ライフワークを生きていると「頑張る」とか「努力」という認識がなくなる。



「根本さん、ほんとあちこち飛び回ってますけど、よく疲れないですね?」

「いや、疲れるときもありますよ、もちろん(笑)でも、旅が好きなんですよねー、ほんと。だから、苦にはならないです。むしろ、ずっと同じ場所にいる方が疲れちゃうと思います。」

「ブログ書いて、本も書いて、いろんな文章書いてるじゃないですか?ほんとすごいなって思うんですけど、しんどくなったりしないんですか?」

「もちろん、しんどいなあ、と思うことはありますよ。産みの苦しみなんてしょっちゅう体験してますし。でも、書くことが好きなんですよね。だから、嫌じゃないんですよ」

「なんでそんなに頑張れるんですか?私はそんなにはできないな、って思っちゃうんです」

「そうですねえ、頑張ってる感覚ってあんまりないんですよねー。頑張るぞ!って感じるのは銀行巡りとか事務作業とかのときくらいで(笑)」

旅が好きだから大阪に家がありながらも「東京在住ですよね?」とか「大阪の家に帰ることあるんですか?」とか聞かれる生活をしています。

去年も4冊本が出て、今年も3~4冊は本を出させてもらってます。
「いつ書く暇があるんですか?」ってよく聞かれるんですが、いつの間にか書いてます。
あ、もちろん、「よし、今から本を書くぞ!」と思いながら書いてますよ。
夜寝て朝起きたら書けていた、、、なんて幸せなことは今のところ一度も起きていません(笑)

昔、カウンセラーとデビューした頃、待機枠は目いっぱい入れていました。
日曜日から土曜日まで。
待機を入れないのはセミナーに参加するときくらいで、朝から晩までびっしりスケジュールを用意していました。
やがて、それが全部埋まるようになるんですけど、そのスケジュールを見てスタッフたちは「あいつ、変態や。ヤバい奴だ」と言ってました。

「なんでそんなことできるの?」って当時もよく聞かれてましたが、その理由は「やりたいから」「好きだから」だと思います。

例えば、ドラクエが発売されると夜を徹してクリアすることに夢中になる人、たくさんいらっしゃいますよね?

あるいは、大好きなアーティストのライブに行くために夜行バスに乗って行き、開場2時間前からグッズを買いに並んで、きゃーきゃー騒ぎながらライブを楽しんで、再び、夜行バスに乗って帰ってくるような方、いらっしゃいますよね??

あるいは、ファッションが大好きで、1枚のワンピースを買うために百貨店やセレクトショップを何軒もハシゴする方、いらっしゃいますよね?

あるいは、大好きなスイーツを食べるために1時間も列に並ぶ方、いらっしゃいますよね?

私はドラクエもそこまで夢中になれるアーティストもいないし、ファッションもスイーツもそこまで興味がないので、それをしてる方に「何でそんなことができるの?」「変態ちゃう?」「めちゃくちゃ頑張ってるよね~」なんて感想を持つのですが、該当者の皆さん、そこで「頑張ってる」とか「努力してる」とかいう自覚ってありますか?

何でできるんですか?って問いに「やりたいから。好きだから。」以外の答えを見つけられます???

私にとっての「出張」や「モノを書くこと」や「カウンセリングやセミナーをすること」というのは、ある人にとっての「ドラクエ」や「アーティストのライブ」や「ファッション」や「スイーツ」と同じレベルのものなのかもしれません。

オシャレ好きが自然と雑誌やショッピングサイトを眺めているように、アイドル好きがツイッターやネット記事の検索能力を異様に高めているように、スイーツ好きが自然とケーキ屋さんマップを頭の中に描いているように、私は旅の計画を立て、文章を書き、セミナーをしているんです。

そういう話をすると「アイドルの追っかけしててもお金にはならないけれど、セミナーをしたらお金になるじゃないですか。そこが違うんですよ」という方がいらっしゃいますけど、たぶん、その方は「アイドルではお金が稼げない」という思い込みがあるか、ふだんから「お金軸」で生きてしまってるのかもしれません。

そのアイドルを追っかけるための資金を一生懸命別の仕事で稼いでいらっしゃると思うんです。逆に言えば、そのアイドルに会いたいから今の仕事ができるとも言えませんか???

好きなことをそのままお金にすることもできますし(それはアイドルだってファッションだってスイーツだって)、何かで好きなことをするためのお金を稼ぐこともできます(適職て表現をします)。

実は、好きなことをお金に換えるには「ビジネス脳」というのが必要で、「アイドルも好きだけど、ビジネスも好き」という人に向いているものです。

つまり、アイドルの追っかけと本の執筆とビジネスは同列で語ることが心理的にはできてしまうのです。

そこでは「お金軸」(お金を稼げることに価値がある)だったり、「他者承認軸」(他者から認められるものだけが価値がある、という価値観)だったり、「他者比較軸」(他者と比べてあっちの方が価値がある、という見方)は手放したいものですね。

ライフワークが見つからない、という方は案外、この辺に引っかかっているんじゃないでしょうか?

もし、あなたが自然とやってしまうこと。
ずっと好きで続けているもの。
周りからは「オタク」「変態」と見られているもの。
自然と意識がそこに向くもの。
長時間、あるいは、長期間やり続けても飽きないもの。

もし、そういうものがあるのでしたら、それがあなたのライフワーク(の一部)です。

ライフワークをそんなに偉大なものに見ないでくださいね、なんて話をよくさせてもらうのですが、まさにそういうことなのです。

そもそも女子は「浮気性」なので、あちこち気分が変わります。
好きなものや夢中になるものがコロコロ変わりやすいんです。

だから、「ずーっと好きなものなんてないわ・・・」って感じて、勝手に凹みやすいんですけど(笑)、そんなに心配ありません。

ちょっと苦手なことだとは思いますが、自分があれこれ好きになったものを俯瞰してみると(例えば、時系列にして並べてみるとか)、「ああ、あたしはなんだかんだファッションが好きなんだね」みたいなことに気付けたりします。

また、情熱女子はそういうの分かりやすいんですけど、比較的感情の波が小さい男女は「そんなにハマったり、夢中になったりした経験なんてない」と思うものです。

それはタイプでして、やっぱりそういう方も今まで好きだったものをあれこれ思い出してみると「なにかを作ることが好きなのかなあ」という風に思えてきます。

「ファッション」や「何かを作ること」も立派なライフワークですよね~。

そうして、自分の中では「頑張る」とか「努力している」と感じないものが見つかると、そこに触れるだけであなたは元気になれるし、夢も描きやすくなるのです。

★ライフワーク本はこれだ!

「つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法」(あさ出版)

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