同性から憧れの対象になることがすごくいやなんです。

自分の価値を受け取っていないと、無理に相手に合わせて自分を殺してしまいますね。
自分にはちゃんと魅力があることを受け取ると相手なりの付き合いができるようになります。

今日はリクエストにお応えしたいと思います!

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こんにちは。私は、女性特有の「憧れ」の対象になることがとてもいやです。
女性は「好き」という気持ちを同性にぶつけるとき、男性のように「断られるかも」という感覚が薄(いような気がする)く、好意をぎゅうぎゅうと押し付けてくるように感じます
そして、私のことが好きなはずなのに自分の欲望(ふたりで会いたいとか親友になって欲しいとかこっちだけを見て欲しいとか)を叶えてもらおうとし、逃げると「冷たい」などと言って傷つきます。まわりも「ひどい」という感想を持ちます

私は子どもの頃からこういうことがかなり多かったです。
自分が好きな人とはなかなか遊べず、みんなと平等に遊ぶようにしてきました。
大人になってやっと解放されたと思ったら、最近また同じようなことがあり、今度は相手がずいぶん年下(私32歳。相手17歳)なこともあり、むげに誘いを断れずに困っています

とにかく、相手が少女マンガの主人公のようになるのがきもちわるいです。
「誰になんて言われても、わたしはあなたのことが好きだから!」みたいな、誰かが考えたセリフのようなことを言われると 萎えます。
誰も何も言わないよ、私が「もう勘弁して」って言いたいだけだよ、と思います。

好意をつぶすのは、こちらも気が重いのです。
どうやって相手の思いをさりげなくクールダウンさせることができるでしょうか?
というか、こういう感情は私の何かを癒すべしのサインなのでしょうか
(Sさん)
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このテーマってなかなか人に相談しにくい(言いにくい)ですよね?
勇気を出してお話しして下さってありがとうございます。

> 好意をぎゅうぎゅうと押し付けてくるように感じます
>そして、私のことが好きなはずなのに自分の欲望(ふたりで会いたいとか親友になって欲しいとかこっちだけを見て欲しいとか)を叶えてもらおうとし、逃げると「冷たい」などと言って傷つきます。まわりも「ひどい」という感想を持ちます

だから、つい、自分を押さえて付き合ってしまいますよね。
「恋愛じゃなくて、友達なんだからいいでしょ?」という前提がありますよね。

でも、それを気にしてみんなと平等に遊ぶというのは、なかなか窮屈ですよね。
あまり楽しめない時も多いんじゃないでしょうか。
しかも、自分が好きな子とはなかなか距離を縮められないわけで・・・。

女同士だから、というところの気安さが逆に甘えを出したり、要求したりする根拠になってしまうのは悲しいですね。

いわゆる「タカラヅカ現象」みたいな感じだと思います。
女子が女子に憧れて、恋をする、という。

で、Sさんにとってはあまり気分が良くない話を今からしますね(笑)

Sさんはまだ自分の価値や魅力を十分に受け取っていないと思うんです。
「私は女性から憧れを抱かれるだけの魅力を豊かに持っている」
ということは「知って」いるけれど、「受け取って」はいないのかもしれません。

だからこそ、「対等」に見ようとしてしまいます。
目線を合わせ、同じ、にしようとしてしまいます。

でも、本当に対等なのでしょうか?上か下か、という話ではなく、友達になれる相手なのか?という意味での対等という意味です。

例えば、呑み助である私は同じように呑むのが好きな人とは仲良くなりやすいですが、下戸で酒飲みを嫌悪し、もっぱらスイーツを好む方とは友達にはなりにくいと思います。
でも、そのスイーツ好きな奴が、実は阪神とサッカーとパワースポットめぐりが好きだったりするならば、たぶん、すぐに友達になれると思います。

友達、知り合いの違いって“お互い”の好意で成り立つものだと思うんですね。
それを“一方的な”好意に合わせてしまうと、相手からすれば嬉しいものですが、上記のようなニーズをぶつけられやすくなります。

それは友達ではなく利用されてるだけになるんです。

それだけSさんは“いい人”をしてしまうのかもしれません。
嫌われること、見捨てられることなどに強い怖れを抱いていらっしゃるのではないでしょうか。
でも、それは何故なんでしょうね?
どこから来る痛みなのでしょうか?

そうして周りの人に合わせてしまうと、Sさん自身の魅力や個性は隠れてしまいます。
それもまた悲しいことだと思うのですよね。

いい人になってしまう分だけ、人間関係は苦しくなります。
だから、よく私は「鬼畜生のススメ」をします。
上から目線で、偉そうにして、そんな自分は冷たい、鬼畜生だと扱ってちょうどいいバランスが取れるかもしれません。

そのためには人間関係の中で大切な「身の程を知る」ことを学ぶ必要があるんです。

以前、ある社長さんをカウンセリングしてた時のことです。
彼は3年前に脱サラして起業し、死に物狂いで働いて会社を切り盛りしてました。
あるときサラリーマン時代の同僚と飲むことになり、久々の再会をとても楽しみにしてたんですね。
しかし、実際はがっかりすることの連続でした。
呑みながら会社の愚痴を言い、社長になった彼を羨み、挙句は「お前、金持ってるんだろ?ここはお前の奢りな」と。彼はとても悲しくなってしまったんです。
そして、翌日、懇意にしてる社長さんたちとの集まりに出かけたんです。
そこでは夢を語り、お互いを支援する話が出て、みんなキラキラしていて、彼もすごく居心地の良さを感じたんです。

愚痴を言う元同僚が悪いのでも、社長さんの仲間が偉いのでも、彼自身がいいの悪いのではありません。
彼と元同僚は、いわば、住む世界が違う、のですね。
それを彼らに合わせようとすればするほど、彼はしんどくなってしまうんです。

みんなと平等に、というのは、実は、不平等を生み出します。
人間は感情があるから、自分が気に入ってるAさんと、あまり気に入らないBさんの前で同じ態度を取り続けることは難しいですよね。
だから、平等にしようとすればするほど、自らのバランスを崩してしまい、結果的にAさんともBさんとも仲良くなれない現実を作ります。

Aさんとは仲良くし、Bさんとはそれなりの付き合いをする、というのが理想の人間関係だと思うんですが、いかがでしょうか?

合う、合わない、好き、好きじゃない・・・。
その気持ちに素直になることがとても大切なんです。
だって合わないもんは合わないですもの。

カウンセラーをしてる私だって「この人とは合わないなあ」という人に出会うこともあります。
でも、合わないからって切るわけでなく、合わないなりに付き合おうと思います。

その気持ちの上で、どう付き合うか?なんですね。
合わない人に無理に合わせることほどエネルギーを使うことはないです。

でも、そうしてしまう人は、それくらい自分に価値を見ていない上に、犠牲、我慢を繰り返します。
それって自分を苦しめることなんですね。

そうして人間関係が嫌になるのならば、いっそのこと、タカビーになって、上から目線で偉そうにしてる方がまだいいんですよ。

さて、17歳の女の子って、Sさんのファンなんですよね?
友達、ではなく、ファン、なんです。
ファンから友達に変化することもあるかもしれませんが、今はまだそこまでは至っていないんですよね。

さて、もし、Sさんが女優さんで、多くの女性から憧れられる存在だったとしたら?と考えてみてください。
その17歳のファンの子にどんな態度を取るでしょうか?

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