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自分がほんとうに好きなことを大切な人に否定された痛い経験があれば、ほんとうにやりたいことに飛び込む勇気ってなかなか出ないものですね。
そしたら、自分の人生がペラペラなものに思えても仕方がないのかもしれません。
そこで、「今」を生きるためにどうしたらいいのか?を考えてみたいと思います。
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仕事・ライフワークについて自分自身の振り返りと共に運良くネタとしてご回答いただけたら嬉しいなと思いました。
私はほんとうにやりたいことの周辺をずっとグルグル回ってる感じがあります。
私がやりたいことをやってる人をサポートする仕事、あるいは発注する仕事、またある時はそのハードをつくる仕事。
転職が多く、ぐるぐると色んなところを回ってますが、核心には触れられない感じ。
心当たりはあって、子どもの頃と高校生の頃の2度、秘密にやってたその好きなことを大切な人に教えたことがありました。
でも反応は予想以上に悪く、自信をなくしその気持ちを封印しました。
それからは、二番目に好きなこと得意なこと、ぶっちゃけ言うと、人に認められやすい・成功体験があることを選択してそれなりに楽しく生きてきました。
でも年を経るごとに自分がペラペラな頼りない存在に感じられるようになりました。
根本さんの本を愛読してるので、だいぶ自己肯定感や自愛はいい感じにいってます。
随分気楽に生きられるようになりました。
思い詰めることはもう殆ど無くなりました。
しかし癒されて余裕が出てきたせいか、上記のテーマがこのところずっと私のなかにぐるぐるとしています。
ほんとは大事と思ってることの周辺をぐるぐるぐると、ちびくろさんぼよろしく(昭和世代にだけわかるネタ)周り続ける人間に御信託いただけましたらたいへんありがたや!です。
(Aさん)
ちびくろさんぼって何ですか?ぼく、平成の人間だから分かんなーい!(笑)(白々しい)
>転職が多く、ぐるぐると色んなところを回ってますが、核心には触れられない感じ。
ってことをネガティブに見れば「核心には触れられない」ってことなんですけど、違う見方(ポジティブな見方)をしたらどう思います?
>それからは、二番目に好きなこと得意なこと、ぶっちゃけ言うと、人に認められやすい・成功体験があることを選択してそれなりに楽しく生きてきました。
そうして楽しく生きて来られたんなら何の問題もないっすよー!と思ってもいいかと思うんですよね。
人に認められ、また、成功体験を積むことって素晴らしいことですよねー。
でも、Aさんのような思いを抱えていらっしゃる方ってほかにもいると思うんですよね。
自分がほんとうにしたいことではなく、2番手グループの、人に認められやすい、人から期待されている、人に褒めてもらいやすい、自分もそれなりに得意なことをずーっとやって来られた方も。
ただ、それをずーっとやってこられたんなら、それはそれで成功だし、素晴らしいことだし、それに自信を持ってもいいんじゃないかなあ、と思うんです。
そう思えないのはこの体験ですよねー!
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>心当たりはあって、子どもの頃と高校生の頃の2度、秘密にやってたその好きなことを大切な人に教えたことがありました。
>でも反応は予想以上に悪く、自信をなくしその気持ちを封印しました。
大切な人に打ち明けてネガティブな反応をされたなら、それはやっぱり傷つきますよねー。嫌ですよねー。最悪ですよねー。もうやりたくないですよねー。諦めますよねー。
ほんとは全然ペラペラな人生じゃないのに、本命を外して成功してたとするならば、その人生を悲観的に(後悔して)見てしまうのは無理ないことかと思います。
「もし、あのとき、一番好きなアレをやっていたら、今、どうなっていただろう?もし、不成功に終わったとしても、自分なりに納得していたんじゃないか?今よりも充実した人生を送っているのではないか?」なんて想像しちゃうこともあるかもしれません。
「今」がペラペラな人生だと感じているので、どうしても「もし、、、、」と考えてしまうんです。それはある種の「慰み」であり、「現実逃避」と言えるかもしれません。
私たちの人生には「あのときAではなく、Bを選んでいたらもっといい人生だったのではないか?ほんとうにやりたかったのはBなんだから」と思って後悔することが出てくるのですが、心の世界から見れば、
「あのときの私はAしか選ぶことができなかった。もし、自分がほんとうにBに命をかけていたのであれば、周りから反対されたってBを選んでいたはずだ。あのときAを選んだのは、それがそのときの私にとってはベストだったからだ」
という解釈をするんです。
言ってみれば、Aさんが「好きなことを大切な人に打ち明けて悪い反応を返された」ときに、それで気持ちを封印できたほど、その好きなことは最優先事項ではなかったのかもしれないのです。
そして、そのときAさんは自分が好きなことよりも、その大切な人に喜んでもらうこと、大切な人に安心してもらうことを選んだのではないでしょうか?
すなわち、Aさんが「二番目に好きなこと得意なこと」をやってきたのは、Aさんが一番好きなのは「人を喜ばせること」だからかもしれません。
・・・とすれば、あのとき好きなことを封印したのは正解だし、成功だったと言えるんじゃないかと思うんです。
だから、改めて、考えてみてほしいんですよね。
Aさんがほんとうに大切にしたいと思っていることは何なのか?
転職を繰り返してぐるぐるいろんなところを回ってきて得ているものって何なのか?
得意なことで成功体験を繰り返した結果、得られたものは何なのか?
そこに価値はないのでしょうか?
それは無意味なものなのでしょうか?
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さて、カウンセリングやグループセッションだったら、「その好きなことって何なのよ?」とお聞きするところですが、ブログ上ではそれは聞けないので、そこはあいまいにしたまま話を進めていきたいと思います。
その好きなことって何?ってお聞きしたら、次にする質問は「それって今からじゃできないことなの?」というものです。
「本業にせずとも、趣味として始めることはできないの?」とか「何なら一発、今からそっち方面に舵を切るのは難しいの?」とか「そもそも、それって今でも一番やりたいことなの?」とか、いろいろとお聞きするかと思います。
実際できるかどうかは別として、今一度、敢えて、その一番好きだったことと改めて向き合って、自分なりにケリをつけておくことは大切なことだと思います。
なぜかというとそれがパターンになってしまっていることが少なからず想定できるからです。
すなわち「私が一番大切なもの、好きなものは人に認めてもらえない」という思い込みが生まれてるかもしれないってことです。
一番好きだったことを大切な人に受け入れてもらえなかったわけですから、それ以降の人生で、「本命を選ばない」もしくは「本命を作らない」ということをしている可能性もあるんです。いかがでしょうか?
一番大好きな人とは距離を置いて、二番手くらいに好きな人と付き合ってみたり、
自分がヤリてぇ!と思った仕事は手を挙げず、そこそここなせると分かっている仕事を選んでみたり、
自分が一番会いたい人とは距離を取ったり、
自分の大好物であるハンバーグはこっそり一人のときに食べるようにしたり、
自分が一番着てみたい服は「似合わないんじゃ?」と思って敬遠していたり、
自分が住んでみたい街を敢えて外して引っ越し先を選んだり。
そうして、自分の本命と言えるものを半ば無意識に避ける癖が付いたとするならば、それなりに楽しく成功した人生を送っていても、どこかヤリ残したことがあるような、どこか不完全燃焼的な感じがするかもしれません。
そんな人生を指して「ペラペラな頼りない存在」として自分を見ているのかもしれません。
だからこそ、自己肯定感もあがってきた昨今、そのテーマにがっつり向き合ってみるのはとても素晴らしいチャレンジかと思います。
つまり、ほんとうにやりたいことの周りをぐるぐる回るんじゃなくて、一度、思い切って飛び込んでみましょうか?
ちょっとチクッと痛みが伴うかもしれませんが、「いやー、その選択は決して間違ってなかったすー」と思えるように、真実を書き換えていきませんか?
そういうわけで今日イチ重要な質問です。
Aさんが「今」ほんとうにやりたいことって何ですか?
Aさんが「今」ほんとうに会いたい人って誰ですか?
Aさんが「今」ほんとうに食べたいものは何ですか?
Aさんが「今」ほんとうに着たい服はどんな服ですか?
Aさんが「今」ほんとうに住みたい家はどんな家ですか?
私たちは「今」にしか生きられませんから、「今」自分の本命とがっつり向き合っていくことをテーマにしてみるのです。
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ちなみに、その大切な人はどうしてネガティブな反応を返したんだと思います?
当時は理解できなかったかもしれませんが、今なら、その人の気持ちが理解できるかもしれませんし、また、当時とは違った受け止め方もできるかもしれません。
ドリームキラーと呼ばれる人が往々にして人生には登場するんですが(しかも、たいていその人は身内と言ってもいいほど近い人だったりします)、そのドリームキラーさんは、たいして深い意味なくそういう態度をとっていたり、Aさんに嫉妬してつぶそうという意図があったり、Aさんが自分から遠い存在になってしまうことを嫌って(寂しがって)そういう態度をとったりと、案外、勝手なものなのです。
とすると、改めて、このことを考えることで、気持ちの整理をつけることも可能でしょう。(何なら御恨み帳にガンガン書き出してもいいですしね)
※参考)あなたの夢や変化を打ち砕く“ドリームキラー”という存在。
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