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いい子や優等生をしてきた方によく起こりがちなこと。
お母さんを悲しませたくない。
人に迷惑をかけたくない。
お父さんを失望させたくない。
この子でよかった、と思ってもらいたい。
失敗して周りをがっかりさせたくない。
そんな思いから頑張りすぎてしまうのです。
しかも、頭がよかったり、しっかりしていたり、体が丈夫だったりして周りの子ができないこともできてしまったり、「○○さんってすごいね」って言われることが多かったりすると、人前で自分の弱さやダメなところを出せなくなってしまいます。
そして、周りからも「○○さんはすごい人」と思われるようになって、その期待に無意識に応えるようになります。
それがいつしか自分に過大な期待を抱き、「これくらいできなければ」「この程度のことで根を上げてはいけない」と自分自身にとても厳しくなります。
自分に課している期待がどんどん大きくなってしまうのです。
そうすると、周りの人が評価してくれても「私はまだまだダメだ。もっと頑張らねば」と鞭を入れています。
もちろん、そんな厳しい一面も周りを気遣って表に出さないので、敢えてマイペースな人を演じている人もいます。
実は内面では非常に強い嵐が吹き荒れているのです。
だから、自己肯定感は高いように見せていながらも実はとても低い、という状態が生まれます。
内と外とのバランスがとりにくくなってくると、そのストレスがどんどん心のうちに溜まってくるようになります。
出せる場所がないので、アンダーグラウンドに溜まっていくことになります。
外側の世界と、内側の世界が全然違う姿を見せるのです。
ある人はとても優秀な成績で大学を卒業し、大手企業に就職。その後もバリバリ働いて将来を嘱望される存在になりました。
しかし、プライベートはそんな姿とは真逆だったのです。
恋をすれば、彼氏に暴言を吐いたり、ワガママを言って振り回したりして、浮気も繰り返していました。
部屋も片づけられず、ゴミ屋敷のようになっていました。
ファッションはちゃんとしていましたが、家に帰るとメイクを落とすのもめんどくさくなり、そのまま寝てしまうことも珍しくありませんでした。
また、ある人もとても優秀で仕事もでき、起業もして周りが羨む成功をおさめていました。
しかし、学生時代から風俗で働き、その後も愛人になったり、体を売ったりすることがやめられず、自分はセックス依存症ではないかと思うようになりました。
それから、ある人はとてもきちんとした職業につき、成績も優秀で、家族もそれを誇りとしていましたが、実はアルコールに溺れ、体だけの関係の彼氏が何人もいる状態が続いていました。
女性の例ばかりを挙げたのは彼女たちが私のクライアントさんだったからです。
もちろん、他にもたくさんの事例があります。
それは自分が自分に期待するあまり、自分のことを操縦できなくなってしまった姿のようでした。
外でいい顔をしなければならないと、自分の中にある弱さやダメな部分は抑圧されてしまいます。
それが行き場を失ったときに、そうした自分を傷つけるような行為に走ってしまうのです。
もちろん、愛人をしていたり、風俗で働くのが悪いわけではありません。
それが自分の生き方にフィットしているのであれば幸せを感じられるでしょう。
でも、本来の自分とは違う生き方をしているならば、罪悪感ばかりが募って、自分で自分を傷つけるようになるのです。
自分にかける期待が大きければ大きいほど、外ではたくさん無理をして自分をよく見せようとして、内側ではそんな自分を破壊するくらい攻撃的に振る舞います。
どちらも本来の姿ではないのです。
カウンセリングやセミナーに来てくださる方はまだいいのかもしれません。
だって、その内なる弱さをカウンセラーに出そうとされているのだから。
そういうわけで、そんな方にお会いするときは「セッション受けるの、かなり勇気が要ったでしょう?怖かったんじゃない?」ってお聞きすることも多いですね。
そして、ついカウンセラーの前でも「いい子、優等生」を演じてしまいがちで、中には1回目のセミナーではそんなアンダーグラウンドの自分を出せない方もいます。
「弱い自分をどう愛するか?」
自立的な人、優等生で生きてきた人にとって、人生の大きなテーマとなります。
その言葉は言い換えればこうなります。
「弱い私をどう愛させてあげるか?」
大切な人の前では強がってしまったり、逆に傍若無人に振る舞ってしまったりします。
こんなイメージワークがあります。
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表では優秀でニコニコして私は大丈夫!って元気に明るく振る舞っている自分。
その自分の影にいる、膝を抱えて傷だらけになって息も絶え絶えに弱っている自分。
表の私は陰にいる弱い私を散々攻撃し続けています。
「あんたは表には出ちゃダメ」とか「あんたなんてサイテー」と暴言を吐きまくっています。
陰の私はそれを泣きながら謝罪し、許しを請うのです。
誰かとの距離が縮まると、遠くでは見えなかったその陰にいる私が見えてしまうので、親密になることが怖くなります。
そして、仮に誰かがその近い距離に入ってくると、陰の私にしているように、その人をひどく攻撃してしまいます。
だから、私はいつも一人ぼっち。孤独です。
声に出してこう言ってみてください。
「ずっと寂しかった」
そして、その陰の自分を見てこう言います。
「これがほんとうの私です。」
さて、そこで質問です。
このボロボロになった私を誰に捧げたいでしょうか?
誰に愛してほしいでしょうか?
その人を思い浮かべましょう。
ある人はお母さん。ある人はお父さん。ある人はパートナー。
誰も思い浮かばない人は神様をイメージしてみてください。
その人にこう伝えるんです。
「これがほんとうの私です。
あなたに愛してほしくてずっといい子をしてきました。
これだけボロボロになったら許してもらえるでしょうか?
もう頑張らなくてもいいでしょうか?
私、全然大丈夫じゃないんです。
私、ほんとうはすごく弱いんです。
それじゃダメだと思って必死に頑張ってきました。
でも、それももう限界です。
こんな私ではダメですか?
こんな私を愛してくれますか?
こんな私を助けてくれませんか?」
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その期待は周りの思いを慮って自分で自分にかけた呪いのようなものです。
その呪いを解きましょう。
自分の弱さを誰かに愛させてあげる、ということ。
それだけで随分と肩の荷が楽になるでしょう。
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