今を生きれば過去は取り戻せる


今月からPCCというカッコつけた名前の個人セッション・コースを始めました。
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/24388

個人セッションでは特に今までのことを振り返る機会が増えるのですが、そこで時々出てくるのが、

「過去への後悔」

というもの。

「あの時、こうしておけばよかった。」
「あそこで、こうしていれば違ったのかもしれない。」
「もっとこうすれば、ああはならなかったかもしれないのに。」

仕事でも、結婚でも、恋愛でも、親子関係でも色々なところに付きまとうものです。

皆さんも「あの時に戻れたら」という思いを感じられたこと、一度や二度じゃないと思いますが、いかがでしょうか?

私は「過去に起きたことはすべてその時の自分にとってベストを尽くした結果」と考えています。

「今の」自分から思えば、「あの時」こうしておけばよかった、と思うのですが、それは「今の」自分が「あの時」よりも「その経験」を通じて成長したからだと思うのです。

その当時の自分としては案外ベストな選択をしたと思うんです。

例えば、こんなケースで考えてみましょう。

「あの時、素直に謝っておけば彼とあんな険悪な空気にならなかったかもしれない」

今の自分からすれば、確かにそうかもしれません。
しかし、そのときあなたは険悪な空気になったことを反省し、どうすればよかったのか?を自分なりに考え、「素直に謝ればよかった」という結論を出したのですね。

そして、その結果を招いた自分を“責める”ために「素直に謝っておけば良かったのに、それが出来なかった自分なんてサイテーだ!」と思い込むのです。

でも、よくよく観察してみれば、その時の私は素直に謝れる気分、状況だったのでしょうか?
仮に「ここで素直に謝ればいい」と気付いていたとしても、それができる状態だったのでしょうか?

たぶん、Noです。

素直になればいいと仮に分かっていても、それができなかったのが「私」なんです。

そう、ここで自己肯定感を発動するわけです。

よく「もっと早く根本さんや心理学を知っておけばよかった」とおっしゃる方がいらっしゃるわけですが、私は「その時にブログで僕を見つけても、きっと『なんだ、この訳の分からんこと言うてる奴は』と一蹴してたはずよ」って答えます。

出会う機会はきっと当時もあったのだけど、その時のあなたと根本先生は合わなかったんじゃないの?と思うのです。

だから、後悔するってことは、それだけ自分が成長している証として私は捉えているのです。

「ああ、それだけ視野が広がったのね~。それだけ成長したんやね~。良かったやないの」と主張するわけです。

まあ、もちろん、「自分を責めたい自分」としては「でも・・・でも・・・でもぉ・・・」ってなると思うんですが(笑)

でも、確かに過去は取り返せません。
あのとき自分から去っていった彼は戻ってこないし、あのとき失った契約はもう取り戻せないし、あのとき放った言葉は取り消せません。

(ほんとうに過去というものがあるのかどうか?というそもそも論もありますが、それはさておきます)

その後悔が大きいほど、私たちは「過去の住人」になってしまい、今を生きることができなくなります。
今日を生きているはずなのに、時計がその時で止まってしまっているのです。

自己肯定感をあげる一つのやり方に「今の自分にできることとできないことを区別する」があります。

「その過去、変えることはできますか?」

できないですよね。
だとすると、過去の住人になってしまって悔やんでいるときというのは、自分にはできないことを考えて悩んでるってことになるのです。

もちろん、それが悪いって話ではありません。
大きなショックに出会ったときは、時計を止めてその時の気分に浸ることも必要ですし、分かっていても抜け出せないことだって人生にはよく起こります。

しかし、もうそこを抜け出したい、と思うのであれば、「それは自分にはどうすることもできないことだ」と受け入れる(肯定する)ことが何よりも役立つと思うのです。

「それ、今の自分にどうこうできるものですか?」

そんな問いかけをしていただけたらな、と思うのです。
もし、抜け出したいのに、過去に引っ張られるとするならば、自分を責めたい、否定したい自分がいるのかもしれませんし、まだまだ未消化な感情が残っていて「鳴き足りない」「怒り足りてない」のかもしれません。

でも、当たり前だけど私たちは今にしか生きられないので、前を向く、というよりも、今を生きる、という意識に目を向けていくことをお勧めしたいのです。

「今、できることは何?」

それは歌を歌うことかもしれないし、大きく伸びをすることかもしれないし、友達にラインすることかもしれないし、メイクを直すことかもしれません。

今に意識を向けていくと、過去は過去として「今」から切り離されていきます。

そう、後悔というのは「過去と今が連続していると誤解している状態」から生まれます。

そして、どうせ今に意識を向けるならば、楽しいこと、嬉しいこと、自分が笑顔になれること、をしたいですよね。

「今できる、今の自分が笑顔になれることは何?」

それを見つけてやっていくだけで不思議と過去と今が切り離されていきます。

そして、話が一気に飛躍するようで実はそうでもないのですが、その試みはあなたをライフワークに導いてくれるようになります。

ほんと自分らしく生きることってシンプルなことじゃないかと思っているんです。

「今できる、今の自分が笑顔になれることは何?」

これを探してやってみる、もし、うまくいかなきゃ別のことを探してやってみる、この連続がライフワークに続くんですから。

これって自己肯定感に基づくライフワーク探しの基本形なんです。
そうして、自分らしさを取り戻していくと、だんだん気分が変わって行きます。
楽になったり、軽くなったり、笑顔になったり、自由を感じたり、やりたいことが見つかったり、楽しくなったりしていきます。

その時の自分はかつて後悔していたできごとをどう捉えているでしょう?

「あれはあれで必要な経験だったし、良かったことだと思う」

信じられるでしょうか?

でも、それは真実です。

そうすると、かつては後悔や絶望でしかなかったそのできごとが心理的に取り戻せているのです。

「あれは意味のある経験だった」
「だから私は成長できた」
「今の自分がいるのはあのできごとがあったお陰だ」

そんな風に感じられるようになっているのです。

今を生きれば過去は取り戻せる、というのは、そういうことだと思っているのです。

そんな風に自己肯定感をあげながら自分らしい人生を構築する方法を書いた本が間もなく発売になります。(そう、すでにお気付きの方も多いと思いますが、今日の記事は壮大なるステマなのです)

「つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法」(あさ出版)

どうぞ、よろしくお願いしますっっっ!!!!


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