夫の不倫が発覚して以来、性行為でも自慰行為でもイケなくなってしまったのだけど、良くないことを想像するとイケるのです。



ショックなことがあると私たちは感情に蓋をして不感症になってしまうものです。ブレーカーが飛んだ!と言ってもいいでしょう。
それ故に、より強い刺激を求めるようになるのです。けれど、それってけっこうリスクがありますよね?

いつも根本先生のYouTubeを聞きながら勉強しています。
半年前に旦那(アラフィフ)が30ほど年下の部下と不倫しました。
今まで浮気したことのない人だったのですが、私が二人の仲の良さを疑い、旦那は私に嫌われてると感じていたそうです。そして、2年目にとうとう一線を超えてしまったようです。
彼女は小学生の時に両親が父親の不倫で離婚し、母親、祖母が精神病を患っておりヤングケアラーでした。2人は一時の現実逃避、傷の舐め合いであって本気で一緒になりたかったわけではないと、私は2度と会わないという誓約書をかかせた上、旦那と再構築しました。
そこで、セックスレスだったことも関係してるのかもしれないと、旦那が負担にならない程度に行為をしていたのですが、最近私が全くいかなくなってしまいました。
自慰行為でもいかなくなってしまい、不倫された+いけなくなったことで、女としての自信がどん底に落ちてしまいました。
ただ、旦那と彼女の行為を想像した時だけいけるのです。
変態です、Mです、わかってはいるんですが、止められません。
いったあとは罪悪感、嫌悪感が半端なく、その繰り返しです。
下がった自信を取り戻すべく女性らしさに磨きをかけてきたことで、男性と接する機会が増えて、もしかしたら、他の男性とは気持ちよくできるのかな?と考えることもありますが、できれば、旦那と正常な行為がしたいです。
ご教授願えれば幸いです。
(Rさん)

一般的に「性=悪」という思い込みが染みついてしまっているのは何となくわかるんじゃないかと思いますけれど、それがセックスの問題に直結していることもよくあるんです。
他にも「性=恥」「性=秘密のもの」「性=汚いもの」みたいな思いもたくさんあるもんです。

それが顕著になればどうしたってセクシャリティは封印されてしまうものですよね。

それが数々の問題を創り出すことにつながります。
逆に言えば、そういう問題を持つということは、それくらいセクシャリティが豊かだという証なんですけどね。

さて、

>ただ、旦那と彼女の行為を想像した時だけいけるのです。

というお話なのですが、Rさんからすればそんな自分が信じられないと思うかもしれませんけれど、実はとってもよくあるお話なのです。

こんな話、どこかで書いたよなあ、と思ったらまだ公開前のオンラインスクールの原稿でした。

その9/5に配信予定のネタでは「ムリヤリ迫られたり、男性が複数だったり、襲われるような刺激的な」映像を見ながらオナニーすることにハマってしまってる、と。

「自分では絶対望んでないのに、そういう行為を想像しながらオナニーする癖がついてしまった」というお話はこの商売をしてますとよく耳にするものです。

そして、そんな自分は変態だ、おかしい、Mだ、等々のご意見を述べられるのです。

でも、それって「刺激」を求めているのですよね。
それくらいの「刺激」がないと感じられない自分になってしまってるんですよね。

それと同時に、その「刺激」でもって自分を「解放」したい自分がいるんです。
つまり、それくらいの刺激を自分に与えないと自分が解放できなくなっているんですね。

つまりは「不感症問題」と言えるわけです。

ということでRさんの今に至るストーリーを見て行きましょう。

元々レスだった、ということろが時系列的には出発点になりますよね。
夫とはレスだったけど、オナニーはあったし、イケてたということでしょうか?

そこで夫の不倫が発覚したわけですけれど、そこで一つ目の問題。
彼は何を求めて若い子に手を出したのでしょうか?性的な問題?それとも他に何かあるんでしょうか?

その後、セックスでもオナニーでもイケなくなってしまったんですよね?
それはショックなことだと思うんですけど、やはりそれは不倫されたことのショックが大きいのでしょう。ここはちょっと向き合うべき心の痛みだと思います。

そして、女としての自信が地に落ちちゃったわけですけれど、じゃあ、不倫が発覚するまでは女としてどうだったのでしょう?

不倫されたことで地に落ちちゃったのか、不倫されたことで地に落ちてることに気付いたのか?

そうして見ていくと、追加で細かい質問がでてくるんですよね。

・元々中イキだったのかな?それとも外イキばかりだったのかな?
・不倫が発覚するまで「女」や「性」の部分はどうしていたのかな?
・性的なものに対する罪悪感、嫌悪感って元々あったのかな?
・育った家庭内では性的なものはけっこうタブーだったのかな?
・今までのセックスは責めと受けとどれくらいの割合だったのかな?
・セクシャリティ(性)に対してどんな風にブレーキをかけてたと思います?

ここまでいろいろと「?」を書き連ねてきましたけれど、それらをひとつひとつ丁寧に答えていくとそれだけで色々見えてきてすっきりしてくるかもしれません。

答えが出て来ないものもしばらく頭の中で巡らせておきましょう。
そうすることで深く自分を知ることができるし、また、自分の中にある問題が解けてくるものと思われます。

さて、夫の浮気はめちゃくちゃデカいショックなわけですけれど、何らかのショックを機にイケてたものがイケなくなっちゃったということは考えられやすいですよね。

性的なものに嫌悪感を強烈に持ってしまいますよね。

つまり、そのショックや嫌悪感によって自らのセクシャリティに重たい蓋をしてしまうことになるわけです。

人の心理として「夫が間違ってることをした!」となれば、「私は正しいことしてる!」という方向に意識を向けたくなります。

「夫は気持ち悪いことをした!」と思えば「私は潔癖になるぞ!」と決意するのです。

反対側にダッシュしてバランスを取ろうとする心理です。

だから、夫が不倫をしてセックスをしてた、と思えば、妻は潔癖になり性を嫌悪するようになるわけです。

で、ところがRさん自身は知ってか知らずかセクシャリティが豊かな女だったようです。

となるとRさんの中には「セクシャリティを嫌って封印したい自分」vs「セクシャリティが豊かで解放したい自分」という葛藤が生まれるんですね。

これってけっこうストレスになるので早めに手を打ちたいところなのですが、というのも、その葛藤がアンダーグラウンド的な世界を創り出すようになるのです。

「表では清純派を気取らなければならないアイドルが、実は性欲が強かった場合、こっそり隠れてするしかないですよね?」ということです。

それが刺激的な想像を生み、「他の男と寝てみたい」という願望につながるのでしょう。

すなわち、それがアンダーグラウンドなわけです。

こうなると夫とのセックスでイクなんてことはできずに、むしろ、刺激的な妄想はどんどん大きくなるばかりになります。

以前、あるクライアントさんが「夫に抱かれている最中に、夫が他の女としてる姿を想像するのがクセになってしまった」という技を生み出してらっしゃいましたけど、要するに「刺激が強くないと感じられない体」になっちゃってるわけです。

で、不倫されときに受けるショックというのは一筋縄では行かず、ブログでもよく紹介していますが、「夫に裏切られたショック」に加え、「好きな人に振られたショック」もあり、そしてなにより「女として全否定されたショック」が重たくのしかかってきます。

そういうカウンセリングを進めていくときは、もちろんそのショックの数々を癒していくわけですが、そこではとことん素直になることを目論見ます。

・夫のことをほんとうは愛していた。だから、不倫がここまでショックだった。
・自分はもっと女でありたい。遠慮せずにどんどん女を出したい。
・セックスや性的な行為がほんとうは大好きだ。
・もっと愛を感じたいし、愛したい。
・もっと自分を解放して自由になりたい。

怒り、嫉妬、嫌悪感、寂しさ、無価値感、劣等感、敗北感、惨めさ、不安、等々、ネガティブな感情もたくさんあると思うのですが、その一方で、こうした“事件”は自分自身が何者であるかを明らかにしてくれるものでもあるんです。

だから、多くのクライアントさんは問題を通じて本当の自分と出会います。
そして、これからの人生を本当の自分で生きていくようになるのです。

ここはひとつ腹を割って自分と向き合うときが来たと解釈しましょう。

ほんとはすごく変態で、エロくて、女っぽくて、セックスが大好きな女なのかもしれないのですが、そんな自分を受け入れる準備はできましたか?

でも、それってすごく魅力的な女である証拠なんですけど自覚できます?

ということで、セクシャリティもそうですが、おそらく女性性を解放していくことが一番主流になると思いますので、そうするとRさんが得られる報酬は、自由、自信、インスピレーション、セクシャリティ、喜び、楽しみ、つながり、深い安心感、と言ったところでしょうか。

とりあえずは今の感情と向き合いつつ、自分らしさを解放していくべく、新たなプロジェクトに取り組まれることをお勧めしたいと思います。

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強い刺激を求めるのは心に蓋をしてしまっているせい?
 


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