アラフォー独身女子が持つこれから先の人生への不安への向き合い方。



この短い文章ですべてを語ることは難しいのですが、まずは「自分軸」を意識して、今を生きることにします。
そして、現在~過去をただただ肯定していくことで、自然と未来への希望が芽生えてきて、ライフワーク(自分らしい幸せな生き方)が見えてくる、というわけです。

根本様、

おはようございます、Mと申します。
いつもメルマガを楽しく、時には図星で心が痛くなりながら読ませて頂いています。

今日は未来の恐怖が自己肯定感を高めれば消えるか?ということをお伺いしたく、メールいたしました。
私は現在、40歳未婚、結婚する予定なし、子どもを産む予定もなし、彼氏いない歴6年です。
芸術関係の仕事をしており、仕事は結構充実していて、この秋にあるステップアップのための試験に向けて頑張っているところです。

私は自分のことは好きなのですが、自分に足りない部分がある自覚はあり、それを埋めるために秋の試験を受けることに決めたのですが、
自分の周りの20代や30代の子たちで才能豊かな人たちが出てきていて、自分に足りない部分が埋まる前に彼らに仕事を奪われてしまうのではないかと思うと怖いです。

そんな感じで焦っているところに、この6月に子宮の病気が再発したり、乳がんの疑いがかかったりと、
私は今のまま頑張り続けたいのに、これは立ち止まれということなのかなと、落ち込んでいます。

結婚もしたくないと思ったわけでもないのですが、恋人ができないままずるずるともうすぐ41歳で、一番最近好きだった人は3年好きだった後にゲイだったことが判明するという感じで、その人のことはもう諦めたのですが、彼以降好きになれる相手を見つけることができないまま今に至ります。
婦人科の先生には「妊娠する(生理を止める)のが一番いい薬になるんだけどなぁ」と言われ、相手を見つけるのが一番難しい問題なんだが!と心の中で口答えしてみたりしている状態です。

私は母が16年前に亡くなっており、その死に接してから大事な人を失うということに恐怖があり、友人も少なく、恋人も作れず、子も産むことができず、健康も損ない、その上仕事まで失ってしまったら、どうやって生きて行っていいのか分かりません。

仕事を奪われる悪夢を見るあたり、結局自己肯定感が低いのかなとも思います。
未来の恐怖も、自己肯定感をあげれば消えていきますか?
本当に40代の未婚女性の皆様はこのあたりの孤独感とどうやってお付き合いされてるのでしょうか…。
解決策をお教えいただけますととてもありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
(Mさん)

Mさんだけでなく、同じような思いをお持ちの方は少なくないように思います。

「仕事は充実しているけれど、この先、どうやって生きていったらいいのか?」という話をお伺いすることはものすごく多く、偉大なるN先生は若干鼻くそをほじりながら、「要するに彼氏が欲しいってことよね?」とテキトーに応えていつもボコボコにされてるみたいです。かわいそう・・・。

芸術系のお仕事で生計を立てるのってなかなかできることではないですし、それを長年されてるMさんはすごいなあ、と思うんですけど、、、どう思います?

まあ、そうですね。おほほほほー!と思います?
それとも、いやあ、全然そんなことないっす。と思います?

でも、ほんとそれって素晴らしいことなんです。

芸術系に限らずフリーランスで仕事を続けている方は、誰かに仕事を奪われる可能性があるわけで、そりゃあ、もうどこかに不安と怖れを抱えているものと思います。
けれど、その不安や怖れが逆に活力の源となり、より自らをレベルアップさせる向上心だって出てきます。それで資格試験も受験しようと思ってらっしゃるのでしょう?

それもまた素晴らしいことっす。

フリーな方だけでなく、OLや主婦だってその仕事を続けていらっしゃることは素晴らしいことでして、誰かと比べたるものでもないですし、そこで仕事内容を卑下するべきものでもありません。

謙虚になるのはいいけど卑下するのは自己肯定感下げますよね。

さて、そんなMさんやその同志のみなさまは漠然と、あるいは、顕かな不安を抱えていらっしゃることが少なくないのですが、さて、どのように生きていきましょうか?すなわち、ライフワークをどう生きましょうか?ということがテーマになりますね。

でも、それって結婚・未婚、子どもあり・なしにかかわらず同年代の方々はみなさん、そんな思いをお持ちではないでしょうか?
私のセミナーやカウンセリングは30~40代が中心ですけれど、それまで勢いで、あるいは、なんとなく生きてきた方々が「はてさてこの人生、どう生きようか?」と考え始めるのがその頃だと思いますし、そう簡単に答えは出ないので、ああでもない、こうでもないと試行錯誤されるのがその世代なんだろうと思います。

さて、そんな同志のみなさまは多少にかかわらず婦人科系に問題を抱えることが多いのはあちこちで書き散らしている私の文章を見ても分かるかと思います。

病気はメッセージである、という受け取り方があり、婦人科系の疾患は当然ながら女性しかかかることができないので、「より女性らしく生きましょうぜ!」というメッセージとして受け取ることができます。

ほんとうはもっと女の子らしく生きたかった・・・。
武闘派として鳴らしてきたけど、ほんとは淑やかな女として生きたかった・・・
ロケットランチャーじゃなく、花束が似合う女でいたかった・・・

そんな声をよくお伺いする私ですけれど、たぶん、そういう疾患を持ったり、そんな女の子として生きたい!という思いを抱える方は、紛うことなき女性性豊かな(つまりは、ほんとうはめちゃくちゃ女らしい)女性であることを示しています。

めちゃくちゃ女性性が豊かにも関わらず、どこかで男性性優位な生き方をしてきたか、あるいは、女性性を抑圧せざるを得ない環境の中で生きてきたか、だろうと思うのです。

「ああ、それくらい私は女なんだなあ・・・」と毎晩しみじみ自分の下腹部をさすりながら思って見るといいですよ。

ちょっとした虚しさや寂しさが襲ってくるかと思いますが、それすら、自らが女であることを示す感情です。

その思いから目を逸らさず、しっかり感じていくのもひとつ秋の夜長にはふさわしいかと思います。

頭では「そんなこと言ったって男がおらん!」とか「いまさらこの年齢で何ができるの?」とか余計なことをいっぱい考えるかと思いますが、まあ、それは思考がほざいていることなので無視する勢いで行きましょう。

さて、そんなときに自己肯定感の話も出てくるわけですが、それと同じくらい重要なのは「自分軸」ってことでして、私は私、という意識を強く持つことです。

グラウンディング(地に足を着ける)をしっかりするために、肚の底から「私は私」という意識を持つことを目指します。

これがそうした不安や怖れ、または虚しさや寂しさから自分を連れ出してくれる方法になります。

病気になることや、仕事を奪われる怖れ、大切な人を失う怖れというのは年齢を重ねれば当然出てくるものです。
それだけ体を使い込んできたわけですし、ライバルはたくさんいますし、周りの人たちも年を取りますから。

私は私、でいることは、そうした思いから自分を連れ出してくれます。

「なるようにしかならんわな」
「私は私だしな」
「私には私の人生があるもんな」
「起きてることは意味があるんだろうな」
「すべては自作自演なんだしな」

という思いを肚の底から感じられるようになるのが目標ですね。

そうすると、

>その死に接してから大事な人を失うということに恐怖があり、友人も少なく、恋人も作れず、子も産むことができず、健康も損ない、その上仕事まで失ってしまったら、どうやって生きて行っていいのか分かりません。

という思いも、「ま、なんとかなるやろー。なんとかするしー」と思えるようになって、ものすごく楽になります。

「不安や怖れ」を見れば、「不安や怖れ」を引き起こすものが見えてきます。
しかし、そこに「私は私」という意識を持てば、「そうなるかもしれんし、そうならんかもしれんし、まあ、未来のことは分からんよなー。今できることをするだけよなー」と思えるようになります。

つまり、不安や怖れというのは「今ここ」に意識があるわけでなく「過去」のデータをもとに「未来」を勝手に想像して生まれるものなのです。

なので「自分軸である」ということは「今を生きる」ということであり、すなわち「今できることをひとつひとつする」ということなのです。

不安や怖れに駆られたときはすぐにそのことを思い出してみてください。

「今できることしかできないから、今できることをする」

それは「食器洗い」「歌を歌う」「お尻を掻く」「ワインを飲む」「御恨み帳を書く」「ウンコをする」「早歩きをする」「手をパンパン叩く」「パンツをかぶる」「背伸びする」「シャワーを浴びる」「真っ赤な口紅を塗る」など、どんなことでもいいんですな。

今できることに意識を向けると、その不安や怖れからは驚くほど解放されます。
もちろん、そこには意志の力が必要ですけど、それは女性性を傷つけるくらい高めた男性性が力を与えてくれるでしょう。

「今できることは何なんだろう?」という意識で自分を見つめていくと、今度は逆に「起きていることの意味」が分かるようになったり、物事や状況を俯瞰してみる目が得られるようになっていきます。

そうするともう余裕が出て来てます。

そこからさらに「じゃあ、今、何がしたいんだろう?」という意識を持つことで、自分の中からワクワク感を引き出すことが可能になっていきます。
その先にあるのがライフワークですね。

年齢を気にしないようになるためにも、この自分軸ってすごく役立ちます。

そして、いつもの自己肯定感なわけですけれど、特にMさんの場合は「今までの人生を丸ごと肯定する」というプロセスがお勧めです。
自己肯定感本であれば2日目と3日目ですね。

過去に起きたことを「すべて正しかったこと。自分にとって必要だったこと。すべてベストだったこと」という風にただただ肯定し続けるんです。

辛いことや悲しいことを体験したけれど、それにも意味があります。
そこで学んだこと、気づいたこと、強くなったこともたくさんあると思います。

あのときこうすれば・・・という後悔は、その時の自分には選べなかった選択を、後の自分が振り返っているわけで、あのときの選択がその時の自分にとってはベストで、それしかない選択だったのです。

だから、ひとつひとつ過去のできごとを肯定していくことに取り組んでみるとよいかと思います。

そうすると今までのことに意味を見出していくことができるので、その先にある未来にも希望が持てるように変わっていくでしょう。

そもそも今の時代、生き方が多様化していますし、年齢も以前に比べれば気にする風潮は薄れてきていますし、けっこう自由な時代になったんですよねー。

ま、希望を無理に持つ必要はないので、ただできることを一つずつやっていくと、勝手にそういう意識が芽生えてきますよー、大丈夫っすよー!という話でした。

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