鬼軍曹みたいに厳しい脳内セコンドが自分を責め続けるので、いつしか存在感が希薄になってしまった。



自分に超絶厳しい鬼軍曹みたいな奴があなたのすぐ横にいませんか?
頑張って成果を出しても認めてくれず、足りないとこを見つけて批判してくるばかり。
そんな存在がいるとどうしたって自分を見失いますし、生きてる心地すらしなくなるかもしれません。
そんなときに自分を取り戻していく方法を考えてみたいと思います。

はじめまして。
アラサー女のDと申します。自己肯定感に絡めて悩んでおり、良ければネタにしていただければと思いお送りします。おうかがいしたいのは「存在感の希薄さ」についてです。誰にでも意識の中に感情と理性が混在していていると思うのですが、物心ついた時から私は理性が強い方だったと思います。
いわゆる「いい子ちゃん」です。
今では自分の感情を抑圧して武闘派女子として走り続ける一方、伝え下手、受け取り下手、甘え下手、他人軸、恋愛は自分が傷つくようなロックマン×野良猫男子を追いかけは自滅、元々低い自己肯定感は0に近づいております。(ゾンビ)
(幼い時は母からは感受性が強い方だったと言われるので、本来はもっと感情豊かだったのかもしれません。)

理性が強い、と書きましたが、イメージとしては髪をキチーッと結んだ、それはそれは厳しい先生がセコンドについてる感じです。少しでもラインを外れる、甘い考えをするとムエタイキックが飛んできます。
仕事では成功した99ではなく1をつついてきます。恋愛では、4か月ほど前に曖昧な関係だった彼に失恋したのですが、自分のダメだったところをひたすらあげつらってきます。
今ボコボコの状態です。自己肯定感を上げようにもセコンドが強すぎて、「頑張ったね」と自分をほめても、「もっと頑張ってる人はいるんだから、もっと頑張りなさい」と返ってきます。

結果、いつからだったかわかりませんが、頭にずっともやがかかっているように感じていて、元々希薄だった自分が「存在している」感覚、地に足がついている感覚が全く感じられません。かろうじて体面は保てているので、仕事は続けており、周りから見ても多分気づかれません。
友人とは何を話して良いかわからず、距離を置いています。

根本先生のブログを読み、やはり自己肯定感なのかな、と思ったのですがこんな強いセコンドがいて、自己肯定感は上がるものでしょうか。結果、地に足が付いた自分に出会えるのでしょうか。なんだか抽象的な質問ですみません。

やはり何より恋愛が一番こたえるので、今の自分を見直して、将来は穏やかな人と長く一緒に過ごしたいなとも思っています。
よろしくお願いします。
(Dさん)

うーん、ムエタイキックは痛そうだなあ・・・。

それにしても、Dさんの文章を思い切り頷きまくってる読者さん、多そうだなあ。画面に思い切り頭ぶつけてなきゃいいけどなあ(笑)

>今では自分の感情を抑圧して武闘派女子として走り続ける一方、伝え下手、受け取り下手、甘え下手、他人軸、恋愛は自分が傷つくようなロックマン×野良猫男子を追いかけは自滅、元々低い自己肯定感は0に近づいております。(ゾンビ)

この辺なんて「根本さんのブログ読者の典型的かつ代表的キャラクター」と言ってもよく、再び、多くの読者がヘッドバンキングをしまくって首の筋を痛めていないか心配してしまうほどでございます。

さて、Dさんのセコンドはムエタイキックを繰り出すそうですが、人によっては「首筋に常にナイフを這わしてくる奴」とか「背中に16口径のピストルを突き付けてくる奴」がいるそうで、「鬼軍曹」とか「血も涙もねえ教官」とか「ひたすらクールで厳しい監視員」などと呼びならされているようです。

で、そうしたセコンド諸氏はあなたに何かと厳しい注文を付け、どんだけ成果を上げても絶対褒めてはくれず、たとえ100点取っても「その程度で調子に乗んな!」と鞭を振り上げるわけですね。

で、そうした鬼軍曹的セコンドがあなたの両サイドをがっちり固めているとすれば、そりゃあ、アイデンティティなどたちまち喪失し、「あたしは何者なの?あたしは何がしたいの?あたしは今どこにいるの?」という状態になっちまうのは必然と言えましょう。

そりゃそうですよね。
ちょっと想像してみてください。

そのセコンドは常にあなたの横でムエタイキックの素振りをしており、その横でひたすらナイフを磨いており、さらに、リボルバーに装てんされた銃弾を確認したりしているわけですから生きた心地すらないと思います。

そうするとあなたは常にそのセコンドのご機嫌を取らねばならず、何をするにもそのセコンドの表情を伺わねばならないわけですからどんどん自己喪失していくものです。

その結果「存在感がない」状態になってしまうんですね。

それはなかなか苦しい状況で、結果的に心を閉ざし、ロボットやコンピュータのように行動するしかなくなってしまいます。
Dさんが何とか仕事だけは続けられるのも、その仕事が理性的、思考的な要素が強いからでしょう。もし、創造性やインスピレーション、さらには感情を揺り動かすような(感動をさせるような)要素を求められるような仕事であったならば、たちまち苦悩の底に落ち込んでしまうものと思われます。

因みに、うちの読者たちが何とか扉をこじ開けようとしているロックマンという種族は案外そんなタイプの男性たちなんですね。
(ということは、Dさんも立派なロックウーマンと言ってもいいかもしれません)

ただ、ここで問題なのは「人間って結局、感情の動物なんだよね」という真実でして、そのセコンドたちに脅されてどんだけ思考的に生きようが、感情の力はその程度で抑え込むことはできません。

そのため、「強い理性で抑え込もうとする力に反発するほどの刺激」を感情は求めるようになります。

それが「思い切り感情を振り回してくれる恋」であり、「どんどん過酷さを増す仕事のノルマ」であり、人によってはお酒、ギャンブル、買い物などの刺激物となります。

さて、本質的に情熱的かつ感情豊かなDさんにとって「穏やかな人と長く一緒に過ごしたい」という願望が本物なのか、それともあまりにも今までの恋がハードワークだったために生まれた欲求なのかは分かりませんが(ほら、すごく辛い物を食べた後には甘いものが欲しくなるでしょ?)、そう思うのも仕方がないほどの激務をこなしていらっしゃるものと思います。

さて、そのセコンドの招待についてはかつても触れたような気がしますが、とても大切なテーマなので改めてご紹介申し上げたいと思います。

そもそもそんなに厳しいセコンドはどこからやってきたのでしょうか?
皆さんの赤ちゃん時代にはそんな存在などいなかったことは想像に難くないですよね?

となると、やはり第一の候補は両親ということになりまして、Dさんについているセコンドは両親の分身であることが想像されます。

例えば、両親が非常に厳しい躾をし、何かと感傷的でDさんをコントロールするような人物であったり、成果を出しても決して褒めず、価値を伝えることもしてくれない冷たい人たちでならば、容易に両親と今ついているセコンドの共通点が見いだせることと思います。

もし「ああ、これはがっつり父親の化身だわ」と思えば、知らず知らずのうちにDさんは「父親のコピーを心の中に作り出して、それをセコンドとした」と言えますので、そこではお父さんとの関係に向き合ってみることが、そのセコンドから解放される遠いように見えて一番の近道かと思われます。

また、逆に、両親がDさんには無関心な自分の世界を生きているような人たちだったり、虐待やDV、また夫婦げんかが絶えないような機能不全家庭に育ったりしているのであれば、「自分のことは自分で何とかするしかねえ」と思い、そのセコンドを意識的に付けることによって自分を育てて来られたのかもしれません。

となれば、やはり両親との関係が軸になりますので、その辺を向き合ってみることをお勧めしたいと思います。

そうしたプロセスについてはどの本にも多少なりとも掲載していますけれど、順を追って向き合うなら「自己肯定感本シリーズ」がやはり一押しかと思います。

★自己肯定感本をあげるDVD&書籍

動画配信/DVD「自己肯定感をあげる3daysプログラム」

「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)

あるいは、その両親からの呪縛から解き放たれたい方はがっつり「手放しワーク」を日課とするのもアリでしょう。

★執着手放す

「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」(学研プラス)
*セミナーDVD『本気の手放しワーク』

さて、両親からの影響がベースになることは間違いないんですけど、その後、思春期にどんな価値観を身に着けてきたか?どんな環境にあったか?も重要な要素を締めます。

さきほどチラッと書きましたが、そのセコンドは両親をベースにしたとしても、自分自身が作り出した存在には間違いありません。

例えば、過酷な受験校に通っていたり、クラブ活動などで厳しいトレーニングを繰り返していたり、はたまた周りの友達がめちゃくちゃ頑張る人たちばかりだったりすると、そうした環境の中で鬼軍曹的セコンドはすくすく育っていくものです。

ただ、そうした環境に自分を置いたら誰でもそんなセコンドが付くか?というとそうでもないんですよね。

そこでのポイントは「その環境が全然自分に合わないんだけど、何とかついていくために必死に自分を律してきた」というところにあります。

例えば「本来はとても感受性が豊かで情熱的かつ自由な女なんだけど、理性的かつ思考的かつちゃんと、きちんと、しっかりしなければいけない環境に自分を置いた」場合などは典型的ですね。

相当なエネルギーを使って自分らしさを封じ込め、まったく違うキャラを創造し、その環境に適応しようとしてきたわけです。

つまり、それだけ超厳しいセコンドを抱えるDさんは、よほど自分らしくない人生を歩まざるを得なかったんじゃねーか?と邪推するわけですね。

それだけ厳しく自分をコントロールしなければ、その環境の中で生き残れなかったわけですから、それはそれは涙ぐましい努力をされたんだろうと思います。(もちろん、必死に環境に合わせることに夢中だったので、そんな努力をした意識などないかもしれませんが)

ということは、Dさん本来の姿は今の真逆に近い状態なのかもしれませんね。
しかし、それだけの生き方ができるということは、ある意味、とても器用で、かつ、順応性が高い人だとも言えます(それはすなわち、女性性が大変豊かであることの証左でもありますけれど)。

ということで、「セコンドからムエタイキックを受けないように頑張る人生」から「セコンドから優しく愛撫され感じまくってとろけちゃう人生」に移行することを今後のテーマにしていきましょう。

そのためには一人でなんとかセコンドを引き離そうということは諦めていただいて、そんな自分に寄り添ってくれるカウンセラーを現実的なセコンドとして雇った方が良いかと思うのです。

つまり、脳内にいる超絶厳しいムエタイキック野郎を置き換えるために、自分を受け入れて承認してくれる優しいカウンセラーを付けるわけです。

ただ、今まで厳しいセコンドに慣れているので、カウンセラーを付けようとすると、つい厳しいことを言ってくれる人を選びやすいんですよ。
なので、「この人、優しいけど、ちょっと頼りないなー。こんな能天気な奴でほんまに大丈夫かいな?ちょっとこいつアホちゃうかな?」と感じるくらいの人が良いと思います。(これ、すごく大事なポイントなので覚えておいてね)

で、しばらくそのカウンセラーさんにお世話になって心を緩めていくことを覚えると、だんだん「ああ、自分は自分のままでいいんだなあ」と思えるようになっていきます。

ふつう私のブログでは「一人でできる方法」を提供しようとしているんですけど、Dさんのような場合は、一人でやろうとするとムエタイキックにおびえながら自己肯定感をあげようとしてしまうので、当然ながら成果はあまり期待できません。

だから、「一人ではやらない!誰かの手を借りる!」と決めていただいて、あとは「誰にするか?」をターゲットとしてみるといいでしょう。
そのためにも、最低3,4人のカウンセラーと話をしてみることをお勧めしたいです。その中で一番能天気な奴、もしくは優しいお母ちゃんみたいな人を選ぶと良いと思います。

その際、うちの弟子どもも選択肢に入れていただけるとありがたいです。

https://cocoro-marche.com/member

彼らの師匠もカウンセリングをたまにやってらしいのでスポット的には使えると思います。

さて、オンラインスクールじゃないのですが、もう一段階掘り下げてみたいと思います。
テーマは「許し」です。

そのムエタイキック野郎、めちゃくちゃ厳しいし、冷たいし、褒めてなんかくれないけれど、実はそいつ、めちゃくちゃ心に傷を負ってるんです。
めちゃくちゃ傷ついているから、そんだけ厳しいし、冷たいし、怒るんです。

今日からそのセコンドが発する言葉を“すべて”「痛みからの発言」だと思って聞いてみましょう。
「傷ついているからこんなきついことを言うんだ」
「助けてほしいからこんな冷たい態度を取るんだ」
という風に無理やりでも解釈してみます。

そうして受け止めていくと、やがてDさんは彼を許していくことができるようになります。
それは彼の痛みをDさんの女性性で受け止め、癒していくことでもあります。

最終的に彼が癒され、穏やかな本当の姿を見えてくれるようになる頃には、それが投影されますから、優しく、穏やかなパートナーと出会う確率も高くなるでしょう。

脳内に響く冷たく、厳しい声は、奴の心の痛みが発するもの、そう解釈してみると、少し受け止め方が変わるかもしれません。

★そんな自分に厳しいセコンドを付けちゃった人にはこの本もお勧め。セミナーなら3日目に扱うテーマがかぶるかと思います。

『「いつも無理してるな」と思った時に読む本』(大和書房)

*セミナー動画:心のメイクを落として本来の自分らしさを取り戻すワークショップ3days


今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!脳内鬼軍曹が生まれて訳とその対処の仕方


★Youtubeの公式チャンネルでも同じ内容を公開してます!(チャンネル登録よろしくお願いしますー!)

https://youtu.be/2vz0zwJEqTM

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