パワハラを受けてることに気付いて以来、全然頑張れなくなってしまいましたが、生活レベルは落としたくない!!



パワハラを受けていても自分でそうだと気付いたり、仮に気付いてもそれを認めたりすることって案外抵抗があるものです。
そして、気づいてしまうと一気に燃え尽きてしまい、気力がなくなるもの。
そんなときは今の状況を卒業して新たなステージに踏み出すときではないでしょうか?

根本先生、いつも勝手にお世話になっています。
私は今の仕事がライフワークと信じていたのですが、なんかちゃうくね?となってます。
とある会議でとある先輩にめちゃくちゃ詰められ、いつものことだと思っていたら、会議終了後、他の先輩方から「泣いてない?」とフォローが入りました。
これをきっかけに、あれ?側からみたらやっぱおかしいんか?パワハラと指導が紙一重なこの生活ちょっともう嫌やねんけど。何かと結果求められてしんどいねんけど…と本音?の部分が出てきました。
その後も、とある先輩は指導したるとメールを下さり、いつもなら速攻イエスでしたが、なんか嫌だしんどいしーとなって初めてノーとお伝えしました。
「初めて仕事でノーと言った記念日」となるぐらいドキドキの出来事でした。ただこれが言えたことで、「ちょっと提出締め切り伸ばして欲しい」とか、上司に自分の要望を伝えられるようになりました。
そして、それ以来、仕事にやる気が起きません。爆。
なんかもっとゆるーく仕事したい。今はそれなりに評価されており、お金もまあまあ貰ってるのですが、前みたいにこれからも結果残して、頑張るぞ!とはなりません。
やる気いっぱいの同期にも会ってみたのですが、「だめ、あたしもうあんたみたいには頑張れない。そんなふうにもうなれない」と心の中で余計に汗かいていました。
今の生活レベルは維持したいし、なんならお金はもっと欲しいし、欲しい服もバッグもネックレスもある。だけど今は仕事は行くだけで「えらーい」と自分を褒めるのが精一杯です。
こんなわたしはどうしたらいいのか教えてください!
(Yさん)

あら、気づいちゃったのね~。そしたらやる気なくすよね~。無理ないっすよねー。
とりあえず、仕事に行けた自分を「えらーい!」とほめて、帰り際には「今日も一日がんばったー!」とねぎらうことをお勧めしたいのですが、本質的にはもっと深いところに触れる必要があります。

その後、体とかメンタルに不調は出てないですか?

よく「気付いちゃったらやる気がなくなる→体調不良になってお休みが必要になる」みたいな流れがありまして。

でも、多くの人はそこでも「頑張って」なんとか仕事に行き、今まで通りの働きはできないものの、「とにかくこなす」ことでなんとかやり過ごそうとされる方が多いのですが・・・。

けど、それって・・・どうなの?と思うこともよくあるんですよね。

よく「気持ちが切れる」という表現がありますが、緊張の糸がぷつんと切れるように、「え?あれってパワハラなん?そう言われてみれば確かに。ええー、そんなん嫌だよー」みたいに気付いた瞬間、それまで自分を保っていた「気(力)」が切れてしまって、力が出なくなるんです。

そうすると会社のイヤなところばかりが目に付くようになり、「ほんまにこの仕事やりたかったんだっけ?」という疑問も持つようになり、さらには体も今までみたいに動かないし、効率も悪くなり、成績も落ちて評価も下がり、、、なんて悪循環にハマることが多いものです。

もちろん、それでも表向きはニコニコして頑張ってる人も多いんですけどね。
心の中では怒っていたり、大量の涙を流していたりするものです。

それって辛くないですか?
そんなに自分を苦しめたいんですか?

>とある会議でとある先輩にめちゃくちゃ詰められ、いつものことだと思っていたら、会議終了後、他の先輩方から「泣いてない?」とフォローが入りました。

ということはそんなパワハラは日常茶飯事だったってことですよね。
なんで気付かなかったのかな?
そんなもんだと思い込んでました?
あるいは、ライフワークと信じていた仕事に就いたから気合十分だったから?
それとも、あるときまではめっちゃ楽しく面白く仕事してたから、パワハラを受けていても平気だったから?

でも、相当溜まってたみたいですね。ストレスが。そんな急展開するってことは。

>「初めて仕事でノーと言った記念日」

ってなるくらいですから、それまでは人から言われた仕事を全部引き受けて頑張ってたんですよね。

なんでそんなに頑張れたのかな?好きな仕事だからかな?

好きな仕事に就けたのにそんなパワハラを受けるってのはほんと切ないですよね。
好きな仕事も嫌いになっちゃう可能性ありますよね?

私がYさんのお話で一番危惧するのがソレでして、ライフワークだと信じられるくらい好きなことをやっていたのに、パワハラが原因でそれを嫌いになっちゃうなんてものすごくもったいないと思うんですね。

なので、その仕事が嫌いになる前にさっさと逃げ出して、別の場所に移ったほうがいいと思っちゃうのです。

好きなものが嫌いになるってすごく寂しいし、惨めですし、希望を失いますから、できるだけ早く行動を起こされることをお勧めしたいのですね。

そのとき覚えておいていただきたいのは「0」を「1」にするのは難しいけれど、「1」を「2」にするのはそこまで難しくないよ、という現実です。

ライフワークと思える仕事に就けたのであれば、それはめちゃくちゃデカい成功体験なので、場所を移してもまたその仕事に就ける可能性は大です。
だから、その自信を元に行動されるのがほんとうは一番お勧めなんですけどね。

※会社を変わることが一番かもしれないけれど、周りの先輩などに相談しながらパワハラをなくしていく活動をしていくことも可能です。会社が好きならその方法もアリですね。

Yさんと似たような話はけっこう私も耳にしておりまして、また、職場だけでなく、「気付いたらうちの旦那、モラハラ夫だった」なんてこともあります。

ただ、こういう問題って意外と根が深いんですよ。

Yさんのケースで言えば、カウンセリングでお会いすれば「だったら長期休暇取んなよ。病院行って診断書もらってさー」とか「そういうところに居てもエンジンかかんねーからさ。さっさと辞められたらいいんだけどね」なんてことをゆるーく、かるーく言っちゃう私ですが、そこで「了解しましたー!!」ってすぐに行動される方は非常に少ないわけです。

その理由は様々あります。

1つ目の理由。「頑固ちゃん」のケース。

「自分で決めたことは意地でも変えない」みたいな頑固さがあると、こうした追い詰められた状況でも「自分を変える」「考え方を変える」「生き方を変える」ということができません。っていうか、やりたくありません。

もちろん、この頑固さを作っているのは「怖れ」です。
変化することへの怖れ、環境が変わることへの怖れ、人生が変わっちゃうことへの怖れ、見知らぬ世界に飛び出す怖れ、等々。

そう、「あいつ頑固だなあ」という評価と「あいつビビりだなあ」という評価は実はイコールのことが多いです。

怖れが強いので、頑なに今の状況にしがみつこうとしてしまいます。

その怖れは「ここを出たら次に行く場所なんてない!」「こんないい給料もらえる場所はない!」などの結論を導き出させることも多く(それは次の「執着」に続きます)、「分かっているんですけどね。動けないんですよね。」という結果を作ります。

その間も状況は悪化しちゃうんですけどね。でも、分かっていても自分からは動けないんです。(だから、ほんとうは分かってないとも言える)
そうするとほんとうに病状や人間関係が深刻になって初めてその場から逃げられるんです。

頑固さ=怖れ、を癒そうと思ったら、自己信頼に至ります。

自分を信じることができないから「怖い」わけで、だから深く自分とつながっていくことが必要なのですが、知らず知らずのうちに他人軸になっていて、自分と向き合えない方もいます。

まず自分が「苦しい」ということを認めること。
「こんな状況はイヤだ!」とはっきりNo!を意識すること。

ここが出発点であり、そう思うだけで気持ちが楽になったり、先の道筋が見えてくることもよくあります。

2つめは「執着」のケース。

知名度のある会社でできごとだったり、安定があったり、給料がそれなりによかったりすると、仕事内容よりも「その会社にいること」が重視され、執着になります。

また、「好きなことを仕事にできた!ライフワークだ!」という思い込みがあると、「せっかく手に入れたこの仕事を手放したくない」という執着が生まれます。

そうすると「ここを辞めたらこの仕事は二度とできない」という思い込みを生みます。

恋愛に置き換えると分かりやすいですね。
「彼と別れたら二度とこんな素敵な人とは出会えない」と思っちまうアレです。

「生活レベルを維持したい」と思うのもまた執着になります。
もちろんそれはすごく大事なんですけど、生活レベルを維持するのって「お金」だけじゃ無理ですよね?「体」「心」が元気じゃないと維持できないんです。

Yさんは自分の体や心よりも服やネックレスの方が大事なんでしょうか?

また、よく言えば「恩義」ですが、そこに執着しているケースもあるんです。
「こんな自分を拾ってくれた会社を裏切れない」とか「就職難でようやく入れた会社だから辞めたらまた苦労する」なんて思いが執着を生みます。

それに対する反論は「十分、その恩に報いてきたでしょ?」でもいいし、「恩義は分かるけど、それにしても待遇ひどくない?」でもいいですね。

でも、「執着」というのは自分から自由を奪い、選択する余地がなくなる状況です。
だから、ひどい扱いを受けていても動けず、ただ耐えるのみの状況になります。

この執着もまた「好きな仕事を嫌いにさせる」という絶大な効果があり、ものすごくもったいないものですよねー。

「執着を手放す」がテーマになるでしょう。
自由を選ぶ、ということを課題にします。

「私は自由だ!」って叫んでみてください。はい。どうぞっ!!!

3つ目は「罪悪感」のケース。

パワハラを引き寄せる一番大きな理由はそれを使って自分を罰するため。
すなわち、何らかの罪悪感が潜在意識の中にしっかり根付いている可能性があります。

私なんて幸せになっちゃいけない。
私なんかが成功しちゃいけない。
私なんかが人から愛されちゃいけない。

そんな思いが心の中にあったら、そりゃあ、パワハラに遭ってもひたすら我慢し続けますわね。
それが目的なんですもの。

緊張の糸がぷつっと切れてしまうくらいハードな状況に自分を追い込む罪悪感があるならば、それをまずは溶かしてあげることも一つの手でしょう。

「こんな状況はイヤだ!」と叫ぶと同時に「もうあたしは幸せになる!」と高らかに宣言してください。

「嫌なことはイヤなんじゃ!」とはっきり意識することで自分で自分を守ってあげられるようになり、罪悪感に負けないメンタルを作ることができます。

4つ目は「他人軸」のケース。

「いい人」をやっていると、どうしたって他人から「いい人」に思われようとするので、自然と期待に応え続ける「他人軸」になってしまいます。優等生の心理ですね。

「自分」より「他人」を優先してしまうので、自分がどれだけ傷つこうが、他人によく思われる方を選び続けます。
自分がどんだけボロボロになろうとも気づかないことが多いんです。

頼まれた仕事は全部引き受け、No!と言わずにがむしゃらに頑張るのは誰のためなんでしょう?
それを自分は喜んでいますか?

なので「自分を取り戻す」ということに意識を向けるんです。

Yさんがそうした扱いに気付いて頑張れなくなるってことは、たぶん、もうずいぶん前から心は悲鳴を上げてたんです。それに先輩のフォローで気づけたんです。

それくらい自分のことを粗末にしちゃうのはなぜなんでしょう?
なぜ、自分の心の悲鳴に気付けないほど頑張っちゃったんでしょうか?

そこにカギがあるのでしょう。

もっと自分を愛しなさい、大切になさい、もっと自分の味方になってあげなさい、そんなメッセージが込められていると思います。

「私は私の人生を行く」という覚悟を決める場面かもしれません。

「自分軸」を意識して日々すごしてみてください。
「私はどうしたいの?私は何がほしいの?」という問いを毎日自分にかけてあげてください。

5つ目は「燃え尽き症候群」のケース。

これが一番難しいケースかもしれません。
もし、Yさんの心が燃え尽きてしまっている(あるいはその状態に近い)ならば、いざ動こうとしても体も心もピクリとも動きません。

分かっていても行動ができず、ただロボットのように心を殺して日々同じ行動をしていきます。

そうなるとパワハラってもっとひどくなるのが常ですから、ますます身動きが取れなくなります。

ここまで4つのケースを紹介してきましたが、どこから入っても行きつく場所はここです。
なので、燃え尽きる前に行動するのが望ましいんですが・・・。

もし、燃え尽きてしまっているならば、私がお勧めするのはすぐにお医者さんとこに行って診断書出してもらって休むことです。これが一番自分を救う安全な手立てだと思ってます。

そして、半年~1年かけて自分を取り戻していきます。
もちろん、麻痺してるだけで心は生きてますから、時間をかければ自分を取り戻せます。

さて、少し見方を変えて。
先輩のフォローにより気付いたということは「いい加減、その場を卒業して新しい世界に飛び立ちなさい!」という神様からのメッセージではないでしょうか。

よく職場で嫌なことが連発したら、それは「もうそこは自分にとって必要のない場所ですよ」というサインだと認めることをお勧めしているんですが、もしかしたらYさんもその域に達しているのかもしれません。

今までこの会社に十分貢献してきたし、役割を果たしてきたと思うのです。
だから、何らかの形でそろそろ卒業を考えてもいいんじゃないかと思っちゃうんですけどいかがでしょうか。

なので、気力のあるうちに「もっと上」を目指してみるのもいいかと思います。

もっとお金が手に入り、服もネックレスももっと余裕で手に入る生活を描くのであれば、そういう世界を夢見るのは大いにありだと思います。

なんせ、ライフワークを見つけており、それなりの実績を残してきて、Yさんに実力も運もあることは証明されてるわけですからね。

最後に上から目線な話を一つしちゃいます。

「今、このタイミングで僕に会えたことって、そういうことだと思うんだよね」とカウンセリングでお話しすることがあるんです。

ご存知のように私は「自分らしく生きなよ。好きなことしなよ。イヤな状況からはさっさと逃げ出しなよ。」と言うカウンセラーですから、このタイミングで私に会ったということは、おそらく潜在意識では「それ」を望んでいらっしゃると思うんですね。

だから、その縁に従うのであれば、ごちゃごちゃ言わずに考えずにさっさと行動しちまった方が早いと思うんですけどね。いかがでしょうか?

その方が数か月~半年後には思い切りニコニコしていられると思うんです。

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「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
*セミナー動画:『私の幸せを阻む「罪悪感」を「愛」で癒して「私」を自由に解放するワークショップ』
*心理学講座動画:『悪感と癒着の心理』

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『人のために頑張りすぎて疲れたときに読む本』(大和書房)

「敏感すぎるあなたが人付き合いで疲れない方法」(フォレスト出版)


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問題が起きてもすぐに動けない5つの理由。
 


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