私たちはパートナーシップにおいてかくも親の影響をモロに受けるものなのです。~なぜ、父親と似た人を好きになり、母親と似た人生を歩むのか?~



父親みたいな人はイヤだ!と思っているのに、父親みたいな人を好きになっていたり、母親とは全然違う人生を生きるんだ!と思っていたのに、気が付けば母親と似たような人生を歩んでいたり、不思議なことがよく起こるものですが、それはちゃんと自らがプログラムしている人生なのです。

根本先生。

こんにちは。
初めてネタの提供をさせて頂きます。
自立系武闘派女子入隊希望。

私は7年ほど前に離婚しまして、結婚生活は11年でした。元夫は、ふわっとした雰囲気(優しい笑顔)で仕事も真面目…父とは真逆であろうその人と穏やかな結婚生活を送るつもりが、実は結婚生活ほどなくして、鳥肌が立つほど冷たく感じることがあり、でも私は幸せだ!と自分に言い聞かせ私からの愛情はたっぷりに結婚生活を送ってきましたが、夫の金銭問題(自営)のことで私が離婚を言われてしまいました。

ショックを乗り越え、「次に結婚する人は心から優しい人がいい」と思っていたら、本当にそんな人が現れました。とにかく私のことを考え、大切にしてくれました。(優しくて仕事もできてみんなに頼られるような人)そして、その人からプロポーズしてくれたんですが、結論からいうと、お断りしました。
私の心がYESと言わなかったんですね。

私の父は、大企業の取締役でした。幼い頃に離婚をしていますが、とにかく家にいない人でした。両親が離婚してからもよく会ったりしていますが、とにかく忙しい人です。
私は、母が幸せな結婚生活を送っているように見えたことが一度もなくて、私は父とは真逆の人と結婚して、母とは違い幸せになるんだ!と思ってきました。

そして、2カ月ほど前に、超がつくほどのハイスペヘラクレスオオカブトと突然出会いました。
優しくて、紳士的で、楽しくて、甘い時間を過ごして「幸せにするよ」と言ってくれて、付き合うことになりました。最初の1カ月はよく会っていましたが、そこからほとんど会えなくなってしまいました。
理由は、とにかく忙しい…優秀な人なので、目の前の大きい仕事に集中したいのだろうと、連絡は我慢していますが、なんせ、まだ2カ月目、お互いの信頼関係も深まっていない中で不安ですが、集中したい彼を尊重しています。
不思議です。今回が一番父に近い人です。何故なのでしょうか。私の心の問題を教えて下さい。
(Kさん)

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さて、そんな絶品ヘラクレス君を確保したならぜひとも骨の髄までしゃぶり倒したいところですが、お察しのようにそういう奴らは得てして仕事ができたり、人望が厚かったり、人付き合いが良かったり、要するにあちこちで人気者なので「おいおい、あたしの出番はどこに行ったんだ?」というハメに陥りやすいものです。

とはいえ、読者の多くが「そんな超絶ハイスぺヘラクレス男なんてどこにおるんや?どこで見つけたか教えろや!」という思いにとらわれていて私の文言など頭に入ってこないかもしれませんので、その隙にいい話をいっぱいしちゃおうと思います!(はあと)

そもそもヘラクレスオオカブト君(私のブログではあるときから“めっちゃいい男”のことをこのように呼び交わす習わしがあります。)というのは人によって定義が違いまして、あくまでKさんにとってのヘラクレス君だってことはお見知りおき頂きたいところです。

さて、そんな優秀な彼ですが、Kさんのパターンから言ってもハードワーカーであるがゆえに「釣った魚にエサをやらねえ」という傾向もあるのかもしれません。

皆様の向学のためにちょっとその辺の話を補足いたしますと、決して彼は気持ちが冷めたわけでもKさんのことが飽きたわけでもまたKさんのことを放置しているつもりもなく、単に「目の前のコトが忙しい」という状況にあるわけです。

彼らは得てして「目標を見つけたらそこに向けて一直線に突撃する」という習性を持っておりまして、Kさんに出会ったときは「お!いい女見つけた!やった!行くぜ!」と一直線に走ってくるんですよね。

そして、その優秀さを発揮して彼女を口説き落とそうとするわけです。

それは仕事や家事やウンコよりもKさんを優先するくらいでございまして、そのために紳士的に振舞い、彼女を楽しませ、甘い時間を共にして幸せを感じるわけです。

しかし、多忙な彼はもれなく多動症的性癖を有するためにKさんとの関係において一定の成果をあげると次なるプロジェクトに気が移ります。

彼女からすればこれから盛り上がっていい感じになるところで彼は別のコトに目が行ってしまうんですね。

まあ、読者の皆様に分かりやすい言葉を使えば「早漏」ってことなんですよね。

なので彼女としては「これからがいいところなのに!」という不満と共に、不安や怖れも出てくることになります。

とはいえ、彼としては別にKさんへの愛情や興味が薄れたわけではなく、他にエネルギーを向けるべきところができただけ(というか、あら、彼女に夢中になって手を抜いちゃってた仕事に邁進せなあかんことに気付いただけ)である可能性が高いんですね。

それが結果的に「釣った魚にゃ~」てことになるだけで、彼からすれば「ごめん。そんなつもりはない。必ず時間作る。今は難しいだけ。ごめん。」という状態かと思います。

なので、そういう話を聴くと某N先生などは「彼を信頼して待ちましょ。そして、その間に彼に相応しい女になるべく女を磨きましょ。ますますいい女になって彼を感動させましょ。」というテキトーなことを提案するらしいのです。

ただ、こういう状態になってしまう裏には「もしかしてこういうことある?」という疑念も付きまとうようで、この辺はKさんの心の内をこっそりのぞいてみたいものです。

「彼があまりにも素敵すぎて見上げる態度取ってない?」
「彼があまりにヘラクレス過ぎてちょっと引いたりしてない?」
「何でも彼に合わせすぎてつまんない女になってないよね?」
「彼に嫌われるのが怖くて気を使いすぎたりしてないよね?」
「そもそも親密感の怖れとかそんな強くないよね?」

目の前の大きな仕事に集中したい彼の場合、彼女に求めるのは「安心感」であったり、「居心地のよさ」であったりする一方で、ある程度の「刺激」も求めていると思います。

この辺の塩梅はほんと難しいんですけど、それは彼の好みに合わせようとするから難しいのであって、シンプルに「自分らしく自分軸で自分の魅力で勝負!」とやっているとちょうどよいところに収まったりするものです。

ということで相変わらずの長い前戯のあとにようやく本番、いや、本題に入るのですが、「かくも父親を愛せけり」というファザコンの話ですね。

Kさんの例を挙げますが、これはすべての女子に多かれ少なかれ当てはまる話ですし、男女をひっくり返せば当然男性にも当てはまるものです。

ちなみにこれは信じるとか信じないというレベルの話じゃないのでそこんとこヨロシク。

ってことで、娘にとって父親は初めて接する異性であり、その後の人生における男性の基本モデルとなります。
同時に、娘にとって父親は初恋の相手であり、どんな父親であれ大好きな存在です。

この2点が大前提となります。

そうするとKさんの中には

【父親=忙しくて家にいない人=男=好きな人】

という図式が出来上がるのですね。

Kさんは書かれてませんが、離婚されてからもちょくちょく会ってたとのことですから、忙しい中でも愛情深いところがあったのかもしれません。
また離婚後もそれなりの援助があって経済的に困窮したことはないのかもしれません。

そうするとKさんにとって「大好きな人は離れたところにいてたまに会って優しくしてくれる人」という定義が心の中にできあがるわけですね。

まあ、これって今の彼と同じじゃん!ということですけど、そんな心理があるならばそりゃそうやんって話ですよね。

つまり、Kさんはなんだかんだお父さんみたいな人が好きなわけです。

けれど、当然ながら好きなのにあまり会えないわけですから寂しいし、辛いし、不安になりますよね。

今、Kさんが彼に対して感じている感情はすべてではないにせよ、ある程度は「幼少期にお父さんに対して抱いていた感情」なのかもしれません。

「子どもの頃のあたしはお父さんに対してこんな思いを抱いていたんだなあ」と思っといてください。これがすごく大事です。

感情ってのは感じれば解放されるんですけど、何らかの事情で抑圧されたりして未消化になっていると、同じような状況を作り出してその感情を再体験し、解放しようとする動きを取ります。

だから、今の彼との関係を通じてかつての感情を取り戻しているとするならば、ちゃんとその感情を感じてあげるのがいいんですね。

そうするとこのパターンから抜け出すことができますので、彼からの連絡が頻繁に入るようになるかもしれません。が、そのとき「うぜーよ!」となる可能性もありますので、一応心づもりだけはしておかれるといいでしょう。

話はまだ続きます。

よく親を嫌いになったり、あんな生き方はしたくねぇと思ったり、俺は俺の道を行くんだ!とイキってみたりして親を「反面教師」にすることありますよね。

>私は、母が幸せな結婚生活を送っているように見えたことが一度もなくて、私は父とは真逆の人と結婚して、母とは違い幸せになるんだ!と思ってきました。

で、この場合は「母」ですが、母の生き方を反面教師にしたところで、基準は母であることは変わりませんよね?

だから、よく「母親とは違う生き方をするんじゃー!」と夕日に向かって叫びまくっていても、気が付けば母親とそっくりな人生を歩んでいた、ということが非常によくあるんです。

子どもにとって父親が男性の基本モデルなら、母親は女性の基本モデルです。
特に女の子にとって母親は同性のモデルなわけですから、お母さんの生き方も価値観も良くも悪くも全コピーしちゃうんです。

そもそも「母親と同じ生き方はしたくない!」と思うのってある程度物心がついてからだし、なんなら思春期以降が多いと思うんですね。

その時にはすでにお母さんの生き方、価値観は自分の中にインストールされちゃってるわけです。

そういう事情があるので、父親とは真逆の人と結婚する!と思っていたけど、「真逆の人とはうまくいかない」とか「真逆の人とは結婚生活がうまくいかない」とかいう状況になり、「ダメだって分かってるのに父親と似たタイプの人を追いかける」ことになったり、「イヤだと思ってたのに母親とそっくりな生き方をしてる」ことになるんです。

でも、みんながみんなそうじゃないですよね。

父親と違うタイプの人を好きになり、母親とは違う人生を送っている人も珍しくありません。

その違いはどこから生まれるか?というとこれまたいくつかのパターンがあります。

まず、両親との距離に注目しましょう。

例えば、上にお姉ちゃんがいて両親からの影響を食い止めてくれていた場合、妹は自由度が高くなりますね。

また、両親が思春期以降、うまいこと子離れできたとするならば、親の影響を食い止めることもできるようになります。

そして、これが肝心なんですけど「親離れがどれくらいできているか?」という点です。

私たちは思春期頃に精神的に自立して両親とは一線を引いた生き方をするのですが、特に昨今は「仲良し親子」も多いですので、親離れ・子離れができないまま大人になっていることも少なくないんですね。

特に両親が離婚されたKさんのような家庭だと、どうしたってお母さんとの心理的距離は近いはずですから、なかなか親離れが難しい状況(もしかしたら癒着もある?)だったのかもしれません。

私たちは距離が近い人の影響を強く受けるわけですから、母親とそっくりな人生を歩んでる、とか、父そっくりな人をパートナーに選んじゃった!という場合には、それだけ親との距離が近かったことを表します。

なお、少々複雑な話になるんですけど、パートナーシップってニコイチなんですね。
なので、母親との心理的距離が近いということは、母親と似た人生を歩む=母親が選んだ人(父親)と似た人と結婚する、というパターンが生まれます。

つまり、父親とは幼少期に離別して心理的距離が空いていても、母親との心理的距離から父親と似たタイプを好きになることは決して珍しいことではありません。

まず、Kさんにとってはこの「お母さんとの心理的距離感ってどうだった?」というところが着目すべきポイントかと思われます。

また、「親を許す」ということは私たちが自由に自分らしい人生を生きるためには必須項目なわけですが、親を許せていない分だけ親と似た人生を歩んでしまう理由になり得ます。

「親を許す」ってまた難しい話ですけれど、要するに親の人生を肯定的に見て、両親なりの幸せをちゃんと祝福し、かつ、両親から自分がちゃんと愛されたし、自分もいっぱい愛したことを実感することです。

だから、反面教師をやっていたり、親の生き方を否定したりしてるうちはまだまだ親を許せず、親の人生に沿った生き方をしてしまいがちな状態なわけです。

子どもの頃は理解できなかった親の態度が大人になって理解できたことあるでしょう?
子どもの頃は分からなかった親の愛が、大人になって受け取れたこともあるでしょう?

だから、Kさんにとってはお母さんを「不幸な人」に指定するのはやめて、おかんなりの幸せって何だろう?ってことを考えて欲しいなあ、と思うわけです。

ま、その中に「娘のあたしがいること」が入っていることは確実なので、そこは受け取るべきポイントでっせ。

ここに来ると皆さんおなじみの「母が母で良かったこと」や「父に感謝できること」を100個以上は書き出せ!というワークになったりするんですけど、要するに大人になったマインドで改めて親の人生を、そして親との関係を見つめ直して「感謝」に持って行くというスタンダードかつ王道なヒーリングの手法です。

ただ、いきなりここに来るのは難しいと思う人も多いので、やっぱり手順を追ってやった方が良いですよね。

ちょっとそろそろやらにゃあかんなあ、と思った人はこちらからどうぞ。

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許しの目的でもあるのですが、なぜ父親と似た人をヘラクレスオオカブト君だと思い、なぜか母親と似たような人生を歩んでしまう理由は行き着くところ「愛」です。

つまり、Kさんが自覚していようがいまいが、深くご両親を愛していたことがその事実から浮かび上がってくるんです。

「自供はなくても状況証拠が揃ってんだよぉ!」ってことです。

もし、Kさんがご両親をそれくらい深く愛していたことを受け入れることができたのであれば、彼との関係を変えていくことができます、、、、というか、変わります。

彼との距離が一気に縮まることもあるし、逆に彼以外の人に惹かれることもあります。
どっちみち幸せになれるってことですけどね。

もちろん、母親と同じ人生を歩むことが不幸なのか?というとそうとも限りません。
先ほど触れたように母親なりの幸せがあるのですから。

親を見て「この人、何が幸せで生きてんだろうな?」と思ったことがある方へ。

その答えの一つは「あなた自身の成長」です。

ここ、見落としがちなので要チェックです。

さらっと書いて説明もしませんが、それを重たく受け止めるのではなく、愛として受け止めてみてください。

以上っ!!

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