転職をした方がいいのか?もう少し続けた方がいいのか迷います。



大上段に立ってみれば「なぜ、転職したいの?なぜ、もう少し続けた方がいいの?」という視点で考えることができます。
そこから「そもそも何のために働くのか?」とか「人生にとって大切なものは何か?」という本質を考えてみると、選択もしやすくなると思うんです。

こんにちは。Mと申します。
先生のブログを拝読して、自分軸を学んでいます。

わたしは派遣社員なのですが、職場の人たちが気に入らず、転職を考えていましたが、転職する自信がなく、今日から時給が上がるため、もう少し仕事を続けようか迷います。

好きな人たちが何人か退職して話す人が少なくなりました。

仕事でイライラするし、わたしはズケズケ言うため周りの人に申し訳ないような気になってしまいます。

仕事は嫌いではないのですが、職場の人の老人じみた感じが気に入らず、わたしだって40歳のおばさんですが、悶絶しています。
わたしは人を裁いて見下したいのでしょうか。

何かアドバイスがあればお願いします。
(Mさん)

ライフワークとかお仕事のご相談でかなり頻繁にしょっちゅうめちゃくちゃ話題に上るのが「お金」です。

給料、生活費、家賃等々を考えると・・・どうしましょ?というやつです。

例えば、Mさんのように「職場の人たちが気に入らねえ」と感じていたり、「仕事がつまんねー」「先が見えねえ」などの思いが巡っていたりするときに、たいていの人は「転職」もしくは「起業」などを考えられると思います。
派遣であればなおさらですね。

ところがそこにそびえたつのが「お金」という奴でして、「転職して給料が下がったらどうしよう。そもそも転職期間中の生活費はどうしようか。そもそも転職先なんで見つかるんだろうか。見つからなかったら生活できないし」ということをうだうだうだうだうだうだと考えてしまうわけですね。

で、そんなこんなを考えているときに「時給があがる」「ボーナスがでる」「面白そうな仕事に転属される」などのイベントが起こり、「ま、とりあえず続けてみようか」と思うのですが、数週間後に再び同じことでうだうだうだうだと悩むわけです。

たぶん、このブログをお読みの方にもそんな思いを抱えてかれこれ数年なんて人もいらっしゃるんじゃないでしょうか?(ドキッとしました?(笑))

で、そういう状態のことを「お金軸」と私は呼んでおります。
「他人軸」の一種ですね。

自分軸を学ばれてるMさんにはちょうどいいタイミングじゃないでしょうか?

このテーマを深く見つめるならば「何のために仕事しているの?あなたの人生において仕事ってどういうもので、どういう比重を占めるの?」という大変重たい質問を投げかけられて悶絶することになるのですが、まあ、それをいきなり考えろってのは無理があるかもしれません。

例えば、子どもの頃から「○○になりたい!」と思ってそのために勉強してきた人ってまあ、マレだと思うんですよね。

皆さんの高校や大学の進学、そして、就職した時のことを思い出してみてください。

「これがしたいっ!!」て自分軸で選んだことってどれくらいあったでしょうか?
「偏差値軸」で学校や学部を選んでいたり、「内定をもらったから」という理由で就職された方、少なくないんじゃないでしょうか?

ちなみに自慢じゃないですけど、私はそうです(笑)
偏差値を見て行ける大学を選びましたし、その頃興味があった分野で内定をもらった会社に入りました。

で、今となっては後悔はしていないし、そこで学べたこともあったので結果的に良かったなあ、と思っていましたが、正直、私のサラリーマン時代は苦悩がほとんどを占めていました。

そうすると「自分が何をしたいのか?何にワクワクするのか?何のために働くのか?」ということについて、明確な答えを持たないまま、“なんとなく”仕事を続けることになるんですね。

それが自分がワクワクする趣味や活動があればいいんです。

「あたしはライブに行くことに命を懸けております。そのために派遣の仕事を頑張っております。」と堂々と宣言できるような。

「あたしは玉の輿に乗ることを目指して今の会社に就職しました。なぜならば金を持ってそうなボンボンがうようよしているからです。でも、石油王とはまだ出会えておりません。」と胸を張れるような。

「何のために?」というところが不明確だと、どうしても「生活のため」「世間体のため」などのワクワクしない理由によって仕事を続けることになるんですね。

そうするとどうしたって「お金軸」にならざるを得ないんです。

お金のために働いている、わけですから。

だから、ぜひ考えて頂きたいのは「今の仕事をどうするか?」ではなく、もっと先、というか、もっと視野を広げて、というか、もっと大上段に立って「私は何がしたいんだろう?私は何にワクワクするんだろう?」ということなんです。

要するに、ライフワークって話です。

本ならコレね。GW、暇な方はたっぷり実習がありますから思い切り向き合ってみるのもいいんじゃないでしょうか?

「つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法」(あさ出版)

例えばMさんがお金以外に仕事をする目的が明確にあるならば、今の老人じみた職場でも楽しむことができるでしょう。

あるいは、Mさんにとって仕事内容やお金よりも、ずっと人間関係の方が大事ならば、今の仕事をサクッと切って他の仕事を始めようとするでしょう。

自分にとって「何が大切なのか?」ということを改めて考えてみませんか?

私のライフワークセミナーに参加してくれたメンバーは「次の仕事は決まってないけど、やりたいことをやりたいから仕事辞めました!」という方が続出しています。

「お金」よりももっと大事なものがあると気付いたんです。

だから、その方々は貯金を切り崩す生活に怖れを感じながらも、でも、楽しみ、喜び、ワクワクしながら人生を新たに始めています。

皆さんにそれを勧めるわけではありませんが、この「仕事をする目的」であり、「人生において大切にしたいこと」というのは、目の前の決断に大いに役立つものなんです。

ちなみにそのあと先考えずに仕事を辞めた方の中にはMさんより年上の人もいますから、年齢はあまり関係ありません。

例えば、こんな風に考えてみると良いです。

>仕事でイライラするし、わたしはズケズケ言うため周りの人に申し訳ないような気になってしまいます。

と思ったときに、「それなのに私はなぜ、この仕事を続けているのか?この仕事を続けることにどんな意味を感じているのか?」を考えてみることです。

ここで「イライラしちゃいけない」「ズケズケ行っちゃいけない」という風に考えるのではなく、「そうなっちゃうのは必然。でも、なんでそうなっちゃうんだろう?」と捉えるわけです。

これは自己肯定感なんですけど、起きてることを必然・正しいこととして見ることができると、その奥の気持ちに目を向けることができるようになりますね。

働く意味や目的が分かってくると、イライラしなくなったり、イライラするのは当然だよね?と受け止められるので、それが問題じゃなくなっていくのです。

ということで「ライフワーク」を意識してみると、今後の道の選び方も明確になって来るんじゃないでしょうか?

〇自己肯定感と共に「本来の私」と向き合う2日間。

6/23,24 軽井沢プレミアム・リトリートセミナー
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/29926


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