コロナ鬱!?最近無気力感を感じるみなさまへ~慣れた、のは、感じなくなっただけで、ストレスがなくなったわけではありません~



生活様式の変化や感染症への不安から頑張ってる方も多いでしょう。だいぶ慣れてきて日常に不便を感じなくなった方も少なくないと思いますが、だからと言ってストレスまでなくなったと考えるのは早計です。
そうした見えないストレスが蓄積されると後々、無気力さ、憂鬱、抑うつ感、疲労感などが現れるようになるのです。

今年に入って少し経ってからでしょうか。
「最近、ちょっと無気力なんですよねー」という声をちょくちょく耳にするようになりました。

明るくて前向きだった人が「なんか最近疲れを実感するようになったんですよねー」とおっしゃってたり、「ここ最近、会社の同僚たちもちょっと変というか。なんかおかしいんですよね」という声を耳にしたり。

何となく抑うつ感に悩まされている方が徐々に増えてきているのかなあ?などとそうした声を聴いて感じています。

セミナー等ではお話したことがあるのですが、半年くらい前に何人かの精神科医や心療内科の先生とお話する機会がありました。
先生方は「コロナの精神的な影響が本格的に出てくるのは来年春とかだと思うんだよね。元々春は精神的に弱る人も多いですしね」などとおっしゃってました。

それには私も同感で、この1年、だいぶ頑張ってる方がすごく多いと思うので、元々精神的にタフだった人ですら、様々な心理的影響が出てきてもおかしくないな、と思っているのです。

昨年春の緊急事態宣言が出されたとき、みんな慣れないステイホームに何とか対応しようと頑張る一方で、アルコールの量が増えちゃったり、「いつでもどこでもお菓子が食べられる」とか「通勤ってやっぱり運動だったんだ・・・」という環境によりコロナ太りしちゃったりした人の話はよく耳にしましたよね?

もちろん、そうした急激な環境の変化で精神的に参ってしまった人も多く、その頃からコロナ鬱という言葉も生まれました。

ただ、そうした急激な変化が起きた場合は(災害などもそうですが)、いわゆる緊張状態にありながらも、意識的には「頑張ろう!」という意識が芽生えるので、案外元気だったりするし、また、原因が明確なので精神的な不調に関しても納得しやすく対処も早くできるんです。
(お酒やめよう、とか、たくさん寝よう、とか、運動しよう、とか)

ところが、新しい生活様式にも慣れて、マスクをするのもアルコール消毒も“日常”になってくると、「意識はしないけれど、実は感じているストレスの蓄積」というのが起こります。

人との距離を取ること、息苦しくともマスクを常にしていること、除菌が合言葉になること、人混みに行くときは今までよりもはるかに緊張していること、テレビやネットのニュースを見るたびにネガティブな気分になること・・・そうしたことに皆さん、だいぶ「慣れて」しまっていませんか?

さらに日本でも1月から緊急事態宣言が再度発令されて、しかも、延長までされました。
幸い日本では海外ほど制限が厳しくなく、昼間は自由に過ごせることが多いのですが、それでもやはり「緊急事態」とか言われると緊張は走りますよね。
また、一人暮らしだったり、仕事が忙しかったり、出張族だったり、飲みに行くのが好きだったりする人は、20時で店が閉まってしまうという状況はけっこうなストレスを感じるものと思います。

そこを何とかやりくりしているつもりでもどこかで「何となくストレスを感じている状態が当たり前」になってしまってませんか?

で、こうした「別にふだんは意識していないんだけど、実は感じているストレス」というのが精神的、肉体的に与える影響は実は甚大で、それが様々な不調の原因になることが多いんですね。

生活習慣病と呼ばれるものって長年のちょっとした不摂生やストレスが原因であることは皆さんもご存知だろうと思います。それと同じようなことが心にも起こるのです。

また、こんな例もカウンセリングで扱ったことがありますので、見えないストレスについて理解するきっかけにしていただければ幸いです。

電車や車の往来が多い場所や、繁華街で人の声が夜中まで響いていたり、ネオンがまぶしい地域に引っ越した方々から、こういう話を聞きます。

「引っ越した当初は音がうるさくて(あるいは眩しくて)なかなか落ち着かず、眠りも浅くて引っ越したことをちょっと後悔したんですけど、それも数か月したら慣れてちゃんと眠れるようになりました。」

ここまで聞くと、ああ、よかったね、眠りって大事だもんね、と言う話なのですが、なぜ彼らがカウンセリングを受けるのか?というと次の理由からなんです。

「根本さんに指摘されてハッと思ったんですけど、確かに精神的に不安定になったり、体調を崩しやすかったり、風邪をひいても治りにくくなったのって、今の家に引っ越してからかもしれません。もしかして、免疫とかが下がってるんですかね?」

そう、彼ら・彼女らは「なんかやる気が起きないんですよね」とか「何となく燃え尽きてる感じで」とか「このところ無気力な感じで日々憂鬱なんですよね」などという精神的な症状を訴えてカウンセリングにいらっしゃるのです。

体調はどうですか?とお聞きすれば、やはり完全ではない、と。

でも、それは年齢的なことだったり、仕事が多忙だったり、男を追い回すのに疲れていたりすることが原因だと本人たちは理解していたんですね。

けれど、すべてのケースがそうだとは言えないにせよ、いろいろと話を伺っていくと「そう言われてみれば、引っ越ししてしばらくしてからこんな症状が出てきた」ということになりました。

もちろん、時間が経っていることですし(引っ越してから数年~10年ほど過ぎた方のお話です)、それが明確な原因とは言い切れないので「それだけが原因ではないかもしれませんが」という前置きも必要になるのですが、心理的に見れば「意識はしてなくても、継続的に感じているストレスが不調の原因」になることは、言われてみればなるほど!だと思うのです。

電車や車の音も最初はうるさいと感じても、人間、適応能力がありますから、徐々に気にならなくなります。けれど、意識しなくなっただけで、今日もその音は聞こえてるんですよね。

その音に慣れる=聞こえなくなった、のではなく、うるさく感じる状況に適応しただけなんですよね。

だから、そのストレスは意識しているときよりは減ったとしても、決してゼロにはなっていないんです。

そして、それが時間差で精神や体の不調として出てくるんです。まるで生活習慣病のようにね。

話を戻しますね。

そうすると新しい生活様式を受け入れようと頑張ったり、コロナにかからないように神経を使ったり、人と会うときに緊張したり、慣れないマスクをして酸素量が減ったり、ニュースを見て不安になったり、国や情報に振り回されてそこで怒りを感じたり、といった生活に「慣れて」「日常になって」、自分ではそれほどストレスは感じていないつもりで過ごしているけれど、実は心理的に大きな負荷がかかっていることって想像に難くないわけです。

そうした自覚のないストレスが徐々に積み重なって、また緊急事態宣言の延長だの、ワクチンへの不安や期待だのと言ったストレスがさらにかかってきたら、心が悲鳴を上げてしまっても無理はないかもしれません。

こういうとき、元々精神的に弱いと自覚があり、コロナ以前より「あたしはメンタルが弱いから、すぐにメンヘラになっちゃう」などと公言している方は案外こういうとき強いんです。
ちょっとした不調でも「あかん、めっちゃあかん、あたし、もうあかんわ」と嘆くことができるので、「今日は寝る。もう寝る。なんもやる気が起きんから寝るしかない」とか「ねえ、聞いて聞いて!もうあかんねん、あたし!」と人に泣きつくことなどで対処できます。

だから、こうしたストレスが問題になりやすいのは、自分は比較的健康だと思っている、精神的に弱い方ではないと自覚している方や、まじめな優等生タイプの方、元々怖れが強くてコロナに対してもけっこうな不安を抱えやすい方、頑張り屋さんのヒーロータイプの方、等なんですね。

つまり、周りから頼られることの方が多かったり、きちんとした生活を送ることができていたり、人からも「ちゃんとしてるよね」と言わることが多かったり、頑張り屋さんだったりする方にとって、昨年来、ずーっと続いている緊張やストレスが心身の不調として出てくるのが、ちょうどこれからなんです。

で、そう言われてみれば昨年の秋くらいからあんまり調子よくないかも、と気付かれる方もいらっしゃると思います。

こうした精神的不調ってのは数値化できず、またじわじわとやってくるので、いわば「ゆでガエル現象」が起こりやすいものなんです。

「言われてみれば数か月前から不調だったけど、そのときは大したことない、大丈夫、まだ頑張れる、なんて思ってやってきたんだけど、最近はさすがに疲れをよく感じるようになって」と思う方も少なくないんじゃないでしょうか?

しかも、何が切ないって、国や自治体、あるいは、メディアの言うことをきちんと聞いて、その情報を信じて、ちゃんと頑張ってきた方が、もろにその影響を受けちゃうんです。

国や自治体、そして、メディアの情報を見ればわかりますが、精神的なケアやサポートについてはほとんど触れられていませんものね。無理はないことです。

マスクをすることでの心理的な影響。
人と距離を取ること、人と会う機会を減らすことにより溜まるストレス。
抗ウイルス、除菌といった意識を強く持つことによる影響。
在宅勤務や引きこもり生活がもたらす孤独感。

※そのほか、同じマスクを1日継続してつけることやアルコール除菌の日常化がもたらす害、運動不足の問題についてもよく言われておりますが、そこは専門外なので言及は避けたいと思います。

そうした制限がある中でも仕事やパートナーシップなどの日常的な問題はふつうに起きてくるわけですから、この1年、ほんとうに多くの方がいつも以上のストレスを感じて生活されていると思うのです。

慣れた、のは、感じなくなっただけで、ストレスがなくなったわけではありません。

とすれば、そろそろそうした精神的な不調を訴える人が増えてきてもしょうがないなあ、と思うのです。

もちろん、そうした精神的な不調が仕事やパートナーシップでのトラブルに影響を与えるのは言うまでもありません。

取材などでも多く聞かれるんですけど、よく言われるコロナ離婚も、今までは元々不仲だった夫婦が離婚していたのですが、たぶん、これからはそれまでは仲良かったはずの夫婦も離婚に至るケースが増えてくると思っています。

コロナへの解釈や対応、生活スタイルの変化が夫婦や家族に与える影響も当然大きく、今はまだ何とか頑張って夫婦を維持してる方々も少なくないですからね。

で、こういう時、何が大事か?という話をします。っていうか、ここからが本題で、相変わらず前戯が長くてすいません(笑)

そうした蓄積型と言うべき精神的な不調はやはりそれなりの時間をかけて癒す必要に迫られるものです。(何度も言いますが、生活習慣病と同じ仕組みですから)

なので、ほんとうは生活スタイルを改めて見つめ直し、とにかく睡眠の質を上げることにまずは意識を向けることをお勧めしたいんです。

私たちは寝ている間に体もそうですが、心も整理されます。
寝ているときは顕在意識は停止し、潜在意識が活発化し、感情をあれやこれやの方法で処理し、整理してくれます(それが夢として顕在意識に残ることもありますね)。

だから、朝起きて体が軽い、心が軽い、というのがいい眠りなんです。なので、何よりもそれを目指します。
運動すること、アルコールを控えること、スマホを遠ざけること、寝る前に食事をしないこと、瞑想を採り入れること、いろいろな方法が提案されています。
私はよく自然に触れることを合わせて提案しています。土や木に触れるのはすごくいいですね。

あまりに眠りにくい人はお薬に頼るのも悪いことではないと思っています。
それくらい睡眠の質は重要です。

そして、やはり大事なことは「好きなこと」をしましょう、ということ。
制限がある中ではありますが、その中でも「好き」に触れることってやはり心にとっては最高の栄養になります。

まあ、こういう話をすると倫理的にどうだ?社会的にどうなのか?と言われてしまいそうですけど、最近のカウンセリングで「一人旅」を敢えて勧めることも案外多いです。

田舎の温泉に浸かって緩んで、日常生活から解き放れて、自然に触れて、ぼーっとして、という生活を自分に与えてあげます。

案外、田舎の宿に閉じこもりだと人にもそんな合わないですし、また、経済的に宿を助けることになりますし、一人ですからのんびりできますし、都会に暮らすよりも安全かもしれません。

ただ、好きなことをしましょう!と言っても、精神的なダメージって気力を奪うので、「やりたいけどできないんです」という風になっちゃうことも多いと思います。

で、特にそういう風になりやすいのは「自分に厳しい=自己否定が癖」な人が多いので、「もっと自分を甘やかしちゃいましょう!」という提案もよくしています。

「やりたいけどできないなら、やらない」というモットーを掲げるんです。
サボるときはサボる、ナマケモノになる、自分を甘やかす、そんな意識を持ってみるわけですね。

で、実はそういう意識を持つといわゆる「ズルさ」が出てくるようになるんです。

ズルさって言うと悪いように感じるかもしれませんが、手を抜くときは抜く、頑張るときは頑張る、というメリハリをつけるためには大事な要素だと思います。

今の時代、ズルさを持ってる人が一番元気なのかもしれないですね。

だいたいそういう人は、この時代でも「遊ぶ」ことを大切にしてます。
自分の身を守りつつ、人に迷惑をかけないように、でも、ちゃんと遊べるんです。
そうしたバランス感覚を持った人が実は強いのかもしれませんね。

そうしたズルさを持ち、遊び、ストレスをあまり溜めないようにするために大事なことって何か?というと、実は「自分軸」なんです。

私は私、人は人、というあり方です。

周りから制限されようが、自由を奪われようが、「自分は自分だし」という意識をちゃんと持っていると、その中で自由に、自分らしく行動できるようになります。

制限がある中で、新たなゲームを作って遊ぶことができるのもまた、自分軸が確立された人の特徴です。

「20時までしか店やってないの?じゃあ、17時に店に入ればいいじゃない?20時以降は部屋でふだん見れない映画をいっぱい見たらいいじゃん!」

「あんまり外出しちゃいけないなら、この機会に部屋を思い切り模様替えしちゃおうか。前からDIYやってみたかったんだよねー」

「移動が制限されてるわけでもないから、こういう時こそ、ふだん予約が取れない宿に行けるじゃん!一人だったら迷惑かけないしー」

みたいな感じですよね。(まあ、もっとズルいやり方や考え方もありますが、そこは想像してくださいませ(笑))

国やメディアの情報に振り回されるならば、そうした情報をシャットダウンしてもいいわけですね。私はテレビもネットニュースも見ないですが、必要な情報って必ずどこかから入ってきますし、何も困っておりません。

最後に少し深い話をしましょう。

もし今の生活に何らかの制限や不自由さを感じるならば、それは残念ながら自分自身が自分に制限をかけているからこそ、感じてしまうものです。

つまり、国があなたを不自由にしているのではなく、あなたがあなた自身を不自由にしていることを国のせいにしているのです。

なぜかというと心は自由です。心の世界は無限です。

このコロナ禍で瞑想やヨガを日常に採り入れて、その心の世界の奥深さに気付いた人も多いようですが、自分が自分に制限をかけなければ心はいつも自由でいられます。

そうした心の世界に意識を向けることができれば、コロナ禍の制限された生活の中にも、きちんと自由を感じ、喜びを感じ、そして、楽しむことができます。

それは空想や妄想の世界に住まうことではなく、現実世界において可能なことです。

夜間外出が禁じられていて、それが不自由さを生んでいるように感じるのは、「夜、外出できないと自分は自由ではない」という観念が生み出すものと言えるんです。

その観念を手放せば、「じゃあ、家の中でどう遊ぼうか?」という無限の喜びを作ることができます。

例えば、子どもって、棒切れ一本で地面にお絵かきをして1日楽しめますよね?その心があれば、与えられた空間の中で喜びや自由を感じることだってできるんです。

※この辺の話はE・フランクル「夜と霧」が究極的に役に立ちますね。重たい話なのでそんなにお勧めはしないんですけど(苦笑)

だから、自分の心とつながる、自分の心に意識を向けることで、こうしたストレスからも解放されるようになると思うのですが、いかがでしょうか?

そういうことに興味を持ちましたらカウンセリングとかセミナー等を早めに利用してみてください。
特にちょっと不調なんだよなあ、という方こそ、もう利用された方がいいです。
私やお弟子じゃなくてももちろんいいですからねー。

★お弟子さんたちのカウンセリングはこちらから。
お弟子さん一覧
お弟子さんたちのセッション・セミナー予定

★根本のセミナー予定
https://nemotohiroyuki.jp/event

★案外こういう時にお勧めの本、動画。

『7日間で自分で決められる人になる』(サンマーク出版)

ギリギリまで我慢してしまうあなたへ『逃げる技術』(徳間書店)

*セミナー動画:逃げる技術~今よりもっと自由で自分らしく生きられるスキルを習得する~

『「いつも無理してるな」と思った時に読む本』(大和書房)

*セミナー動画:心のメイクを落として本来の自分らしさを取り戻すワークショップ3days

「朝9時までに1分間ください。不安が消えて、心が元気になります。」(キノブックス発行)

★自分軸を取り戻すための本。

『人のために頑張りすぎて疲れたときに読む本』(大和書房)

「敏感すぎるあなたが人付き合いで疲れない方法」(フォレスト出版)


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 『もしかしてコロナ鬱!?最近無気力さを感じる皆さんへ
 


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