*
ああ言えばこう言う某カウンセラーは、今までも大人だったけれど、敢えて、子どもを演じて来ただけなんじゃないの?なんて言ってしまうんです。
元も子もねーじゃねーか!という思いを感じつつ(笑)お読みください。
*
新しいゾーンに入り、見えない未来が不安なのでご相談させてください。
私は母親の精神的ネグレクトに遭い、超確執を機に超自立に入りましたが、心理学を学び「確執のあるまま死なれては困る(本当は大好きなだから繋がりたい)」の信念のもと実家に戻り、和解をし親密感を得て、ここまでしていいのかという程、父親を含め盛大に甘え倒したあと、改めて家をでました。
その後ライフワークの解放、初めて彼氏に甘え倒して潰してしまう経験(私側からのイメージですが)、仕事での燃え尽きから相互依存への進化、嫌なことにNOと言う訓練を経て、ふと、おりてきた言葉があります。
子供の立ち位置を出よう。
子供時代に全く甘えられていなかったので、親に対して同等の位置に行くのは強い抵抗がありました。
でも今は、そこにいることが、すっかり大人なのに無邪気すぎる違和感を生み、未だにパートナーシップでセクシャリティに移行できない(きゃっきゃする女子程度)し、パートナーを包み込めないなど、いま認識している問題の原因ではないかと思いました。
子供の立ち位置を出ます。
大好きな親を、今度は私が癒せる私になります。
なんだか泣けてきちゃう。
子供の位置にいるのは幸せだったから。
でも幸せだと思うように、なれたんだなあとも思います。
こんな私は、大人の立ち位置に行くことで、どんな私になりますか?
どんな世界を見るようになりますか?
良い道だと思いつつ、知らない世界すぎて怖いので、ちょっとビジョンを見せていただきたいなと思い、メールしました。
念のため記載しますが、元二刀流の超武闘派女子です。というか武士です(*´∀`*)よろしくお願いします。
(Kさん)
お!素晴らしい決断、そして、勇気、そして、チャレンジですね~
そもそも、ここまでやってこられたプロセスもさすがは武闘派というか、さすがですね。
なかなかできないことですよ。
自分、すっげー!めっちゃすんげー!!って盛大に褒め倒して頂きたいものです。
いや、ほんと、すごいです。
しかも、幸せを感じられるくらいになったんですものね・・・凄すぎますわ。
ぜひ、盛大なる祝賀パーティを催して頂きたいものです。
>子供時代に全く甘えられていなかったので、親に対して同等の位置に行くのは強い抵抗がありました。
そりゃ、そうですよねー。
親と同じ目線に至るのはものすごい抵抗が出てくるでしょう。
まだまだ甘えたりない、まだまだ許せない、みたいな思いもあるかもしれません。
だからこそ、
>子供の立ち位置を出ます。
と高らかと宣戦布告、あ、違う、選手宣誓できるKさんは素晴らしいのです。
そして、嫌なことを言えば、その宣言をした瞬間にすでにKさんは大人の世界にいるのです。
そう、出ます、と言えば、出られちゃうのが心の世界です。
要するに覚悟、要するにコミットメント。
物理的世界は時間という概念が存在しますが、心の世界にそのような軸は存在しないので、瞬間的に大人になっちゃうんです。
・・・というか、もうすでに大人なので、「あ、あたし、大人だったわ。胸も(ちっちゃいけど)膨らんでるし、あら、アンダーヘアも生えてるわ」ということに気付くだけでいいのです。
※筆者は時々筆が滑ることがあり、決して悪意はございませんので、暴動等を起こすのは待って頂けたら幸いです。
つまり、「あたしはもう大人なんだ」と思えばよいだけです。
そしたら、自然と見える世界は変わります。
大人の立ち位置にいくとどうなるか?と問われれば、今、見えてる世界が大人の立ち位置から眺める世界なんですよ、ということになります。
禅問答みたいでしょう?
カウンセラーってああ言えばこう言う生き物なんです(笑)
例えば、大人の立ち位置に行けば、
ちゃんと自立して誰にも迷惑かけずに生きられるようになるのか?というと、そうでもないし、、、
感情的にならずに人の話をきちんと聞けるようになるか?というと、そうでもないし、
誰かに甘えたい、誰かにそばにいて欲しいって気持ちがなくなるか?というと、そうでもないし、
理性的に行動できるのか?というと、そうでもないし、
自由に好きなことをして生きられるようになるのか?というと、そうでもないし、
対等なパートナーシップを築けるようになるのか?というと、そうでもないんです。
相変わらず葛藤するし、バカなこともするし、感情に振り回されるし、しょうもないことで傷ついたりするし、うまく行って調子に乗ることもあるし、彼に甘えて重たいと言われることもあるんです。
じゃあ、子どもと何が違うのか?というと、大人という自覚があるかどうか?だけなのかもしれません。
それが大人だもん、という開き直りと言ってもいいかもしれません(笑)
Kさんが子どもの立ち位置を出る、と決めた瞬間に、もう大人なんです。
逆に言えば、今まで「子どものふり」をしてきただけで、その演技をもう辞める、ということが、「子どもの立ち位置を出る」という宣言なのです。
*
最近、書いた記憶があるのですが、どこに書いたのか?セッションやセミナーでしゃべったのか記憶にないので、またお話しするのですが、お母さんとの癒着を手放す、という時に、「お母さんが私にしがみついていたんじゃなくて、私がお母さんに執着していたんだ」ということに気付く人が続出しております。
言い方を変えると「お母さんが私を必要としていたんじゃなくて、私がお母さんを必要としていて離さなかったんだ」ということです。
Kさんもそんな体験をされたかもしれませんね。
なので、子どもの立ち位置を離れることを決意するのも、もしかしたら、すでに大人になっているKさんが、自分をそうと認められなかったので、敢えて、子どものふりをしてきただけなんじゃないのか?と言えるんです。
つまり、大人の立ち位置になっても見える世界は今までと同じです。
ただ、自分が大人である、という自覚があるかないかの違いだけなのです。
「え?それでいいの?」って思われるかもしれませんよね。
それでいいんです。
とはいえ、現実的にはその自覚がある(その宣言をした)と、見える世界はほんとうに変わってくると思います。
何よりも楽になると思います。
俳優・女優さんの世界ではよくありますよね。
「実年齢は28歳なのに、高校生の役を依頼された」というケース。
きっと台本に則って彼は必死に18歳の高校生を演じるでしょう。
そのドラマの中では18歳だけど、その役を降りれば28歳です。
何も変わりません。
それとよく似た感じなのかもしれません。
*
甘え足りなくて、全然、親を頼れなくて子ども役を演じて来たKさん。
それは自分のためであると同時に、もしかすると、ちゃんと親役ができなかったお母さんのためにやってきたことなのかもしれません。
でも、いい大人になって子ども役をやるには似合わなくなったことに気が付いたKさん。
だから、またその役の依頼が来てもきっと断ることができるでしょう。
「なんぼ、お母ちゃんが子どもの役は私しかいないって言われても、あたし、けっこういい年なんだから」と。
*
なんだ、私、もう大人だったんだ、と思うだけで大丈夫だと思います。
そして、その感情、思考、行動を「これが大人なのね」と思ってあげればいいと思います。
そんな大人に期待したら疲れるだけですし(笑)
そんな大人たちが集まって自分の人生を見つめ直すセミナーはこちら。
↓
沖縄:11/10,11 沖縄リトリートセミナー