どうしていいのか分からないときの問題の整理の仕方と、その先の展望の描き方。～要するに徹底的に自分に素直になるのが一番いい。～

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私たちは「本音」を隠したがります。それを見たら絶望したり、ウンザリしたりするのが分かっているから。でも、そうして表面上の方法論に終始していても本音に蓋をしている分だけその場しのぎになっちゃいますからスッキリしないんです。
勇気を出して本音と向き合ってみると新たな扉が開きます。

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このところセックスに関するご相談が相次いでいるのですが巷で流行しているのでしょうか？

カウンセリングでは安定してこうした話題を頂いているので様々な切り口があるのですが、たぶん、Ｙさんや同志の皆さまにとって「どうしたらいいのか分からん」というところが正直な気持ちかと思うのです。

私はよく「どうしたいの？」とお聞きするんですが、「それがほんと分からないんです」という答えもまた答えの一つです。

じゃあ、そこを探って行きましょう！となるわけで。

そして、これもかなりあるあるなのですが、「この程度の悩みでカウンセリングを受けていいのか？と思っていました。」なんて思ってません？？

いやあ、自分では「この程度」と思っていても、実はけっこう人生を左右する大きな問題なことも少なくないんですよね。

だって、Ｙさんのケースでも「離婚？別居？風俗？」と選択肢がいっぱいあるわけですよね。それで、「いやあ、離婚はできないけど苦しいっす」ということなら、それは少なくてもこの先５年、１０年と続く葛藤になり得るわけですから、早めにお注射打っといた方がいいと思いません？

「この程度」と自分では思うけど「実は重要」というネタ、めちゃくちゃようあります。

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例えば、お客様のお話を聴きながらノートとかホワイトボードに問題を整理していくことをよくやります。

・実際に起きていること
・自分が思っていること
・これからしたいこと
・今戸惑ってること
・正直な感情

などがごっちゃになりやすいですよね？

例えば、「女性用風俗を月イチで利用」は“事実”ですが、「お金が介在するのが嫌」「婚外に走ろうかしら？」は“気持ち”ですし、「これって復讐かしら？」というのは“考え”ですよね。

Ｙさんはうまく文章を整理してくださってますけど、話の中でその辺がごっちゃになりやすいところです。

そうすると自分の本音が分かりにくくなり、どうしたいのか？も見えにくくなるものです。

その辺を整理していきましょう！ってわけです。

ということで、どうしたいの？という答えを探るために感情を拾っていくことにしましょう。「どうしたいの？」って感情ですから。

〇夫の風俗通いで自己肯定感が地に落ちた。
〇夫からの愛を感じることがある。
〇夫のことを嫌いになれない。
〇夫とのセックスは楽しめない。
〇風俗のセックスは気持ちいい。
〇お金が介在するのはイヤ。
〇ムラムラすることはある。

ちなみに「思考」（分析、判断）の部分を書き出してみましょう。
〇風俗で若い子にしてもらったら太刀打ちできない。
〇私おバカさんよね～♪と思っている。
〇夫とのセックスは無理と諦めた。
〇婚外に走ろうかと思っている。
〇オープンマリッジでいい。
〇夫に対する復讐心があるかも。

さらに「事実」は何かも重要なポイント。
〇２年前、夫の風俗通いが判明。
〇夫は行きつけの店に連れて行ってくれる。
〇月イチで女性用風俗を使っている。
〇オープンマリッジに対するハッキリした返答はなし。
〇ムラムラすると夫を誘ってしまう。

ちょっとあいまいなものもありますけれど、概ねこんな感じだと思います。

こうして整理してみるといろいろと分かってくることがありますね。
Ｙさんもぜひ自分なりに気付きを書き出してみてください。

◇セックスってすごく大事！セックスをとても楽しみたい！が本音
◇夫とは楽しめないけど、風俗もお金が絡むから嫌。じゃあ、婚外恋愛に手を出すの？それでいいの？という迷いがある。
◇夫の風俗通いがけっこうショックだった。
◇夫のことを嫌いになれない自分がいる。

要点をまとめるとこの辺だと思うんですね。
そうするとどこで葛藤してるのかが分かってきますよねー。

なので、ポイントとしては次の２点かな？と私は見て行きます。

１．セックスをこれからも楽しんでいくにはどうしたらいいのか？
２．嫌いになれない夫のことをこれからどうしていけばいいのか？

で、そういうとき人はどうにか方法論でそれを解決しようとするものです。

「夫とは離婚せずにうまくやりながら、セフレを作ってセックスを楽しむ」みたいに。

ただ、それで自分が納得するならばたぶん私になんて相談しないわけで、「うーん、それがほんとにしたいことなのかなあ？それでいいのかなあ？でも、だからって夫とのセックスは楽しめないしなあ？あいつ風俗通いもしてるしなあ？」という葛藤があって、結論がなかなか見出だせないんだろうと思うんです。

で、そうした方法論で解決しないのであれば、「それってたぶん心の問題なんだよね」という点で見ていくわけです。内面的な問題があるんじゃないか？と。

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Ｙさんにとって夫の風俗通いが分かったのってかなりショックだったんですよね？
女としての自分を全否定されたような感覚を持ったんですよね？

そして、どこかに「若い女には勝てない」という思い込みもあるんですよね？
逆に言えば、自分はもう年をとっていて魅力的ではない、みたいな思いもあるんですよね？

セックスは好きだし、楽しみたいと思っているけれど、お金が絡んだり、罪悪感が出てきたりするのはイヤで、心からセックスを楽しみたいと思ってるんですよね？

・・・ということは「夫と純粋にセックスが楽しめるようになったらそれがベストなのかな？」とも思うわけです。

もしくは「離婚して、新たな彼氏を作って、心置きなくセックスが楽しめたらそれがいい」のかもしれませんよね。

で、大事なお話をここで一つ。

「私たちは自分の本音に気付きたくない。だって気付いたら絶望しちゃうもの。」
「自分の本音は薄々知ってる。けど、どうしようもないからうんざりしちゃってる。」

慢性化する問題ってこういう心理が隠れてるんです。

「この人といても幸せになれないって分かってる。ほんとは分かってるけど一人になるのが嫌だし、好きな気持ちもある。だから、その本音は見て見ぬふりをしている。」

「ほんとはただ愛が欲しいだけ。愛したいし、愛されたいだけ。けど、そんな人を求めたら苦しくなるから、もっと浅い関係に留めようとしてる。」

「素直に言えばすごく寂しくて苦しいのにそれを認めたらもう身動きできないような気がするから、自分は大丈夫！って強がって生きてる。」

「ほんとは離婚して自由になりたいってのが本音。けど、自分一人では生きていけないし、子どものこともあるし、今の家も気に入ってるからそんな気持ちは見ないようにしてる。」

ほんとうの気持ちと向き合うのが辛いから、そこを見ないようにして何とかならないかを模索しているってこと、皆さんもありませんか？

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でも、それが本音だったら隠しててもしょうがないっすよ！というのが私からの提案。
そして、そこと向き合ってみると今の自分では想像もできない素敵な未来が待ってるもんよ！というのが私が皆さんに与えられる「エサ」です。笑

ブレーキをかけることなく、蓋をすることもせず、ただただありのままに、自分の素直な気持ちと向き合ってみると、そこから新たな展開が生まれるんです。

それが「ミラクル」と呼ばれるものを引き寄せることだってあるし、「こんな着地点があるなんて想像もできなかった」と思うできごとにつながるのです。

そういうわけでＹさんに提案したいプロセスは次のこと。

・性欲も含め、自らのセクシャリティをより解放していくことを目指す。無意識にブレーキをかけちゃってるところがきっとあるはず。もっと心を自由にできるはず。

・夫との競争を手放して、もっとおバカになっていきましょう。「好きなもんは好き」でいいじゃないっすか。

・夫や周りの人に「遠慮」することをやめていきましょう。遠慮してるつもりはないけど、遠慮してることって実はいっぱいあるんです。

・女としての魅力をもっと受け取りましょう。そして、もっと大人の女としての魅力を磨いていきましょう。

そう、手はナンボでもあるんです。

そうして「自分をもっと自由にして、おバカになり、自分らしさを主張し、女として自信を深める」ということを目標にしてみると、さあ、今の人生はどう変わるでしょう？

そこをサポートしていくのがカウンセラーの仕事でもあるから個人なりグループなりセミナーなりを使って、Ｙさん本来の魅力をもっともっと引き出しちゃったらいいと思います。

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