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「あるミュージシャンが気になったらあちこちでそのミュージシャンの曲を耳にするようになった」という経験はありませんか?
私たちは自分の意識が向いているものをより増幅させ、目の前に出現させる世界に住んでいるようです。
だから、自分の意識をどこに向けるのか?が大事で、それにより問題だって解決できるのです。
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自粛のお願いも出ていつもと違う世の中ではありますが、冷静に考えれば「もともと土日はゴロゴロ過ごしていたし、やりたいことも特になかった。」わけで、私個人としては“コロナだから”と騒ぐほどではないのかもしれません。
ただそんな中でも、1つ変わったことがあります。
コロナが騒ぎになる前は、過食症の自分が大嫌いで、摂食障害やトラウマに関する本を読み漁っておりました。
しかし、感染が拡大するニュースに気が奪われ、摂食障害<コロナ、へ関心が変わってしまいました。
そのためか、ここ数週間は「摂食障害」に囚われていない私がいます。
不思議なもんですね。
これは潜在意識が、変わったのでしょうか。
そこで思うのは、もしも今コロナより怖い何かが起きたら・・・世の中の関心はどうなるのでしょう。
例えば、もし富士山が爆発したらコロナどころではなくなりますか。
もし大地震が今起きたら、人間の囚われって何なんでしょうか。
(Sさん)
いいテーマをありがとうございます。
そうですね。私たちは「意識したものが現実化する」という世の中に住んでおりまして、こう連日コロナちゃんがメディアを賑わせていると、どうしたってそっちに意識が向いてしまい、ほかのことが気にならなくなったりするものです。
まあ、そういう意味で「私たちはメディアに洗脳されてるんだよね!」(メディアが流す情報は何らかの意図があって流しているもの)というのは意識しておきたい現実でもあります。
そういえば、コロナちゃん騒動により、インフルエンザが例年の3分の1とか4分の1とかに抑えられたそうですね。これもまた意識を向ける先がインフルエンザからコロナウィルスに変わったからかもしれません。
「シンクロニシティ(共時性)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「意味のある偶然の一致」と呼ばれるもので、私たちの潜在意識のエネルギーをよく表した現象です。
あるとき、とあるカウンセラーさんが初夏の空を眺めながら「沖縄みたいだなあ。沖縄行きたいなあ」と重度の沖縄病を再発させたと思ってください。
目をつむると那覇のあの濃厚な空気や路地が浮かんでくるわけです。
するとその時、隣にいた息子が突然「パパ、沖縄みたいな空だね。沖縄行きたいね」と語りだします。
「おお!息子よ!やはり我々は親子だ!」としみじみ血縁を実感します。
その後、仕事をしようとPCを立ち上げた彼。BGMにジャズやボサノヴァを聞こうとYoutubeを立ち上げたら、なぜかお勧めリストに「沖縄の海」「沖縄の名曲集」みたいなタイトルが並んでいます。
最近、全然聞いてなかったのに!?
そして、宮古島の波の音を聴きながら仕事を始めようとすると、沖縄の友人からメッセージが届いています。
さらに、Facebookを開くと、沖縄のなじみのお店の方々が立て続けに記事をあげているのが目に飛び込んできます。
「な、なんだ・・・。俺は呪われてるのか?沖縄に呼ばれているのか?」と顔を上げると、壁には沖縄の海の写真がずらっと並べられているのです。
沖縄に意識をフォーカスしただけで、これだけの現象が立て続けに起きてくるのです。
これを「単なる偶然だよ」と片付けることもできるし、「意味のある偶然の一致(シンクロニシティ)」としてとらえることもできます。
この辺は「思考は現実化する」とか「引き寄せの法則」などでおなじみの話なので、みなさんもご存じかと思います。
Sさんの中にも同じようなことが起きているのでしょう。
特に私たちの心には「防衛本能」が備わっていますから、「恐れ」「不安」という感情にはとても敏感なんですよね。
だから、摂食障害のことは気になるけれど、それ以上にコロナちゃんが怖いと思えば、そっちに意識が捕られるのは必然かと思います。
そして、コロナちゃんのことに夢中になればなるほど、摂食障害のことは興味の外に追いやられていくのです。
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自分がどこに意識をフォーカスしているか?はとても重要でして、例えば「コロナウィルスはとても怖い」と思っている方は、その怖れをより強く意識させるような情報に接する機会が増えると思います。
「怖い」という思いを、より意識して「増幅」させようとするわけです。
一方、「コロナちゃん、言われてるほど怖くないんじゃね?」と思っている方は、やはりその「うん、怖くないよね?」という自分の意識を確認するような情報に接する機会が多くなります。
そうして「怖くないよね?」という思いにより意識を向けさせることで、増幅させようとするわけです。
さらに、「コロナちゃんのことよりも、その裏で世界的に行われてることの方が気になる」という方は、そっちに夢中になるのでコロナちゃんの存在は忘れているでしょう。
さらに、「コロナちゃんのことよりも、この会えない期間に野良猫君の心が離れちゃうんじゃないか?」と不安になっている方は、コロナちゃんのことなんてどうでもよくなっているでしょう。
つまり、自分がどこに(何に)意識を向けるか?によって、世界は全然違って見えるわけです。
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で、ここが重要なのですが、問題の解決って、案外、こうして自分の意識が変わることで起きるんですよね。
今のSさんにとっては「摂食障害」はもう問題とは感じられない(あるいは、感じられたとしてもそれほど大きい問題とはとらえられない)はずです。
だから、ある意味、「摂食障害の問題は解決した」と言ってもいいんです。
もちろん、これでコロナちゃんが終息すれば、再び、「摂食障害の問題が再発した」となるかもしれませんが、少なくても、今は、解決しているのです。
これって「意識をどこに向けるのかで問題は一瞬にして解決する」という非常に重要なことです。
「彼と結婚することをゴールにするんじゃなくて、その後の彼との幸せな未来を描くことで、結婚が通過点になるよね?」という話をよくするんですけど、そうすると「結婚」に対するハードルがぐっと下がります。
これは「結婚後」に意識をフォーカスすることで、「結婚」に対する抵抗や問題意識を少なくしています。
「パートナーシップの問題を解決したいなら、ワクワクするようなヴィジョンを描いてライフワークを生きたほうがいいよ」という話も同じです。
これはライフワークにエネルギーを向けることにより、パートナーシップの問題を相対的に小さくします。そうすることで「何とかなるわ~」という思いが作れるようになります。
けっこう私はこういうアプローチを好むタイプでして、表面的に起きている問題よりも、その本質的な部分にフォーカスすることで、表面的な問題もあっさり解決できるんじゃね?と考えているんです。そして、実際、その通りになってることが多いですし。
ただ、そこで気を付けたいのは「恐れ」「不安」という感情です。
先ほども書きましたが、防衛本能により「恐れ」が出てくると、その「恐れ」を増幅させるようなものが目の前に登場することになります。
それが、
>そこで思うのは、もしも今コロナより怖い何かが起きたら・・・世の中の関心はどうなるのでしょう。
という思いなのかもしれません。だから、Sさんの次のご質問。
>例えば、もし富士山が爆発したらコロナどころではなくなりますか。
>もし大地震が今起きたら、人間の囚われって何なんでしょうか。
にお答えするならば、次のように答えるでしょうね。
「そうねー。富士山が爆発したら一瞬でコロナちゃんなんていなくなるかもよ!でも、まあ、そのときだよねー。何が起こるかなんてわかんないしねー。起きた時に考えたらええんちゃう?」
そして、「そんなことよりも、今の時期だからこそできることってなんかない?部屋の模様替えでも、断捨離でもいいし、ライフワークを描くことでもいいし、積読本を読破することでもいいし、油絵を描いてもいいし、なんでもいいんだけどさ」と話を続けるでしょう。
何に意識を向けるかは自分自身で選択できます。
つまり、何を増幅させるか?何を現実化させるか?は自分の意志で選べるってことです。
さて、あなたは何を選び、何を増幅させたいですか?
怖れを選び、怖れを増幅させたくはないですよね?
喜びを選び、感謝を選び、恩恵を選びたいと思いませんか?
ならば、そこに意識を向けてみることをお勧めしたいのです。
ちなみに私は、オンラインセミナーにハマり、日々筋トレとジョギングを欠かさず、かつ、Youtubeでの配信を始め、料理にも凝り始め、新しい世界にいろいろと意識を向けています。
これは私にとっては確実にコロナちゃんがもたらしてくれた「恩恵」なのです。
あなたはどんな「恩恵」を受け取っていますか?
「恩恵」もまたあなたの意識を向けることでたくさん見つけられますよね。
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