自分軸で仕事をするってどういうこと?男性性と女性性と「自分軸」の関係はいかに?



自分軸を活かして仕事をしていくと、自分の中の仕事における男性性と女性性のバランスが整っていくので、とても楽になるばかりか、成果も上がり、いい出会いも増え、楽しく仕事ができるようになります。
しかし、そこで旧来の常識や仕事のやり方が邪魔してると、そこで混乱を生んでしまうようです。

※今日の内容はなんか小難しいと感じられる方も多いと思いますので、私の文章を読んで訳わからん、と思った方は、最後のまとめ的な文章を先にお読みいただいたほうがいいかもしれません。

YouTubeライブ配信で質問に答えて頂いたHNドラネコです!誠にありがとうございました。
とても勇気を頂けもっともっと自分軸追求して突き進んで行きたいと思いました!

そこでライブ配信の質問ではお伝え漏れていたというか、まだしつこいですがネタのリクエストというこちらから、自分軸を邁進する際の新たな疑問があり投稿させていただきました。

私はフリーのデザイナーなのですが、自分軸を意識するようになり、方向性(テイスト)をガラッと変えるに至りました。

それは良かったのですが、結果として新しいテイストは男性的な感じです。
というのも、私の中で「自分軸=男性性?」の帰結になんとなくなってしまっている感じだからです。

女性性での自分軸というのが、うまくイメージ出来ないといいますか。。

女性性は委ねるというか、柔らかくて自分が手綱を持って進んで行く感じではなく、根本さんが数日前のVoicyで言われたように「ただそこで咲いてる」ことで、そのままを活かされるような仕事の展開の仕方といいますか。。

以前はどちらかと言うとそういう感じで、そのただ自分は座ってるだけで運ばれるだけのような感覚に手応えがなく、現在のテイストや、やり方に移行したこともあります。

ですが、元々は女性的な感受性を活かすためにはじめた仕事だし、根本さんも言及されてたように、自分軸とはいえ、鼻息荒く男性的に頑張ってると短期間で成果は出ますけど、持久力がなかったりで。。

自分軸は大大大前提なのは確かなのですが、「女性性」な「自分軸」が今、学ぶべき課題なのかなと思っているところです。

ライブ配信でのお応えを頂いて「自分軸」へのエンジンはまたアクセル思いっきり踏み込むところですが、このままでは「主成分/男性性」のガソリンを給油してしまいそうです。
「主成分/女性性」の給油方法、或いは「ハイオク満タン!男性性/女性性のハイブリットガソリン」の給油なんて可能でしたらご講義いただきたいです。
(ドラネコさん)

なんだか、とてもうちのブログらしいテーマをいただいたような気がします。。。

仕事でも恋愛でも「男性性と女性性」「自分軸と他人軸」というのはかなり重要なアイテムになるわけですが、そのバランスというのがなかなか難しく感じてしまうものかもしれません。

フリーという立場もそうですが、「よっしゃ!やったるでー!ふんふんふんっ!」と鼻息荒く、うぉりゃーっと敵陣深く突っ込んでいく「男性性」的なアプローチをすれば、その才能とも相まって短期間に結果を出せるのはおっしゃる通りです。(それだけ能力が高い、評価されている、ということが前提ですので、そこはぜひとも自分の価値を認めるべきポイントですぞ!)

しかし、そうした男性性のエネルギーで突っ走るとご指摘のように持久力が続かず、すぐにふにゃーとなってしまう(モチベーションが落ちてしまう)こともあるかもしれません。

かと言って、「女性性らしい柔らかく、そこに咲いているだけで価値がある」という生き方は武闘派女子にとっては「めちゃくちゃ生ぬるいぞ!もっと血沸き、肉躍るような舞台に立ちたいんじゃ!」と不満を感じることもあるもんですね。

この辺は経営者やデザイナーさんに限らず、自立系商社ウーマン、突撃部隊筆頭看護師、武闘派セラピスト、特殊部隊所属主婦などあらゆる職種において質問をいただくジャンルでもあります。

「女性性を活かして生きるぞー!」と決意しながら、速攻、主成分/男性性なガソリンをタンク一杯にしちまう人も多いもので、まさにドラネコさんのご指摘通りかと思います。

※この記事、初めて私のブログを読まれた方はドン引きされるんじゃないかと思ってしまうのですが、きっとハマる人にはハマる文章だと思いますのでこの勢いは維持したいと思います。

さて、その辺を整理しながら話を進めていきたいと思うのですが、

>私の中で「自分軸=男性性?」の帰結になんとなくなってしまっている感じだからです。

これってどういう感じなんでしょうか?
もうちょい詳しい説明をお聞きしたいなあと思いました。

自分軸で行動する=男性性がメキメキ現れる、ということなのでしょうか?

・・・とすれば、ドラネコさんは少なくとも仕事に関しては男性性をより発揮した方が自然なのかもしれません。

>以前はどちらかと言うとそういう感じで、そのただ自分は座ってるだけで運ばれるだけのような感覚に手応えがなく、現在のテイストや、やり方に移行したこともあります。

ということですので、少なくとも仕事に関しては女性性的なアプローチは向いていないのかもしれないですよね。

で、デザイナーというお仕事が「元々は女性的な感受性を活かすためにはじめた仕事」という話ですが、確かに女性性的な感性がすごく必要とされ、活かせるものでは間違いないんですけど、実は男性性だって必要なお仕事ですよね?

仕事やビジネスというと男性性のイメージが強いかもしれませんが、実際は商社の営業でも、看護師でも、セラピストでも、主婦でも、事務職でも、ショップ店員でも、経営者でも、男性性も女性性もどちらも必要なんですよね。

長らく男性社会ですので、組織や経営方針、営業手法、リーダーシップ論等、ビジネスの世界は男性性が主に語られてきましたけれど、実際は女性性がものすごく必要ですし、逆に女性性を活かしたアプローチも近年では重く見られています。

分かりやすい例がテレビやYoutubeの広告でして、かつては商品名を連呼したり、その機能を大々的に売り出したりしていたCMが、最近は感性に訴えかけるドラマ仕立てになっているものが多いと思いませんか?

駅にでかでかと貼られているポスターにしても「ストーリー性」を感じさせるものが主流になっていると思いませんか?(もしかしたら、ドラネコさんはそうした広告のデザインもされているかもしれませんが)

どうやら社会的に見ても「男性性偏重から、女性性重視の方向に変わってきている」ということが言えるかもしれません。

ここで改めて、仕事における男性性と女性性の役割を比較してみましょう。

○男性性|理論・思考的な仕事のやり方。能動的な仕事の進め方。組織や業務のシステム化、綿密なプランニング、管理業務、トップダウンの指示系統、ルーティンワーク、議論・ディベート、数字や目に見えるものを重視、効率化、人間のロボット化、固定給、安定性重視、競争心、等。

○女性性|感性・感情を重視する仕事のやり方。感情のコミュニケーション。フラットな人間関係、直感的視点、自由度の高い組織づくりや仕事の進め方、個人の裁量に権限を移管するスタイル、雑然・混沌としたスケジュールや営業方針、受動的な仕事の進め方、数字よりも喜び・達成感・充実感などを重視するスタイル、つながり重視、等。

この辺はざっくりとした思い付きによる比較なので、漏れてるものもあるかと思いますので、何となくイメージを膨らませてもらえたらいいです。

結局、どちらか一方に偏ってしまうといろいろと問題が生まれることはよくお分かりになるかと思います。それぞれを自分らしいバランスで整えていくことが目的となりますし、ライフワークを実現していく秘訣になります。

さて、そこに「自分軸」という話が絡んでくるわけですが、自分軸ってのは「私」を主語にして、他人と明確に線引きをすることであり、また、自分自身で物事を決めていくことでもあります。

だから、自分軸を意識して仕事をする、ということは、自分らしい男性性と女性性のバランスを追求していくことになりますから、その結果、ドラネコさんのように「男性性に偏ってる?あれ?女性性はどこいった?」なんてことになっても全然不思議ではありません。

具体的に言えば、デザインのアイデアやタッチなどには感性(女性性)を思い切り発揮して表現する一方で、きちんと締め切りまでに作品を仕上げたり、積極的に営業を展開したりする男性性も発揮する、みたいな感じでしょうか。

まあ、この「感性を発揮する」とか「きちんと締め切りを守る」というのも結構抽象的な表現でして、そこにどれくらいエネルギーを配分するかもまた自分軸で決めていくものです。

感性を思い切り発揮しすぎた結果、クライアントの依頼に背くような作品になってしまうのは問題でしょうし、積極的に営業に力を入れすぎて制作する時間が取れない!というのも本末転倒ですよね。

なので実際は、男性性・女性性ということを意識せずに、まずは「自分らしい仕事の仕方」を自分軸において実現していくことを目指していくといいと思うのです。

さて、そうした前提の話をした上で、ドラネコさんご所望の「女性性な自分軸を学ぶ」に言及するならば、今のドラネコさんはまさに「自分らしい仕事の仕方」の研究を深めているのかもしれないですよね。

つまり、どこかに旧来の男性性優位な仕事の仕方が身に着いてしまっていたり、フリーにはなられたけれど、その仕事の進め方や経営の考え方が男性性に寄ってしまっていたり、そこにどこか「ドラネコさんらしくない何か」が潜んでいるのかもしれず、それを何とかしてぇ、やめてぇ、めんどくせぇ、と思っていらっしゃるのかもしれません。

フリーとはいえ、以前の職場のやり方を手本にしていたり、フリーランス仲間がけっこう男性性が強い人が多くて影響を受けていたり、ふだん目にするビジネス書がばっちり男性性重視だったりしていて、そこに「自分と合わないもの」が含まれているのかもしれません。

よく「常識を疑え」って言いますが、一度、ドラネコさんの仕事をひとつひとつ「これって自分らしい?そのやり方は好き?」ってチェックしてみるといいかもしれません。(それは洋服を断捨離するのと同じ感覚で行けます!)

そうした「自分と合わないけど、そういうもんだと思っている業務」が見つかると思いますし、そこで「じゃあ、その業務を自分軸で、自分らしくやるとすればどういうことなんだ?」と考えてみるのも良いでしょう。

ちょっとめんどくさいですけど、自分らしくない、とか、苦痛だ、とか思うものはすぐに思いつくと思うので、そこに「自分軸」ってのを適用してみるといいかもしれません。

でも、デザイナーだからって別に女性性優位に仕事を進めなくてもいいわけで、自分軸を意識していったら男性性が強くなっちゃった。てへ。というのも、自分らしくていいと思うんですよねー。

今日の記事はなんだか小難しいことを書いてしまってるような気がして、読者の皆さんが「なんかおもんねーなー」とさっさとスマホを閉じてしまったら申し訳ないんですけど、要するに今日の話は、

「そろそろ皆さんも自分軸を意識して仕事のやり方を見つめ直してみてはどうっすか?女性性が元々豊かなクセに、男性性をバリバリ活かしてやってませんか?」

という話です。

どうしても長い間男性性優位な社会だった分、女性性を活かした仕事の仕方なんてなかなか思いつかないかもしれませんよね。組織で仕事されてる方はなおさらかもしれません。

けれど、男性性とか女性性とかは横に置いといて、とりあえず「自分軸」だったり、「自分らしさ」を意識すればいいと思うんです。

自分軸で仕事するってのは「やりたくない仕事をやらない」というわけではありません。

やりたくない仕事だけど、○○だからやるんだ、と自分で選択していれば/決めていれば、それは自分軸です。

一方、やりたくない仕事を“やらされている”と感じているのであれば、他人軸です。(受け身言葉になってるでしょ?9
それを「自分軸でやる」ということは、やりたくない仕事を主体的にやる理由を自分なりに考えて腑に落としていく作業をしていきます。

「お金のためにやりたくない仕事だけど頑張る・・・うーん、それは嫌だなあ。気分悪いわー」

「やりたくない仕事だけど、将来役に立つスキルが学べるから頑張る・・・これはちょっといい感じだな」

「この仕事、やりたくはないけど、みんないい人ばかりだし、居心地がいいから、ここにいる・・・うん。これはしっくりくるな。そうか、私にとっては仕事内容より人間関係が大事なんだな」

こうして腑に落としていく作業は「思考」と「感情・感覚」の両方を使うので、男性性と女性性の両方を活かしたやり方だと思ってみてもいいですね。

なかなかそのアイデアが出ないって人はカウンセラーの手を借りるってのもアリっすね。

そうして、主体的に(自分軸で)仕事に取り組めると、その意義・意味がきちんと理解できているし、納得もできているので、得られるものも大きくなりますし、何より仕事をしている時間が苦痛ばかりではなくなります。

最近は在宅勤務も増えてきたとはいえ、1週間のかなり多くの時間を割いている仕事ですから、そこを受動的に他人軸で過ごしてしまうのはかなりしんどいですよね?
だから、自分の心と向き合いつつ、自分らしい仕事ができるよう、自分軸を意識してみることはすごく意味のあることだと思うんです。
その先にライフワークも見えてきますしね!

★自分軸を学ぶ本。

『人のために頑張りすぎて疲れたときに読む本』(大和書房)

★ライフワーク本&セミナー動画

「つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法」(あさ出版)

*セミナー動画:ライフワークをデザインするワークショップ~こんなご時世だからこそ、「自分らしい生き方」改めて見つめ直してみませんか?

★決められる人になる

『7日間で自分で決められる人になる』(サンマーク出版)


今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!
 
自分軸で仕事をする、ということ。男性性と女性性のバランス。
 


★Youtubeの公式チャンネルでも同じ内容を公開してます!(チャンネル登録よろしくお願いしますー!)
 

 

★お弟子さんたちのカウンセリングはこちらから。
お弟子さん一覧
オンラインカウンセリング無料相談「ココロノマルシェ」
お弟子さんたちのセッション・セミナー予定

★自宅で、カフェで、移動中に、どこでも学べる根本の心理学講座

メルマガと動画付きで深い内容を学べるオンラインスクール(毎週月曜配信!)
音声・動画配信サービス
セミナーDVD


あわせて読みたい