お父さんみたいな人はイヤだと思っていながらなぜお父さんみたいな人に惹かれる自分がいるのだろう?



今日は恋愛心理の基礎編みたいな内容に見せつつ、けっこう深い話をしております。
なんだかんだ生まれ育った場所は落ち着くんだよね、それがどんな場所であっても、という心理なので、ちょっと難しく感じる人もいらっしゃるかもしれません。

いつもブログを拝見しております。
先日の記事を読んで、まだ自分の中にモヤモヤしたものがあるとわかったので、是非ご意見を聞かせていただきたいです。

わたしの父は、わたしが幼少期の頃から何度も浮気を繰り返しており、そのたびに母は激昂して大喧嘩して仲直りしてを繰り返しておりました。そんな環境で育ってきたので、男の人への不信感が根付き、幸せな夫婦像や家庭像をイメージできないまま大人になりました。

そんなわたしも誠実な人とお付き合いし、結婚まで考えておりましたが、彼が仕事第一で正論で相手を論破する性格なこともあり、次第に寂しさを感じたり、それを相手に相談できない虚無感もでてきてしまい、その時猛烈にアプローチを受けた人に惹かれ、二股の期間を経てもともとお付き合いした人とはお別れしました。

その後アプローチ受けた人と付き合うことになりましたが、彼は父親を彷彿とさせるような浮ついた人で、最終的にはその人への不安や猜疑心、元彼への罪悪感で心身ともにボロボロになり、その人ともお別れしました。

あまりにもつらい時間を過ごしていたので、どうにかしなければと思い、そこから自分の幼少期や家族と向き合うようになりました。
そして自分には無価値感や罪悪感、幼少期のキズなどがあるんだということを自覚し、何度も向き合ってきたことで次第に自分はありのままでいいんだという気持ちを抱けるようになり、自分が自分であることをようやく許してあげることができるようになりました。
昔は彼氏やアプローチしてくれる男の人がいないと自分には価値がないとか思っていましたが、今は彼氏がいなくても毎日を楽しく過ごせており、周りの幸せも喜べるようになり、自分でも変わったなと思っています。

ただ、自分の中で時折、最後に付き合った彼のことを思い出すことがあります。
自分の中で、ふと、またどこかでやり直せたらと思ってるのかなと、感じる瞬間があります。
父親に似てる人をまだ自分が求めてるのかなと思った時期もあるのですが、なんかそうでもないのかな、、とも思っています。
彼からは、本当に変わりたいと思ってるし、自分のために変われるように頑張るという旨の連絡がたまにきているので、相手からそうやって連絡がきてるから気になるのかなと考えたりもしますが、おそらくそうではないような気もしています。
このモヤモヤは、どうすれば手放せるのか、何かヒントをいただけると嬉しいです。
(Mさん)

>昔は彼氏やアプローチしてくれる男の人がいないと自分には価値がないとか思っていましたが、今は彼氏がいなくても毎日を楽しく過ごせており、周りの幸せも喜べるようになり、自分でも変わったなと思っています。

これ、めちゃくちゃいいですねー。なんか大きく変わりましたね。
ボロボロになったことがきっかけで自分や家族と向き合ったからですね。

「自分が自分であることを許してあげられるようになった」ってめちゃくちゃ素晴らしいじゃないですかー。

けっこう、「彼氏の存在」とか「男に求められること」とか「人に必要とされること」で自分の存在意義を見出そうとする心理もあるんですけど、それって思い切り他人軸なのでけっこう切ないことになりやすいんですよね。

昨日、Mさんのお話とは関係なくこんなツイートをしたわけです。

Mさんのように「モヤモヤする」ということは、何らかの心の痛みに触れてるのかもしれず、かと言ってそこに触れるのもちょっと勇気いるし、抵抗あるし、ということで何となく蓋をしたい気分だけど、それでいいのかなあ?なんて葛藤してる状態かもしれません。

一言で言えば「素直になれないこと」がたぶんMさん(皆さん)の心にあるときに「モヤモヤする」んです。

その多くは「感情vs思考」です。

例えば、感情としては「元カレのことが好きだし、やり直したい」と思っているんだけど、思考が「おいおいあかんやろ。またボロボロになるで」とブレーキをかけてるみたいなときに、モヤモヤするわけです。

まあ、Mさんの文章を見れば、コミュ力が高く、感情や情緒が豊かな、女性性のとても強い方だということが分かりますが、そういう方ほど思考と感情が喧嘩するとモヤモヤが強くなりがちです。

たぶん、ふだんはけっこう感情に従ってると思うんですが、「心の痛み」は思考が「ルール」を作り出すので葛藤が生まれやすくなるんです。

ま、その心の痛みを守るために思考が動いてくれてるので悪いことではないんですけど。

ということで、素直な気持ちって何だろうね?ということをまずは見つめて行きたいです。

最後に付き合った彼のことが気になってる自分がいて、でも、不安、猜疑心、罪悪感等でうまく行かなくなって別れて、でも、その彼から連絡がたまに来て心が揺れる自分がいて、でも、じゃあやり直したところでうまく行くのか自信なんてないし、という風に「でも、でも、でも」と考えちゃうとモヤモヤは強くなるもんです。

素直な気持ちと、それに対抗する思考がぐるぐる巡っちゃうわけですね。

たぶん、その元カレのことがまだ忘れられないんだろうと思います。
好きかどうかは別にして、何かしら愛着のようなもの、不思議な居心地の良さみたいなものがそこに隠れてるのかもしれません。

ということで一気に話を広げて、心の不思議な光景を一緒に見て行きたいと思うわけです。

頭では「この人を選んじゃダメ!ヤバい!」と思ってもなぜか惹かれる相手というのがいます。

浮ついた人ってのもそうですが、他にも上から目線で偉そう、とか、メンヘラっぽい、とか。中でも「傷ついた陰のある男」ってのは自武女の皆様かすると思わずヨダレが垂れるほどの大好物ですよね。

でも、頭では「そんな人選んだって幸せになれないよね」と分かっているんですね。

そこで惹かれてしまうのはなぜなのか?

一つは「刺激」を求めるってブログでもよく出てくる心理がありますね。

その刺激ってのは「自分を変えてくれる」「知らない世界に自分を連れて行ってくれる」「自分の知らない世界を教えてくれる」と言った期待があることも多いものです。

退屈して平凡な日常から夢の世界に連れ出してくれるような期待感ですし、特にとりえのない普通の女である自分が彼の刺激によって返信できるかもしれない、という期待感もあります。

また、その刺激も退屈をしのぐためくらいで十分であれば不倫とか浮気とかワンナイト的な形でも十分かもしれません。

その退屈しのぎというのが「現実逃避」になることももちろんあります。

この辺はMさんには当てはまらないかもしれませんけど、一般的にはよくあるケースだよ、ということでお話しさせていただきました。

そして、もう一つあるのが「なんだかんだ言うてMさんはファザコンなんかなあ?」とカウンセラーに指摘される部分です。

Mさんも家族と向き合われたので、この点についてはすでに承知かもしれませんけど。

そもそも感情の動きってのは思考ではなかなか理解できないことが多いわけで、ほんと「なんで?」ということをよく起こすものです。

そういうわけで「浮気を繰り返すお父ちゃん」と「それに激高して大喧嘩する情熱の母ちゃん」という存在が自分にどのような影響を与えたのか?について改めて見て行きましょう。

「毒親」という言葉を目にすることがありますし、「親ガチャ」という言葉も最近目にしますが、私たちはみんな生まれ育った環境が「標準」となります。ま、当たり前ですね。

自分の親が毒親だと気づくのは思春期以降で、周りの人と自分と比較することを覚えて初めて気付くことです。もちろん、そこに「毒親」とネーミングするのはもっと後になるかと思います。

そして、子どもたちはその与えられな環境に適応すべく全力を尽くすんですね。
じゃないと生き残れないですから。
そして、そもそもどんな両親でも大好きな存在だから。

そうして、適応能力が抜群に高い子どもたちはその環境に見事に馴染むわけです。

中には「自分は家族に馴染めなかった。ずっと浮いてた。異端児だった」という方もいらっしゃいますが、それとて、基準は自分の家族であり、その基準からズレてる自分がいるってことで、浮いてる感覚も含めて、その環境に適応しているのです。(←これ、難しいけどとても大切)

いつもお話してる「習慣性」から言えば、家族ってのはいつも一緒にいる一番近い関係性だから、そこに暮らしていたら自然とその関係性に慣れるってことです。

お父ちゃんってのはこんな人。
お母ちゃんってのはこんな人。
お兄ちゃんってのはこんな人。

という風に。

それが人間関係のベースになります。

だから、お父ちゃんってのは「男性代表」であり、お母ちゃんってのは「女性代表」になります。

そして、そのイメージをきょうだいが補完していきます。

そこで、まあ、みんな自覚はないですけど、私たちはみんなお父ちゃん、お母ちゃんが大好きだった、という真実が関わってきます。

でも、ここでいう大好きってのは「あたし、彼のことがほんとうに大好きで」という大好きとはちょっと感覚が違うと思った方がいいでしょう。

実際、意識的に大好きって感じてる人もいると思いますが、実際は「愛着」であり「居場所」のような感覚での「大好き」ですね。

もう好きとかなんとかよりも「当たり前」な感覚ですね。

ということで、長い前提をお話してようやくMさんの話になるわけですが、

>わたしの父は、わたしが幼少期の頃から何度も浮気を繰り返しており、そのたびに母は激昂して大喧嘩して仲直りしてを繰り返しておりました。

ということは、Mさんにとって「浮気を繰り返す、不信感を感じさせるような男」というのが、なぜか知らんけど「落ち着く場所」であり「ふるさとのような存在」になることはごくごく自然なことです。

だから、頭でなんぼ「お父さんみたいな人はイヤ!」と思っていても、「父親を彷彿とさせるような浮ついた人」に惹かれてしまうわけです。

そして、Mさんはお母さんがそうだったように「激昂して大喧嘩する」という結末を見るか、それが嫌だったらじっと怒りを抑え込んで冷静に対処する、みたいな行動に出るんじゃないかと思います。

なんだかんだで「浮ついた人」というのがMさんにとっては不思議な居心地の良さを覚えるのです。もちろん、それは無意識的なことですから、頭で考えると理解不能です。

こうしたできごとが恋愛に限らず仕事やなんやらでも起こるので、「なんでこんなことになってるのか分からん!なんで?」という思いを皆さんは日々感じていらっしゃるのですな。

そういうわけで女子の皆さまは「いかなる理由があれど、お父さんのことを嫌悪してたらパートナーシップはうまくいかない可能性が高くなるよね」と言えるんです。

で、「じゃあ、結局人はお父さんと似たタイプの人を選ぶの?そうじゃないと幸せになれないの?」という疑問が生まれるかと思いますが、もちろんそうではありません。

生まれ育った地を離れて異国に安住の地を見つける人もいるように、お父さんが「浮ついた人」であっても、「誠実でジェントルマンなヘラクレス君」をパートナーにすることは可能です。

で、今日はけっこう細かい話を書いてきたのでここから先はざっくりとお話ししようと思うんですが(ちょっとめんどくさくなってきたの)、お父ちゃん、お母ちゃんを「許す」ということがその一つの方法になるんですね。

子どもは始めは家にべったりになりますが、思春期以降、精神的な自立を果たして大人になっていきます。

大人になると「親と対等な関係」が築けるようになるわけで、自分の周りにいる大人たちと同じような目線で親を見ることができるようになります。

しかし、この親離れができていないといつまでたっても親を「子ども目線」で見てしまうことになり、「親に親を求める」ということをやってしまいます。

まあ、これがパートナーシップには多大なる影響を与える部分にもなるんですが、「家族」という距離感では「娘(子ども)」になってしまうんですよね。

そしたら、彼と対等な関係って築けないでしょ?というわけです。

で、その親離れができて、精神的に親から自立した状態になると、親のことを一人の人間として見ることができるので「許し」も加速していきます。

「まあ、父ちゃんなりにいろいろと事情があったんだねえ」ということが分かってきて「お母ちゃんにもお母ちゃんの事情があるんだよね」ということが理解できるようになります。

それが許しのひとつです。

だから、父ちゃん、母ちゃんを「大人目線で」理解していくことが一つのアプローチです。

その上で、じゃあ、父ちゃんをどう許していこうか?と言えば、次の宿題なんていかがかしら?

●お父さんに感謝できることを100個以上探してみよう!

●お父ちゃんなりの愛し方を受け取ってみよう!

上級編とすれば、お父ちゃんの人生を見てお父ちゃんの心理状態を理解していくこともできます。

ついでにお母ちゃんバージョンもやってみるといいと思います。

こうしたあれやこれやの手を駆使することにより、大人目線で両親を見られるようになったら親から心理的な独立を果たすことができます。

そうすると「選択」が可能になるんですね。

実家の近くに家を建てることもできるし、離れた土地に住み着くこともできるんです。

そしたら、「まあ、父ちゃんみたいな人も悪くはないけど、あたしはもっと誠実な人と落ち着いた関係を築いていきたいなあ」という選択肢を持つことができるわけです。

ということで、Mさんにおかれましてはとりあえず両親と向き合いつつ、元カレたちを手放しつつ、というプロセスをお勧めしたい次第です。

★許しにつながる本&セミナー動画

「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」(学研プラス)
*セミナーDVD『本気の手放しワーク』
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