、そういう方がカウンセリングに来られると「辱めの刑に処す」ことになります。

自分の魅力を受け取る。
彼からの愛を受け取る。
同僚や周りの人たちの思いを受け取る。

カウンセリングだってイメージワークだってロールプレイだってすべて「受け取る」というレッスンをしていきます。

そして、その過程で出てくる無意識のクセをねっとり攻めながら「受け取ることに慣れる」ということをやるんです。

※もちろんすべてのケースでそうとは限りません。
※こういうことを書くとお客さんが減るんじゃないかと言うことに今気付きました。
※でも書き直すのももったいないのでそのまま行きます。

さて、話は佳境に入っていきます。

>私は野良猫やロックマンを愛する器があるのだと思っているのですが、最後には嫌になってしまう。どちらかと言えば、姐御肌。助けたい症候群。よしよしする事が上手くなくて、よしよしされたい方だとわかりました。

よく野良猫好きの野良猫って話をしていますが、好きなもんはしょうがないので好きでいいんですな。

でも、最後の部分がものすごく重要で「ほんとはよしよししてほしいからよしよしする」というひらがなばかりで読みにくいマインドが一番のポイントなんです。

なぜ、尽くすのか?それは尽くされたいから。
なぜ、与えてばかりいるのか?それは与えられたいから。
なぜ、面倒を見るのか?それは面倒を見られたいから。
なぜ、追いかけるのか?それは追いかけられたいから。
なぜ、助けたいのか?それは助けられたいから。

「人にしてあげることは自分がしてほしいこと」という大原則があります。

特に「過剰にやっちまうこと」はその傾向が顕著です。

だから、ほんとうはMさん、甘えたいんです。よしよしされたいんです。面倒見られたいんです。でも、受け取れないから、まず、甘えさせる、よしよしする、面倒見るってことをやるんです。そしていつか同じことを彼にしてほしいと心の隅で願っているのです。

その本音に気付いたら、それをぜひ覚えといてください。覚えとくだけでいいです。ほんとはよしよしされたいんだと。

シングルマザーということも影響しているかもしれないし、仕事でのポジションがそうさせるのもありますし、過干渉母の影響ももちろん大きいと思うのですが、やはり面倒を見るポジションの方が「楽」「簡単」「自分らしい」と感じやすいのですね。

要するに「母」のポジションで振舞う方が「楽」なので、気付けばそうなりやすいのです。

そこでは「女」である必要はありません。

そして、この問題、実はけっこう深層心理に関わる問題でして、女性にとってセックスとは「受け入れる」「下になる」というのが基本線ですよね。(それがイヤで騎乗位しかせん、という方もいらっしゃるんですけど)

そして、何よりも男性自身が屹立してないと行為そのものが成立しないわけです。
(もちろん、女性側も濡れてなきゃ痛いだけなのだけど、でも、それは最悪ツールの導入で何とかなるものですよね。)

となると、そこはどうしたって「相手次第」の部分が出てくるんです。

それは女性側ではコントロールできない問題でもあります。(あ、ほんとうは違うんですよ。エネルギーの使い方でそこを何とかすることもできるんですよ。)

つまり相手が「むり。勃たん。」となったり、途中でふにゃっとなったら、そこまでが素晴らしくても終わっちゃいます。

この「相手次第」が自立系武闘派姐御たちにとってはイヤなんです。

だから、セックスを遠ざけるようになるんです。(もちろんそんな意識はないけれど)

さらに、女性にとってセックスって「開く」ものですよね。足はもちろんだけど心も。じゃないと感じないですよね。

でも、自立すればするほど「開く」のがイヤになります。恥ずかしいというのもあるけれど、相手に自分の弱さを晒すことになるので感覚的にイヤなんです。

それで自分が主導権を握って相手をコントロールしたい姐御のみなさまは、結果的にセックスを遠ざけるパターンを作り出します。

けど、それってセックスだけに限った話ではありません。
“セックスに代表される”だけで、まさにそれがふたりの関係性を表しているんです。

もちろんそんなつもりは毛頭ないと思うので、深層心理に関わる話、としました。

だから「女」であることを意識していながら「女」であることを拒否している自分がいると言えちゃうわけです。

そういうわけで「女」という部分にフォーカスを当てていくことになります。

宿題レベルでは「女の幸せって何?」「女で良かったと思うことを探してきて」「今よりさらに女になったら自分はどう変わると思う?」「女のシンボルってどこ?そこをより愛する意識を持って」などの課題を出すと思います。

そうして「母」になりやすい自分の意識に少しずつ「女」を入れていくことで色々と変わっていきます。

あ、セクシャリティの解放も必要なケースが多いので一緒にやることが多いんですけど、フォーカスすべきは「女」の方です。

そして、自立系姐御のみなさんが苦手だけど重要なのが「サレンダー」です。

コントロールを手放して、流れに身を委ねる、相手に身を任せる、ただ流れに乗る、という意識を培っていきます。

たぶん、これがMさんにとって主要なテーマとなるでしょう。
女になることも、セクシャリティの解放も、すべてここに向かっていきます。

例えば、1対1のカウンセリングやグループセッションのときに「じゃあ、Mさんは床に座って。僕はこのまま椅子に座ったままで話をしましょう」なんてことをする場合があります。

なんか屈辱的、なんかイヤ、なんか見下されてるようでやだ、みたいな感じが出てきたらOK。(でも、カウンセリングの場合はけっこう簡単にできちゃうことが多いので、椅子に座ってるのがカウンセラーじゃなくて彼氏・上司・同僚だったら?なんて想像をしてもらうとすぐに屈辱感が出てくるものです。)

サレンダーの実習をすることもあります。床に寝てもらって思い切り伸びをしてもらって大の字になる感じ。本来それって気持ちいいはずなんだけど、なんかやだ、恥ずかしい、みたいな感じになるならOK。

イメージワークもたくさんあります。川の流れに身を委ねるとか。

でも、そうして「受け取れる」「サレンダーできる」という感覚を身に着けていくと、だんだん人に対する態度も変わっていくわけです。

とはいえ、そうした姐御のみなさんはカウンセリングを受けるということすら抵抗があって、「自分で何とかしたい」と思って“参考のために”私のブログやYoutubeを見てくださってるってケースも多いと思います。

怖いですよね。自分が「下」になるのって。
自分がどうなるか分からないから「自分で何とかしたい」と思うんですよね。

だから、実際にカウンセリングとかグループセッションとかリトリートとかを受けることがサレンダーの一歩目になると思ってください。別にそれは私のカウンセリングじゃなくてもいいので。何なら弟子になるということで「下」を思い切り味わってもいいと思います。師匠の下はいいけど、先輩たちの「下」になるのは抵抗があるならなおさら。

私が知る限り、そんな姐御たちは本来女性性がたいへん豊かです。
だから、そこをうまく活用できるようになれば、だいぶパートナーシップも変わっていくと思うんですよね。

そんな課題を持ちながら今できることからやっていきましょう。

◎【6月東京、7月大阪】女性性とセクシャリティとサレンダーとコミットメント~実習メインのグループセッション~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/43397

◎ワークショップ「親密感への怖れを徹底的に癒すワーク10連発」
東京:5/28(日)14:00-17:00
大阪:6/10(土)14:00-17:00
オンライン:6/11(日)14:00-17:00
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/49020

●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)
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