うまく行かないのは「やり方」を盲目的に採用しようとするから!?



私たちはついハウツーを求めてしまうものです。
つまり、「やり方」を探していくのですね。

で、世に紹介されているやり方~ダイエットでも、売り上げの上げ方でも、資産運用の方法でも、恋がうまくいく方法~というのは、もちろん、効果があるからこそ宣伝されているものがほとんどなわけです。

ところが、実際はそのやり方を採り入れたのに全然うまく行かない、ということが出て来て、「そのやり方は間違ってるんじゃないか?」と思ったり、「自分が上手くできていないからダメなんだ」と自己否定したりするのです。

そうして、また次のやり方を探していく、、、という状態になるんですね。

まるでジプシーのように、様々なやり方をあれこれ試してみるんです。
そのうち「このやり方もきっとダメなんだろうなあ~」と思うようになります。

そもそもなんでやり方(ハウツー)ばかりを探すようになるのか?というと、実は「不安」が強いからなのですが、それ以上に「自信がない」「自己肯定感が低い」という背景が影響を及ぼしています。

自分に自信がないから不安になり、誰かが「いいよ!」って言ってるやり方に飛びついてしまうのです。

そして、そのやり方に飛びついてしまうのは、いわば「不安の解消」を目的にしているためで、そのやり方を得た瞬間に「これで大丈夫だ」と不安が解消されてしまったら、モチベーションは下がってしまいます。

また、そもそも自信がなく、自己肯定感も低いために、そのやり方を採り入れたとしても「これで大丈夫なのか?」という不安と疑いがむくむくと湧き上がってくるようになります。

つまり、「自信のなさ」と「不安」がある上に、「これならうまく行くってAさんが言ってた!」という「やり方」という蓋を載せている状態になるんですね。
一時的に不安は解消されたように見えて、実は蓋をしているだけですから、なくなってはいないのです。

そうするとかつてあった「どうしたらいいのか分からない」という不安は、「このやり方でうまく行くのか分からない」という不安に姿を変えるのです。

つまり、「本当にダイエットに成功したいのか?それとも、痩せなきゃヤバいという不安を解消したいのか?どっちなの???」というわけです。

そうして、その不安がずっとついて回るので、様々な「やり方」をとっかえひっかえするようになって、結局は目的が果たせなくなったり、常に迷いの中に留まってしまうようになるのです。

そこでカギとなるのは毎度おなじみの「自分軸」なのです。

自信がなく、不安が強いときは、「外」に解決方法を求めて、様々な「やり方」を試そうとするのですが、答えは「内」にあるんです。

つまり、それが自分軸です。

「このやり方を採り入れたら必ずうまく行くはずだ」というのは、不安や自信のなさ、自己肯定感の低さに振り回されている「他人軸」という状態です。

そもそもそのやり方が自分に合うのか?
そのやり方を採り入れることに自分は納得しているのか?
そのやり方は自分がワクワクすることなのか?好きなのか?

その検証が必要なのです。

例えば、私も経営者の仲間や金融系のお仕事をされてる方から、資産運用とか投資の話を頂きます。
お金は大好きですし、もっと増えたら安心感も増えるので「いいなあ」と思うんです。
ところが、資料を手に取る気にもなれず、言われたサイトを開いてみても読み流すだけで、そもそも興味がないんですね、今の私は。

そんな状態で言われるがままに投資をしたとしても、全然楽しくないと思います。
うまく行ったらラッキーですけど、そうじゃなかったら「なんであんなことしちゃったんだろう?」って後悔するでしょう。

たぶん、今の私はそれを必要としていないし、たぶん、自分に合わないんだろうと思います。
だから、お金がもっと欲しいな~と思っても、その「やり方」を採用しようとは思わないのです。そもそも数字が苦手ですし。理系なのに、経営者なのに(笑)

※もちろん、資産運用や投資を否定する話ではありません。個人の好みの問題です。

例えば、ダイエットの方法にしても、「効率的に稼ぐ方法」にしても、自分に合わないものを採り入れたら楽しくないし、しんどいだけかもしれません。

今度、お弟子さん制度を作って、カウンセラーの育成をしようとしているのですが、カウンセラーと言ってもその人それぞれの個性があり、価値観があるわけですから、「このやり方をしなさい!」と押し付けることはしません。

「私はこのやり方でやってるので、参考にしてください」という程度です。
もっと言えば「私はこのやり方が合うんですけど、それを参考にして、自分に合うやり方にどんどんアレンジしてください」ということをお願いする予定です。

正解なんてないと言えばないし、あるとすればそれは1つではありません。

しかし、そうした自分軸に基づいた検証作業を飛ばしてしまうと、ただ人が言っているやり方を盲目的に採り入れて、自分に合うかどうか分からないまま、自分に合うやり方にアレンジすることもしないまま、不安や疑いの気持ちを持つようになると思うのです。
そうすると、たぶん、うまく行かないのです。

だから、まずは「私はどうなんだ?私はどうしたいんだ?」という「自分軸」に立ち返る必要があるんです。

そして、同時に「自己肯定感」をあげて、自分らしく振る舞えるように「内」を変えていくことをいつもお勧めしているんです。

「やり方」を学ぶことが悪いとは思いません。
それは素晴らしいことですし、私もセミナーでは「やり方」をお伝えしています。

しかし、それだけではなかなかうまく行かないんじゃないかなあ?といつも思うんですね。

私もセミナーに参加するときは、そういう意識で捉えるようにしています。
ある先生の話を聴き、ああ、素晴らしいな~と感銘を受けることも多いのですが、その先生がおっしゃっている内容について、すべてを採り入れようとは思いません。

「その考え方はとてもいいな。ぜひ、採り入れよう」と思うこともあれば、「そのやり方は自分には合わないかなあ」と思うこともあります。

例えば、ある成功者はその著作の中で「公私をきちんと分けるべき」という話をされていました。
きっとそのやり方が彼には合うんだと思います。

しかし、私はできるだけ「公私の境目をなくしたい」と思う人です。
その方が「快」だからです。

その方の成功法則はその方にとっての成功法則であって、私に当てはまるかどうかなんて分かりません。

でも、私もまだまだ自己肯定感が低く、自分軸が確立されていない頃は、そうした本を読むたびに、そのやり方だけを盲目的に採り入れようとしていました。
そして、その方が推奨するやり方でうまく行かなかったときに「ああ、やっぱり自分はダメなんだ」と自己否定していたのです。

つまり、かつての私はそうした本やセミナーでのお話を「マニュアル」として聞いてしまっていたんですね。
でも、実際は「参考資料」であるはずです。
「俺はこういうやり方をしてうまく行ったんだ」ということを教えて下さっているわけですから。

それを参考に、自分なりのやり方を確立する(創造する)ことが大切なんです。

そのためにはやはり自分軸と自己肯定感が大切です。

「私はそのやり方をどう感じているのだろう?」と一旦、そのやり方を自分に当てはめてみるんです。

その際「うーん・・・それは不快だなあ」と思ったら、継続もできませんし、また、うまく行く確率も低くなってしまうと思います。

もちろん、自分に合うやり方を構築するにはそれなりの経験だったり、知識だったりも必要かもしれません。
しかし、鵜呑みにしてしまうよりは、一旦、持ち帰って自分の中で検証してみる作業は必須だと思います。

自分に合っている方法と言うのは「感情」が教えてくれます。
「ワクワクする」
「好き!」
「やりたい!」
という思いが出てくるのです。

そして、それはその本を読んだり、セミナーを受けたりしている最中や直後だけでなく、何日も続くものです。

セミナー講師をされたり、本を書かれるような方はとても魅力的な人が多く、また、言葉にもインパクトがあり、自信もある方がほとんどなので、その話を聴いた瞬間は「これいい!すげーワクワクする!」って思うものです。

しかし、その一時的な感情に騙されてはいけません(笑)

しばらく自分の中で寝かせてそのワクワクが継続するかどうかをチェックすることがとても大事だと思うのです。

まあ、こういう話をすると、セミナーをしていて、本を書いている自分の首を絞めているのではないか?と思っちゃうんですけど・・・(笑)

そして、この流れで本やセミナーの紹介をするのは最早ステマとは言えないんじゃないかと思うのですが・・・。

自己肯定感をあげる本

>「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)

自分軸での人間関係を学ぶ本

>「敏感すぎるあなたが人付き合いで疲れない方法」(フォレスト出版)

自分らしいライフワークを見つける本

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