自立的に生きてる分だけ都合の悪い問題には目を逸らしがちなので、そこは自立を手放すためのサレンダーが有効なのです。

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自立的な人は自分のやり方で物事を解決したいので、自分でできることを頑張ってそれなりの成果を挙げられます。
しかし、痛いところや都合の悪いところや怖いところはスルーしてしまうので、ある程度結果が出てるのにまだモヤモヤが残るのです。
そんなときこそ、サレンダーなんです。怖いけど。

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根本さん、こんにちは。器用貧乏の記事、グサグサきました。まさに私はあぁ、幸せ!!って思えるのにあと一歩!!って思っています。けして、不幸せではないんです。
結婚して13年経つ、はい、もちろん自武女です。この13年間、私の知っている限りで、少なくとも３回の浮気をしている旦那を追いかけております。１回目は私が友達だと思っていた女と。２回目は飲み屋の女性。３回目はまた別の友達だと思っていた女と。
３回目が発覚したときに、根本さんのブログに出会い、あたしいろいろやっちまってたなぁ～…と気付きました。

授かり婚(あたしは半分狙ってました)をし、その後年子で二人目の子育て真っ最中の旦那の浮気…そこからの私は、旦那に正しさを随分押し付けてコントロールしていたと思いしり、とっても居心地の悪い女だったと思います。
それも随分長い間…そして、二年前、３回目の夫婦同士深い付き合いのあった中での浮気…。これはなるべくして私が作り上げた状況なのだと反省をいたしました。

これは自分が変わるしかないと思って、根本さんのブログを読み漁り、お弟子さんのまみこさんに助けを求めたり(ココロノマルシェ、手放しきれません)で、苦しかった自分を認めて、私が笑って過ごせることを、すこ～しずつ感じながら生活してきました。
お風呂気持ちいい～とか、これ美味しい～とか、あぁ、楽しかったねぇ～とか。そんなささいなことですが。

そうして過ごしていくうちに、旦那も笑顔が増えてきて、それを見ると私も幸せで。
間違いなく、二年前のあの頃より幸せです。大事にされてるなぁって感じることもたくさんあります。夜の方も20代の頃よりはだいぶ減りましたが、月に数回はおこなってる現役です。旦那に出会えてよかったって思ってます。
でも、あと一歩なんです、なんだかまだくすぶるんですよね。

ちょうどコロナで、一緒にいる時間も増えて、仲良くしてたんですが、蔓延防止も終了して旦那は飲みに出ました。飲みに行くくらい全然いいじゃん！って頭では思うんですが、こういう時、心がザワザワするんです。
まだ、また裏切られるんじゃないかって気持ちが、メラメラと出てくるんです。

結局旦那が本能的に好きなんですよね(笑)顔も、危ない匂いのするところも。そこは完全に、白旗です！
正直、執着してる部分もまだ多分にあるのだと自覚もしてます。
でも、あと一歩もっと、あ～幸せ!!と思えるようになるには、どうすればいいんでしょうか。
飲みに行って、わたしの魅力に更に気付いて帰ってらっしゃい～～くらいになりたいです！
ちなみに、まだまだわたしが私の魅力に気付けばいいのかなって、今書いてて思ったんですが、そのためにはどうしたらいいんでしょうか～。
（Ｎさん）

器用貧乏の話ってこれですかね？
↓
器用さが災いしてそれなりにしか幸せを感じられない女性性豊かなみなさまへ～器用な人は器用がゆえに問題を上手に回避する～

さて、情熱がほとばしってるＮさんの文章ですが、改めて読み返してみて何か気付くことはありますでしょうか？

たぶん、私のブログを通読されてる方なら「ああ、なるほどー」と思われるかと思うんですけど、なんか旦那が主語の言葉がめっちゃ多いんですよね。

てことは、要するに「旦那軸」というところで、意外にも「自分がいない」というのが今のＮさんの最大の問題のようです。

脳内をだいぶ旦那さんのことが占められているんじゃないでしょうか？

ご自身も「執着がある」とおっしゃってますが、まさにそこがテーマかな、と思います。

ということで、まずはここからですね。

★執着を手放すワークが満載の本＆セミナー動画

＊「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」（学研プラス）
＊セミナーＤＶＤ『本気の手放しワーク』
＊セミナー動画／ＤＶＤ：「自立系武闘派女子のための恋愛講座～過去の恋を清算する、棚卸しと手放しセッション！～」
＊セミナーＤＶＤ『手放す愛で夫婦関係に奇跡を起こす～愛で問題を解決するセミナー～』

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たぶん、察するに付き合ってから結婚当初まではだいぶＮさんが主導権を握ってらしたと思うのです。

授かり婚にうまいこと持ち込むだけでなく、かなり彼をコントロールしてきましたよね？

つまり、「私が自立、夫が依存」という関係で二人の関係はスタートしてると思うのです。

ところが、旦那がよりによって友達だと思ってた女に手を出したあたりからそのバランスが変わり始め、気が付けば、「私が依存、夫が自立」に逆転しちまったようです。

で、こうしたケースに良くあるのですが、「立場は依存でも、生き方考え方は自立のまま」というちょっとややこしいマインドが出てくるんですね。

説明するのもちょっと難しいので具体例でお話しします。

最初の「私が自立、夫が依存」という時代にはけっこう自由に振舞ってたと思います。
それが旦那をコントロールし、束縛し、みたいなネガティブな部分もあるけれど、大好きな旦那のためにいろいろと尽くしたりもしてたと思います。

それが旦那の浮気でひっくり返っちゃうんですが、その自立的なマインドはそのまま保たれます。

もちろん、それにはメリットもたくさんあって「自分を変えなきゃ」と思い、カウンセリングやマルシェを使ってずいぶんと成果もあげられましたね。（その節はありがとうございました！）

幸せ～♪と感じられるようになったってことはめちゃくちゃ素晴らしいわけです。

ただ、その一方で、自立的なマインドを強く持っているがゆえに、意識的か無意識かは分かりませんが「都合の悪いところは回避する」ということをしがちになるんです。

ドキッとしました？笑

自立側のマインドは自分で物事を選ぶことができる一方、クサいモノには蓋をすることも意外とやっちまいがちなのです。

つまり、自分のやり方でやりたいがゆえに、自分が見たくないものはスルーしちゃうんです。

言い方を変えれば、人の話を聞かない、とか、頑固になる、ということです。

Ｎさんがこれにどれくらい当てはまっているか分かりませんが、あれこれ頑張って取り組み、それなりに成果を上げられているにもかかわらず、これだけ旦那軸でいらっしゃるところを見ると、執着を手放すこと＝自分軸になることについては後回しにしてきたのかな？と思った次第です。

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一般的に「私が自立、夫が依存」から何か事件が起きてその関係が逆転した際、依存側に落ちてしまった“私”はちょっと頑張って自立していくところを目指します。

だから、「旦那に女がいるんです」とか「別れ話を切り出されました」というご相談に対しては、もう一度、自分を自立させていくことを目指します。

なので一般的には、

・旦那軸から自分軸に切り替える。
・女としての自信を取り戻す。
・自分の世界を持つ（仕事、趣味など）
・自分の魅力や才能を花開かせる。

というところを頑張っていきます。
その流れで、親との関係や以前の恋愛の問題が出てくることもありますし、おなじみのセクシャリティや女性性の問題が出てくることも少なくありません。

だから、ここで手放しワークはけっこう必須項目になります。

もう一度自立するために「旦那のことはしばらく放っておいて自分のことをやっていこうぜ！」ということに取り組むわけです。

そして、自分軸を取り戻し、夫を客観的に見ることができるようになったら関係性の改善に向かうために、与える、受け取る、許す、信頼する、などをやりつつ将来の二人のヴィジョンを描いたりしていきます。

そうして二人の関係を一気にwin-winの相互依存の状態に持って行こうとするわけですね。

ところが、この流れって「一人で頑張る」自立的な方にはちょっと不都合なことがちょくちょく出てくるんです。

「セクシャリティ？うーん、これはちょっと痛いなあ。イヤだなあ。」
「母親を許す？今はもう昔と違って仲良しだからここはしなくていいだろう。」
「旦那を手放す？いやいや手放したらほんとにどっか行っちゃうじゃん。」

そんな風に自己解釈・自己判断により何をするか、何をしないかを選んでしまい、「それ、必修だから単位取れなかったら留年だよ？」みたいなことを起こしがちになるんです。

だから、相互依存関係を学ぶためにもカウンセラーなどのサポートを受けながら、ちゃんと痛いところにも向き合おうねっ！ということが時には必要になるのです。

けど、まあ、それがなかなか勇気が要るというか、怖れを感じるというか、純粋に気が乗らないというか、やっぱ長年自分のやり方を通してきたからなかなか人に頼れないんですね。

その一方で、元々自立的に生きてきたからこそ、自分が取り組んだ分野では見事な結果を出してきます。

つまり、「私が笑って暮らせるようになればいいんだ。よし！頑張るぞ！」と日々の生活に楽しみを見出し、笑顔で居られるようになるプロジェクトは見事成功するわけです。

一方、「夫を手放す？いやあ、ちょっとそれは・・・」みたいな部分に関しては積極的に後回しにするか、「それ、もうやりました！」ということにするかして、ほぼ手つかずの状態なので、こちらではあまり成果が上がらないわけです。

そうすると「めちゃくちゃうまく行っている部分」と「あんまり変わってない部分」の２種類の状況が目の前に現れます。

けれど、やっぱり見たくないところは見たくないので若干視線を逸らしながら、うまく行ってるところに着目して「あと一歩なんすよ。あとちょっとで、あ～幸せ～と感じられると思うんすよ」と感じられるのだと思います。

なので、私から見ると「Ｎさんはひとりで頑張れるところはたいがいやり尽くしたみたいですね。あとは誰かのサポートを受けて取り組んでいくところですね。」となるんですね。

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まあ、よく自立的な方をカウンセリングしていると「あれもやった、これもやった、けど、うまくいかない」というお話を伺うので、「じゃあ、これはどう？」とお伝えすると死んだふりをされるか「やりましたって！」と語気を強められます。

そこでは自立のマインドから相互依存のマインドに移行するために、まずはカウンセラーに頼ってみる／お願いしてみる／委ねてみるということをご提案するわけです。

「一人でできることはやった！あとは人の手を借りて先に進むぞー」と思えたらいいんですけど、当然ながらそこはかなりの抵抗が生まれます。

それくらい自立的な自分がそこにいるんです。

だから、たぶん、自立を手放して流れに身を任せる、というサレンダーがＮさんにも役立つでしょうし、それは旦那さんとの関係を相互依存に導くための必須科目になると思います。

つまり、旦那を手放す、自立を手放す、という手放し２連発がお勧めというわけです。

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Ｎさんのように頑張って取り組んでいるけどなかなか状況が好転しない、とか、良くはなってきてるけどまだモヤモヤが残る、とか、あと一歩なんだけどなあ・・・と感じるときは、自分のやり方を手放して、誰かに委ねることを考えてみると良いでしょう。

答えは自分が見えてる世界の外にあることが多いので、人の目が役立つんです。

それは自分が目を逸らしたい痛い部分かもしれないし、自分ではなかなか目が届かない潜在意識の中にあるかもしれないし、また、自分でもどうしようもないとあきらめかけてる慢性的なパターンを指し示してるかもしれません。

これは自立的な人ならだれでも持っていると言えるテーマですので、一度、がっつり向き合ってみるのはいかがでしょうか？

こちらはそんなガチ中のガチのセミナーですから、きっと自分では扱えない領域まで踏み込んで問題解決の糸口をつかんでいただけると思います。

◎東京／オンライン：5/14,15 問題解決のための2daysセミナー with ジュンコ～１日のみの参加も可。ずっとなんとかしたかった状況に光明を刺す～
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/44504

ということで、Ｎさん、みなさん、お待ちしてますねー！！笑

●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう？」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください！もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません！（不採用になっちゃったらごめんなさい！何度でもチャレンジ可！です）
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