辛かった頃の自分を解放してあげると本来の自分が蘇ってくる。



親のケンカや学校でのあれこれで辛い暗黒時代を送ってくるとファンタジーやアンダーグラウンドの世界の住人になるだけでなく、本来の自分を隠し、耐え忍ぶ生き方が板についてしまいます。
改めてその時代の自分を解放してあげることで、本来の自分を取り戻してあげることができると思うんです。

根本先生こんにちは。
根本先生、いつもありがとうございます。

今日は『多感な頃の自分を癒す』について教えてください。
今私は27歳で、人生を振り返った時に思うのは、特に小学生から中学生くらいまでは心が壊れそうなほどつらかった、です。

小学3年生から中学生くらいまでは、両親が寝ても覚めても毎日怒鳴りあいのケンカをしていました。原因は父の浮気だったと思います。
インナーチャイルドセラピーで幼い自分に何度も会いに行き、寄り添い、抱きしめ、何もできなかったにしろただ生きてくれたことに感謝を伝え、癒すことを続けています。

今は小学生の頃の自分以上に中学生の頃の苦しさに悶絶しています。
そして気づいたことは、中学生の頃に感じていた苦しみと、今感じている苦しみが似ている…

中学生の頃、部活が嫌いで心が限界に達し、行くことができなくなりました。
中学生の自分はものすごく狭い世界に住んでいて、辞める、ということがどうしてもできませんでした。
部活をやめたら絶対噂になる、悪く言われる思われる、
親にもこんなこと絶対に言えない、申し訳ない

今でこそ、全然そんなことないんだよ!と言ってあげられますが…

土日や夏休みなんかは地獄で、部活に行くふりをして毎日サボっていました。
この時間がとてつもなく苦しかった…
中学生なんて金銭的にも行動範囲的にも行ける場所なんて限られており、図書館か中古マンガショップでひたすら時間をつぶす毎日でした。

今私は『死亡フラグが立ちそうなほど退屈な仕事だと感じるのに辞めることができない』

『婚約者がいながらも結婚に拒否反応を示し、不倫もしている』
という悩みを持っています。

今感じる感情が多感な頃と似ている、その頃に決めた自己価値を持ち続けている、のでしょうか?
自作自演ですが八方塞がりで苦しいです。
正解を求めてしまうようですが、やはり『多感な頃の自分を癒す』は鍵でしょうか?
(Mさん)

多感な頃と言うのは多感なだけに悩みも抱えやすく、大人になれば「そんな大したことじゃなかったのに」って感じるんですけど、でも、それは大人になって視野が広がったから言えることで、当時の自分にはそれが精いっぱいだったんですよねー。

で、Mさんのように「親がケンカばかりしていた」「心が壊れるくらい学校が辛かった」という経験を持つと、必然的に「アンダーグラウンド」を作るようになります。

※アンダーグラウンドについては過去記事も参照くださいませ♪
ココロのアンダーグラウンド・シリーズ全3話

自分が自分に期待する~アンダーグラウンドの誕生とそれを手放す方法~

そんな辛い世界にいるのはあまりにもしんどいので、心がそれを救うために「ファンタジー」を作ります。

お金持ちの家に生まれてみたり、アイドルになって人気者になったり、ヒーローになって甲子園で優勝してみたり、動物王国に住んでみんなと仲良く過ごしたり。
アニメにハマるのもそんなファンタジーの影響であることも少なくないものです。

そうして「慰み」を作り出して、日常の辛さから逃れようとします。
人はそれを「現実逃避」と呼ぶこともあるんですけど、逃避しなきゃいけないくらい辛いんだから、それは「正当防衛」と言ってもいいもんなんです。
そもそも逃げることが悪いって誰が決めたの?ってわけで(笑)

たぶん、Mさんは心がつぶれそうなときに必死に自分を抑えて耐えて生きてきたんだろうと思います。早く1日が過ぎますように、早く1年が過ぎますように、そんな思いをいつも抱えていませんでしたか?

例えば、部活もいろんな思いがあって「辞めれない」と思い込んでいたんですよね?
だから、サボって時間を潰すしかできなくて、それもまた苦痛だったと思うんです。
そのことと今、仕事が辞められないことがつながってるわけですよね??

そこでひたすら「我慢すること」を覚えたんだろうと思います。
苦しくても辛くても、退屈でも面白くなくても「我慢する」という方法で乗り切ってこられたんです。

となると、いざ仕事を変えようと思ってもなかなか体が動かないもんですね。

結婚に拒否反応があり、不倫してる、という状況についてはどうでしょうか。
アンダーグラウンドの話をしたのは、そこに関連するのかな?と思ったから。
それと両親が不仲だったら結婚に対して前向きな気持ちになりにくいですよね?親密感への怖れだってたんまり出て来そうです。

インナーチャイルドワークに日々取り組んでいらっしゃるなら、それはとても素晴らしいことですね。ぜひ、続けてみてください。

さて、おそらく内面的にはバリバリの武闘派であられるMさんにちょっと想像してもらいたいことがありまして。

○もし「自由になっていいよ!」って言われたらどんな感じがします?何をします?

○「きっとあなたはセクシャリティがとても豊かで、めちゃくちゃ根性もあるんですよ!」って言われたらどんな気分になります?

○洞窟の中にずーっと隠れていて戦争が終わったことを知らない兵士がいると思ってください。あなたは洞窟の中に松明を持って入ると、奥にその兵士がいることに気付きます。さて、何て声をかけるでしょう?どんな風に外の世界に連れ出してあげるでしょう?

この辺がカギになってくるんじゃねーかなーと思っておりまして。

例えば、こんなイメージワークがありまして。

1.あなたが辛かった頃の自分を一人思い出してください。

2.その自分にタイムマシンに乗って会いに行きます。

3.そして、目の前にその当時の自分がひとりでポツンといます。

4.あなたは何て声をかけるでしょうか?どんな話をしてあげるでしょうか?

5.その自分の話をただ聴いてあげます。そして、ほめてあげます。ねぎらってあげます。優しくしてあげます。

6.最後にその自分をそっと抱きしめます。そして、「あなたは何も悪くない。あなたは何も間違っていない」と何度も伝えてあげましょう。

みなさんも過去と向き合いたいときにやってみてください。
これこそ、voicyのいいネタだと思うので(最近そのことばっかり考えてる笑)、ぜひお聞きくださいませ。

私たちは「過去の辛かった自分」をなぜか「今の私が責めまくってる」ということをしています。

「あのときこうすればよかったのに」
「もっとああすればこんなことにはならなかったのに」
「もっとできたんじゃないか?」
「あんたがもっとちゃんとしてたら・・・」

そうして自分の心の傷にどんどん塩とレモン水と唐辛子を練り込んで余計に傷を悪化させてしまうんです。

だから、いつまでもその頃の名残(パターン)が尾を引いてしまいます。

Mさんのように超絶情熱的な武闘派女子ほど、その才能を抑圧し、隠してしまうものです。
それじゃあ、生き難いのは当たり前で、そんな自分を少しでも解放してあげると、どんどん楽になり、軽くなり、生き易くなっていくものです。

多感な頃の自分を癒す、というテーマでもいいですが、私としては、その頃の自分を解放する、というイメージでとらえた方がいいかな、と感じました。言葉のニュアンスだけですけどね。

・・・ということで、また新たな武闘派女子の誕生を予感しつつ、皆さんがより自由になられることを祈って今日の記事を終えたいと思います。(なんか綺麗にまとめたくなったんだな・・・)

今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!

「あのときの自分を愛してみる。|イメージワーク」
https://voicy.jp/channel/962/59841

「過去の自分を癒し、仲直りするイメージワーク」
https://voicy.jp/channel/962/61464

★そんな自分を癒し、解放してあげる1DAYセミナー。

東京:1/12(日)11:00-18:00 愛で問題を解決する1DAYセミナー
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/32857

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