反抗期ってのは思春期にだけ起きるもんじゃないんですよ~パートナーシップでも仕事でも起こる反抗期はどんな目的があるのか?~



思春期くらいに「親から精神的に自立すること」を目指して反抗期を迎えます。
それによって「大人になる」のですが、この反抗期は夫婦関係でも職場でも起こり得るもの。
ただ、思春期に反抗できなかった場合は、大人になってからの反抗期が激しくなることも珍しくありません。

根本先生いつもブログや書籍拝見しています。私はアラフォーの主婦です。私のコンプレックスは男性経験が少ないことです。
思春期の頃から付き合っていた年上の彼が今の夫です。私は旦那しか知りません。

夫と10年以上レスです。お付き合いしていた頃から、セックスするまで家に帰してくれない、こっちが疲れても自分がイクまで延々終わらない、など、いつも優しい彼に、ゲンナリすることもあり、セックスに対して良いイメージがあまり無いです。
夫は欲が強く、今でも私の気持ち次第なのだと思うのですが。何度かする機会がありましたがもう生理的に無理みたいです。
見た目や匂い、言動、全てにおいて嫌悪感があり、セックスはともかくキスだけは臭くて嫌だと思う次第です。
だけど、この歳になりこのまま女性として夫だけしか知らずに終わるのかと思うと胸が苦しいのです。

私は長女、親には甘えられない鍵っ子でした。
まれにですが友人関係で癒着状態になることがあり、距離を置かれて深く傷ついた経験があります。最近もそういうことがあり、喪失感を抱えています。

勉強も仕事も日常の生活もいくらでもチャランポランになれるくせに、なぜか若い頃から男関係だけは筋を通らないことをしたくないのはどうしてだったのか。
思春期のままで心が止まっているような、成長していないような、拗らせてしまっている気がします。

根本先生、女としてこのまま終わりたくない、と絶対人様に言えない思いがあります。この気持ちは、どうしたらいいのでしょうか。
(Hさん)

たぶん似たような思いを抱えている方って多いと思うのですよね。
先日も「学生時代に付き合った夫とそのまま結婚したので、男は彼しか知らない。それってなんかイヤだ」という個人セッションをしたところです。

「じゃあ、他に彼氏作ったら?」という提案もあるかもしれませんけど、それが本質的な問題の解決になるか?というと微妙だと思うんですよね。

ということで、「女としてこのまま終わりたくない」と思う心理について見て行こうと思う次第です。

ということで、そう感じるってことは「自分は女だ」という意識があるってことで、「そもそもなんでそのことに気付いたのかなあ?」という点から入っていきます。

何か自分が女であると思わざるを得ない出来事があったのか、それとも今までもずーっと心の中にあってそれを口にできないまま気が付けば年月が経ってしまったのか。

カウンセリングでもよくこんな話をするんです。

「女であることに慣れ過ぎてて普段は自分が女だって意識しないんですよね。トイレは当たり前に女子トイレに入るでしょ?生理が来たら『ああ、またそんな時期か』とめんどくさいながらもナプキン取り出すでしょ?朝、眠たい目をこすってメイクをするでしょ?で、『今日は化粧のノリが悪いぜ!』と言いながら踊るでしょ?そういうのって女子しかしないんだけど、女子トイレに入るときにいちいち『あたしは女だ』なんて確認しないじゃないですか。つまり、女なんだけど女だってことけっこう忘れてるんですよ。」

で、自分は女だな、ということを思い出すのがやっぱりセクシャリティに関するもので、「なんかあの男の人、素敵だな」とときめいてみたり、性欲が湧いて抱かれたいと思ったりしたときに「ああ、やっぱりあたしは女だな」と思うわけです。

Hさんが「女としてこのままでは終わりたくない」と思うようになったきっかけって何なのでしょう?

で、セッションとかリトリートなどのセミナーとかだったらそこからまた話を広げるんですけど、一方通行のブログなんで、ここで話題を変えるわけですね。

「反抗期や思春期ってぇのは、10代だけじゃねぇんだよ」という話です。

子どもから大人に切り替わるときにやってくる思春期は第二次反抗期とも言われ、「親から精神的に自立すること」を目指して発生する自然現象です。

そこでは主に「性差を自覚する」「死を知る」「個別化」と共に「性的成長」というのがメジャーな変化です。

で、この思春期ならびに反抗期というのは“どんな関係性でも起こる”ものなんです。

入社したての新人がだんだん会社に慣れてきて仕事を覚えていきます。
始めは先輩や上司に素直に従い、頑張って成長していくわけです。
ところがだんだん「それ、違うんじゃないですか?」とか「そのやり方、ちょっと古くないですか?」とか「もっとこうした方が効率的じゃないっすか?」等々、自分の意見・考えを持つようになります。

それだけじゃなく「なんで俺のことをちゃんと評価してくれないんだ」「上司は自分の利益だけ考えて部下を道具のように扱ってる」「頑張れば頑張るだけ仕事が増えるってどういうこと?」みたいな不満を持つようになります。

そうしてそれまで従順に接してきた先輩や上司に対して「反抗的」な気持ちを持つようになります。

これは「仕事という面で、精神的に先輩や上司から自立する時期」と言えます。

で、これがパートナーシップにも出てくるんですよ。
パートナーってのは家族同様近い距離ですから、親に対する反抗期をなぞるように同様の気持ちが出てきますし、親に対して反抗できなかった人はパートナーに対して大いに反抗するようになることも珍しくありません。

思春期の女子が言うわけです。「パパのパンツと一緒に選択してほしくない」「パパ、クサいからあっちいって」「パパのこと嫌い」「パパ、気持ち悪い」等々。

そんなときにパパと肩が触れちゃったりすると「うわっ!キモい!」とすぐに着替えたくなったりします。

これは心理学的に見ると「性が芽生え、パパのことを男として見るようになっちゃった」というマインドが起こすものです。

この思春期の初期に起こる性的な成長というのは非常に嫌悪感が付きまとうものです。
生理が始まればなおさらですが、そうでなくても、性的エネルギーは得体の知れない気持ちが悪いものです。

体も変化しますから「(性的に)恥ずかしい」という感情を持ち始め、自分を隠すようになりますし、自分が穢れてしまったような感じになりますし、匂いや汚れに非常に敏感になっていきます。

で、そうしたマインドを異性であるパパに投影するわけです。

両親のセックスによって自分が生まれたことを知るのもこの頃ですが、子どもにとって親のセックスってのはけっこうなタブーですから、それもまた嫌悪感の対象になります。

で、さらに厳密にいうと大変気持ちが悪いかもしれませんが、「自分の中に芽生えた性的欲求をパパに見てしまい、近親相姦のタブーからそんな自分に強い嫌悪感を覚える」という心理が出てくるんですね。

だからこそ、パパのことが気持ち悪くなるんです。

ちなみに男の子は同様にママを女として意識するようになり、ママのおっぱいや性器に強い興味を惹かれるようになります。
そうすると今度はママの方が「なんかこの子、イヤらしい目であたしを見てる」なんてことが起こり、「もう一緒にお風呂に入らないほうがいいかも」とか思うようになるものです。

で、この心理パターンが「パートナー」に対しても起きるわけです。

>見た目や匂い、言動、全てにおいて嫌悪感があり、セックスはともかくキスだけは臭くて嫌だと思う次第です。

という風にね。

「夫が触れたものが汚く感じて触れられなくなる」とか「夫が食べた食器やお箸を洗うのが気持ち悪すぎて必ず手袋をするようになった」とか「夫が入ったあとのお風呂に入れず、一度、お湯を入れ替えてる」みたいな反応はありません?

つまり、Hさんご夫婦も順調に関係性が育っている証拠で、Hさんが夫から精神的に自立しようとしている状態に来ているんだと思われます。

そうして性的な目覚めも再び起きてるのでしょう。

そしたら「女としてこのままでは終わりたくない」「誰かに抱かれたい」「彼氏が欲しい」みたいな気持ちが出てくるのも理解ができると思います。

つまり、自分は2度目の思春期を迎えているんだなあ、という風に捉えると良いわけです。

で、ここで本質的な部分を見つめるならどこにフォーカスするか?というと夫ではなく、両親です。

つまり、リアル思春期はどうだったの?盗んだバイクで走り出したり、校舎の窓ガラス割ったり、家のリビングで金属バット振り回したりしてた?という質問が出てきます。

ここで親に対してきちんと反抗して自立を果たしている場合、多少は夫に対して嫌悪感を感じる時期があったとしても、1回親に対してやってきたことなので、夫に対してのそれは案外短い期間で済むものです。経験ってデカいんです。

しかし、もし、Hさんが思春期にちゃんと反抗期を迎えることができず、その気持ちを押さえてきたのであれば、「親に向かうべき反抗心、独立心を旦那に向けてしまってる状態」と言うことができます。

つまり、この点で言えば旦那様は「とばっちりを受けている」という状態です。

で、

>私は長女、親には甘えられない鍵っ子でした。

という話を聞くと、ああ、いい子にして親に迷惑をかけないように頑張ってきたから、多少は反抗期があったかもしれんけど、爆発させるところまでは行ってないかもなあ、と推測してしまいます。

親を無視するとか、家でいつも不機嫌でいる、というくらいの反抗期はあったかもしれませんが、それで感情的におさまりが付いたかと言うとちょっと微妙だと思うんですよね。

だから、旦那のことがキモくなり、女であることを思い出したHさんは、まったくもって意外かもしれませんが、改めて「両親」と向き合うことが求められているってわけです。

>まれにですが友人関係で癒着状態になることがあり、距離を置かれて深く傷ついた経験があります。最近もそういうことがあり、喪失感を抱えています。

ということは、相当親に気を遣いすぎていたんじゃないかと思うんですよね。
つまりはすっごく我慢してきたんだろうと思います。

それで「人との距離感」が分からなくなり、近づきすぎてしまうのかもしれません。

だから、やっぱり子ども時代の自分と親との関係を見つめ直していくことが肝心なテーマかもしれません。

思春期にちゃんと反抗した子どもは大人になるにつれて親のことを理解できるようになり、改めて「いいところも悪いところも含めて自分の親だ」と受け入れられるようになります。

それまでの「親と子」の関係が反抗期を経て「大人同士」になるようなイメージです。

親は親で子を認め、子は子で親を尊敬することができるようになります。

やがては親が弱っていくときに子がそのサポートをする流れになって「老いては子に従え」ということになっていくんですね。

で、反抗期がなかったり、中途半端だったりすると、「親と子」の関係のまま大人になっていたり、親から自立したはいいけど「糸の切れた凧」のようにどこかに飛んで行ってしまったりするんですよね。

この「大人になっても親と子のまんまだよね~」というネタはブログでもよく扱われるものですね。

で、そういうときにトバッチリなんですけど、旦那に対して反抗期を迎えるのもまた、「夫を親代わりにする心理」の一つと言えまして、実の親に対する反抗が失敗したので、今度は夫に対してそれをやろうという意気込みの表れなわけです。

だから、離婚も考えるし、他の男に色目を使いたくなるし、恋人が欲しくなったりするのです。

ということで、今、Hさんに課せられてる課題は「夫との関係を大人同士の関係に昇華させる」ということと思ってもいいでしょう。

大人同士として向き合えた時に結婚生活を継続するかはその時にならないと分からないんですけど、とりあえず今は「そもそものルーツである親子関係を振り返る」ところから始めていくのがいいと思います。

同時に「大人の女としての自分」にも注目してみるのもいいんじゃないかなあ?と思う次第です。

親と向き合うってのは無数の方法がありますけれど、まずはこの辺のワークから取り組んでみるのがお勧めかなあ、と思います。

●子ども時代、あなたが親に言いたいけど言えなかったこと、分かってほしかったのに分かってもらえなかった気持ちって何でしょう?

●子ども時代に自分が我慢したこと、親に気を遣っていたことはどんなことでしょう?

●親を大人目線で見たとき、どんな気持ちになるか?なんて言いたいか?を考えてみましょう。

●親なりの愛情表現を探してみてください。

●親が自分をちゃんと愛してくれていた証拠を探してみてください。

とりあえず上の2つから。その先は時間をかけてじっくりと。

それで、トバッチリを受けてる旦那には心の中で「すまん!」と謝っといてくださいませ。

◎親と向き合うセッションも多分あります。いよいよ大人になりたい皆様にもお勧めです。

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