私は昔から「普通」で「可もなく不可もない」ので、人の印象に残らない人生を歩んできました。~殻を破ってほんとうの自分と出会うには?~



普通というのはなかなか難しい概念で、何をもって普通と思うかはけっこう自己判断なことが多いです。
だから、自覚はなくても「普通になろうと努力してきた」と見るのが妥当なことが多く、それで「殻を破ってほんとうの自分と出会う」ということがテーマになると思うのです。

はじめまして。いつも泣き笑いながら助けられてます。ありがとうございます。

さて、相談は「普通」ということです。
私は役者ですが、45歳になるのに大役は一度だけ。それでもなんとか食べれるくらいは仕事を頂いてます。

ところが、緊急事態が明けて先輩に「美人なのに印象残らないよね」と全く悪気なく「残念だよね…もっと有名になれるのにどうしたらいいんだろうね」と言ってくれました。

私は昔から「普通」「可もなく不可もない」と役者としては致命的な「印象の無さ」です。
しかしなぜ仕事を頂けているかというと「任せて安心」「こっちがラク」だからだそうです。これは喜ぶべきなのか…

そして男性からも「主役」には選ばれません。
モテるけど既婚者ばかり。未婚のいい感じの彼には根本先生の教え通り自分を出しわがまま言って、それなりの関係だったのですが、先日「我が強い」と言われS○Xも適当に。そこから会っていません。

ちゃんとお付き合いした経験は26歳まで。その他は「付き合ってると私が勘違いしてた」とか実は既婚者だったとかばかり。

美人と言われるけど、印象に残らず、彼氏もできず、役もなく。「ある」を探しても辛いだけで。

私の望みは、せめて一度だけでも華やかな女性になって、役も彼氏も欲しいです。どうしたら良いでしょう。

ちなみに役者を目指したり、どうにかしたら華やかになれると思ってるくらいですから自己価値は高いと自覚してますw

ちなみに父はアル中で多額の借金を残し死亡。兄は死産。母は「女としてあなたには負けない!」とお洒落しまくってますw

支離滅裂ですがアドバイスを頂けるとありがたいです。
(Nさん)

「あたしって何のとりえもない普通の人なんですよねー」という声をちょくちょく耳にするんですよね。

某有名私大卒で誰もが知ってる企業でバリバリ働いている方からも耳にしますし、
専業主婦で子ども2人を育てながら、自宅でお仕事されてる方も言ってましたし、
Nさんと同じく、周りからは「美人」と言われながらも自分のことをふつうだと思ってる方にもお会いしました。

もちろん、彼女たちの例を挙げたのは読者のみなさんから「全然ふつうちゃうやん!めっちゃ個性あるやん!」とツッコミを入れていただくためで、「え?じゃあ、あたしなんて普通以下やん」と凹ませるために挙げたわけではありません。(その点よろしくお願いします。)

「ふつう」って何か?っていうと、“自分が属しているコミュニティの中であんまり目立ってないなあ”と感じてるときに出てくる自己評価かもしれません。

Nさんにしても、美人や美人やと言われることとか、役者をやってらっしゃることとか、見方によれば「全然ふつやないやん」とツッコまれるんですけど、きらびやかな女優の世界では、主役も取れず、準主役級になるわけでもないとなれば、「ふつうだよな」と思ってしまうのも無理はありません。

また、恋愛にしても私のクライアントさんで一定数を占める万年男日照りな方々からすれば、「全然ふつうちゃうやん!」と総ツッコミを受けるかと思いますが、やはり男から「主役」として選ばれないとなれば、惨めというか寂しいというか、そんな気持ちになるのも無理からぬことかもしれません。

ちょっと話が逸れますけれど、私たちってどこか自分を「普通」だと思い込みたい心理があるみたいです。(たぶん、これ、日本人特有?)

自分を特別な存在、価値ある存在として見るのではなく、「普通の存在」だと思いたい心理。

出る杭は打たれ、嫉妬も強く、比較競争の中で生きているとなれば、目立つのは厄介なので、どちらかというと影を潜めていた方が「無難」なんですよね。

そうして、昭和のお母さま方の名台詞「ふつうがいいのよ、ふつうが」につながるんだろうと思います。

そんな中で、

>ちなみに役者を目指したり、どうにかしたら華やかになれると思ってるくらいですから自己価値は高いと自覚してますw

という風に自覚されているのはとっても素晴らしいことです。

今日の話はその上での話になると思います。

ということでここからがメインです。

>私の望みは、せめて一度だけでも華やかな女性になって、役も彼氏も欲しいです。どうしたら良いでしょう。

Nさん、周りの人、例えば、演出家さんとか所属事務所の社長さんとか先輩の俳優さんからこう言われたことはありませんか?

「もう少し殻を破れたらもっと売れると思うんだけどなあ」

ということで、「何か自分の心に引っ掛かりがあって、まだまだ本当の自分を出しきれていないのでは?」というテーマでお届けしたいと思います。

場合によってはNさんの状況からは外れてるかもしれませんので、その場合はぜひ個人セッションなども利用してくだされば幸いです。

たぶん、Nさんが持っているモノはとても価値があるもの。

でも、そのモノも使い方を誤っていたり、大切に大切に大切に大切に金庫の奥深くに隠していたり、何重にも風呂敷でくるんでいたら、やっぱり本来の光は放てません。

だから、そうした覆いを外していくことを目指します。

さらに!そこから出てきた光り輝く玉を磨いてさらに光らせるのです。

それが「セクシャリティの解放」と言えます。

ホンモノの自分と出会うこと。
真実の自分とつながること。

まあ、なんて抽象的な表現なのでしょう!笑

「ほんとうの私はもっと華やかな女であることを知っている。」

こうつぶやいてみてください。

どんな気分がしますか?抵抗はありますか?ワクワクしますか?

その「華やかな女である私」をイメージすることはできますか?

もし、そのイメージができるのであれば、そんな自分をただ感じてみてください。

ただただ感じるだけでいいです。

ほんとうのことを言えば、それだけで私たちは自分の潜在意識にある力を引き出すことができるんです。

カウンセリングをしていて「もう一段深く自分とつながる」という意識でセッションをしていくことがあります。

言葉でのやり取りをするならば、「なぜ?」を連発します。

「なぜ、華やかな女になりたいの?」

「なぜ、主役を射止めたいの?」

「なぜ、本命の彼氏が欲しいの?」

という問いに、それぞれ3,4回、いや、それ以上「なぜ?」を繰り返していきます。

「なぜ、彼氏が欲しいの?」
「もう幸せになりたいし、一人でいるのはイヤだから」
「なぜ、一人でいるのはイヤなの?」
「だって寂しいし、つまらないし、それに惨めだから」
「なぜ一人だと寂しいし、つまらないの?」
「一人でできることなんて限りがあるし、一緒に分かち合える人が欲しいの」
「なぜ、一緒に分かち合いたいと思うの?」
「一人じゃないって思えるし、そのつながりが安心感を与えてくれるから」

そうか、あなたが彼氏が欲しいのは安心感が欲しいからなんだね、みたいな感じ。

これをもっと感覚的にやるなることも多いです。
私はこっちの方が得意かな。

もし相手がいる場合は「もう一歩近づいてみて」とイメージしてみます。

もし相手がいない場合は「服を脱いで裸になってみて」とイメージします。

「鎧を脱ぐ」というそのまんまのセッションをイメージですることもあります。

★セミナー動画:「鎧を脱いでありのままの自分を愛するワークショップ~素の自分とつながり、素の自分を愛する3時間~

そして、感情を吐き出していきます。

怖い。
イヤだ。
ムカつく。
悲しい。
寂しい。
惨めだ。
悔しい。

より深い感情を吐き出せた分だけ深いところに潜り込み、自分とつながることができます。

そうして、深く深く感情を掘り下げた分だけ肚が括れます。

そうして、一皮むけるわけです。

で、

>ちなみに父はアル中で多額の借金を残し死亡。兄は死産。母は「女としてあなたには負けない!」とお洒落しまくってますw

こういう話を聞くと、やっぱり影響はあるのかな、と思ってしまいます。

お父さんに振り回されたこと。
兄の分の期待まで背負ってしまったこと。
お母さんとの癒着。競争。

もしかすると美人だと言われるのに印象に残らないのは、家族に迷惑をかけないよう、自分を出さないように生きてきたからかもしれません。

母のこと、可愛そうな人だと思ったことはありませんか?
母を守らなきゃ、と思ったことはありませんか?

「自分」が前に出る主役よりも、その主役を支える役の方がフィットするのは、Nさんの人生の主役が「母」だからかもしれません。

だから、こういう評価を得られるのでしょう。

>しかしなぜ仕事を頂けているかというと「任せて安心」「こっちがラク」だからだそうです。これは喜ぶべきなのか…

この安定感もNさんの強みだと思いますが、「我」をまだまだ抑えてしまってるのかもしれません。

でも、そう言うと「え?でも、こないだ、彼氏にお前は我が強いって言われたんですけど」と反論したくなると思うんですけど、それって彼には「Nさんは自分に従ってくれる人」だと思われていたからなのでしょうね。

だから、やってることは間違いじゃなくて、ワガママ出した方がいいんです。

でも、小さい頃からあんまりワガママ言ってこなかったでしょう?だから慣れてないってのもあるかもよね。

そうやって一歩踏み込む。深く踏み込む。そんなイメージを持ってみると殻も破れるんじゃないかと思うのですが。

この辺はとても感覚的な話になるので、良かったらセッションとか、そういうテーマのグループセッションとかを利用してみてくださいませ。

役者さんという職業は、役によっては感情を解放するのにすごく役立ったり、様々な世界を感じられるから人としての視野が広くなる一方で、「演じる」ということが仕事になっているため、役に飲まれちゃうことがあるんですね。

つまり、自分が何者か分からなくなってしまうんです。

そうすると本当の自分と出会うなんて言われても、かえって混乱してしまうんですね。

だから、今日紹介したような「なぜ?に答えていく」「イメージを使って心の中に入る」というやり方がたぶん合うと思います。

一皮むけたあとのNさんにどんな役が回ってくるか、楽しみにしたいと思います。

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