人生って何度でもやり直せるけど、そのとき大事なのはやっぱり自己肯定感なんだよね、という話。



うまく行かないことがあって、そこでこの先の人生に迷いを感じたときに、ついつい自分を否定したり、責めちゃったり、後悔したりしませんか?
それって自分を落とし込んでマイナススタートにしちゃう行為なんですよね。
できればそこからゼロスタートを切りたいじゃないですか。そのとき大事なのがやっぱり自己肯定感なんですよね。

お世話になっております。
先生のブログや本と出会って、私は今まで自分を大切にしていなかったと気付きました。
そして、ずーっとモヤモヤしている事がつっかえているので、よろしければヒントを頂きたいと思いメールしました。

私は4年前に結婚しました。でも結婚当初からずっと後悔しています。
結婚前も彼の言動にだいぶ悩まされていたのですが、私も弱っていたり、誰と結婚しても不満はでるものと思い、ギリギリまで迷い、決めました。
そして、私の考えも浅はかで、10歳以上も年下の私と結婚するんだから大切にしてくれるでしょ?近所でも有名な厄介な義家族。でも、結婚も諦めてた家に嫁に行くんだから大事にするでしょ。と言う考えで結婚しました。
でも、妥協したから旦那や義家族に大切にされるなんて考えは全くの勘違いでした。(私、性格悪いなぁ)
自分を大切にすればするだけ、この結婚に対して後悔してしまいます。
2人の子供たちはとてもかわいいですが、リセットしたい気持ちになってしまいます。
何度、自分の気持ちを立て直しても、何かある度に後悔の気持ちが出てきてしまい、なんだか疲れてしまいました。
後悔を無くして軽やかに過ごすにはどんなワークをしていけばいいのでしょうか?
よろしくお願いします。 

追伸
考えすぎて頭が痛くなっているのでカウンセリングも考えている今日この頃です。
(Nさん)

>考えすぎて頭が痛くなっているのでカウンセリングも考えている今日この頃です。

ええ、とてもいいアイデアですね。ぜひとも実践されるとよいと思います!!
っていうか、頭が痛くなる前にカウンセリング使えるようになったらいいですねー。

>考えすぎて頭が痛くなっているのでカウンセリングも考えている今日この頃です。

大切な話だったので2度しましたー!笑
そんな皆様にお勧めなセミナーもありますよー!5人のカウンセラーが代わる代わるカウンセリングをしてくれるスペシャルな機会っす。

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さて、「人生は何度でもやり直せる」という使い古された(?)メッセージをマジメにお伝えしたいと思います。

人はミスなんて当たり前のようにするんです。
間違いを起こすことなんて自然現象みたいなもんです。

日本人は何でも「ミスをしないように気を付ける」というところに意識を向けちゃうのですが、外国では「ミスはするものだから、その後のリカバリーに力を入れる」という意識のところも多いようです。

心理学的に見てもはるかにその方が健康的です。

これは他のジャンルでも言えて、日本は「地震が来ても倒れない家」を目指しますが、諸外国では「地震で倒れてもすぐに復興できる家」を作るんだそうですね。(知らんけど)

特に「結婚」って初めてのことでしょう?
うちのクライアントさんには2回も3回も離婚届を出して「その道のプロですねえ~」と言われる方もいらっしゃるわけですが、「3回結婚しても分からんもんやで、ほんま」と悟りの域に入っていらっしゃいます。

ちなみに、私のクライアント様方にお聞きしたところ「離婚は2回目までは悩むけど、3回目以降は日常行事みたいなもんすよ」とあっけらかんとされてる方ばかりです。

・・・と言ってNさんに離婚を勧めるわけではないのですが、「離婚」という選択肢を持っておくことはすごく大事だし、何とかしようと思えば何とかなるもんすよ!と思っていただきたくて、この話をしてます。

人生初のチャレンジなわけですから「10歳以上も年下なんだから大切にしてくれるはず。義理の両親だって大事にしてくれるはず」と思って結婚しちゃうのも何ら悪いことではないし、変なことじゃありません。

もちろん、「期待は裏切られるもの」という法則を知っていれば「待てよ?」と考えられたかもしれませんが、それでもやっぱり突き進んじゃうのが武闘派女子ですよねー。

でも、それで身をもって「ああ、そういうことじゃねーんだよな」ということを学べたとしたら、今後の人生の大きな糧になると思います。

>でも、妥協したから旦那や義家族に大切にされるなんて考えは全くの勘違いでした。(私、性格悪いなぁ)

しかも、「妥協」て文字が踊ってるじゃないですかー。
でも、それでうまく行く人もいるんです。

「何事も普通がいいのよ」と思っていたり、「結婚に完璧を求めても辛いだけだから、そこそこは妥協した方がいいのよね」という価値観を持つ人もいます。

うちの読者様は信じられないかもしれませんけど、そう、いるんですよ!そういう人が!!笑

だから、「そっかー、あたしの人生に“妥協”というのはやっぱり似合わんかー。そうか、そういうことなのかー」という学びに置き換えることももちろんできますねー。

勘違いをしたり、間違いをしたり、ミスをしたり、心が弱ってるときだったから妥協しちゃったり、ということが起こることが人生ってもんですね。

そこからどうリカバリーショットを打つか?というのが大事なんじゃないでしょうか。

たぶんNさんがカウンセリングを受けられても「そうなっちまったもんはしゃあないっすよねー。ここからどうしていくか?っすよねー?」と言われると思います。

で、そうしたリカバリーショットを打つ際に思い切り大事なことがありまして、何だと思います?

まあ、私のブログを愛読していただいている方は「また、あの話か・・・」と思われるかもしれないアレです。はい。

そう、自分を責めないこと、ですね。
つまりは、自己肯定感、ですね。

なので、私がNさんのお話で一番引っ掛かったのが、旦那や義理の家族や妥協の話ではなく、「(私、性格悪いなぁ)」という一文でした。

何となく書かれた一文かもしれないし、それほど深い意味はないかもしれませんけれど、でも、こうしてふと書かれた言葉に「揚げ足取り業」を生業とする私は反応しちまうわけですね。おほほ。

ここまでのお話も「まあ、間違いはするもんだよねー」とか「妥協しちゃうのもしゃあないよねー」とか「そりゃあ、離婚したくなるよねー」とか「旦那や姑の布団にウンコしたくなるよねー」とかをしてきたわけですが、それも「ま、しゃないもんですよ」というメッセージに他なりません。

それを後悔していることから「自分責め」「自己嫌悪」「自己否定」「一人SMごっこ」等にハマると、リセットするにせよ、何をやろうとするにせよ、「マイナススタート」になってしまうんです。

自己肯定感が大事なのは、そこでゼロスタートするのか?マイナススタートにするのか?というところで、いわば、100万円貯めよう!とするときに「ゼロ」から始めるのか、「借金100万円」から始めるのか、の違いでもあるのです。

Nさんだったらどっち派?
やはり筋金入りの武闘派だから、借金500万スタートくらいの方がコーフンします?

自分を大事にするってことは、自分の中から出てくる様々な思いを否定せず、責めることなくただ受け入れることでもあるのです(=それが自己肯定感ね)。

ただ、いざ離婚するべ!となったときに、「かわいい子どもが二人」という存在が逆に重くなりますよね。

子どもたちのことを考えると・・・
パパがいない生活って子どもたちにとってよいのか・・・
生活の安定を考えれば離婚しないほうが子どもたちのためか・・・

みたいな風に思ってしまうものだと思うんです。

でも、それってやっぱり「子どもたちへの愛」に他ならないですよね?
子どものことを愛してるから、その生活や将来を気にして離婚に踏みとどまれない、となるんですね。

それは現実的な話だし、決して悪いことではないんですけど、でも、そこに「あたしの幸せ」というのは少し後回しになっているのかもしれません。

もちろん、「子どもが元気で笑っている」=「あたしの幸せ」には違いないと思いますが、Nさんの幸せってそれで100%満たされるわけではないですよね?

パートナーと愛し合う時間、家族と仲良くする生活、不安のない毎日・・・みたいなのだって「あたしの幸せ」っすよね?

だから、「子どもたちのためを思って」というのは確かに愛もあるんですけど、でも、そこには「犠牲」もあることを忘れてはいけません。

こういう状況を私は「まるで子供を人質に取られたようなもんすね」とお伝えするのですが、愛する存在がいるからこそ、そこで迷うものです。

で、そこでちょっと視点を変えてみましょう。

Nさんが子どもたちを愛していらっしゃることはよく分かります。
じゃあ、子どもたちもママを愛してることはご存知でしょうか?

ええ、それは分かりますよね?
子どもたちもママのことが大好きです。

じゃあ、そこで考えてほしいのですが、旦那のこと、義理の両親のことで悩む、苦しむママを見て、子どもたちはどう思うんでしょう?

もし、そこで「ママは自分たちのことを考えて離婚しないでいる」とか「ママは自分たちのためにたくさん我慢して犠牲している」なんてことを感じてしまったら、どうでしょうか?

もしかすると、子どもたちのために、と思ってママが我慢したり犠牲したりしていることが、子どもたちの罪悪感をせっせと積み上げることになるのかもしれないですねー。

え?子供は小さいからそんなことは分からないって??

ほんとうにそうでしょうか?
子どもたちがどれくらいママの様子を常に見ているかはご存知ですよね?
それは小さければ小さいほどママの状態を全身で感じていますよね?

確かに、離婚とか犠牲とか我慢という言葉はまだ知らないかもしれません。
けれど、ママが辛そう、しんどそう、嫌がってる、大変ぽい、という“雰囲気”は十分キャッチするんじゃないでしょうか?

大人になってもそういうセンサーってみなさん持ってますよね?
職場で気になる先輩がいて、仕事しながらその人をチラ見してるとするじゃない?
そうすると「ああ、先輩今日はご機嫌だな」とか「なんか嫌なことがあったんかな」とか「あの表情はウンコ漏らしてるときの顔だ」とか何となくわかりません?

思考が発達し、別にやることがたくさんある中でも、それだけのことに気付けるんですよ。
全身全霊でママを見てる子どもたちに、ママの些細な気持ちの変化が伝わらないわけはないじゃないですかー。

・・・ということで、私は「子どもたちには全部バレてますよ。それを表現しなかったり、気づかない振りしたりしてるだけじゃないですか?」なんて言います。

実際、夫婦仲がこじれてから子どもの様子が変だ、という話を聞いたことありませんか?職業柄、私はよーくあります。

ということで、子どもたちのためを思うのであれば「あたしが幸せになること」というのは優先順位のかなり上位、なんなら第一位にセットしてもいいものと思っているのです。

子どもたちにとっては「ママの笑顔」ってのは最高の幸せですからねー。

ということで、自分を責めたり、否定したりせずに、ありのままを受け入れる自己肯定感を用いて「ゼロスタート」にします。

そして、子どもたちの幸せのために「あたしが幸せになるべ」と腹を括ります。

そこがほんとうのスタートです。

その上で「やっぱりこの生活はあかんわ。離婚して子供たち連れて出ていくわ」と思うのであればそれもアリだし、「やっぱりもう一度、旦那と向き合ってみる!子どもたちのためにも頑張る!」と思うのであればそれもアリです。

そこが大きな分岐点ですけど、そこで方向性が決まれば、その先をライフワークとしてデザインしてみたり、旦那とやり直すためのあれこれを考えてみたり、サクッと離婚すべく弁護士先生に相談したり、等々、やることはたくさんあります。

もちろん、それに前後して「あたしの人生、棚卸しするべ」と自分の親兄弟との関係や過去の恋愛等について振り返ってみるのもアリです。

まあ、このままだとさー、こっそり男作ったりしてアンダーグラウンドに行っちゃったりしそうじゃん?それもまあ、悪くないし、そこからもまた再スタートできるけどさー、ま、ちょっとめんどくさいことになるよね?ってことで、どうしましょうね?

そういう相談をカウンセラーとしてもいいし、こういう場でカウンセラーに相談してみるのもアリですよね。

東京/オンライン:2/28(日)11:00-19:00 Five Counselors 1day Workshop★
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失敗やミスをしたときに自己肯定感がすごく大事な理由
 


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