終わらない反抗期問題。~あなたのその嫉妬や競争、もしかしたら、親に対して持っていたものが再現されているのかもよ?~



カウンセリングで「ああ、まだ反抗期が終わってないみたいだね」と失礼な指摘をすることがあります。
それは親への反抗心がまだ継続しており、自分自身の人生を生きられていないことを意味します。
そこでは親を許し、自分自身を許すことで、反抗期を終わらせることが目的になります。

根本先生
はじめまして!いつも楽しくブログ、本拝見しています。

私、バリキャリ女子にとっても嫉妬します。

私の両親は共にその分野で先生と言われ、人のために頑張ってきた姿を見ています。ですが小さい頃は跡を継ぐように言われて反発しました。
そして今の私は会社員。いわゆる一般職の独身アラフフォーOLです。
サポート業務の立場でいることが強い不満となり私はこんなに優秀なのに評価されないと語学や資格にといろいろもがいてきました。
でも自分自身がその職種にしばられて、意見をうまく言えなかったり、遠慮してしまいます。

後輩にバリキャリ女子が増えてきて、堂々と自分の意見を通そうとしたり、私があこがれていた海外赴任や留学に行く姿を見ると自分がその対象とならないことがとても悔しいです。あの時に跡を継いで医者になっていれば、、と思うことも。

本当に嫌だったら飛び出せばいいのに、好きでそんな状況にしているのかなとだんだん気がついてきました。
キャリアという形にこだわり自問自答をし続ける私にアドバイスいただけたらうれしいです!ぜひよろしくお願いします。
(Kさん)

飛んで火に入るなんとやら・・・ふふふ、なんて思ってないですよ!ほんまに!

ということで、とりあえずこちらの本は読んでいただけましたでしょうか?

「つい他人と比べてしまうあなたが嫉妬心とうまく付き合う本」(学研プラス)

まあ、本心では自分もバリキャリとして生きたい!というか、バリキャリのような待遇を受けたい!というか、バリキャリみたいなキャラを手に入れたい!という感じなのでしょうね。

嫉妬に気付いたらより具体的にどんなところに嫉妬してるのかを観察してみると良いですよ。
自分がほんとうに欲しいものに気付けたりしますので。

でも、その欲しいものに気付いても抵抗や自己否定が出てくるかもしれませんから、そこに注目です。

すなわち、そのネガティブな反応ってのが「嫉妬=羨ましい×ネガティブな感情」の部分ですので。

さて、ちょっとKさんの心理をぐりぐり掘り下げてみましょうね。
ご両親ともにお医者さんなのでしょうか?ともかく、

>ですが小さい頃は跡を継ぐように言われて反発しました。

という一文に刮目しまして、その反発が大人になっても続いてるんじゃないか?と思うのです。

なので、子ども時代、そして、学生時代に感じていた両親への思いをまずはチェックしてみたいところです。

「反抗期が終わってないんよねー」という表現をすることがあります。

けっこう痛い指摘なのですが、あるあるな話なのでまあ、血を垂れ流しながら聴いて下せぇ。

親に反抗して親の希望とは逆に張ることは案外よくある話なのですが、これは「親から精神的に自立する」というために必要なプロセスなのであながち悪いとは言えません。

昨今は親側が子どもを尊重しながら育てるケースが増えてきて、反抗期を迎えずとも精神的自立を果たす子どもも増えてきていますが、かつては親は絶対的な権力を子どもに対して振るっていました。

そうして親に押し付けられたり、抑え込まれたり、道を強要されたりしたんじゃたまんね!と自我の目覚めと共に反発心を覚え、思春期には親を反面教師にして自立していくものです。

しかし、思春期も終わりを告げ、精神的に大人になっていくに連れて、親の言葉も理解できるようになりますし、反抗のお陰が親の理解か老化のおかげで親も子どもに歩み寄ってきまして、「和解」に至ることも少なくありません。

この和解ではお互いにお互いを理解し合おうという意識がもたらすもので、親は子どもを大人として認め、子は親を人生の先輩として尊重することを表しています。

一方で、親の押さえつけが相当強い上に子どもが大人になったことを受け入れられない場合、子どもはずっと反抗期を卒業できないまま年を重ねていきます。

同時に、子は子で親への反発心を様々な理由で持ち続け、大人になってからも親と戦い続けていきます。

そういう状況を見て「反抗期がまだ終わってないんだよね」という指摘をするのですが、たぶんKさんもどこかそんな状態になっているんだろうと推測するわけです。

反抗期が終わらない理由は親側にもありますが、親のせいにしたところで話は始まりませんので、自分軸で話を進めたいと思います。

親の押さえつけに対して反発する、という反抗期は、子どもが自立するにつけ、親の手の届かないところに子どもが行きますから自然とは終わりを迎えやすいものです。

具体的な例を挙げれば、あれやこれやとコントロールしてくる親に反抗して「早く家を出たい。手に職を付けて早く独立したい」と思うようになり、例えば大学進学を気に家を離れたり、看護学校などの専門職の道に進んだりすることで、親の影響力から遠ざかることができます。

また、親側も子どもが成人する頃には子どもへの圧力を弱めることもありますね。

それから一部の筋金入りの方々は親の押さえつけに対して理論的もしくは感情的あるいは行動的に反発し、勝利をおさめ「もうあんたには何も言わない」と親に言わせるケースもあります。

そうして、反抗期が終わりを迎え、そこからは「親子だけど大人対大人の関係性」が築かれる場合もあれば、「永遠の別れ」みたいに連絡を取り合わない関係になったりします。

で、それに反して、反抗期がなかなか終わらず大人になってもその思いがくすぶる場合はいくつかのケースが考えられるものです。

〇大人になってから反抗期を迎える。

現代でもけっこう多い事例なのですが、本来ならば思春期に起こる精神的な自立が、親からの抑圧、親との精神的癒着などの理由により年齢を重ねるケースです。

つまり、思春期に反抗できなかった場合なのですが、このケースでは、社会人になってから(=親の手の届きにくい世界を確立してから)反抗期を迎えるケースがありまして、20代後半~40代にかけて起きています。

この大人になってからの反抗期は時に「人生丸ごと反抗期」になりやすく、例えば、仕事で一人前になり、家庭を持っているにも関わらず、親に対して反発を続けたりするものです。

〇親の圧力が強すぎ、かつ、子も反発し続けることで、百年戦争の様相を呈してきている。

さて、情熱系親子にありがちなのですが、お互い一歩も譲らずに年を経て、お互い反発し合うのが習慣化してしまうようなケースもあります。

まあ、表向きは争っていても内心尊敬し合ってるって場合もありますが、そうではなく、親は親の立場を守ろうとして子を押さえつけ、子はそんな親をぎゃふんと言わせたいと反抗し続け、その結果「顔を見れば喧嘩」とか「口もきかない冷戦が何年も続く」みたいな状態になっていきます。

その結果、あまりに長く争っていて、それがお互いの関係のベースになっているので、着地点が見出せないのです。

〇親に対する競争心や嫉妬が解けない。

Kさんの場合はこのケースに当てはまるかもしれませんが、親が医者に限らず、学校の先生とか、経営者とか、地域の名士とかだったりする場合、子はそれなりにプレッシャーを受けながら育つことになります。

「ああ、○○先生の娘さんなんですね」と見ず知らずの人から言われたりするわけですから。

幼少期はそんな親を尊敬し、憧れる時期もあったかもしれませんが、思春期を迎え、精神的な自立が始まると、親が偉大だとちょっと困ることが出てくるんですね。

それは「自分の存在意義がない」という恐怖心にもなり、自分が自立するためには親の生き方に逆張りしなきゃいけなくなります。

なので、親が右に行くなら自分は左、という風に親を反面教師にして育つわけですが、このくすぶる競争心や嫉妬心のお陰で、常に親が基準となります。

「親を反面教師にして生きてきた」という場合、親から自立できているか?というと、案外そうでもないもんなんです。

だって、反面教師にするためには親が基準ですよね?

そうして、親に対して競争心を抱き続けるのですが、時にそれが嫉妬や劣等感コンプレックスになっていることも少なくないんですね。

ということで、何となくKさんの事情が分かってきたんじゃないかと思います。

つまり、Kさん自身、親に対して嫉妬や劣等感があり、それで反抗期には親の望まない方向に走ったんだろうと思います。

しかし、そもそも親に対する尊敬や憧れのようなものもあったのでしょう。

それで、自分が選んだ道に納得できず、モヤモヤしてくすぶった状態が続いているのだろうと思うのです。

そうしたマインドが親を周りのバリキャリたちに投影され、嫉妬心につながっているのではないでしょうか?

で、ここで重要なのは、だからと言ってKさんがバリキャリになりたいか?医者になりたかったか?というと、そういう場合ももちろんありますが、必ずしもそうではない、ということなんです。

私たちが人生で最も後悔することのひとつに「チャレンジしなかったこと」が挙げられることは皆さんも耳目にされたことがあるでしょう。

Kさんが医者になりたかったかどうかは別として、“親への反抗心から”自ら医者の道を閉ざしてしまったことが、今の問題の根っこにあるかもしれないんです。

「医者を目指そうとしたけど、実はあたし、文系だったわ」とか「医者になりたかったし、親も期待したけど、いやあ、全然頭がついて行かなくて」とかだったらまだ納得できるんですね。

「もしかしたら自分も医者になれたかも・・・」と思う余地があることが辛いところなんです。

それがKさんがキャリアにこだわる理由につながるのかもしれません。

そして、

>本当に嫌だったら飛び出せばいいのに、好きでそんな状況にしているのかなとだんだん気がついてきました。

この状況こそ、思春期の頃にKさん自身が家庭内で感じていた感情の再現かもしれないんですよねー。

親の元での生活が、嫉妬・惨めさ・コンプレックス等を感じるものなのに、飛び出そうにも飛び出せなかった時代が、現代によみがえってるのかもしれません。

ということで、親への感情と向き合う必要があるんだなあ、ということを薄々お感じかと思うのですが、心の準備はいかがでしょうか?

これは反抗期を終わらせる儀式でもありますし、Kさんの場合は自分の生き方を承認することにもつながりますのでたぶんとっても大事なことです。

〇親に対して感じていた素直な気持ちを探る。

反抗心や嫉妬などももちろん素直な気持ちのひとつ。
また、親の態度にムカついてる自分もいるかもしれません。

でも、ネガティブな感情だけではなかったんじゃないかと思います。
憧れ、尊敬、自慢、愛情。

良い感情、悪い感情、どちらも含めて、改めて親に対して感じていた気持ちに素直になることです。

〇許し。

結局は「許し」という大きなテーマにたどり着くこのテーマなのですが、許すのは「親」だけでなく「自分自身」も対象です。

親に対しては、理解と感謝というのが許しのカギになりますが、自分自身に対しては自己承認というところが目指す地点です。

この辺はやっぱりじっくり取り組むならば本や動画が活躍するかと思います。

「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」(学研プラス)
*セミナーDVD『本気の手放しワーク』
*セミナー動画/DVD:「自立系武闘派女子のための恋愛講座~過去の恋を清算する、棚卸しと手放しセッション!~」

ここでのゴールは親に対しては「イヤな部分もあるけどいいところもある」「なんだかんだ愛されていたし、感謝している」「親が医者で嫌な目にも合ったけどありがたいことも少なからずあった」と言った見方に変わること。

そして、肝心な自分自身に対しては「まあ、なんだかんだ今の生き方が自分に合ってるし、気に入っている」という状態になることが理想です。

そういう心理状態になれるまで、自分を許し続けることが課題ってわけです。

今、周りの人たちに対して嫉妬したり、競争したりしてしまう裏には、こうした「親の投影」が働いていることが少なからずあるものです。

だから、バリキャリになることがゴールではなく、親を許し、自分を許すことが大事で、そうすると、周りのバリキャリたちに対してもっとフラットに接することができるようになるのです。

というわけで、意外にディープな話になってしまったわけですが、この辺をがっつり扱いたい方、また、そんなシーンを見て参考にしたい方はやはりこのセミナーに来ておくとよいよ!というお話でした!!

東京/オンライン:5/14,15 問題解決のための2daysセミナー with ジュンコ~1日のみの参加も可。ずっとなんとかしたかった状況に光明を刺す~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/44504

●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)
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大人になっても終わらない反抗期。
 


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