無価値感がハードワークを作る心理~無価値感は何かで埋めるものではなく、内なる愛で満たすもの~



ハードワーカーたちは頑張って実績を作り、自信があるように振る舞っているのですが、その心の中に無価値感を抱えていることが多いものです。
頑張り屋さんを自認する方はもちろん、ロックマンの心理を知りたい方にも役立てていただける記事だと思います。

うちのスタッフKちゃんがこんなツイートをしていたので、ふふふ、これはネタにしてさらに追い込んでやろうと思ったボスです。こんにちは。

実はコレ、昨日の記事の続きと言えば続きで、もう少し深掘りしてもよいと思っておりまして、ネタを書いてみることにしました。

昨日の記事はこちら。これを読まなくても今日の記事は読めます。

「何でも全力でやり過ぎてしまうのは「無価値感」と「罪悪感」が根っこにあるから!?」

昨日、このネタを書きながら「うんうん、自分にも大いに当てはまるところがあるなあ」と思い、voicy / youtubeでも「自分も当てはまるから偉そうなことは言えない」と言っているので、今日も偉そうなことは言えませんが偉そうに話をしたいと思います。はい。

さて、そういうわけで今日の記事はこんな皆様にお届けしたいと思いますし、あなたの周りのこんな方々の心理だと思われると良いと思います。

〇ハードワーカー
〇頑張りすぎるくらい頑張る人々
〇人に頼ることが苦手でなんでも一人で抱え込む方々
〇恋でも仕事でも全力で走ってしまう皆様
〇人からの期待にずっと応えてきた奴ら

要するに

「とっても自立的に生きていて、周りからは信頼されるし、すごい人だと思われることもあるし、自信があるようにも見られているけど、ほんとうは寂しかったり、不安だったり、自分に自信が持てなかったりするので、とにかく頑張り続けてしまう。」

というパターンを持つ人達のことです。

だから、人生が充実しているように見られたり、すごく自信があるように見られたり、いろんな人たちに囲まれて幸せそうに見られたりするのですが、どっこい本人の心の中には埋められない穴がしっかりと空いているので、止まることができずに頑張りすぎてしまうのです。

その結果、体を壊すまで走り続ける、とか、人前では元気だけど一人になるとふさぎ込む、とか、何かといつも疲れている、とか、休みを全然取らない、とか、休みを与えられてもどうしていいのか分からない、とか、いつも仕事(や恋)のことばかり考えている、とか、自分は大丈夫と思い込んで心身のケアに時間を割かない、とかの傾向を示すものです。

自分でもなんでこんなに頑張り続けてしまうのか分からなくなることもあるのに、走り続けてしまうんですね。

体が悲鳴を上げていても心が疲れていても走ることが止められないのです。

だから、けっこう自立しちゃっているんですね。

そもそも自分がこのパターンに当てはまっていることに全然気付かない人もめちゃくちゃ多いものです。

さらには、自分でも「あれ?なんかおかしい」と思っているにもかかわらず、気づいてしまったらヤバいので、気づかないように振る舞っている人もめちゃくちゃ多いものです。

みなさんはいかがでしょうか?
そして、皆様の周りにいる方々はどうでしょうか?

ここまで読んでいると察しがいい方はもうお気づきかと思いますが、これ、ロックマン/ロックウーマン(鉄仮面ちゃん)の心理でもあるんです。

自分のことは分からないけど人のことはよく見える皆さんはこういう方々を見ると、

「あの人、いつも元気そうで楽しそうだけど、なんか影があるよね」
「すごく仕事ができて尊敬できるんだけど、ちょっと傷の匂いがする」
「あたしの思い過ごしだと思うんだけど、あの人、なんか危ういよね」
「なぜかわからないけど、なんかあの人のこと助けてあげたいと思っちゃうの」

なんて風に感じます。

私の読者の90%以上を占める自立系武闘派女子のみなさんは「ああ、分かる分かる。こういう奴いっぱいいるー。なんだそういうことか」と頭の中にいろいろな男女の顔を思い浮かべられているおとでしょう。

でも、これ、他人事じゃないかもしれないぜ?ということをお伝えしておきたいと思います。

じゃあ、なんでそんなに頑張り続けてしまうのか?というところについてお話して参りたいと思います。

ハードワーカーはじめ、とにかく走り続けてしまう方々は心の真ん中に「無価値感」という感情を抱えていることが多いです。

無価値感とは「自分には愛される価値がない」という感情で、幼少期の家族関係を起点としてあらゆる人間関係の中で生み出されるものです。

親から愛されなかった、親が自分よりもほかのきょうだいを優先していた、いつもダメだしされてきた、みんな自分を褒めてくれなかった、等々の分かりやすい原因の他にも大変マニアックなものがたくさんあります。

例えば「親や周りの人の期待に応え続けてきたいい子」は、「人の期待に応えること」が自分の存在価値になります。

つまり「期待に応えるから愛される」わけで、裏を返せば「期待に応えられない自分は価値がない」という思いを作ります。

だからこそ、期待に応え続けることで自分の存在価値を感じ続けようとするんです。
それでハードワーカーが誕生します。

また、「子どもの頃から親を助けてきた」というケースがあります。「母親の母親役をやってたんですね」とか「弟や妹を守るために強いお姉ちゃんをやってきたのね」なんて場合で、早くに自立されるのですが、こうしたケースでも「親やきょうだいを助ける自分」に価値を感じるんですね。

逆に言えば「誰かを助けない自分には価値がない」という思いが芽生え、常に誰かを助ける、誰かの面倒を見ることで自分の価値を感じ続けようとします。

そうすると「手のかかる彼氏」「傷ついた男」「無能な上司」「使えない部下」「火の吹いたプロジェクト」等にかかりきりになる人生を歩みます。

そうじゃなくても私たちは子どもの頃から「何かをするから愛される」という風に感じてきました。

「お手伝いをする私はお母さんから愛されるけど、お手伝いをしない私は愛されない」という風に。

この「何かをするから愛される」という“条件付きの愛”は「何かをしないと愛されない」という逆の思いを作るんですね。

これで「無価値感」が誕生するわけです。

そう考えたら私たちは人生のあちこちで無価値感を数多く感じてきたんじゃないでしょうか?

その結果、私たちの多くが「そのままの自分では愛されない。何かをするから愛される。」という思い込みを持つようになり、「存在しているだけで価値がある」なんて全然感じられないようになるのです。

だから、「私は存在しているだけで価値がある!何もしない私にも価値がある!」という真実を受け入れることが私たちが幸せになるシンプルな方法であり、人生の目標とも言えるものになるのです。

「あなたは存在してるだけで価値がある」と言われて「うんうん、そうだそうだ」と心から納得できる方、どれくらいいらっしゃるでしょう?

頭では分かっているけど、心の奥深くでは強烈に抵抗を覚えているんじゃないでしょうか?

さて、こうした経緯で生まれた無価値感ですが、「心の真ん中にぽっかり穴が開いた状態」として表現されます。

「自分には価値がない」というか「自分には何もない」という思いですから、心の中に穴が開いてるわけです。

で、自立的な方々はここで猛烈に頑張ることでその穴を埋めようとするんです。
いや、むしろ、この穴を埋めるために頑張ることで自立していくんです。

誰かの役に立とうとしたり、誰かを喜ばせようとしたり、誰かを助けようとしたり、誰かの期待に応えようとしたりして、常に頑張るようになるんですね。

すなわち、価値がない自分は愛されないし、見捨てられるし、必要とされないし、孤独になってしまう、という怖れを常に持つようになります。

もちろん、その先にあるのは「死への恐怖」です。

誰からも愛されず、相手にされなくなって一人ぼっちになったら生きていけない!だから、頑張って愛される自分になろうとするんです。

さて、そうしてめちゃくちゃ頑張った結果、様々な結果を残すようになります。
周りの人たちからも評価されるようになります。

学校で優秀な成績を修め、親の期待通りの大学に進学できた、とか、世間的に見て恥ずかしくない会社に就職できた、とか、会社から仕事を評価された、とか、売り上げのノルマを達成してエースと呼ばれるようになった、とか、狙い通り異性にモテる女(男)になった、とか、会社から信頼され、仕事をどんどん任されるようになった、とか。

それで「めでたし、めでたし。これで、自信を持てる!」と喜ぶ自分もいるのですが、その一方で、「これって頑張って成果を残したからだよなあ。もし、成果を残せなくなったり、頑張れなくなったりしたらヤバいよな」という思いを持つようになります。

「頑張って成果を残した自分」には価値を感じられ、自信を持つことができるのですが、これって条件付きなままなんですよね。

「頑張った自分はOKだけど、頑張ってない自分はNG」のままなんです。

だから、心の穴は全然埋まらず、ここで「頑張り続けて成果を残し続けなければならない」という新たなプレッシャーを自分にかけることになるんです。

そうしてハードワーカーにさらに磨きがかかり、止めることができなくなるんです。

これって「頑張れば頑張るほど頑張らなければいけなくなる」というマインドを作るようになるわけでめちゃくちゃ苦しいんですね。

だから、この無価値感からハードワーカーになってしまう人は心身の調子を崩したり、燃え尽き症候群になったりして初めて事の重大さに気付くんですね。

「あの人、タフで元気で仕事ができてスーパーマンだと思ってたけど、やっぱり無理していたのね」というわけです。

この辺を図にしてみましたので参考にしてくださいませ。

さあ、そんな無価値感から自立しまくったマインドをどう解いていけばいいのか。

病気になる目的って「頑張ってない自分でも愛されることを実感するため」でもあります。
病に倒れて何もできない、何も頑張れなくなった自分でも、見捨てずに愛してくれる人がいる、自分の存在を喜んでくれる人がいる、自分を大切にしてくる人がいる、ということが実感できるからです。

病を得たとき、周りの人の優しさをしみじみと感じた方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

逆に言えば、病を得なければその優しさに気付けなかった自分がいるわけで、だから、病気になるのも悪いこととは言い切れません。

とはいえ、「だから今日のネタに当てはまるみんな!病気になるまで走り続けよう!そしたら無価値感が癒されるよ!」ということを言いたいわけではありません。笑

「頑張ってない自分も愛される価値がある」ということを受け入れることが目的です。

が、その難解さはみなさまもよくお分かりかと思います。

ずーっとずーっと頑張ることしかやってこなかったわけですから、頑張ってない自分の存在が分かりません。

「頑張らないってどういうことっすかね?」というわけです。

で、頑張ってない自分は価値がないと思い込んできたから頑張ってきたわけで、もし、頑張ってない自分に価値があるんだったら「これまでの頑張りはどうなんねん!」という不満が出てきてしまいます。

そういうわけで、「頑張ってる自分も頑張ってない自分のどちらにも価値がある」ということを受け入れる必要があるのですが、さあ、どういう方法を採りましょう?

この無価値感は潜在意識の比較的深いところに押しやられてることが多いので、カウンセラーとしての私はすぐにセッションを考えてしまうものです。

グループセラピーのロールプレイセッションでは怪しい方法も含めて手段はいくつもあります(受け取る、ゆりかご、お葬式、バースプロセスなどなど)し、イメージワークでも手が届くところがあります。

じゃあ、自分でできる範囲でこの無価値感を癒すにはどうしたらいいのか?

例えば、“定期的に”「何もしなくても心地よく過ごせるラグジュアリーな空間に自分を連れて行く」という方法はいかがでしょうか?

要するに、用事もないのにホテルに泊まりに行ってエステを受けて気持ちよくなる、とか、露天風呂付のお部屋を予約して日がな温泉に浸かてふにゃふにゃになる、とか。

こういう目的ならば「ホストクラブ」や「女性用風俗」を利用するのも悪くないのですが、そこは皆様の懐具合や好みに寄りますね。

意外かもしれませんが「今までやったことないけどちょっとだけ興味があること」にチャレンジしてみるのもお勧めです。

特に釣りとかゴルフとかバイクとかの男が好む趣味は女性のみなさんにとって「何もできない私にみんな優しく教えてくれる」という経験ができるようです。

もちろん、カウンセリングを受けまくっていろいろなカウンセラーから自分の価値や魅力を伝えてもらう、という方法もいいかもしれません。

「頑張ってる自分じゃなくて素の自分の価値を受け取りたいんです!」と主張してみるといいでしょう。

もちろん、「頑張ることができる」というのも立派な価値なんですけどね。そもそも。

そういう形でまずは「何もしてない自分の価値」を少しでも感じていただくと同時に、やはり自分の心と向き合うのも大事なことです。

**

あなたはいったい誰のために、誰を喜ばせたくてこんなにも頑張ってきたのでしょう?
それくらいその人を愛している自分は感じられますか?
恐怖や義務や期待などの理由で頑張ってきただけではなく、あなたはその人への愛がゆえに、ここまで頑張ってきたのです。

その人だけでなく、おそらくあなたは多くの人を愛してきました。
そして、あなたはその愛を「頑張ること」で示してきたのかもしれません。

今日はただその人たちへの愛を感じてみてください。

そして、「私はこれほどまでにこの人たちを愛してきた」ということを自覚してみてください。

そして、今も自分が愛し続けていることに気付いてみてください。

**

無価値感は「何かで埋める」ものではなく、そのさらに深いところにある「愛」で満たすものです。

誰かに愛されたり、必要とされたりすることも大切なんですが、それ以上、自らの人生にたくさん「愛」があったことに気付くことです。

そして、その「愛」を「無価値感」と誤解してきたことに気付くのです。

「私は無価値感から頑張っていたのではなく、ただただ一生懸命愛してきただけだたった」ということに。

そして、同時に、その愛を人にだけでなく、自分にも向けるのです。

「私は今も大切な人たちを愛し続けている」

あなたの大切な人たちを思い浮かべながらこのセリフをしみじみとつぶやいてみてください。

★そんな皆様にお届けする「自分を愛する」ためのワークショップ

*東京/オンライン:1/30(日)13:00-17:00 「○○すぎる人のための自分を徹底的に甘やかす講座~もっと深く自分を許し、愛する~」

「今日こそ自分を甘やかす」(大和書房)

★無価値感について触れてる本・動画

「ふと感じる寂しさ、孤独感を癒す本」(清流出版)

*動画配信/DVD:「つながりと自己充足で寂しさと孤独感を癒す3時間ワークショップ」

*動画配信/DVD:「ふと感じる寂しさ、孤独感を癒す本」発売記念講演会

●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)

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 『頑張って成果をあげて評価されても無価値感は癒されない。
 


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