「“ありがとう”と言われるとプレッシャーになる」という心理。



「感謝を伝えるとよい」とよく言われてるので、実際、言ってみたら相手に拒否られたり、「かえってプレッシャーになる」と言われたりして、おいおい、どないなっとんねん!と感じる方、いませんか?
そんな心理と対策についてお話しております。

根本先生、いつもメルマガ楽しみにしています。
語彙力がないので、失礼があったらすみません。

わたしは40代主婦、夫とはセックスレスです。
わたしがどうしても受け入れられません。
夫との価値観はかなりずれていますが、不仲ということでもなく、異性としては見られないけれど人間としてはお互い好き、いい感じにお互いを許しながら、譲りながら暮らしています。

そんなとき、SNSで出会った彼とひょんなことから付き合うようになり、不倫をしてしまいました。
数年付き合ったのち、彼の方が嫁ばれし、話し合うまもなくブロックされ、あっけなく終わりました。捨てられた感満載です。

わたしは奥さまにSNSをマークされてしまったので、あえなく退会。
新アカウントから彼が難なく楽しそうに続けてる様子を見ては、はらわたが煮えくりかえってるところです。
見なけりゃいいのに、彼だけダメージ無さそうに見えて、恨みがつのります。

さて、本日のメルマガにて、好き好きは重くなる場合があるけれど、感謝は良いとありました。

が、捨てられた彼に日頃から感謝を繰り返していたら、ある日彼から「ありがとうがプレッシャーになる」と言われました。
「また次も同じようにしなくちゃならない気がする」と。
そして、わたしの感謝と愛情にあぐらをかきはじめ、自分の気分次第でラインの返事をする、突然わたしを呼び出す、またはドタキャンする、というのを繰り返し始めました。
それについてわたしが意見を言うと、音信不通(ラインを徹底未読)にされるので、気持ちを伝えるのが怖くなり、我慢の子になりました。
都合の良い存在に成り下がってしまいました。

感謝でもこのように相手に重くとらえられたり、うざがられるのはなぜでしょうか?
単なる彼の人間性の問題ですか?
どちらかというと、彼は損得勘定が働くタイプで、友達や仲間には親切、身内にはどうかな?という感じに見えました。

ネタになるようでしたら、取り上げていただけたら嬉しいです。
(Kさん)

なるほどー、あるあるですよねー。「わしもそう思う!」とKさんの文章読みながらコーフンしている武闘派女子も多数発生していることと思います。

本日のメルマガとはこれね。

夫の愛情に胡座をかいていた妻がラブラブな夫婦関係を取り戻すにはどうしたらいいのか?

さて、Kさんから頂いたこのテーマ、とっても重要なのでぜひガン見して頂けたらと思います。

>感謝でもこのように相手に重くとらえられたり、うざがられるのはなぜでしょうか?

さまざまなケースが考えられます。思い付くままにお話ししたいと思います。

(1)「ありがとう」が条件付き要求としてインストールされている。

子どもがお手伝いをしてくれたときにママが「○○ちゃん、ありがとうねー。今度もまたよろしくねー」と伝えることってよくあると思うんです。

子どもからすれば感謝されて嬉しいのですが、その一方で「またやんなきゃいけないのか。感謝されるためにはまた頑張らなきゃいけないのか」という風に受け取ってしまうことがありますね。

また、ママの方も「とりあえず、ありがとうって言わなきゃ、次もやってくれないよね」なんて思っている場合もあるでしょう。

「ありがとう」の言葉の裏に「また今度もよろしく!」という下心が隠れているわけですし、子どももその下心を感じてしまうわけですね。

そうすると「ありがとう」という言葉に感謝以外の「要求」や「期待」を感じてしまうのですね。

そうした環境の中で育ってくると、ありがとう、と言われるたびに、何か要求されているように思えて、重たくなってしまいます。

これはKさん自身に当てはまることもあるし、彼に当てはまることもあるでしょう。

(2)いい子をやってると、相手の言葉を「期待」に捉えてしまう。

先ほどの奴に似てますが、いつも誰かの役に立ちたい、期待に応えたい、という思いが強い人、言い換えると、抱え込み症候群に陥りやすい人の場合、相手の言葉をそのままで受け取れずに、その分、何かお返しをしなきゃいけないような気になってしまうものです。

「ありがとう」と言われたら、また「ありがとう」と言われるようなことをしなきゃいけないように思い込んでしまうわけですね。

そういう方は感謝だけでなくて、褒め言葉も受け取れないことが多いです。

「やさしいね」と言われたら、優しくしなきゃいけないような気がするし、
「きれいだね」と言われたら、いつもきれいにしなきゃいけないような気がするし、
「すごいよね」と言われたら、常に結果を残さなきゃいけないような気がするわけです。

エリートさんにも多いし、人に気を使う人にもよく見られるし、頑張り屋さんにも多い傾向がある問題で、これは皆さん、少なからず心当たりがあるんじゃないでしょうか?

(3)ありがとう、という言葉が、罪悪感を直撃する。

彼がKさんに罪悪感をたんまり持っているとします。
さらに、彼が奥さんや子ども、社会に対して罪悪感をてんこもりに持っているとします。

そんなときに「ありがとう」と言われると、「俺、こんなにも悪いことしてるから感謝されるような資格はない」なんて思うわけです。

感謝されるたびに、罪悪感を刺激されてしまうわけですね。

例えば、恋人との別れ話にて「ごめん。もうあなたとは一緒にいられないの」と罪悪感たっぷりで切り出したシーンを想像してみてください。

そのときに「そっか。俺、あんたのことほんとに好きだったのにな。でも、しょうがないよな。今までありがとう。あんたと一緒に居られて幸せだったよ」なんて言われると、なんか、自分がものすごく悪いことをしたような気がしませんか?
ますます自分が悪人になっちまったような気がしませんか?(ま、元々悪人ですけど)

それならば「なんでそんなこと言うんだよ!最低な女だな!」なんて言われた方がホッとするのにー、嫌いになれるのにー、とか思いませんか?

罪悪感という感情から見れば、感謝の気持ちは受け取れないし、受け取っちゃいけないわけです。

だって、ありがとう、は、罪悪感を消す言葉ですから。

(4)自分に厳しい人は感謝を甘えと捉えている。

自分に鞭を打って頑張ることが好きなドMな方々にとっては、常にストイックに生きることを自分に課しており、何かとヘビーな状況を創り出すことが趣味のひとつとなっております。

結果を出しても「まだまだダメだ。もっといい結果が出せたはず」と思い、
ベストセラーになっても「まだまだこんなもんじゃダメだ。10万部越えてこそだ」と思い、
クライアントさんから「根本さんのお陰です。ありがとうございます!(はあと)」と言われても、「いや、俺は何もしてない。あなたや他の人のサポートがあってこそだ」と受け取りを拒否したりする傾向にあるわけです。

自分のことを怠け者だと思い、自分に甘いと思い、今のままではダメだ!!と日々自分に言い聞かせているような人ですね。

一見、向上心旺盛な感じがするんですけど、ハード―ワークし過ぎて疲れているし、あまり楽しそうじゃないし、スキップしてるの見たことないし、あまり笑わないし、という方です。

みなさんの周りもいませんか?

そういう人は「ありがとう」という感謝や「すごいですね」という褒め言葉が「自分を甘やかす元凶になる!!」と思い込んでいて、そんな言葉をかけられると露骨に嫌な顔をしたり、拒否したりするもんです。

その言葉を受け取ってしまったら頑張れないじゃないか!というわけです。

(5)そういう言葉は口に出すもんじゃねえ、という昭和な考え方がある。

最近ではすっかり影が薄くなりましたが、愛情だの感謝だのは口に出すもんじゃねえ、という風潮がかつてはありました。
軍国主義の名残と言いますか。

今でもオジサンたちの中にはそういう思いを持っている人もいますし、下手に感謝しようものなら、逆ギレするような人もいます。

要は「知らない」上に「恥ずかしい」だけなんですけどね。

「言葉にしちゃいけねえ」という環境で育ってきた人であれば、そうなってしまうのも無理からぬことです。

「あら。恥ずかしいのね(はあと)」という生暖かい目で見守ってあげるのもよいと思います。

【結論】そんなことは知ったこっちゃねえ!で良い。

で、こういうケースというのは日々あちこちで発生しておりまして、パートナーシップのみならず、「感謝すると機嫌が悪くなる部下」とか「ありがとう、というとバカにしてんの?と怒り出す友達」とか様々なシーンが用意されておりますね。

で、そうするとなんか悪いことをしたような、言わなきゃ良かったような気がしちゃうんですけど、それって結局相手の問題なので、こちらとしては知ったこっちゃねえ!で良いのです。

ああ、ありがとうが受け取れないのねー。
感謝されると上記の理由などから重たくなっちゃうのねー。

という風に受け取っておくのが良いのです。

すなわち「自分軸」というのがここでもものすごく大事になってくるわけです。

相手がどう反応しようが、自分が感謝の気持ちを持ってるんだから、それを伝えることに何ら問題はありません。
それをネガティブに受け取るのも相手の問題だし、そもそも感謝って素晴らしいエネルギーを持っているわけだから、害どころか益しかないわけです。

だから、相手が受け取ってくれないから言うのをやめる、というのはあまりお勧めしなくてですね。やはり何らかの形で伝えた方が良いと思うのです。

以前、愛情や感謝を伝えていたら嫌がる旦那さんがいて、それで言わなくなったら「最近、感謝とか愛情を示してくれなくなった」と不満を言われた、という笑い話もあります。

自分がどうしたいのか?が重要ですね。

もちろん、伝える側が「私を愛してほしいから感謝する」「私にも感謝してほしいから感謝する」という下心満載であるならば、それを嫌がられる場合もありますが、そんな純度100%の感謝なんてできっこないですからね。

とはいえ、「根本さんが感謝するといいと言った」という理由で感謝をするのもまた他人軸ですよね。

だから、できるだけ下心ではなく、本音で感謝を伝えられるようになりたいものです。

そういうときにいつもお勧めしてるのは「受け取ってもらうことを期待しない」ということです。

「いつもありがとう!」「ほんま!うれしい!こちらこそ、ありがとうだよ!」「あはははは」みたいな展開を期待するのではなく、感謝の気持ちがあるから伝える、伝えたいから伝える、という自分軸でいて、相手の反応は期待しないことが大事です。

「ありがとう」と言って「重たいよ」と言われたら「あら、受け取れないのね」と解釈するくらいの余裕は持ちたいものですね。

ところでKさん、感謝の効能って実感されたことありますか?

感謝すると気分が良いし、相手との関係もよくなるし、その場の空気もステキになる、というような体験をどれくらいされてますか?

感謝って素晴らしいもの、と頭では分かっていても、それを実感していないと、どうしたって「形だけのありがとう」になりやすいもんですよね。

もし、その実感が十分でないな、と思われたら、身近なところで“実験”をしながら、感謝がいかに素晴らしいかを体験していただけたらな、と思います。

もちろん、Kさんをセッションする場合は、彼とのこともそうですけど、そもそもレスになっちまった旦那さんとの関係にも踏み込みたいところですが、今日のところはこれくらいにしておきましょう(笑)(もう十分長くなったし)

今日の話を無料アプリのvoicyで音声で聴けますよ!

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