どうして私は身近な人に興味や愛情が湧かないのでしょうか?



それは宇宙人だからです!笑
興味がないものはないですよね~。無理に持つのも変ですし。お葬式で泣く義務もありませんし。
ありのままの自分でいることを受け入れましょうね、というお話です。

根本さんこんにちは。
もし良ければネタにして頂きたい悩みがあります。

私は保育園児の頃から「なんかみんな私とは違うなあ…なんかつまんないなあ…」と思いながら生きていて、でもいつかは普通の人みたいに人を好きになったり人と楽しくお喋りしたりできるはず!と未来に希望を持って生きて来たのですが、何も変わらないまま大人になってしまいました。

友達は常にいたのですが、相手が私のことが好きで私の邪魔をせずにいてくれるからなんとなく一緒にいるだけで、誰かのお葬式で泣く自信がありません。
好きな芸能人や尊敬するアーティストは個人として認識できるのですが、私から見て面白い!と思えるところがない人は、代わりはいくらでもいるしなぁ…と思ってしまって興味や愛着が湧かないのです。

それでも人並みに誰か身近にいる人を愛してみたい他人と楽しく過ごしてみたい…と思って、
ちょうど友人の男性から告白されたので人と人が関わることってこういうことなのかな…嫌いなわけでも無いし大切にすれば愛情が湧くのかもしれない…と思って付き合ったこともあるのですが、上手くいかず2ヶ月ほどで別れてしまいました。

今でもたまに軽い気持ちで交際を受け入れてしまって申し訳なかったなと思います。

今までの人生でこの人と話してると関わってると楽しい!と思えたことがありません。
どうして私は身近な人に興味や愛情が湧かないのでしょうか?
他人と楽しく過ごしてみたいです。
(Rさん)

>どうして私は身近な人に興味や愛情が湧かないのでしょうか?

まあ、興味が湧かないんだからしょうがないよね???
湧かないものを無理に湧かすってのも変だしね。

そう思いません?

・・・ていうと、それで話が終わっちゃうんで、もう少し引き伸ばしてみたいと思います!

私も、海外とかも行ってみたいなあ、と思うんですよね。
でも、飛行機乗ってる時間長いし、別にそこまで興味があるわけじゃないしなあ、と思って、あまり積極的になれないんですよね。

そういうときって実際、行動しないじゃない?
行ってみてよかったなあ、と思うから行ってみたとしても、まあ、よかったのは良かったけど・・・みたいな結論に終わることも多いじゃない?

つまり、Rさんにとって「人と関わること」ってのは、「興味は多少あるけれど、そんなにワクワクするようなできごとではない」程度のものなのですな。

ところが、周りの人を見たり、「これが正解!」みたいな雑誌、ブログなどを見るにつけ、なんか自分がおかしいような、間違っているような、そんな感じがするんだろうと思います。

皆さんはディズニーランドとかUSJとか好きですか?
どうせディズニーランドに行くなら、朝早くから並んで開門と同時にファーストパスをゲットして、それで○○に行って、そこから○○でご飯食べて、○○で・・・ってタイプですか?
それとも、適当な時間にフラッと行って、「え?120分待ち?じゃあ、やめとこかー」って園内をぶらぶらして、適当に楽しんで帰るタイプ?

私は断然後者なんですけど、それもまた好みであり、また、生き方であり、価値観なんですよね。

「人との関わり」とか「この人生」というアトラクションに遊びに来てる我々、という目で見れば、「人とがっつり関わることが目的!」という人もいれば、「ふらふらとどんなところなんかを見に来てる」という人もいれば、「人よりも動物や植物に興味があって見に来た」という人もいれば、様々なんですよね。

だから、人と楽しく絡んでみたいなあ、とRさんが望んだとしても、そんなに人に興味がないんだったら、「ま、いいか」程度なものなのかもしれません。

「周りの人と違うなあ、みんなと同じものに興味が持てないし、私、おかしいのかなあ?」と感じてる人もこのブログを読んで下さってると思います。

私もそう思ってきたんですけど、うちの親は「人と違うことをしてナンボ!人と違うなんて最高やん!」というタイプだったので、むしろ、それを喜ばしいことと捉えていました。
だから、周りの人が右に行くなら、僕は左に行く、みたいな捻くれたところも含めて、人と違うことを望んでましたね。まあ、だから、今このようなふつうの人とは違う仕事ができる(それしかできない)のかもしれませんが。

で、そう思っている方々からもよくご相談を頂くんですけど、

「まあ、宇宙人だもんね」

で、話をまとめようとする傾向にあります。

「人に興味が持てないんですよね・・・」
「宇宙人だもんね」

「みんなと違うような気がしてて・・・」
「宇宙人だもんね」

「ほんとはもっと自分から人に関わった方がいいのかもしれないんですけど、あまり気が乗らなくて・・・」
「宇宙人だもんね」

「私、周りから浮いてるような気がするんですよね・・・」
「宇宙人だもんね」

「まだ、地球に慣れてないっていうか、とりあえず様子見に来た程度なんかもしれないよねー。だからそれでいいんじゃないの?興味ないもの、しょうがないじゃん」なんて言いながらね。

それで、やっぱりこの質問に行き着くんですよね。

「でさー、Rさんは何に興味あるの?好きなこととかやってみたいことないの?」

お約束ですけど。。。

そのうち「根本さんのブログは『どうしたいの?』しか聞いてこないし、書いてない」という評判が立つかもしれません(笑)

本音で思ってること話してみましょうよ、って言うことも多いんです。

人と違う、ということに違和感や嫌悪感や否定的感情を持っていると、そのことを隠して、いかにも自分はふつうの人です、みたいな態度を取ってしまいます。

だから、今まで隠していた、内側の自分で話をしようよ、って提案をするのです。
「宇宙人だもんね」みたいな会話も、そうした外側の鎧を外す効果があるようで、だんだん時間が経つと面白い話をしてくれるものです。

すなわち、Rさんが見てる世界。
それが正解なんです。

自分が感じている、その気持ちに素直になるだけでいいんです。
それを思考を使って評価しなくてもいいんです。
ただそのままにいらっしゃればいいんです。

「昔から私、人に興味がなくて、猫とか小鳥とか動物が好きで、いっそのこと猫として生まれて来たかったと思ってたの。家にいる猫と遊ぶ方が長かったし、なんか猫とは気持ちが通じ合えると思っていたし。
お花とかも昔から好きで、こんなこと言うと変に思われるからあまり人には言わないんだけど、お花が話しかけてくれるような気がするんですよね。
だから、小学生の頃は友達と遊ぶよりも花壇のお花とおしゃべりしてる時間が長くて、通信簿に変わった習性があります、みたいなこと書かれてました。」

「私、なんか人の気持ちというか、相手の人が何を考えてるのかがちょっと分かるところがあるみたいで、周りの人が言ってることと思ってることが違うって子どもの頃からすごく感じていて、だから、私、人間不信なんです。
それで、あまり外に出なくなって自分の世界で遊ぶようになって、小説とか絵とかを一人で黙々と書いていました。
周りからはすごく暗い子って思われていたと思います。」

そんな話もちょくちょく聞くんですね。
で、面白いじゃないですかー、そういう方々の世界って。

だから、ふーんとかへえ、とか、それって冥王星方面?とか、パラレルワールド的なもんかなあ?とか、猫族だもんねえ、とか、ああ、そういうのって火星人に多いらしい、とか、私もワクワクしながら聴かせてもらうわけです。

そもそもRさんのような人とは違う感性を持つ人ってのは、宇宙人じゃなくても、天才とか、芸術家とか、そういうタイプに多いので、自己表現を始めると、すっごく面白い世界観が描かれて楽しいんですよね。

「人と深く交わるってどういうことか知りたくて、告白してくれた人とちょっと付き合ってみたんだけど、やっぱり私にはよく分からなかったわー」という実験をするくらいですからねえ(^^)
どんな世界で遊んでるのか、とても興味があるわけです。

絵、小説、写真、映画(動画)、書、音楽、、、何でもいいので、自分を表現するツールができたらいいですよね~(すでにブログとかあったりしてね。)

Rさんはそんな私でもうまく人と付き合う方法を聞きたくてリクエストしてくれたのかもしれませんけど(笑)、全然、そんな話してませんでしたね~。

人と比べてどうとか、興味はあるんだけど実際やる気まではないとか、そうやって気になっちゃうかもしれないけれど、基本としては、好きなこと、やりたいことをやっていきましょ、それでいいじゃん、というスタンスをお勧めしています。

人と違うんだったら、人と違う世界観があるので、それをぜひ楽しみながら、そこに興味を持ってくれる人を招いてあげればいいと思います。

まずは、自分。自分の好きなこと、やりたいことをやっていきましょう。
興味ないものはしゃあないやん、ということで。

ありのままの自分を受け入れる本。

「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)


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