自分がやりたいこと、好きなことに意識を向けていると無駄がどんどん削がれていく、という話。



同世代のビジネスパーソンの方々(主に男子、時々女子)と話をしているといつの間にか話が「筋トレ」「ランニング」「サプリメント」などの方向に向いていくことが多いんです。
あるあるっぽい不倫の話とか、女の子がいるお店の話とかは全然出てこなくて(しないだけかもしれませんけど)、「やっぱり個人のトレーナーを付けた方がいいよ」「フルマラソンは無理でもハーフくらいは走りたい」「ビタミンDは必須だよな、お前は何飲んでる?」みたいな話が圧倒的に多いわけです。

40代になると体力の衰えが気になって健康に気を使い始める、というわけですが、それは「好きなことを思い切りやるためには健康じゃなきゃいけねえ」という当たり前の事実に気付くからかもしれません。

そう、今日のテーマは「ライフワーク」です。

彼らはみんな好きなことをして幸せに生きてるわけですが、それでも私同様、まだまだ「どうしたらもっと楽しく、好きなことを幸せにできるんだ?」ということを考えていて、その一つが「健康」ってわけです。

私もそうですが、彼らも30代の頃はけっこう無茶していて、朝まで飲んで二日酔いのまま仕事をすることも多かったみたいですが、大人になったのでしょう。
「酔いが残ったままでは好きな仕事なんてできねえ」
「朝まで飲む価値のある飲み会って意外と少ねえ」
「好きなことをやってたら、お酒がいらなくなった」
等々の話をされる方がとても多いのです。

かく言う私も最近は「美味しい酒がないならウーロン茶で十分」などいう境地に至りまして、周りの人たちを驚かせている次第です。

「好きなことややりたいことを最優先にしていると、必要のないものが明確になってくる」ということが彼らの話を通じて分かってきました。

この「必要のないもの」というのはもちろんお酒だけではありません。

「取引先との無駄な付き合い」
「明確な議題のない定例会議」
「ワクワクしない仕事」

などもそうですし、

「相手に嫌われる怖れ」
「相手に気を使ったコミュニケーション」
「人の顔色を伺う癖」
「孤立することへの不安」

などもそうです。

また、ある人は「あると便利だけど、そんなに乗らないから」と車を手放した人もいますし、「ほとんど見ることがなくなったから」とテレビを部屋に置いていない人もいますし、「ネットはPCでしか見ないから」とスマホからガラケーに変えた人もいます。
「毎日服をコーディネートすることがめんどくさい」と同じ服を同時に何着も買いそろえる人もいます。

それぞれの価値観ですから、「ええーっ!それは無理!」と思うこともありますけれど、「やりたいことを優先するために、無駄なことを省く」ということは一貫しています。

ここで無駄というのは経済的な理由ではなく、「やりたいことをやるためには邪魔なもの」というものです。

だから、彼らは必要なものにはどんどん投資しています。

私も昨年、赤字にしかならないことを分かっていながらセミナールームを居抜きで借りることにしたのですが、その話をすると彼らは「さすがだね~。すごいねえ~」と褒めてくださるわけです。
「必要なんでしょ?じゃあ、大事な投資だよね~」というわけです。

彼らも「好きだから」という理由で海辺に2軒目の家を借りていたり、「やりたいから」という理由で被災地のボランティアにエネルギーを注いでいたり、「楽しいから」という理由で知り合いのお店に出資したり、「子育てするにはいい環境だから」と石垣島や八ヶ岳に移住したりしています。

そういえば家族を大事にしている人が多いのは偶然でしょうか?

ライフワークを研究する者としては「なんでそんなことができたの?」という質問は欠かせないわけで、もれなく彼らにそんな問いを投げかけてみます。

「うーん・・・なんでやろなあ・・・」なんて天井を仰ぎながら、「やっぱり何が大切か、何がやりたいかが明確になったからかなあ」なんて答えられます。

「どうしてそれが分かったの?明確になったの?」って聞いてみると、やっぱり「うーん・・・」と考え込みながらも、ある人は「俺、どう生きたいんだろう?何がしたいんだろう?ってことを徹底的に考えたからかな」と教えてくれました。

また、別の人は「無我夢中にやってたら、いつの間にかコレ!というものに出会えたのかなあ」と答えてくれました。

あるいは「自分がしたいことだけする!って決めてやってきたからかな。敵も作ったと思うけど後悔してないもんね」と教えてくれました。

何かきっかけになることがある場合も多いですね。
それは離婚だったり、会社の倒産だったり、自分や家族の病気や障碍や死だったり。

そうするとたいてい「お前はどうしたの?」と返り討ちを食らうわけです。
私の場合、今から5~6年くらい前になりますが、今でいう「ライフワーク・ストーリー」を毎日見つめ直していました。
自分がワクワクする文章になるように毎日書き直し、それを実現している自分をイメージ(瞑想)していたんですね。
ほんと、毎日。

それを少なくても半年~8か月くらい続けていました。

その間に「自分は何がしたいのか?ほんとうにそれがしたいのか?ほんとうにやりたいことは何なんだ?それにワクワクしているのか?」という問いかけを毎日していたわけです。

そこからだいぶ変わったと思います。

当時所属していた会社を辞めて独立することを選びましたし、本を立て続けに執筆できるようになりましたし、全国を飛び回ってセミナーができるようになりましたし。

今はその先に進んでいますね。

お弟子さん制度という育成システムをスタートさせたり、大阪にも拠点を作ろうとしていたり、美味しいお店と次々出会ったり。

先日の神楽坂のグループセッションはまさにそんな思いを体現させたような幸せな時間でした。
美味しい和食と日本酒を頂き、参加者それぞれの現状をお聞きし、しゃべりたいことをしゃべり、あっという間に予定をオーバーして3時間半が過ぎていました。
私的にすごく充実した時間でしたが、これが私の仕事のひとつなんです。最高ですやん?(笑)

また、私が出した数冊の本をベースにしたコミック&エッセイ本の企画があるんです。
私が書いた文章を元にマンガが描かれるんですよ。すごくない?そんなこと、想像もしていませんでした。しかも、執筆はほとんどしなくてもいいそうです!(笑)

それは夢の続きみたいなものですが、その土台になっているのは5~6年前に毎日イメージして、毎日書き直していた「未来の私像」なのです。

「自分がほんとうにしたいことは何?どう生きたいの?何にワクワクしているの?」

それを文章化したものがライフワーク・ストーリーと私が呼んでいるものですが、もし良かったら皆さんもやってみてください。

朝起きて一番に、通勤の電車の中で、スマホ片手に毎日できることです。

そうして、自分がほんとうにやりたいことに意識が向いていくと、それは自分軸になり、自己肯定感をあげることになり、ライフワークを実現していく道が拓けていくと思うのです。

ライフワークストーリーは本の中でも紹介しているし、長いので割愛して別のデータをお見せします。
過去のデータを漁っていたら、2014/12/22に書いたらしい「願い事」が出てきました。

***

書籍の執筆依頼が年四冊のペースで次々やって来る。

講演会やセミナーの依頼が毎日やって来る。

家族みんなが元気で、笑顔で、毎日楽しんでる。

仕事で、家族で、仲間で、毎月旅してる!

女性ファッション誌に連載を4本持っている→定期的に書籍化。

ラジオに定期的に出演する。

***

ファッション誌の連載はまだ来てないですが(笑)、その他はどうでしょう?
4年前には全然現実的ではなかったことが、今は「ふつうのこと」になっちゃっています。

当時は新月のたびにちょくちょくこんな「願い事」を書いていたのですが、ドキッとすることが実現していたりして改めて驚きました。
記録を残しておくことは重要ですね(笑)

「自分がやりたいこと、好きなことに意識を集中していくとどんどん無駄が削がれて楽しくなってくるよ!でもね、まだまだやりたいことはどんどん出てくるのよ!」というお話でした。

参考になりましたら幸いです。

★そんな私の体験をベースにライフワークの見つけ方、ストーリーの描き方、実現の仕方を書いた本。

「つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法」(あさ出版)

★ライフワークにつながる「自分を取り戻す」ための2日間セミナー。

3/9,10 神戸・北野リトリートセミナー
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/28183

★毎週月曜日はオンラインスクール!

登録はこちらから!!
https://www.mag2.com/m/0001677732.html


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