何でも全力でやり過ぎてしまうのは「無価値感」と「罪悪感」が根っこにあるから!?



いつも100%以上の力を出そうと頑張りすぎてしまう方がいます。
それってめちゃくちゃ素晴らしい価値ではあるのですが、さすがに心身を疲弊させてしまうものです。
分かっていてもハードワークしてしまう裏には無価値感と罪悪感が暗躍してることが多いのです。

いつもブログ・YouTube・書籍等でお世話になっております。
私の「~しすぎる」お話です。お使い頂けましたら幸いです。

私は、特に仕事等の義務的な事柄について、「しっかりやらなければ」という意識がかなり強く、何でも全力でやり過ぎて疲弊してしまいます(根本様のお陰でそれに気付きました)。
趣味も大切に楽しみながら生きたい(これも最近気付いた気持ちです)のですが、仕事で気力・体力を全て使い果たしてしまい、朝も帰宅後も休日もぐったりして、ほとんど何も出来ない状態になってしまいます。
そして、仕事を辛い・憂鬱・苦手と強く感じてしまいます。

根本様のお陰で心身の限界に気付き、悩んだ末に先日退職をしたのですが(未だ脱力状態です)、再就職後に同じ事を繰り返さないよう、やり過ぎにならない力の入れ方を学びたいです。何卒、よろしくお願い致します。
(Yさん)

とりあえずお休み(退職)できたのは良かったですねー。
脱力状態になるくらい頑張っちまったんですから、十分なご自愛タイムを過ごしていただければと思う次第です。

さて、情熱系武闘派女子であられるYさんとその同志のみなさま(すなわち読者のみなさま)は、常にその情熱の炎を燃やし続けるが如く全力で走り続ける習性があるようです。

Yさんは「しっかりやらねば」という思いが自分を縛っているようですが、ほかにも

「ちゃんとしなければ/きちんとしなければ」
「期待に応えなければ」
「頑張らなければ」
「笑顔で居続けなければ」
「人に失礼のないようにしなければ」

等々、数多くの「しなければならない」で自分自身をぐるぐる巻きにして競走馬の如く驀進することが常のようです。

で、そうした「○○しなければ」という思いが強ければ強いほど「○○しすぎる」という結果がセットで付いてきまして、その結果、オーバーワークとなり疲弊したり、疲れたり、鬱々としたり、やる気がなくなったりしてしまうわけですね。

まあ、それだけ能力が高いんですけどね。
それだけ頑張れるのは長所なんです。

たぶん、受け取れないと思いますけど。
そうは思えないと思いますけど。

長所ってのは時に諸刃の剣になりまして、早く走れる一流のサラブレッドほど脚元にかかる負担が多くなり屈腱炎や骨折などをしやすいものなのです。

そして、ぶっ倒れて初めて「やりすぎ」に気付くことも多いですから、その前に気付いて逃げられたYさんはとても偉いんです。パチパチ。

さて、そんな風に100%どころか普段は60~70%の力で行くのがいいのに、いきなり150%くらいの力でぶっ飛ばす情熱系武闘派女子の皆さまは仕事はもちろんですけど、恋愛でも、友達関係でも、ハンバーガーを食うのも全力です。

「その小さい体のどこにそんなパワーが隠れているの?」と思ってしまう人も少なくないもんです。

要するに「軽自動車の外装に6000ccのエンジン積んでる状態」なわけですから危険極まりないんですよね。

でも、それもやっぱりYさんの長所であり、価値であり、魅力なのですね。

魅力的過ぎるからヤリ過ぎることになるのです。(下ネタではございません。)

だから、そういうYさんのような方にはYさんを制御してくれる騎手かコンピュータがあればいいんですけど、なかなかそうはうまく行きませんよね。

ちなみにYさんと同様の性質を持つ方がフリーランスになると会社という制約がなくなった分だけ暴走しやすく、ほんとに体を壊すまで走り続ける者も少なくないものです。

だから、そういう方には「あなたの首に鈴を付けてくれるマネージャーが必要なんだよ」という風に優しく提案するんですけど、暴走中の彼女たちにとってはまさに馬耳東風なわけで、結局「あかん、体調崩してもうた」というレベルまで自分を追い込むことが好きみたいですね。

修行僧ですな。

そういうわけで武闘派女子の巣窟である私のお弟子さん制度では、口を酸っぱくして暴走しないように注意喚起しているわけですけれど、武闘派女子の象徴的存在であるお弟子さんたちは師匠の言うことなど全然聞かないんですよねー。

休めって言っても聞かないし、
マネージャーつけろって言っても付けないし、
会社辞めんと体壊すで、と言ってもダブルワークを続けるし、、、(愚痴)

ということで「○○しすぎる」くらい修行僧な皆さんがどうしたらその習性を手放せるのか?というのを日々考えるのが私の仕事なわけですけれど、それをまとめたものがこの本なんですよね。

「今日こそ自分を甘やかす」(大和書房)

どうもこの本の売れ行きが微妙だと思って調査してみたところ「タイトルを見ただけで痛い」「目次をぱらぱらめくってみたけど痛すぎてレジに持って行く勇気が出ない」「ブログで公開してくださってる1章が未だに読み終わらないので買えない」等々のご意見を頂いております。

中には逆境こそ我が道と心得るガチな修行僧は覚悟を決めて購入してくださるわけですが、「1ページ読み進めるごとに刺さりすぎて痛い」「あたしこんなに自分に厳しかったのかと思い知るばかりなのでページが進まない」という感想をいただくのです。

・・・・。

え?そんな修行みたいな本だっけ??

自分を甘やかすための本だよ?

自分にどうしたら優しくできるのかを習慣づける本だよ?

なお、本を読むより実践の方がいいという方はぜひこちらのワークショップに足を運ぶべきだと思うわけです。

*東京/オンライン:1/30(日)13:00-17:00 「○○すぎる人のための自分を徹底的に甘やかす講座~もっと深く自分を許し、愛する~」

さて、華麗なるステマを決めたところですが、けっこうマジなので、ぜひYさんにはこの本を通読頂いて実践を積んでいただきたいところです。

ということでカウンセリングみたいな話をしていきますね!

>特に仕事等の義務的な事柄について、「しっかりやらなければ」という意識がかなり強く、何でも全力でやり過ぎて疲弊してしまいます

先ほども言いましたけど、これは長所がもたらす諸刃の剣なので、この習性をなくすことを目標にするのはおススメしません。

ヤリ過ぎなだけなので、ほど良くヤレるように習性を修正するわけです。(ドヤ顔)

要するに「吐くまで飯を食う」のではなく「腹八分目」を心がけるってことです。
それが難しいんですけどね。

でも、なんでそんな「しっかりやらねければ」などいう呪いを自分にかけるのでしょう?

学生時代からありました?
子ども時代はどうでした?
就職してからそんな風になりました?
恋愛とか友達関係とか趣味とかではどうですか?

実はここから「ハードワーカーの心理」というものを語る予定なのですが、「○○しなければ」という思いが強い人は、その裏に「無価値感」や「罪悪感」を隠し持ってることが多いねんなー。知ってた?(いきなりため口)

「しっかりやらなければどうなっちゃうんでしょう?」

この質問の答えをぜひ10個以上絞り出してほしいと思います。

たぶん、つらつらと「怖れ」が出てきて、よくよく見ればそれは無価値感だったり、罪悪感だったりするんじゃねーかなー、と思うんです。

「あたしなんて大した能力ないから全力でやらんかったら必要とされなくなる」
「しっかりやらなかったら十分な成果を出せないから周りの人をがっかりさせる」
「誰からも相手にされなくなって一人ぼっちになってしまう」
「全力でやらなかったら自分を認めてもらえない」

等々、いろいろと出てくると思うんです。自己否定が。

先ほども言いましたように60~70%の力で良いのに120%、150%頑張ろうとしちゃうのは「それくらい頑張ってようやく自分は人並みだ」と思い込んでいる無価値感があります。

自分の能力を低く見積もっているし、
自分の頑張りを大したことないと決め付けてるし、
それくらい頑張ったって人に認められる自信がないし、
もちろん自分でも自分のことを認められません。

無価値感、すなわち、それくらい自分を価値のないちっぽけな人間だと“決め付けている”のです。

これが辛いんです。

そして、そこに過去からやってきた罪悪感が追い打ちをかけます。
その罪悪感は、例えば、以前頑張ってやったのに失敗したことに対する罪悪感だったり、人の期待に応えられなかった罪悪感だったりします。

罪悪感は自分を罰する感情ですから、「お前は罪人なんだからぶっ倒れるまできっつい労働をすんのが当たり前だろ!!」と自分に言うんです。

無価値感がオーバーワークを作り、罪悪感が鞭でビシバシ自分を追い立てるわけです。

自分には価値なんてないんだから150%で頑張るのは当然だし、自分は悪い奴なんだから甘えるなんて当然禁止なのです。

というわけで、本質的には無価値感を癒し、罪悪感を癒し、というプロセスが必要なんじゃねえかなあ?と思う次第です。

そのゴールは「しっかりやらなければ」という思いが「しっかりできたらいいねえ」とか「しっかりできるときはしっかりやればよいねえ」に変わり、ハードワークをしていた頃を懐かしい気持ちで振り返って「なんか自分がそんなことしてたなんて信じられへんわ」と思えるようになることです。

そのためにはやっぱり自分の価値を十分受け取ることが大切だし、今まで自分が成し遂げてきたことをちゃんと評価してあげることが大事だし、自分のエネルギーの豊かさをちゃんと知ることが大事だし、そこから未来の可能性を描くことが役立つのです。

自分を“しっかり”正しく評価してあげてね~!ということです。
たぶん、相当自分に厳しくなっちゃってると思うので。

そして、今はせっかくの人生の冬休みなんですから「ゆるゆるすること」や「長年の疲れを癒すこと」や「のんびり過ごすことを体験すること」や「しっかりしてない自分を許しまくること」などに取り組んで行きましょう。

とりあえず「緩んだ感覚」というのを自分に教えてあげられるといいですね!

ということで、今日のYさんの話にピンと来た方はこの本を読み、ワークショップに参加するといいと思うよっ!

★自分を緩める、甘やかすための本とセミナー。

「今日こそ自分を甘やかす」(大和書房)

*東京/オンライン:1/30(日)13:00-17:00 「○○すぎる人のための自分を徹底的に甘やかす講座~もっと深く自分を許し、愛する~」

★罪悪感モノと言えばこれ。

「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
*セミナー動画:『私の幸せを阻む「罪悪感」を「愛」で癒して「私」を自由に解放するワークショップ』
*心理学講座動画:『罪悪感と癒着の心理』

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