「ほんとの自分で生きればすべてうまく行く」をお花畑スピ妄想にしないためのアプローチ~精神性を現実に下ろす方法とは?~



「好きなことだけやったらいい」とか「ほんとの自分で生きればすべてうまく行く」とか「やりたいことだけやっていれば幸せになれる」という精神的なあり方があちこちで提唱されています。
しかし、その思いだけで現実から分離してしまうといわゆるスピ系のお花畑妄想につながってしまうんです。

はじめまして。
40歳未婚無職です笑
Voicy YouTube blog 著作たくさん情報発信ほんとにありがとうございます。

根本さんのYouTube動画漁ってたら『お恨み帳は人によっては2.3週間はかかるよ~』と言われてたので、以前取り組み挫折したお恨み帳に再トライしました。

そうしましたら心境の変化があり、またそこでの気づきのようなものに関してお聞きしたくなりこちらのフォームに投稿させていただきました。

昔から良い子ぶりっこな人間なので、具体的な人物への恨み節はあまりうまく出ませんでしたが、『合わせたくない!』という言葉がたくさん出てきて壊れたロボットのように100回くらい書いてました笑

いつも頭では年相応の配慮のある人になりたいとか、空気読んでそんでもって知的な会話出来るようになりたいとか思ってたはずなのですが、本心は違ったようです。

というか、あまり人に関心のない自分に気づきました笑

それで、ふと、ほんとの自分で生きていけば今問題に感じてる諸々の問題(仕事とかお金とかお金とか…)もあるべきように収束して行きそうと思えました。

とは言えお金を得る具体的方法も考えず行動せずに、ただ『ほんとの自分で生きればきっと上手く行く!』というのはお花畑スピ妄想過ぎやしないか…とも思います。

現実的な行動と抽象的な直感や感性を縦横無尽に行き来され、実績は言わずもがな…な根本さんに上記の考えについてのご意見伺いたいです。

ちなみに、お金がないこと、仕事をすぐ辞めてしまうこと、結婚もせず子どもも産める年じゃなくなってきたことなど、普段そういうことで悩んでいるのですが、今現在あまり気になってません。
というかそういう世間的な価値判断は多分ほんとは子供の頃から自分どうでもいいとどこか思ってるな…だから今の自分なんだ、と思ったからです。
(明日になったらまた人と比べて病んでそうですが笑)

唯一の関心ごとは、役に立たない意味もわからない茫洋とした時間を過ごすこと、というか…昔からぼんやりして柱にぶつかったり人の話全然聞いてない子供でしたが、そういう時間が私のほんとなんじゃないかと感じてます。
それでどう生きていけるのかは謎なんですが…
(Yさん)

昨日の記事に続いてアラフォーなネタをいただきました。ありがとうございます。
たまたまですけどねー。似たようなテーマが続くことはよくありますね。不思議ですが。

>【昨日のネタ】アラフォー独身女子が持つこれから先の人生への不安への向き合い方。

さてさて、Yさんのこの体験、めちゃくちゃ共感呼びそうですね。

>昔から良い子ぶりっこな人間なので、具体的な人物への恨み節はあまりうまく出ませんでしたが、『合わせたくない!』という言葉がたくさん出てきて壊れたロボットのように100回くらい書いてました笑

「あたしもー!あたしもー!」と言う声がめっちゃ聞こえてきそうですけどいかがでしょうか?(一部の悪い子たちは除く。)

「女の子だから」と言われて育ってきたとか、クラスでも連れ立ってトイレに行くとか、みんなとのおしゃべりタイムは周りに合わせるマナーとか、空気を読んで発言することを無意識に求められるとか、周りの男女の目を意識しながら生活するとか、当然電車では足を閉じて座らなきゃいけないとか、飲み会では率先してサラダを取り分けなきゃいけないこととか、「良い子ぶりっ子」に限らず何かと「気の利くいい子」を演じなければならない女子も多いかと思います。

当たり前でもう気付いていないかもしれないけれど、あたりまえにしているメイクや服選びだって「周りの人から変に思われないように」とか、彼氏とのデートだったら「彼女としてふさわしいように、恥ずかしくないように」とか、そういう配慮をしているわけで、かなり神経を使わなきゃいけないことが多いと思うんです。

「合わせるのが当然」みたいな風潮の中で生きてきたら、そりゃあ「合わせたくない!」という言葉が100回どころか10000回出てきても全然不思議じゃないと思います。

ものすごくよい気づきを得られたと思います。

そういういい人のマインドで過ごしていたら、自然と

>いつも頭では年相応の配慮のある人になりたいとか、空気読んでそんでもって知的な会話出来るようになりたいとか思ってたはずなのですが、本心は違ったようです。

てな感じの「なりたい」が出てくるわけですけど、そりゃあ、本音じゃないよねー。
気付いてよかったっす~。
しかし、ほんとこれって地獄ですね(笑)

>というか、あまり人に関心のない自分に気づきました笑

たぶん、ほんとうに人に関心がないというよりも、今まで気を使いすぎてきた反動がそれだと思うんですよね。

でも、そんな気づきをするとある人は「私って冷たい人なのかも」なんて思っちゃったりするわけですけど、それもまた違うんですよね。今まで頑張って周りに合わせすぎてきただけで。

でも、「あたしって人にあまり関心ないんだよねー」という思いはめちゃくちゃ大きいと思うし、大事だし、重要だし、大切なことだと思います。そういう思いで日々を過ごしていたら、めっちゃ楽になるんじゃないかな、と。
そして、自分らしさももっと発揮できるようになるんじゃないかと。

ということで、そういう前提を踏まえての本題です。

>とは言えお金を得る具体的方法も考えず行動せずに、ただ『ほんとの自分で生きればきっと上手く行く!』というのはお花畑スピ妄想過ぎやしないか…とも思います。

せっかくなんでちょっとスピぽい話をしますと、皆さんも「チャクラ」ってのは聞いたことがあると思います。とりあえず1~7まであるアレですね。

で、お花畑スピ妄想になりがちな人は、チャクラの上の方(5~7)を強化しようとしていまして、グラウンディング(1~3)ができなくなってふわふわして、現実離れした意識を持つことになります。

「好きなことだけをやってたらいいの~」と仕事辞めてお金をバンバン使っていたら当然生活に困るわけですね。

「嫌な人とは会わなくていいのー。好きな人とだけ会ったらいいのー」なんてやってたら、気が付けば孤立してたりね。

それがYさんが危惧されてることだろうと思います。

ただ、そうしてお花畑になってしまう方は「現実が辛すぎるから精神性(スピ)に逃げている」という側面があります。現実と向き合いたくないから、どんどんスピな世界にどっぷり浸かってしまうわけですね。

で、具体的には『ほんとの自分で生きればきっと上手く行く!』という部分が上の方の意識なんですよね。
で、一方「お金を得る具体的方法」ってのは下の方の意識です。

因みに、心理学ってのはハートチャクラ(4)から上の方(5~7)を扱うことが多いように見えて、実は下の方(1~3)もかなり扱います。

「今を生きる」「自分軸」「地に足を着ける」「今できることをする」などはまさにチャクラの下の方に意識を向けることですしね。

つまり、この辺がもうYさんの疑問への回答(ヒント?)にもなりますかね。

チャクラって話をベースにすれば1~7のバランスをちゃんと取ることが自分らしく幸せに生きる(=ライフワークを生きる)ってことになるわけです。

イメージとしては「1~3」と「5~7」が「4」を軸にバランスよくぐるぐる回っている感じでしょうか。「4」つまりハートであり、愛が軸ってことです。

で、そのために上の方(精神性)を磨いたら、そのあとはそこでのあり方・見方・感じ方を下の方(現実)に適用していくんですね。
そして、下の方(現実)で得た学びや意識を上の方(精神性)にフィードバックして、さらに精神性を高めていくという循環をしていきます。

お花畑な方々は精神性を現実に活かしていくのが苦手(怖い)な方ですし、逆に、現実主義者や思考で生きている人は精神性を無視しているので、成功しても豊かさや幸せを感じられないジレンマが生まれるんですね。

※ちなみに5~7の上の方を女性性、1~3の下の方を男性性という風に捉える向きもありますが(4は両方)、私は必ずしもそうとは言い切れないところがあると思っています。
ただ理解しやすくするために便宜的にそう捉えることは悪くないと思います。女性性が強く男性性を怖がっている人がお花畑の住人になりやすいのは事実ですし、思考や現実的なことしか信じない男性性優位な方は女性性を抑圧している、という説明も可能ですから。

さて、そんなこと言ったって具体的な話が全然出て来ねーじゃねえか?って思われる自武女な皆様がイライラしてきたかと思うので、Yさんの事例をもう少しかみ砕いてお話していこうと思います。

>それで、ふと、ほんとの自分で生きていけば今問題に感じてる諸々の問題(仕事とかお金とかお金とか…)もあるべきように収束して行きそうと思えました。

これって確かにその通りなんですよねー。
自分らしさを発揮すればするほど仕事とかお金とかマニーとか諭吉さんとか経済的問題とかは見事に解決していきます。

ちょうど、程よい、自分サイズの収入が得られるようになっていきますし、自分に合った人間関係が築いていけると思います。

で、どっちかというと今まで周りに合わせて自分を殺してきた傾向のあるYさんはじめ、同志のみなさまは、「ほんとの自分で生きる」という意識を持ったとしても、なんかそれが周りの人に悪いような気がしてしまう(罪悪感を勝手に感じてしまう)こともあるでしょう。

まあ、それは軽く無視してもらうんですけど、そんな生き方なんてしたことないですから、不安でいっぱいになるのも無理はないと思います。

今までの生き方(周りに合わせてきた)でも仕事やお金や男の問題があるのに、新しい生き方(ほんとの自分で生きる)に変えても大丈夫なの?それでいいの?ほんとにいいの?責任取ってくれる?ねえ、どういうこと?あたしはあなたの何なの?・・・と思われることは無理ないことだと思います。

でもまあ、それで大丈夫なんすけどね(軽っ)。

例えば、飽きるまで「役に立たない意味もわからない茫洋とした時間を過ごすこと」をやってみたらどうでしょうか?

さらに、日常のあらゆる場面で「ほんとの自分」を意識していきましょ。

ほんとの自分が好きそうなカフェでお茶をする。
ほんとの自分が好きそうな本を読む。
ほんとの自分が好きそうなベッドで眠る。
ほんとの自分が好きそうなスカートをはく。
ほんとの自分が好きそうな口紅を塗る。
ほんとの自分が好きそうな食べ物を食べる。
ほんとの自分が好きそうな人と会う。
ほんとの自分が好きそうな場所に行く。
ほんとの自分が好きそうなお皿を買う。

そんな感じで、常に「ほんとの自分ならどうする?」って問いかけをしていくわけです。
Tバックと総レースのパンツを並べて「どっちがほんとの自分が好きなんだろう?」って問いかけ続けるわけです。

それがすべて実現できるとは限らないですけれど、実はコレ、とても現実的な話ですよね??

これが先ほどお話しした「精神性を現実に下ろす」ということだと思っていただければいいんです。

そうして「ほんとの自分」を意識し続けていくと、ますます「世間的な価値判断は多分ほんとは子供の頃から自分どうでもいいとどこか思ってる」ことにますますフィットした生き方ができると思います。

そして、じゃあ、そんな自分が生きてくためにお金はどうすんねん?と思われるわけですが、そうしてほんとの自分を意識していくと、そんな生活が楽しいですから、その生活を維持するために働くことも楽しくなりますし、どうせ働くんだったらこういう仕事がいいよね、と気付けるかもしれないし、さらには「ほんとの自分が楽しい仕事ってなんだ?」という問いかけにも答えが出るようになるでしょう。

ということで、

ほんとの自分を追求する → 現実をほんとの自分に合わせるようにしていく

という流れだと思っていただければ幸いです。

「自分を現実に合わせる」のではなく「現実を自分に合わせる」というのがポイントですね。
ライフワークを生きる上ですっごく大切な見方です。


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精神性をどう現実に下ろしていけば良いのか?
 


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