「変わりたいけど変われない」を乗り越える3つの提案。



「今のままじゃダメだと思っているけれど、なかなか自分を変えることができない」というお話をよくお伺いしている根本です。

「そのうち、その気になるから、それを待ってたらいいんじゃない?そもそも、私のクライアントさんには『動かない妻たち』というシリーズ物もあって、、、」

「いや、それは前にもお聞きしました!けど、早く変わりたいんです!」

というやり取りもよくあります(笑)

今の状況がしんどくて、苦しくて、という場合はなかなか喫緊のテーマですが、そうでなくても、「今の状況を変えたい」「自分を変えたい」という方も多いと思います。

なぜ、変われないのか?ということについては、ほんとカウンセラー人生と同じ年月だけ考えてきたと言っても過言ではないので、色々とお話しできるネタはあります。

ただ、そうして色々な人とお会いしてきた中で、

「その気になったら変われるから、それを待っててもいいよ」

という提案に結びついていることも事実です。

「変わらなきゃ」には「自己否定=今の自分ではダメだ」という意味を伴うことが多いと思いません?

自分を否定して、自分に鞭を打って、それで走りだそうとしても、やっぱりしんどいだけなんです。

「変わりたいけれど、変わりたくない」と思う裏にはいくつかの原因がよく挙げられます。

「勇気がない。怖い。」
「自信がない。」
「その先がどうなるか分からない。」

どうでしょうか?皆さんも心当たりがありますでしょうか?

新しいことにチャレンジすることが日常的になっている人や、常に変化の中で生きてきた人たち(要するに不安定な日常を送っている)にとっては、怖いのも、自信がないのも、どうなるか分からないのも当たり前になっています。

だって、新しいことにチャレンジするんだから、その先どうなるかなんて実際やってみないと分からないわけですし、初めてのことをするんだったら自信がないのは当たり前ですし、チャレンジするってことは「怖れ」と同義語だから、そんなのはふつうのことだし、と考えるのかもしれません。
チャレンジに慣れている人は、怖くないことはしない!くらいの人もいます。

だから、「変わりたいけれど、変われない」とおっしゃる方は、そういう意味で初心者マークであることを忘れてはいけません。

30歳でも、40歳でも、それが初めての経験であれば、初心者マークです。

だから、怖くて、自信がなくて、その先がどうなるか分からなくて不安になるのは、当然のことなんです。ふつうです。
逆に、その怖れがなかったらヤバいです。(無茶しやすいから)

でも、その怖れが強すぎて変化できないならば、いつまで経っても動けません。
もちろん、その間に自己嫌悪はどんどん増していきますよね???

私はよく3つの提案をしています。

(1)その怖れの谷を飛び越えちゃうくらい素敵な未来を描く

(2)情報収集により理論武装して怖れや不安をやり込める

(3)仲間を募る

ちょっとカウンセラーらしくない発言が混じっているでしょ?(笑)

まずは(1)。ヴィジョンって言います。ワクワクすること、ときめくこと。

あなたが変化したいと思う先の姿をありありと思い浮かべるのです。
そして、ヨダレが出るくらい、その姿にワクワクします。
それくらいヴィジョンに意識向けます。

「変わりたい」と思うということは、「変わった先の姿」を見ているということです。
その姿が当然魅力的だから、「変わりたい」と思うんですよね?

※自己否定や犠牲、取引などの原因、目的から変わろうとすることはお勧めしないです。しんどいだけですからね。

その先に見える輝けるヴィジョン(=未来の自分の姿)をどんどんリアルに感じていくんです。
そんな時、人間の想像力はほんとうに役に立ちます。
皆さんがふだん無駄に使っている妄想力を活かすチャンスですね!(笑)

その怖れの谷を思わず飛び越えてしまうくらいのパワーがヴィジョンにはあります。

そして、このヴィジョンを描くことが「自分をその気にさせる方法」となるんですよ。

変わりたい自分をありありと描き、そうなった自分を想像しってワクワクしながら今日一日を過ごしてみる・・・。

これ、難しいように思われるかもしれませんが、皆さん、日常でやってらっしゃるんですよ。
「来週はハワイだぁ・・・」「○○のライブまであと〇日~」というのと同じです。

「わあ、こんな自分になっちゃうんだぁ。ぐふふふふ」という奴です。

また、自分がどう変わるのかをイメージしたら、どうしてそう変わるのか?どうしてそういう自分になるのか?という根拠(理由、モチベーション)をより意識するのも大事ですね。

「あなたはなぜ変わりたいの?」という質問に胸を張って前向きな言葉を使って即答できるようになれば、もう怖れも不安もだいぶ消し飛んでいるんじゃないでしょうか。

(2)については、方法がたくさんあるので「情報収集」と言ってしまいました。
私たちは未知なるものへの怖れを持ちます。これは動物としての本能ですよね。
だから、それは自然現象で、何も悪いものではありません。

しかし、それでは身動きが取れなくなってしまいますね。

で、どうするか?情報収集です。

あなたが変わりたい姿に近い人を探します。
同じことをやってきた人を探します。
自分がなりたい人を探します。

今の時代、「人類初!」のことを体験するのって相当難しいと思います。
それに、皆さんもそれを求めてるわけではないでしょう?

ということは、誰かがすでにやっていることを、あなたもこれからチャレンジしようとしている、ということなのです。

そして、そんな人を見つけようと思えばGoogle先生を始め、SNSや様々な方法で探せることを皆さんはもう知っています。

自分の少し先を歩いている人をそこで見つけることができれば、その人から学ぶことができます。

よくブログでも「人に会いに行く」ということをお勧めしてますけれど、要するに、それが情報収集ということなのです。

これを徹底してみようと思ってください。
「大丈夫」な気がしてきますから。

初めて訪れる国に旅行するとき、不安だし、怖れもあるけれど、今はネットなどで情報が取れるでしょう?
それで写真を見たり、注意事項を見たり、現地の人のブログを読んだりしていると、だんだん安心して来ません?
しかも、現地在住の人をフォローしたらつながりが生まれて会話ができて、街を案内してもらえることになったとしたら、不安どころか楽しみの方が増えるでしょう?

それと同じことなんです。

(3)私は職業柄、人の力をものすごく信じているんです。
一人で頑張るのもいいけれど、誰かの力が借りられたらもっといいですよね。

自分が変わることを周りに宣言してもいいし、一緒に伴走してもらってもいいし、応援してもらってもいいし、何でもいいです。

それが仲間作りという意味で、私のライフワークセミナーでも必須の項目です。

時には背中を押してくれる(蹴とばしてくれる?)存在であり、時には励ましてくれる存在でありますが、何よりも、あなたが「彼らのために」と思えることが大事です。

自分を助けてくれるヘルプセンターみたいな存在も必要だけど、そんなメンバーばかりでは甘えちゃいませんか?

仲間作りの最大のメリットは「こいつらを喜ばせたい!感動させたい!」という「与える」モチベ―ションが生まれることです。

「変わりたいけれど、変われない」という方は、この3つのプロセスをより意識してみてはいかがでしょうか?

「その気」になったり、モチベーションが湧いて来たり、早く変わりたくてワクワクしてきたりするようになります。
そして、一度、味を占めると、それが日常になって、刺激的で楽しい(そう、好きな国に旅をしているような)毎日を創造できるようになるのです。

★そんな考えに基づいて描くライフワーク本

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